Diversity & Inclusion Blog

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ダイバーシティの推進を願い、より多くの意義ある活動や世界の情報を、より多くの人に届けるため発信していきます。
GEWELのメンバーや志を同じにする人たちから、日本や世界のダイバーシティ&インクルージョン情報をお届けします。
Generation Diversityを実感

Generation Diversityを実感
“学生からシニアまでダイバーシティ&インクルージョンを体験する”ワークショップを行いました
藤井 幸子

私が関わっているNPOで、子どもたちのためのキャリア教育を出前しているキーパーソン21という団体があります。以前にもブログで書いていますが、この団体は、学生チーム、大人チーム、シニアチームが会員として、活動しています。目的は、次世代を担う子供たちが活き活きと夢に向かって行ってほしい、というひとつのビジョンのもとに、ゲーム的な要素を取り入れたプログラムを展開しています。

名前のとおり“一人一人がキーパーソン”というフレーズで、キーパーソン21の日というイベントを毎月開催しています。5月、6月、7月と3回に分けて、主としてメンバーを対象として、D&Iを理解してもらおうという趣旨で、日立ソリューションズでダイバーシティセンターのセンター長をされている久永美砂さんと藤井(実はシニアチーム)がワークショップを実施しています。

1回目は『ダイバーシティを体験してみよう』というタイトルで行いました。学生チームが6名、その他は社会人で企業やNPOで働く人達の参加、シニアと言ってもいいような年代は4名ほど、全部で24,5名の参加者でした。



アイスブレークとして久永さんが言葉だけで説明したものを、絵に描いてもらうという内容で、一人一人が違う絵を描いたことが新鮮だったようです。自己紹介後、ダイバーシティの概念を説明し、性別だけでなく、いろいろな切り口があること、年代もその一つということで、グループディスカッションはgeneration diversityについてみんなで話し合ってもらいました。世代により経験したものが違うため、若い世代には、土曜日が休みが当然でも、シニアの世代は土曜日休みというだけでも働きやすい会社というとらえ方、若い世代の人たちは自分が納得しないと動きにくいなど。



職業観は、生活のため、自己実現や価値観のあうところで働きたい。など
世代別のキーワードとして、
シニアの世代:社内恋愛禁止、自宅から通える女性に限るという企業、みんなの前で歌うカラオケ、ディスコ、マハラジャ、ヒッピー、スナック、女性社員は腰かけ、レコード、カセットデッキ、電話交換手、固定電話、ワープロど
若い世代からは、知らない言葉がでてきて、びっくり。、円周率をかなりの桁数までいえるシニア達など。
世代の呼び名もいろいろと:手書き世代、コピペ世代、うさぎ跳び世代、水飲むな世代(水を飲むと消耗するからあまり飲まないようにいわれて育った世代)いろいろでした。



若い世代から、怒られる理由がわからない。感情的にならないでほしい、知らないことが多いので、わからないことをちゃんと伝えたい。なども出てきました。
就活についても、今の若い世代は最低15社に応募する。40代の人たちは多くても5社程度、シニア世代は1-2社など。何がこんなに違うのでしょうか?何のために仕事をするか?も意識が異なります。

ITの発展により、生活する意識が大きく変わりました。携帯があるので、親に隠れて電話をすることもないし、もの事を知る努力より、情報を活用しようとする方が大切など。
世代の違う人たちが、お互いに話し合うことでこんなにも違うのか?を実感したようでした。

6月は、多様な人とのコミュニケーションのコツについて、ワークショップを行いました。



ユングのカラーエネルギー理論を説明し、一人一人が異なるのは当たり前で、それぞれの状況に応じて、エネルギーの出し方が異なることなどを話し、納得してもらったようです。



