Diversity & Inclusion Blog

Welcome to Diversity & Inclusion Blog.
ダイバーシティの推進を願い、より多くの意義ある活動や世界の情報を、より多くの人に届けるため発信していきます。
GEWELのメンバーや志を同じにする人たちから、日本や世界のダイバーシティ&インクルージョン情報をお届けします。
GSW in KL2013 Report セッション報告CWDI2013とクォータ制に関するディベート

GSW2013 セッション報告その2-
Women on Boardに関するセッション
(CWDI2013とクォータ制に関するディベート)
藤井 幸子

GSWのPresidentのIrene(アイリーン)さんから、例年のようにCWDI(Corporate Women Directors International)レポートのアップデートが発表されました。いつも日本は経済大国でありながら、指導的な立場の女性の割合があまりに低いので、恥ずかしい想いをしています。

1.Corporate Women Directors International:女性役員割合の国際比較
フォーチュン200社の女性役員の割合では、全体で15%が女性。企業ランクでトップクラスはP&G、ドイチェバンク、WellPoint、BNPパリバ、ソシエテジェネラルなど、欧米(特にフランス、USAなど)企業が多く、日本のフォーチュングローバル企業では、女性役員のいる企業の数が極端に少ないことが明らかです。

また、これまではUSAの女性役員の割合がフランスより高かったのが、2012年のデータではフランスに越された(20.9% vs25.1%)ことが報告されました。

さらに、クォータ制を導入している国とフォーチュングローバル200社では、18.9% vs 15%とクォータ制の効果は出ていることが示されました。








2.クォータ制に関するディベート
クォータ制はターゲットを決めて強制するべきか?それとも自由意思に任せるか?パネリストがそれぞれをサポートする意見を闘わせました。

クォータ制を強制する立場の意見:
・EUでの動きをみるように、クォータ制での強制は効果が出ている。

クォータ制を支持しない(自由意思に任せる)立場の意見:
・役員の多様性は女性のみの問題だけではない(民族、年齢、文化など)
・既得権益を持った人たちがその地位を回しているようなもので、質が伴っていない。
・企業文化、風土を変える必要がある。
・マインドセットを変えない限り、数だけでは意味がない。

このディベートを聞き、確かに日本でもクォータ制、いやダイバーシティで女性を登用することに反対する意見は、同様のものだと思いました。
能力の伴わない女性が上に上がることは問題だ。女性たちは昇進を望んでいないなど。
日本でも能力の高い女性はすでに多いはずなのに、女性を昇進させるところで、すでにバリアがあることに気付いた企業では、男女問わずとなっていてもいいはずです。

最近読んだ「LEAN-IN」にも掲載されているように、ハーバード大学の実験で、同じ業績を出しているケースを説明し、その名前が女性の名前だと、評価が下がり、男性だと素晴らしいという評価が出るそうです。これこそ、無意識のバイアスです。
よほどの覚悟で、のぞまない限り、本来目的とする、組織の持続的成長には簡単にはつながらないものだと、改めて認識しました。

私自身は、クォータ制を導入する以上、リーダーとして有能に育成する仕組みやチャレンジできる機会を与えることは必須だと思います。また組織風土やマインドセットも変えることが前提でしょうし、クォータ制だけでうまくいくとは考えられません。

しかし、このようなディベートは大変興味をもって見聞きすることができました。GSWでは新しい試みだと思いました。



| Maki | D&Iイベント報告 | 01:15 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GSW in KL 2013 Report

GSW2013 セッション報告その1
経済動向予測と市場としての女性
藤井 幸子

経済の世界的な動きについて、クレディスイスのMaria Drewさんの講演がありましたのでかいつまんでご報告します。

1.世界経済は開発国からアジアやアフリカにシフトしている。経済成長や人口増加データによると、成熟した開発国では、高齢者が増加し、経済成長は縮小する。それに比べて、2030年には新興国市場は世界のGDPの63%に達すると予測されている。

