Diversity & Inclusion Blog

Welcome to Diversity & Inclusion Blog.
ダイバーシティの推進を願い、より多くの意義ある活動や世界の情報を、より多くの人に届けるため発信していきます。
GEWELのメンバーや志を同じにする人たちから、日本や世界のダイバーシティ&インクルージョン情報をお届けします。
来た船には乗ろう

「WST女性のためのビジネスリーダーシップ塾」20150116開催
NPO法人GEWEL 代表理事 川合 昭子

2007年にスタートしたWomen's Summit Tokyo(WST)、第7回となる今回も「女性のためのビジネスリーダーシップ塾〜しなやかに、一歩前に〜」と題し、アサヒグループ本社ビルにて2015年1月16日に開催されました。

「企業で働く女性が活き活きとしなやかに働き続け、ビジネス成功のキーパーソンとして成長することを目指しその成長過程において一助となりたい」という精神のもと、リーダーとして期待される女性社員約65名が参加しての異業種交流研修会となりました。

個性的でしなやかなスピーカーの皆様から様々なリーダーシップスタイルを学び、共通点を知り、参加者同士も大いに語り合って、手応えのある一日となりました。異業種から集まった参加者同士のご縁を大切に交流を深め、前進していかれるに違いないと確信した一日でした。

主催企業は、アサヒグループホールディングス(株)、(株)NTTデータ、スリーエム ジャパン(株)、トランス・コスモス(株)、日本ヒューレット・パッカード(株)、(株)日立製作所の6社、GEWELは共催です。(一般募集なし)

【プログラム概要】
自己紹介とリーダーシップビンゴ
基調講演 福山知子氏/カルビー(株) 執行役員 中日本事業本部 本部長
パネルディスカッション(主催企業3社の女性管理職)
  吉田かほる氏/アサヒビール(株)
  青木千恵氏/(株)NTTデータ
  春日紅霞氏/(株)日立製作所
 モデレータ 渡辺綾氏/日本ヒューレット・パッカード(株)
グループディスカッション 

【基調講演】
ラフな服装で登壇された福山さん。「スーツにしようかとも考えましたが、普段の格好で来ることで皆さんに身近に感じていただけるようにと思って選びました」というお話に、自分達のために服装格好にも頭を悩ませしてくださったのかと、最初から参加者は心をつかまれました。
カルビーに入社された経緯や育休中に管理職になられたこと、今も短時間勤務で中日本全体の事業責任を持っておられること、仕事の仕方や考え方、ご経験やヒントなどをカルビーのビジョンや松本晃CEOのお話も交えてたくさん話していただきました。また参加者からの質問にも温かく回答やアドバイスをしていただきました。



お話を紹介しましょう。
私は「来た船には乗る」をモットーにしています。ダメだったら降ろしてもらう覚悟を持ち、船に乗るときには交渉します。わがままはダメですが、ミッションを実行大切にするためには交渉は大切です。

私自身が時短で仕事をできるようになると、メンバーもできるようになると思います。松本は、「早く来て、早く帰れ」そして「学べ」、「学んだら会社で実践せよ」、「組織は、分権化・簡素化・透明化せよ」と言っています。コミットメントとアカウンタビリティ(結果で評価)を明確にし、プロセスはメンバーが決めればよいのです。

トラブルがあれば遅くまで(といっても5時)会社に残ることもありますが、普通は午後4時に帰宅します。これは部長の皆さんのサポートがなければできません。感謝しています。また、夫とは3か月前からお互いのスケジュール調整をしています。例えば、今日は夫が子供の送り迎えをするなどです。

皆さんは、管理職になるかならないかを考えることがあるでしょうが、「知らないより知った方が良い」し、「見えないより見えた方が良い」のです。チャンスが来たらなった方が良いと思います。管理職になるときは上司にミッションを明確にしてもらいましょう。

仕事をするうえでは「圧倒的な実績を残す」ことを大切にしています。商品作りの乳母役(サポート役)に徹して一緒になってやってきて、「こいつに頼めば何か変わる」と信頼されるようになりました。「お客様である生活者については私が一番知っている」ということはリサーチ担当の12年間外さずに来ました。子育ては仕事にもプラスになっています。

