Diversity & Inclusion Blog

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ダイバーシティの推進を願い、より多くの意義ある活動や世界の情報を、より多くの人に届けるため発信していきます。
GEWELのメンバーや志を同じにする人たちから、日本や世界のダイバーシティ&インクルージョン情報をお届けします。
一人ひとりがワーク・ライフ・チャレンジをしよう

アメリカ大統領オバマ氏のブログを読んで
佐々木真紀

“ワークライフバランス”は、世界中の働くすべての人々にとって悩ましい課題である。パリで開催されたGSWでも大きなトピックスとして話題になっていた。ITを有効に使って在宅ワークをしているわ、とか、逆に顔をみてのコミュニケーションをもっとしたいとか、家庭の時間が終わったあと、夜の時間を仕事にあててるわなど、企業トップマネジメントの女性たちの様々な工夫が語られていた。
そこでまとめられた「みんながワークライフバランスをとろうではなく、個々人がそれぞれのワークライフチャレンジをしよう」という言葉が私のお気に入りである。人によっても文化によっても、ライスステージによっても違う、さまざまなニーズと解決方法があるからだ。

女性の活躍がすすんでいるアメリカでも、ホワイトハウスで柔軟な働き方や休暇、基本的な賃金について議論されるほどホットな話題だ。
オバマ大統領が「柔軟性の高い勤務形態や家族休暇、保育制度、妥当な賃金は、贅沢なサービスではない、基本的ニーズである」というコメントをブログに発表した。
http://www.huffingtonpost.jp/barack-obama/family-friendly-workplace-policies-are-not-frills-_b_5538547.html?utm_hp_ref=workandlife
そこでは、「意欲も能力もある多くの人々がチャンスを目の前にしながら、家族を犠牲にしてしまうとためらうことがあってはならない。」と政府がアクションをとることを宣言している。

一方、日本でも女性の活躍推進のための目に見える動きが加速している。
5月27日のビジネスサミットで安倍首相のスピーチを直接聴く機会があった。
主な内容は
・女性の登用促進のため、環境整備を進めている。
・保育所の待機児童ゼロ、学童保育事業に大きな予算をつけている。
・ワークライフバランスが取れるように時間だけを重視した労働制度の見直しをすすめている。
・企業の女性登用の動きは投資家も注目している。
・一部の女性だけでなく、専業主婦も含めすべての女性が仕事もプライベートも輝ける社会にしていく。
などなど、数字も駆使し、金額も入れ、工夫したスピーチである。
本気さは伝わってきたが、どうも心は動かなかった。
会議では延長保育の時間をもっと長く、とか病児保育ができるように、という声が聞こえてきていた。
5月27日Women in Business Summitの安倍首相スピーチ
http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/actions/201405/27wibsummit.html


32歳のシングルマザーの友人は、保育所の延長保育の制度を利用している。
保育所は選ばなければ入れるらしく、不便で遠い保育所に預けている。待機児童があっても人気のないところは定員割れしてるのが現実という。
彼女はワークライフバランスではなく、ワーク最優先の生活で、意欲も能力も高いが、幼い子どもと二人でぎりぎりの暮らしをしている。

彼女に聞いてみた。「仕事を休めない、いっぱいいっぱいのとき、子供が病気になった。やっぱり病児保育があればいい、利用したいと考える?」。
すぐに「あればいいな、楽になると思う」と答えた。その後ちょっと考えてから「いやそれは違うかも」と打消してこう言った。「今も職場に迷惑がかかることを承知で、謝りながらも子どもとの時間を優先してる。これからも周りに理解してもらいながらそうしていきたい」。

職種や責任の重さによっても違うという意見があると思う。しかし、私たちが望むのは、低賃金のため若い母親が子供を夜遅くまで預けてダブルワークし、子供が病気になっても休むことが許されないような社会ではない。必要なのは、子供が病気のときこそ、一緒にいられるようにする施策だ。子どもたちが健康に安心して暮らし、親が子供にしなければいけないことを優先しても普通に生きていける社会だ。