各カラーエネルギーの特性についても、トップカラーが同じ色のグループで話し合うと、行動自体もその特性が出ていて、興味深いものがありました。
最後に、「どんな誉められ方をしたら嬉しいか?」について話し合ってもらったところ、「自分の特性が活かせて、結果が出た時に」という共通点がありました。
コミュニケーションのギャップは、心理学的タイプの違いからも生じるということに気づき、安心した人もいたようです。なぜ違うのか気がつかなかった、という意見もありました。

キーパーソン21のメンバーの多くは、このようなワークショップの方法にも慣れており、D&Iを知らず知らずのうちに実践している人たちなので、納得感のあるワークショップだったようです。

7月は、20日(土)午後に「ビジネスにおけるダイバーシティ&インクルージョンの必要性」について、話し合いをしながら、理解を深めてもらうワークショップを行います。
興味のある方は、キーパーソン21へ申し込んでください。http://kokucheese.com/event/index/86579/

日頃は女性の参加が多い、D&I関係のワークショップですが、こんな形で実施すると、世代も多様な異なる人たちにもD&Iが広げられることを実感しました。

| Maki | 最新D&I情報 | 13:58 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GSW in Kuala Lumpur

本質でコミュニケーションする世界で活躍する女性たち
武藤 順子 株式会社ビーフィジカル代表取締役 (GEWEL賛助会員)

私は体育科学博士を今年取得する予定の薬剤師です。現在、新しい仕事を準備中です。こんな私が、6月6日から3日間マレーシアで行われた世界女性会議に参加してきました。
この会議に参加して本当によかったと思っています。

参加者と名刺交換すると、政府関係者、大手企業のDiversity & Inclusion部門の方、企業の経営者、弁護士など、そうそうたる顔ぶれ、しかも流暢な英語を話す方が多い。
来る前から場違いなところだろうとは覚悟していましたが、せっかくこのような素晴らしい会議に参加するからには、と自分なりに3つの目標を持って臨みました。

同じテーブルの方々

1つ目は、世界で活躍している女性の面構えや物腰をこの目で見てみたいということでした。すぐれた女性リーダーを一人一人訪ね歩かなくても、この会議では一堂に会しているということは大きなメリットです。そして、私が受けた彼女らの印象は、「本質で話をする」ということです。英語だからダイレクトに話さないと通じないということもありますが、あまり意味のないへりくだりや、体面を取り繕うような言葉を耳にすることはありませんでした。

参加国の大統領や大臣

2つ目は、一歩引いてしまう自分を変えたいという思いです。このような国際会議では気おくれは禁物。私は英語が1/5ほどしかわかりませんでしたが、わかる中からなんとか推測して、少しでも持ち帰ろうと努力しました。隣に座った女性とは、なんとかコミュニケーションとろうと努力する。そういう中から、自分の前向きな気持ちを思い出しました。

3つ目は、今後の私の仕事の方向性を見つけるということです。この会議に参加している女性にどんな運動をしているかを質問したところ、ジョギング(またはマラソン)とヨガという組み合わせがもっとも多かったです。そして、多くの女性が、運動の大切さを知りつつも時間が作れなくて出来ないと答えました。私は大学院でストレスと運動と脳に関する研究をしてきました。この会議を通して、働く女性のストレスコーピングを運動の側面から応援する、という方向性に間違いないと確信できました。

 

参加することでしか得られないものをつかみ、女性としての生き方、仕事を再考して、気持ちを前向きにセットできる。これが、私が感じた会議の印象です。是非この会議の認知度を上げて、一人でも多くの女性が恩恵にあずかれるよう、私の体験を友人に伝えていこうと思っています。
| Maki | D&Iイベント報告 | 23:19 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
Global Summit of Women in Kuala Lumpur, Malaysia

Women: Creating NEW Economies
2013年global Summit of Womenがマレーシアで開催されました。
藤井 幸子

6月5日から8日の3日間、第23回Global Summit of Women(以下GSW)が、74ケ国から、約1100名が参加して、“女性が新しい経済を創造する”というテーマで、アジアで唯一クオータ制を実施しているマレーシアの首都クアラルンプールでマレーシアの首相夫人が全面的にバックアップして開催されました。日本からはこれまでより多い25名が参加しました。