2.新興国市場は、輸出から自国内の消費を原動力とする経済にシフトする。経済成長に伴い、給与水準が上がり、モノやサービスに金を消費する流れができる。そこで女性の購買力は大きな影響力を持つ。例えば、このところ世界で通用するアジアブランドの数が増加し続けている。高価なものや車などの消費が増加するだろう。

3.働く女性の数は、2030年には10億人に達する。労働市場、雇用、給与、昇進・昇格、ワークライフチャレンジなど男女共同参画を推進する国では、そのGDPは本質的に増加する。女性の企業リーダーの役割への道をつけるには、公の圧力や政府の施策が求められる。

4.さらに新興国では、都市への人口集中がおきるだろう。中国の都市では現在でも毎週100万人が増えており、今後25年増え続けるだろう。そのような中で、環境の維持(エネルギー、水、天候への大きな影響)に関して、女性の力は無視することはできない。

・次に、女性が経済にどれほど貢献するか、消費者調査をしたKaren Watsonさんから、“Think Big”というテーマで話がありました。

1.多くの女性は投資へのリスクを避けたいとはいえ、アジアパシフィックでは、投資に対する意欲は女性のほうが男性よりも高い。

2.携帯やスマートフォン、タブレット端末の所有もアジアパシフィック地域で高い。

3.購買の意思決定にSNSを使う割合は、アジアパシフィックが他の地域より有意に多く、かつ女性の方が男性よりも、月に10時間多く使うというデータを示し、オンラインストアのビジネスチャンスも高い。

女性は好奇心が強いためか、完璧な答えを求めたい傾向のためか、情報を集めて、より良い選択をしようということかもしれませんが、女性たちがお互いに情報を交換し合い、サポートしたり、教え合ったりする特性で、SNSの使用が男性より多いのかもと思いました。

| Maki | D&Iイベント報告 | 00:46 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GWS in KL2013レポート

経済活動における女性の一層の活躍を!
荒金 雅子 (株)クオリア 代表取締役

◇GSWは女性のエンパワメントを高める場
 GSWの特徴の一つは、女性のエンパワメントやシスターフッドの発揮により、グローバル規模での女性同士のネットワークや協力関係を深めることにある。GSWでの出会いがビジネスにつながったり、その後のキャリアに影響を与えた女性は多い。私自身も毎年この会議に参加し、素晴らしい女性達との出会いと交流により大きな勇気とパワーをもらっている。



昨年、私はメーカーで部長職にある知人女性を誘ってギリシャの大会に参加した。彼女は、非常に有能で実績もある女性だったが、男性社会のグラスシーリング(いや、それはアイアンシーリング=鋼鉄の天井ともいえるほど頑丈で手強いものだ)に悩んでいた。それを打開するヒントが得られればと考えて誘ったのだが、そこで出会った世界中の女性から(時には男性からも)多くのアドバイスとパワーをもらい、一皮むけた経験となったようだ。特に、大会2日目に偶然ランチをともしたフランス企業の女性役員は熱心に彼女の悩みに耳を傾け、日本にいる自分の知人をメンターとして紹介すると言ってくれた。

 帰国後、彼女はさっそくその某化粧品メーカーの女性部長とコンタクトをとり、今では素晴らしいメンターとして定期的にあっているという。彼女を取り巻く状況は決して好転したとは言えない。しかしともすれば会社の内側だけに目を向け視野が狭くなりがちだった以前に比べ、さらに大きな視点で自分のキャリアを考えるようになったのは、まちがいなくこの出会いのおかげだと思う。このような変化をもたらしてくれるのもGSWの素晴らしいところである。



〇意志をもって一歩前へ踏みだそう!
 女性がもっと経済の主役に躍り出て社会を牽引していく立場に立つこと。それはこの会議でも毎回叫ばれていることだが、今年ほどその勢いを感じた年はなかった。ちょうど、フェイスブックCOOのシェリル・サンドバーグの「Lean in」発売直後ということもあり、会場のあちこちで話題となっており、「一歩前へ」が合い言葉のようになっていた。経済にインパクトを与えるためには、女性自身が今一歩自分を高めていくことが重要なのである。分科会のテーマも昨年まで主流を占めていたワークライフバランスやメンタリングに変わって「エグゼクティブ女性を増やすにはクオータ制は必要か」というテーマや「自分ブランドを確立するための方法」という内容が主流を占め活発な議論が行われた。