安倍首相の話に心が動かなかった理由は、オバマ氏の話を読んでわかった。
「女性が輝ける社会にするために」、は誰のため、何のためにするのか”が漠然としか語られなかった。社会のため、少子化だから、女性のためになるから、としか伝わってこなかったからである。「才能ある人材を最大限に活用」「グローバル社会において競争力を維持するため」と一見同じようなことを言っている二人のリーダーのことばを並べて読んでみるとよくわかる。

これからすすめられていく数々の施策がある。
何のため?、誰のため?と一旦立ち止まり、考えてみたい。
まず、私たち自身のためになるかどうかを。そして、家族や娘、身近な友人たちのためになるか、そして最後に企業や社会のためになるかどうかを。
そこで決断された一人ひとりのワークライフチャレンジは、様々な価値観を尊重し、一人ひとりが生かされる世の中をつくっていくカギとなると思うからである。
| Maki | 最新D&I情報 | 17:10 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
Global Summit of Women 2014 Report-Paris

Michiko Sugita

Here I would like to share with you some highlights from the Global Summit of Women 2014, my second participation after Beijing in 2010. This year it was in Paris, from June 5-7. 1240 women (and some men though very few) from 82 countries gathered this year, and 28 of them were from Japan.

Hon. Anne Hidalgo
Hon. Najat Vallaud-Belkacem
President Atifete Jahjaga

The sessions covered a variety of different topics over just three days, such as “Reviewing Global and European Megatrends” with speakers Gabriela Ramos (Chief of Staff & Sherpa to G-20 from Mexico) and Miriam Sapiro (Deputy U.S. Trade Representative from the US), “CEO Forum-Redefining the Marketplace-The Business Case for Gender Equality,” a panel discussion among CEOs from Sodexo, Taj-Deloitte, Societe Generale, Orange and Telstra, and Technip, and other sessions with practical business tips such as “Sourcing Enterprise Funding Through the Internet” and “Using Social Media Effectively to Market Your Business.”

The speeches by female politicians—Hon. Anne Hidalgo the first female Mayor of Paris, Hon. Najat Vallaud-Belkacem a 36 year old Minister for Women, Cities, Youth and Sports of France, and the President of Kosovo Atifete Jahjaga who is the first female head of state in the Balkans and a former Deputy Director of the Kosovo Police just to name a few, were all very powerful and inspiring. The program is still available online. (http://globewomen.org/globalsummit/

We had one Japanese speaker, Haruko Nishida, who talked in the social entrepreneurship and nonprofits track about the activities at Women Help Women.(URL: http://impactjapan.org/women-help-women-whw/, FB: https://www.facebook.com/womenhelpwomen)This is an initiative started by Korean and Japanese female entrepreneurs who knew each other through GSW to support female entrepreneurs in Tohoku who were affected by the Great East Japan Earthquake by opening an online marketplace for their products, providing essential education and business-related information to enable women’s self-sufficiency, etc. Some GEWEL directors are also involved as organizers, and we brought products manufactured from Tohoku to showcase at a booth at the summit venue and also sold some of them right on the spot.

Women Help Women booth at GSW

Ms. Haruko Nishida and her presentation on WHW

We also voted for certain questions using voting devices during the sessions, and the below are some of the results.

Q: Are you an…
A) Entrepreneur 157, B) Corporate Executive 147, C) Government Leader 23, D) NGO Leader 43, E) Academic 29, F) Retired 11

Q: How old are you?
A) 20-30: 43, B) 31-40: 53, C) 41-50:130, D) 51-60: 106, E) 60+: 52

Q: Women should be better represented at senior levels of companies because A) It’s the right thing to do: 36, B) In today’s talent market it’s the only way to secure adequate top talent: 63, C) Companies are better off as a result: 37, D) Companies perform better when they are quantitatively and demonstrably: 181

Q: We can not get there without strong measures--e.g., mandatory quotas: A) Agree: 232, B) Disagree: 46, C) Don’t know: 11

Q: Have you been able to integrate work/life:
A) Yes: 248, B) No: 84

Results from the surveys

The closing dinner ended with a fashion show by local designers and the annual dancing among the participants.