神戸女学院大学の学生さんが6名(グローバルスタディの津田ヨランダ先生が引率)参加されたことは、画期的なことで、若い方がこのような機会に世界中の女性たちと交流し、刺激をうけるのは素晴らしい機会だと思います。南アフリカからはこのところ、起業している高校生達が政府のサポートで参加しています。GEWEL関係で、藤井と堀が参加、皆勤賞の荒金さん、田中さん、インドリームの長谷川さんをはじめ、賛助会員の方が3名、シスコから佐々木さん、吉澤さん、J-WINからは内永ゆか子さんをはじめとして、ANAの執行役員の河本さん、トーマツの林さん、日立の西岡さん、日立ソリューションの小嶋さん達が参加しました。



クアラルンプールの空港に到着すると、GSW参加者は別のラインで入国審査という特別待遇で、特別バスが用意されていて、会場となるシャングリアホテルへ直行。交通渋滞のため2時間近くかかりましたが、有名なクアラルンプールタワーやKLCCというツインタワーのすぐ近くでした。

6日はオープニングセレモニーに先立ち、“マレーシアとのビジネス”というセッションで経済産業省の大臣からマレーシアの現状についての説明がありました。マレーシアの経済にとって女性の存在が非常に重要であることから始まり、労働人口の半分は女性であること。成長著しい経済状態、かつ政情が安定していることを訴求し、椰子油の輸出やメディカル・ツーリズムに力を入れているとのことでした。日本からも退職後の第二の人生をマレーシアで送るため移住している人たちが増えているのも、政情や経済が安定しており、人々がとても親切だからでしょう。

ファーストレディスフォーラムには、マレーシアの首相夫人、ナムビア、ラオス、ザンビアの首相夫人が出席。女性の活躍がどれだけ社会に影響しているかと、それぞれの国の現状について話をされました。
オープニングセレモニーでは、マレーシア首相夫人が開会を宣言し、自国が多様な文化、民族からなり、女性が活躍していることに言及しました。彼女はイスタンブール、アテネで行われたGSWにも参加して、マレーシアにGSWを招聘した立役者です。受付でマレーシアの首相夫人のストーリーを書いた本をプレゼントされました。



そして、GSWの主催者である、Irene Natividadさんから、参加者の多い国を発表、モンゴル(82)、中国(77)、ベトナム(52)、南アフリカ(51)、USA(47)、ついで、次回開催国であるフランス、ポーランド、スペイン、フィリピン、韓国、日本と続きます。その後、ベトナムの副大統領(この方も6回目の参加です)からは、ベトナムの経済発展に女性が貢献しているが、女性はもっと自分の力に自信を持ってほしいというコメントもありました。

首相夫人、皇太子、アイリーン

セレモニーの最後には、マレーシアの首相から、男女共同参画へのこれまでの歩みと、トップ企業における女性役員を33%にするため政府と民間でクオータ制を強力に推進していること、そのための優秀な女性リーダー育成、パイプラインの充実にも政府が関与していることを話されました(国のトップがここまで、ちゃんとメッセージすることに感心すると同時に、メッセージをちゃんと伝えようとする姿勢に正直うらやましいとも思いました)。

その後、首相官邸でレセプションが開かれて(バスで1時間ほどの、新首都機能のために作られた新しい都市、プトラジャヤにあります。私たちのために、多くの警護の方が遅くまで仕事をしてくれていたことに感謝!)。

首相のあいさつ

翌日は朝食をしながらのネットワーキング。
全体会議の初めは、“経済予測と女性の市場性”について、クレディスイスの Marisa Drewさんが、これからの経済発展はアジアが中心であること、ブランド品もアジア発のものが増加している、developing worldでは富の30%を女性が握っていること、都市に人口が集中することがさらに加速されるなかで、女性の活躍によることがますます大きくなる、とのことでした。