【パネルディスカッション】
「先輩たちの様々なリーダーシップスタイルを学んで、自分のスタイルを見出すことが目的です。自分らしいリーダーシップスタイルを見出すヒントをいただき、自ら実践するための気づきと勇気を得ることがゴールです」とのモデレータの言葉で始まりました。



管理職になるときについての質問には、「ぽんと乗りました。若い頃正しいと信じ自分ならこうやると思ってもできなかったことができるのは嬉しかったです」、「見る範囲が広がり人間さまざま、自分の普通が他の人には違うこと、環境が変われば自分のやり方がうまく行かないこともあると身に染みた経験もあります。」
「課長になってみたら入る情報量が増える上に一目置かれ、外されることもなくなりました。結果として判断能力も高くなりました」
「やりたいことができるので嬉しくてわくわくしました。自分で企画し結果を出しますから、責任感とやりがいがありました。」

仕事とプライベートの両立についても伺いました。
「移動時間にメールを見ます」「家事サービスを頼んで時間を作ります」「皆共働きという環境で育ったので当たり前と思ってやっています。日本にはファミリーサポートもあるので、皆さんには勇気を持って続けてほしいです」、「介護は突然来ます。元気なうちに行く先どうしたいかなど聞いておくことが大切です。頼ることは大事ですし、専門家は(家族よりも)親切にやってくださいます」。

パネリストの皆さんはプライベートも充実していました。
「家では仕事を忘れ好きな事をやります」、「休暇では家族旅行などでバランスを取ります」、「週に1度のスポーツ」や「ピアノを気が済むまで」弾いたり、「教会でバザーのお手伝いをすると、80歳の方もいてコミュニケーション能力が上がり、仕事にも有益です」、「脳科学が好きなので関連の本を読みます」、「週に1回大泣きできる本や映画を見ます」、「お茶やお花では自分が一番下なのでこき使われるのが新鮮です」、「将来どういう世界になるかの本を読んでワクワクします」など。

女性であることについて意識させられることは余りなかったそうですが、「周りの男性を真似れば良いのかと最初やってみましたが、できなかったので自然体でいくことにしています。言い訳にしないことが大事です」とアドバイスをいただきました。

また、仕事をするうえでのアドバイスもいただきました。
「時間を作るためには、省く決断、しないと言う決断もポイントです」
「昇進する手前で一番働きました。長時間労働をした結果、自分のスタイルや状況判断に自信が生まれ要らないと言えるようになりました」
「3ヶ月文句言わずにやり、疑問をためて、来月からこうしたいと言いましょう」
「必死に働く時期に強みを作るようにします。自分を否定する必要はないですよ。時にはきた仕事をふり返す勇気を持って早め早めに上司に相談しましょう」
「無駄と思うならばやらないのも選択肢ですよ、困るなら言ってきますから」
「おもしろくても全部をやるとかえって成果があがりません。何かひとつにフォーカスすることが重要です。一番成果が出るもの、会社にメリットがあるものに優先順位をつけて実施します」



【グループディスカッション】 
福山さんのお話やパネルディスカッションで特に心に残った言葉を共有した後、お互いのリーダーシップ経験を披露しあい、自分自身のチャレンジを考え話し合い、グループメンバーでチャレンジの根幹を探りました。休憩の後は、マイビジョン・フィールドワークの進め方を具体的に話し合いました。大変活発で時には笑いも出て充実した時間となりました。

【最後に】
パネリストから参加者にメッセージをいただいて、研修を終えました。

色んなことを皆さん悩んでいるでしょう。たいがいの悩みはたいがいの人が同じように悩んでいるものです。また、近しい人には相談しにくいことが、利害関係がない方には相談しやすいということもありますから。今日できたネットワークを大切にしてフルに活用してください

皆さん真面目で頼もしいと感じました。若いときは悩んでもよいのです。夢中でやっているといつの間にか貯金になっているものなので、目の前のことにも真剣に取り組んでください。

たくましく感じました。皆さんは今でもリーダーシップを発揮できます。私の考える「ビジョン」は変わって良いものです。将来が変われば変わるし、違う明日を楽しみましょう。
以上

詳細レポートは、GEWELHPの賛助会員専用ページに記載しています。
賛助会員のお申し込みはこちら http://www.gewel.org/boshu.html
| Maki | D&Iイベント報告 | 20:31 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
<< February 2015 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ LINKS
+ PROFILE