 日本からは、神戸女学院の女子学生6名を含めJ-winメンバーなど過去最大の25名が参加。代表団としての席を設けられた。J-win代表の内永ゆか子さんの計らいで日本人の朝食会が設けられた。内永さんからは、このような国際会議の場で日本女性がさらにプレゼンスを高めることが大切というメッセージを頂き、自分の果たすべき役割を再認識する思いだった。

 遠くない将来、マレーシアに集まった72カ国1100人の意志ある女性達の想いは一つになり、マグマのようにこの社会を動かしていく力になるだろう。
私にとって、GSWはいつも自分の使命を再確認させてもらう場であり、この社会を変える礎として行動することを決意させる場でもある。来年は、フランス・パリ。日本から多くの女性達が参加することを願っている。
| Maki | D&Iイベント報告 | 00:38 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GEWEL オープンフォーラム2013の予告

Save the Date: GEWEL オープンフォーラム2013

テーマ:リードする意思、成功へのアクション
    「一歩前へ、踏み出そう」

日時:11月8日(金)18時30分から21時30分

会場:御茶の水 ソラシティ
   http://solacity.jp/cc/access/index.html

参加費:4000円

内容:パネルとネットワーキング

参加者募集は8月中旬から開始します。
| Maki | 最新D&I情報 | 00:25 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
ビジネスウーマンズサミットレポート

個性の違う2人の女性リーダー
シェリル・サンドバーグ(フェイスブック)X 南場智子(ディーエヌエイ)
アキレス美知子

7月2日、渋谷のヒカリエで、日本経済新聞社主催のビジネスウーマンズサミットが開催されました。
当日は850名強の参加者で会場は満員御礼。大変な人気で、応募したけど参加できなかった皆さんも多かったと聞きます。GEWELからは代表理事の藤井とアキレスが参加しました。

19時から約2時間半、基調講演とパネルディスカッションが行われました。パネルディスカッションも内容の濃いものでしたが、ここでは、基調講演のお2人のお話をご紹介します。



青いドレスで颯爽と登場したファイスブックCOOのシェリル・サンドバーグさん。
最初のキーノートスピーカーです。彼女はご存じのとおり、“LEAN IN”という本を出版し、全米そして海外でも時の人となりました。冒頭、「私の考えについては、もちろん賛否両論あるけれど、“LEAN IN”についてオープンに話し合うことが重要なのです」と切り出しました。30分ほど、、“LEAN IN”にある主張、エピソードを中心に話されました。男女の持っている無意識のバイアスや思い込み、同じ成果を上げても男女では周りの評価が異なること、女性は出世するほど組織の中では評判が悪くなること、男性がもっと家事や子育てにかかわるよう働きかけることなど、自らの体験とデータを織り交ぜながら語り、“Women help other women”の重要性を強調しました。話し方、表情などがとてもチャーミング。そして誠実な印象を受けました。



次にDeNAのファウンダーであり「不格好経営」の著者でもある南場智子さんが登場しました。彼女は冒頭、「アウェイ感」を強調し、ご自身が女性リーダーとしてキーノートスピーカーになったことに違和感をお持ちのようでした。男尊女卑の家庭で育ったこと、がむしゃらに働いて起業したこと、その中で、「女性として得をしたことはあっても損をしたことはない」「男女の違いではなく、仕事ができるかできないかだ」など、やはり自らの経験に基づいて率直に語ってくれました。印象的だったのが、南場さんが紹介した1枚の写真です。それはDeNAが最初にサービスを開始した時の従業員の様子を収めた写真でした。南場さんは愛しそうにその時の様子を語り、「チームの目標が達成された時の高揚感。これで経営していく」と締めくくりました。