Karen Watsonさんは、ニールセンの役員で、女性の方が情報収集力が大きい(スマホ、タブレット、SNSを使う割合は男性より多い)、これまでより国境を超えたビジネスをやりやすく、女性のチャレンジが目覚ましくなる、とのこと。

次はCEO-Forum:Matching Skills for the New EconomyでIreneさんからCWDI(Coorporate Women Director Index)レポートのアップデートがあり、Fortune500の企業の中で、USとフランス企業が女性役員の数が多いと報告されました。

その後、クオータ制についてのディベートがありました(次回のメルマガで報告します)。ランチョンは 起業家のためのフォーラムで、“テクノロジーを駆使してビジネスに革新を”でした。
午後はブレークアウトセッションで、リーダーシップ、企業風土を変える、起業
家、NGO向けなどいくつものセッションが展開されました。
夜のレセプションは、韓国のスンジュンキム氏がCEOのMCMがスポンサーとなり韓国の参加者のチマチョゴリが目立っていました。

内永氏の登壇

8日のプログラムも充実していて、新しい資金集めの方法、CSRのベストプラクティス、男女の収入格差についてのプレナリーセッション。
ランチョンの時に、Perak州の皇太子(マレーシアには各州に王様がいます)の挨拶の中に、日本の安倍首相が来て、「アベノミクスの経済発展のキーとなるものの一つに女性の活躍推進がある」と言われ、初めて日本について言及され、嬉しかったと同時に、日本の政府関係者がこういう場でメッセージを発信しないのか残念に思いました。考えてみると女性が多く集まる場でのメッセージ発信を真剣に考えていないように思います。

午後は前日に引き続いてブレイクアウトセッションでした。
最後は王妃主催のレセプションでした。王宮での晩さん会ということで、事前にドレスコードも厳しく言われて(腕や足を見せないように。ロングドレス、色もNGのものがあります)。迎賓館のようなところでの、晩さん会は素晴らしいものでした。初めてGSWに参加した方には、これが当たり前だと思わないでね。と言っておきました。マレーシア政府の強力なバックアップがあり、イスラム圏でも特殊なマレーシアへの注目が集まっていることによるものだと思いました。
セッションの詳細については、次回以後にお伝えします。

 ドレスコード
王宮レセプション参加のみなさん

GSWHPはこちら http://www.globewomen.org/summit/summit.htm
| Maki | D&Iイベント報告 | 16:35 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
イタリアでのダイバーシティ・チャレンジ

イタリアのコンゴ出身女性大臣のチャレンジから
佐々木真紀

イタリア史上初の黒人の女性大臣セシル・キィェンジェ(Cecile Kyenge)氏が注目されています。彼女はコンゴ生まれで、’83年にイタリアの大学に留学した後、イタリア人夫と結婚し、2人の子どもをもつ眼科医です。

ニュースによると、彼女は、極右団体や極右政党から攻撃を受け、「家政婦にしかみえない」と言われたり、"Kyenge, Go Back to Congo"という旗をオフィスの外に掲げられたりという、人種差別を受けています。

彼女は、「わたしは攻撃をうけても止まることはない。討論をはじめたい」と言い、また、エンリコ首相は「彼女がいることを誇りに思う」とも言っています。

ひるがえって、日本ではどうでしょう。
日本でもヘイトスピーチなど、人種差別が大きな人権問題になっていますが、
ここで考えたいのは、現実に、30年前に留学のために日本に来た外国籍女性が、国会議員になり、大臣に選ばれて国政改革に力を発揮している図を、私たちが普通にイメージでき、かつそれを歓迎する社会だろうか、ということです。

イタリア政府の例のように、ダイバーシティが実現するまでの道のりには、壁や困難があります。
リーダーシップを発揮する人の一人ひとりが、多様性を受け入れ、推進する意識が本当にあるのか、が問われていると思います。

http://www.thelocal.it/20130509/italys-first-black-minister-hit-with-racist-insult


http://www.guardian.co.uk/world/2013/apr/28/italy-first-black-minister-attacked
| Maki | 最新D&I情報 | 22:21 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
The 3rd GEWEL Entrepreneurs Report

Two Dilemmas
Sanjeev Sinha.Director GEWEL.