Next year the Global Summit of Women 2015 will be in Brazil. As GEWEL is a Global Member of GSW, supporting members of GEWEL can also benefit from special rates for participation. We may organize a tour next year (though still a tentative plan) so that it’s easier for first timers to come. We hope to have a much bigger delegation from Japan next year—please let us know if you’re interested! (You don’t have to be a Japanese nationality to join of course!)

Scenes from the fashion show

Presentation on GSW 2015 by the Brazilian delegation

Closing

| Maki | D&Iイベント報告 | 09:27 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GSWパリレポート Global Summit of Women 2014 Report-Paris

杉田 典子 Sugita Michiko

 2010年に北京で行われた時に初参加したのに次いで2度目となるGlobal Summit of Women 2014に参加してまいりました。毎年場所を変えて開催される今回は6月5-7日、パリで開催されました。今年は82か国から1240名の女性達が集まり、日本からは28名が参加とのことでした。また多くはなかったものの、男性の参加者もいらっしゃいます。

 プログラムの詳細はGSWのホームページでご覧いただけます(http://globewomen.org/globalsummit/)が、OECDや米国通商代表部による世界経済の最新動向についてのセッションから大手企業のCEO達によるトークセッションであるCEO Forum、女性起業家達による起業体験とワークライフバランスについてのトークセッション、或いはクラウドファンディングによる資金調達手法やソーシャルメディアを使った自社製品のマーケティングについてのセッションなど、3日間で非常に幅広い内容が網羅されます。

 女性の政治家達によるスピーチも複数回あり、特にパリ初の女性市長であるAnne Hidalgo氏、若干36歳でフランスの女性権利・都市・青少年・スポーツ省の大臣であるNajat Vallaud-Belkacem氏、元コソボ警察で少将という南東ヨーロッパで女性最高位のランクまで務めた後バルカン半島で女性初の国家元首になった現コソボ大統領のAtifete Jahjaga氏などによるパワフルなスピーチに大変感銘を受けました。

Hon. Anne Hidalgo
Hon. Najat Vallaud-Belkacem
President Atifete Jahjaga

 日本からは唯一の発表者として出たのが、GEWELのメンバーも数人関わっているWomen Help Women(URL: http://impactjapan.org/women-help-women-whw/, FB: https://www.facebook.com/womenhelpwomen)という、「女性による女性のための東北支援」プロジェクトの発表です。東北の女性起業家達のプロダクトを展示するブースも設営、商品のプロモーションをするとともに一部販売もしました。

Women Help Women booth at GSW

Ms. Haruko Nishida and her presentation on WHW

 セッション中に会場に質問を投げかけ、投票端末を使って出た即時結果をみると、以下のような結果が出ました。

Q: 職業:
A) 起業家 157、 B) 企業人 147、C) 政府役人 23、D) NGO関係者 43、E) 学術 29、F) 引退している 11

Q: 年齢:
A) 20-30: 43、B) 31-40: 53、C) 41-50: 130、D) 51-60: 106、E) 61以上: 52

Q: 女性が企業でもっとシニアなポジションにつくといい理由について:
A) それが正しいから:36、
B) 今の人材市場で有能な人材を確保するにはそうするしかないから:63、
C) 結果的に企業のためになるから:37、
D) 企業は定量的で明確であることでパフォーマンスが上がるから:181

Q: クオータ制の導入などの強い手段を用いないと(シニアポジションでの女性の増加は)実現できない: 
A) 賛成:232、B) 反対:46、C) 分からない:11

Q: ワークライフバランスが出来ていると思うか:
A) はい:248、B) いいえ:84

Results from the surveys

 最後は地元フランスのファッションデザイナー達によるファッションショーなどの余興と参加者達が音楽に合わせて踊るところで会議は盛況に終わりました。

 来年はブラジルで開催決定です。GEWELはGSWのGlobal Memberで、GEWELの賛助会員も特別参加費で参加出来るようになっています。日本からの初参加者が参加しやすくなるように、来年はツアーを組んで行くのもいいと、仮の案ですが今内部で話しています。皆様も是非来年一緒に行きましょう!

Scenes from the fashion show

Presentation on GSW 2015 by the Brazilian delegation

Closing

| Maki | D&Iイベント報告 | 22:59 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
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