サンドバーグさんと南場さんは、共に成功した女性のリーダーの代表格ですが、彼女たちのリーダーシップスタイル、ジェンダーイシューに対する立ち位置は大きく違います。サンドバーグさんは、「問題があることを認め、向き合い、1歩踏み出すために女性同士のネットワークと相互支援を進める」ことを提唱しています。一方南場さんは、女性という枠にはまらず、頑張ってチームと目標を達成していく、自分や人ではなく、「コトに向かう」ことの重要性を訴えます。

個性の違うお2人ですが、共通しているのは、1)自分のスタイルが確立している、2)自分の考え、思いを率直に語ることができる、そして3)人として魅力がある、の3点でしょうか。

いずれにしても、個性の違った女性リーダーが増え、成功し、発信していくことが、女性に対する無意識の思い込み(unconscious bias)や固定されたイメージ(stereotype)を見直すきっかけになり、男女を問わず、働き甲斐のある組織、社会の進展につながります。

GEWELでも引き続き、オープンフォーラム(11月8日開催決定!)などを通じて、様々なD&Iリーダーを紹介していきます。
| Maki | D&Iイベント報告 | 00:17 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
WST女性のためのビジネスリーダーシップ塾 フォローアップ研修レポート

「私のリーダーシップ磨き宣言」とピアフィードバック
川合昭子

 7月5日、日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)8階の広いカフェテリアの会場をお借りして「自分のリーダーシップスタイルを磨く」と題したフォローアップ研修が行われました。GEWELが幹事企業6社の委託を受けて実施したもので、幹事企業の女性社員52名の皆さんが、1月18日のリーダーシップ塾から半年ぶりに再会。上司や同僚から教えてもらった「ご自身への期待(強みと改善)」と考えてきた「お手本にしたいリーダー像」を持って集まりました。


 
最初に日本HP小出伸一社長から「社会は、猛烈に長時間働く階層型のシステムから創造性が求められるネットワーク型に変わりました。自分に合ったリーダーシップとフォロワーシップを、チームで/個性で/タスクで発揮してほしい」とお話があり、GEWEL鈴木理香さん(あおぞら銀行)のファシリテーションで研修がスタートしました。前回の研修内容を振り返った後、グループの皆さん同士で「チャレンジとアクションプランの中から自分の変化と「強みと改善ポイント」を含めて自己紹介。6か月のブランクがなかったかのような親しい雰囲気が出来上がりました。

 講義の一番手は藤井幸子さん。



データをもとに男女の行動傾向を示し「個性の違いに加えて、行動傾向の違いからみた男女の特性を知っておくと、違和感の背景が分かりコミュニケーションが少し楽になります。Gender Gap Index2012を見ると、ほかの国が改善しているため日本は下降傾向で101位。特に低いのはシニアリーダーに女性が少ないことです。しかし、21世紀のリーダーシップに求められている資質には共感力、横につなぐ人間関係、マルチタスクがあります。これらは女性の特性でもあります。今までとは違うリーダーシップスタイルで良いのです」と勇気づけました。
 次は、「自分を律する武器」Part Iの“こころ”編。



二人一組で実践します。「皆さんに『〜しなければならない』を『〜します』と言い換えてもらっただけで、明るく笑顔になりましたね。にぎやかで声のトーンも上がりました。ピグマリオン効果と言います。自分への影響が大きいだけでなく、周りにも影響しますよ」とファシリテータの鈴木理香さん。参加者の「私、すごい人みたい、やれる人みたい」という感想に会場もうなずいていました。さらに自分にけじめをつけ気分を変えたいときのアンカリング手法と「自分の行動を信じ、自分の心は自分で切り替えられる、唯一無二の自分を信じる」GEWELのセルフエンパワーメントも学びました。

 “こころ”の次は、“からだ”編。村松邦子さん((株)ウェルネス・システム研究所所長)のWell-beingの説明では、「身体的・精神的・社会的に満たされている状態が健康であることです。そのすべては影響し合っていて、仕事のストレスが身体を動かすことで軽くなることがあります。身体を動かすことは大切です」と分かり易く教えてくれました。