Planning and dynamism are both very nice but not always in sync with each other. Similarly, entrepreneurship and being organization are both necessary for an economy but, again, at times in conflict with each other. We witnessed both of these dilemmas playing beautifully at our May 28th event of GEWEL Entrepreneurs.

We had a group of very high profile and accomplished speakers (prominent entrepreneur, author (ザ・チーム) and member of the board and young global leader at World Economic Forum Mr. William Saito (斉藤ヴィリアム氏); renowned women entrepreneurs of Japan Ms. Hirai Yukiko (平井由紀子氏) and Ms. Patricia Bader Johnston; pioneering venture capitalist, CEO of SARR, LLC, a founder and former CEO of Hokkaido VC, a former board member of Japan Venture Capital Association and also my Partner at Sun and Sands Group Mr. Matsuda Ikkei (松田一敬氏) and Managing Partner at Mitsubishi Estate and Founder and Head of Entrepreneurs Group for Growing Japan, Mr. Katsunori Tanaka(田中 克徳氏)) each of whom are regular public speakers at wide range of high profile events. It was really inspiring to see their dynamism to adjust the topic, contents, format and even the language of their speech in line with on-the-spot interaction with each other and the audience, which was beyond any planning exercise.



On the second aspect, during the panel discussion the speakers noted that Japan used to have a big spirit of entrepreneurship historically, like that of Mitsubishi, Panasonic and Sony, but as the country grew to become too organized, people became followers of the system and risk averse which dampened the spirit of entrepreneurship significantly. Diversity also plays a significant role here, which is a big underlying difference between United States of America and Japan, or India, in particular.

It will be another debate on what is the right balance among these, but let me leave it as food for thought until next time.
Looking forward to have another great session of GEWEL Entrepreneurs soon!
| Maki | D&Iイベント報告 | 12:14 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
Women in Business Summit

次世代の女性ビジネスリーダー像−参加報告
藤井 幸子

5月28日(月) US-Japan CouncilとACCJ(在日米国商工会議所)の共催で、東京アメリカンクラブで、2013 Women in Business Summitが開催され、300名ほどの参加者で熱気あふれるイベントでした。プログラムは2名のキーノートスピーカー(伊藤忠、コーポレートカウンシルの茅野みつるさん、経済同友会副代表のフクシマ咲江さん)が、日本の女性ビジネスリーダーの課題について話され、そのあと日米のビジネスリーダー5名のパネルディスカッションで、“成功の秘訣 ヒント”について、それぞれの方の経験に基づいたアドバイスがありました。

パネリストの一人にGEWELの姉妹団体GOLDの代表理事、建部博子さんが招かれていたため、GEWELからも5名参加させていただきました。USからの日系3世の女性リーダーは、モニ・ミヤシタさん(マッキンゼーの上級顧問、M&A担当)、デボラ・ナカトミさん(ご自身のPublicity Agentを経営、米国ガールスカウト協会の理事など)、ジャン・ヤネヒロさん(ジャーナリスト 世界大戦中の日系アメリカ人の強制収容問題を題材としたドキュメンタリーの司会を務めた。エミー賞などを受賞)。そして、日本生まれの女性リーダーとして、建部博子さん(GOLD代表理事、前カリフォルニア州第一勧業銀行の取締役兼副頭取)、道傳愛子さん(NHK解説委員)が登壇しました。

建部さんからは“自分の強みにフォーカスする”、“ネットワークを築き、お互いにサポートする”、”リスクをとることと休みを取ることを恐れないこと“、最後に「自分のパッションに従って正直にあれ」と結びました。

道傳さんからは”ビジネスにおける専門性を強化する(彼女の場合は英語を磨くために留学し、キャスターとしての情報発信力やグローバルネットワーク)“、”革命的・ラジカルな動きより、穏やかな動き(英語ではPeaceful movement rather than evolutional /radical movement)”,”男女のネットワークを結ぶ“。

デボラ・ナカトミさんは、”リーダーシップを磨く“、”恩送り“、”リスクをとる“そして、常にコミュニケーションの重要性、スキルを磨くこと。”セルフケア:身体と心のバランスを“、”周りの人をHappyにする“ことをヒントにしています。

ジャン・ヤマヒロさんは”恐れずに行動せよ“、”女性同士サポートしあう“、”自らと自分たちを軽視しない“ことをあげています。

モニ・ミヤシタさんは、”パッション“、”すべて一人ではできない、助けやサポートを頼む勇気“、”優先順位を持って、外部のリソースを有効に使う“、”強力なネットワークを維持し、信頼できるメンターを見つける“ことを挙げています。

5名のパネリストから成功へのヒントを聞いた後、各テーブルで、何が大切かディスカッションをしました。私のテーブルで、あと7週間で3人目のお子さんを出産するという女性が、「すごく頑張った人の話ばかりでなく、普通に働いているリーダーの話も聞きたい。」「道傳さんのようなPeaceful movementに共感する」と言っていたのが印象的でした。という彼女も、出産後の育児休職は規則よりずっと短く、3ケ月くらいで職場に復帰しているとのこと。そうしないと、変化のスピードについていけないと言ってました。
各テーブルから、何が大切かをシェアしましたが、パッション、ネットワーク、チャレンジ(自分の快適ゾーンから外に出る)、ポジティブな態度、などが共通のキーワードでした。

その後、“意見の相違に冷静に対応するコミュニケーションの仕方”“無意識の思い込み”について、日本語と英語のトレーニングセッションに分かれ、学びました。どちらもD&Iの基本スキルです。

閉会の時には、USJCの代表、アイリーン・ヒラノ・イノウエさんが、USJCの設立理念とトモダチ・イニシャティブ(3.11以後アメリカ側からの日本への人との恐竜を通しての支援)、ACCJのローレンス・ベイツからはACCJの2013年のテーマ(共就成長:共に成長する)のために、ビジネスリーダーの成長を促すことを強調されました。アメリカ大使ルースさんの奥様スーザンさんも参加され、アメリカ大使館後援のイベントであることを示していました。

このイベントに参加して、USサイドが日本の女性ビジネスリーダー育成にサポートしていることを強く印象付けられました。米国の女性ビジネスリーダーは身内に限らず、隔てなく女性リーダーを育てることが、普通のことのように、実践していると痛感しました。日本でもこのような風潮を育むことが大切だと思います。







| Maki | D&Iイベント報告 | 23:16 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
第3回 GEWEL Entrepreneurs Report

第3回 GEWEL Entrepreneurs スピーチのまとめ
杉田 典子(すぎたみちこ)

去る5月28日、第3回目となるGEWEL Entrepreneursのイベントを丸の内21Cクラブにて開催いたしました。昨年に引き続き、2度目のご講演となる平井由紀子氏からスタートし、続いて田中克徳氏、Patricia Bader Johnston氏、齊藤ウィリアム氏、松田一敬氏と5名のスピーカーの方々にご登壇願いました。



以下、簡単にそれぞれの方のメッセージをまとめましたのでご一読下さい。

○平井由紀子氏(株式会社セルフウイング代表取締役社長)
 平井氏からは、子供向けアントレプレナーシップ教育の現場からのご紹介がありました。各地域のプロの大人たちが子供たち(小学生〜大学生)の教育に当たっており、事業計画作成、ファイナンス計画、商品開発、製造、セールスプロモーション、販売、損益計算書の作成と売り上げ後の反省までするということで、包括的かつ内容も高度で驚きました。具体的には地域の技術力を生かした商品開発、農産物販売体験、企業の課題を受けた販促物の企画・制作等。一連の子供たちの様子を写真でご紹介、みんなの真剣な姿勢に対する平井氏の愛情を感じました。