その後、武藤順子さん((株)ビーフィジカル代表取締役)が村松さんをモデルに運動のコツと理論を紹介。

全員が二人一組になって、楽しく実践しました。深く息を吐くことで自律神経をコントロールでき、リラックスします。肩こりにも効きますよ。スクワットなどのスロートレーニングを少し行えば、筋肉量と筋力量を確保でき、成長ホルモンも出て美肌効果も期待できます。早歩きやジョギングなどの有酸素運動をすれば、脳細胞が増え、鬱の予防や改善ができます。



 講義のあとは、グループワークです。お手本にしたいリーダー像を話し合いました。皆さんからのキーワードは、「ビジョンを示す、ビジョンを分かり易く伝える、方向性を示す、ぶれない、結果を出せる、結果にこだわる、個人を良く見る、共感力、ポジティブ、信念、判断、決断、ひっぱる、興味、観察、信じて見守り育てる、責任を取る、冷静な対応力、チームが気持ちよく仕事ができるように動く」など。
 まとめの講義は「D&Iリーダーシップ」です。



川合昭子から、ダイバーシティとインクルージョン(D&I)の意味を確認し、組織とD&I進化の関係を示しました。自律した“I”のある“We”の状態」が理想、そこでは異質な個による力の発揮だけでなく、個が刺激しあいチームが組織としての価値を生み出します。「あうんの呼吸」の危険性や意見を言わないでいると考えなくなってしまう危険もあること、多様なメンバーの組織での意思疎通のむずかしさや、個性を尊重することのむずかしさを、長すぎて息がつけない私の経験も含めて話し簡単ではないことを確認しました。D&Iリーダーは、目立たない人に光をあて自分と違っていることを重視し、変化を前向きに受けいれ、しなやかに対応します。建て前ではない本音の議論、絵に描いた餅ではないビジョンや目的を大切にし、具体的に繰り返しコミュニケーションをとります。組織とチームでのポイントに加え、ひとり一人が自分を信頼して、相手を信頼し尊重する覚悟をもつこと、そのためには相手に対する興味や自分の行動を少し変えてみることなどをお話しし、GEWELの理想とするD&Iリーダー像を紹介しました。皆さんはどのようなリーダーシップを理想とするのでしょうか。

 いよいよ参加者一人ひとりの「私のリーダーシップ磨き宣言」です。自分がめざすD&Iリーダーとそのために実行することを書きました。フィードバックをくださった上司や同僚の皆さんにそれを報告し、歯磨きのように毎日実践して習慣にしていってほしいと思います。

 最後に、4時間一緒だったグループの皆さん同士がピアフィードバック。研修の間に気づいた強みや良いところを一人ひとりにポストイット(住友3M 提供)に書いて渡しました。素敵なお土産です。
 研修の後は、スカイツリーが見えるおしゃれなカフェテリアで懇親会。



おいしい料理とワインやビールでネットワーキングです。おしゃべりを楽しみ、いつまでも話がつきない様子でした。
※【すぐラク野菜】の試食会も好評でした。
 
| Maki | D&Iイベント報告 | 17:25 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
男女共同参画社会づくりにむけての全国大会レポート

女性の活躍推進のカギは、制度とその徹底だ。
−個を活かす自由でフェアな制度と長時間労働、配偶者控除廃止を
佐々木真紀

「男女共同参画社会基本法」の公布・施行日が平成11年6月23日であることから
男女共同参画週間とされた6月23日から29日、各地の男女共同参画センターでは様々な催しが実施されました。みなさんは地域の参画センターにお出かけになりましたか。

今年は『今こそ女性の活躍を−みんなで考え、みんなで変える−』というテーマで、全国大会が6月28日(金)午後メルパルクホールにて開催されました。
アキレス美知子さんが内閣府から招待をされたのを受け、杉田典子さんと佐々木が参加してきました。

大会は、まず、森まさ子内閣府特命大臣の熱のこもったあいさつから始まりました。基調講演は、「女性の活躍が切り拓く日本の未来」元男女共同参画局長で昭和女子大学長、「女性の品格」の著者の坂東真理子氏でした。
パネルディスカッションは、評論家で中央大学客員教授の勝間和代氏をはじめ、サイボウズの社長青野慶久氏とNTT取締役島田明氏、授乳服を開発販売しているモーハウス社長、光畑由佳氏で、コーディネーターがNHK飯田香織さんでした。