以下、ポイントを羅列します。
・子供たちへ起業家教育をすることによって、10年経って社会に出る時に、「起業」が職業の選択肢に入るようになる。
・どんな仕事に就く人にも一般教養としての「アントレプレナーシップ」は大事だと考える。
・芸術もスポーツも学力も一流になるには低年齢からと言われるように、アントレプレナーシップ教育も子供のころから始めた方がいいのでは?
・「正解」がないのは現場、失敗してみよう。
・教育を通じ、不確実性への対応、実際経済への接点、失敗を恐れず挑戦する気持ちの育成などを狙う。

○田中克徳氏(三菱地所株式会社 街ブランド企画部 東京ビジネス開発支援室長)
 田中氏からはEGG Japan (http://www.egg-japan.com/)での「戦略的成長センタープロジェクト」についてのご紹介がありました。これは、アジア内での「東京」のステータスを上げ、まだ日本市場へ参入していない外国企業の誘致を図るものです。

以下、ポイントを羅列します。
・丸の内を海外との玄関口にすることは東京都も積極的に推進しており、中小企業でこれから海外進出して行く企業の入居も最近の増加傾向としてある。
・需要の増加に基づき、現在10Fにしかないスペースを9Fで新たに640岾板ネ縦蝓(2013年秋)
・2022年までに「国際ビジネスサポートセンター」スペースを33,000嵳儖佞垢觀弉茵

○Patricia Bader Johnston氏(inn|Health Inc. CEO, Silverbirch Associates KK CEO)
 Bader Johnston氏からは “Let's talk about success.”という題名での話がありました。「成功」の定義は人それぞれ違うもので、その定義によってそれぞれのゴールが変わってくるという話からスタート、ご自身のご経歴や大企業のポジションから起業へ「ジャンプ」する時のまさに「飛び降りる」ご経験等とてもパーソナルな話も伺えました。また、男女の性質や価値観の違いについてのMarilyn Waring氏(23歳でニュージーランド議会の最年少メンバーとなった女性)の著作もご紹介されたので、ご関心ある方はお読みになるといいと思います。和訳も出ているものの中に「新フェミニスト経済学」があります。



以下、ポイントを羅列します。
・来日は公務員としてスタート、そこから民間の大企業でのポジションを歴任、その後起業、社会起業と様々なキャリアを経験。
・“The current economic system is just a product of our imaginations”、つまり、「現在の経済システムは単なる私たちの想像の産物である」(David Suzuki氏の言葉の引用)。実際の「私たち」=「欧米の男性」
・男女の「成功」の定義づけの違いについて、男性は規模や売り上げを重視するのに対し、女性はもっと影響力や協調を重視するため、これからの時代での女性の活躍は重要。
・結婚、介護等人生の様々な段階で必要に応じた時のキャリアチェンジは恐れずにリスクを取り、チャンスをつかもう。

○齊藤ウィリアム氏(株式会社インテカーCEO, 世界経済フォーラム財団理事/ヤンググローバルリーダー)
 齊藤氏は米国カリフォルニア州生まれの日系人、10歳の時に商用ソフトウェアのプログラミングを始め、10年後に法人化。1998年にはErnst & Young, NASDAQ and USA Todayにより「アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれ、暗号や生体認証分野における技術開発で世界有数の権威として認められます。最近では、2012年10月号日経ビジネス「次代を創る100人」に選出されています。マイクロソフト社へ事業を売却した後、2005年に東京へ移り、VCであると同時にコンサルティングサービスを提供する株式会社インテカーを設立。ここでは革新的な技術を見出し、グローバルタレントの育成や起業家支援を行っています。また、世界各国政府のアドバイザーとしてご活躍の齊藤氏は日本では経済産業省、総務省、文部科学省、国土交通省や日本学術振興会、産業技術総合研究所、情報処理推進機構などのアドバイザーとして従事。