14時半から16時まで1時間半にわたって行われた、パネルディスカッションの様子をご報告します。

勝間さんからは、まずはじめに「このままでは、2020年に女性管理職30%は達成できないと思う」とびしっと問題提起がなされました。

彼女は、女性活躍比率の高い国では少子化が解消されているという前提を図で示し、日本社会で実現するためには「長時間労働をやめ、週40時間労働を徹底すること」「配偶者控除をやめることだ」とし、今の管理職男女比のバランスは変わつことができると仮説を提案しました。

青野氏は、東証第1部上場企業の社長として初めて、今1歳と2歳の2人の子どもの育児休業を取ったことから「危険と隣り合わせの小さな子どもの面倒を、妻だけに押し付けるのは、大変すぎると思った」と語り、しかし現実には仕事と家庭の葛藤があることを告白しました。
その上で、退職後6年間は復職できる制度や副業OK、週3日勤務OKなど自由な働きかたをとりいれ、その結果面白い人が入社してくるようになり、イノベーションが起きていると、ダイバーシティの効果を語りました。
「当社では、もはや性別ではなく、個性だ。個性を活かそうと考えると、多様な働き方や多様な属性の人とともに仕事をするのが必然になる」と積極的に多様性のある働き方を推進しています。

光畑氏は、赤ちゃんが生まれても仕事ができるようにと、仕事場にも着ていけるかっこいい授乳服を開発しています。「職場に赤ちゃんを連れてきて、抱っこしながら、授乳服の販売店舗で仕事をする社員もいる。最も心配された百貨店の店舗でも一番の評価を得ることができた。今では一般とは逆に、子どもが生まれると入社し、子どもが大きくなったらやめるという現象が起こっているほど」と話され、子どもをもっても働くことが当たり前の社会が実現できていることを感じるお話でした。



NTTグループの島田さんからは、国内外に22万人の従業員を抱える大企業の一つとしてのやりがいと困難が語られました。まずダイバーシティでイノベーションを、と題したプレゼンテーションがあり、育児休業3年間、育児短時間勤務は小学3年生までなど手厚いワークライフバランスの制度を紹介されました。また「いかにいい制度があってもどう使うか、使えるかは男性の価値観の問題だ」として、「早い時間に家に帰らないと妻から離婚されてしまう」というプレッシャーが働き方を変えている米国人男性の事例を紹介しました。

オブザーバーとして参加した4人の大学生から、学生の意識調査の発表がありました。女子学生の96%が将来働きたいと考えていること、男子学生の58%がイクメンになりたいと答えていました。しかし71%の学生が仕事と家庭の両立が不安と答えており、意欲はあるが、不安も強い学生の心情をうかがうことができました。また、「学生たちからみると、大人の議論は、すでに終わったことを議論しているように感じる」との意見が出るなど、ここでも世代間ダイバーシティの面白さがでていました。

最後に勝間さんは、「これはリーダーシップと制度の問題だ」と言い、「意識や風土の問題と言っていてはなにも変わらない。そのためには評価制度をフェアにすることだ」と結論づけました。
さらに、「今の決定権者がいなくなる20年後には、自然と女性管理職比率が上がることはすでに自明のこと」とし、少しでも早く変化を実現するためには「長時間労働をやめること。まず、年5日しか休めない政治家と官僚から変わることだ」と希望をもたせて締めくくりました。



終了後、首相官邸にて男女共同参画社会づくり功労者ほかの受賞をお祝いする、表彰と懇親会が行われました。
明るいガラス張りの官邸と緑の美しい日本庭園、会場でのスナップをどうぞ。

スピーチする野中氏

佐々木かをりさんと大塚製薬 笠章子さん、アキレスさん
| Maki | D&Iイベント報告 | 02:41 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< July 2013 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ LINKS
+ PROFILE