齊藤ウィリアム氏

 2012年日経BP社より出版されたご著書「ザ・チーム〜日本の一番大きな問題を解く」を2冊お持ちになり、会場との質疑応答の際に(日本語で)質問した最初の2名がそれを持ち帰りました。(深謝!)
以下、ポイントを羅列します。
・日本ではアントレプレナーシップという言葉がネガティブに捉えられる場合があるが、元の語源はフランス語から来ており、「アイディアを現実に変える」ということ。
・Twitterでの数々の発言が、国家戦略会議フロンティア分科会での繁栄のフロンティア委員を務める役に繋がった経緯について。

○松田一敬氏(合同会社SARR(京都)代表執行社 員、CCA(シンガポール)取締役、 IFUU & CO (香港)CEO、Sun and Sands Group (日印)パートナー)

 国内初の地域密着型VCの北海道ベンチャーキャピタルを設立、10社以上の大学発ベンチャーに投資・経営参画される松田氏。現在は合同会社SARRを通じて京都、東京、札幌、香港等を拠点に活動、研究シーズの事業化、メンタリングをされています。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)、JST(科学技術振興機構)、SCOPE(戦略的情報通信研究開発推進制度)の評価委員をされる一方、認定NPO法人地域産業おこしの会副理事長などご活躍は多岐に渡っていらっしゃいます。シリコンバレーと京都を結ぶことにもご尽力されています。

以下、ポイントを羅列します。
・日本でベンチャーが増えないのはサクセスモデルが(あまり)ないからだ。例えば「AKB48」のような成功は、起業と比べるとよほど成功の可能性が低いと考えるが、それでもタレント志望の女性が沢山出るのは、サクセスモデルとなっているからだ。
・今の出生率が続けば西暦3000年には日本人が消滅することになる。
・スピーカー達と会場参加型のパネルディスカッションでは様々な質問が相次ぎました。特に、日本の戦後はパナソニック、ソニーなどを輩出する強大なアントレプレナーシップ精神があったが、その後国が成熟するにつれ人々は組織化され、体制の追従者としてリスク回避型になり、結果としてアントレプレナーシップが影をひそめたという議論は興味深かったです。追従者というと言葉が悪いようですが、要は一致団結する必要にあわせて多様性が抑えられたのだと私は解釈しました。

会の最後に、3分プレゼンを2件、入れさせて頂きました。
一つ目はEdu Hatch (http://www.eduhatch.net/updates)という東京をベースにしたシンクタンクで、メンバーは8か国から来る17人の若手。今回発表しに来て頂いたイエシ・アルフェリナ氏は去年のGEWEL Entrepreneursに参加者としていらしていたインドネシア出身の優秀な女性で、当時「起業するにはどうしたらいいですか」とまっすぐな視線で聞いてきたのが昨日のことのようです。早くも具現化して発表出来るようになることは素晴らしいと思います。言うまでもなく、彼女にとっては外国での起業です。多岐に渡る文化を通じて東北の震災地域に新たな可能性を創りだすことを目的とし、活動は自国料理(インドネシア料理等)の炊き出し、外国文化紹介、南三陸Tシャツ作りの技術移転等。

二つ目は食卓応援便(http://www.shokutaku-ouenbin.com/)という、カット済みスチーム野菜の宅配事業を経営している、株式会社サステナブル・プランニングの福井全社長によるプレゼンでした。「働く女性を応援する事業をしています」と前日の夜の出会いでおっしゃっていたところから、急遽ご来場、プレゼンして頂くことになったにも関わらず、当日は参加者用に試食サンプルまで陳列して頂き、行動力に感服致しました。同じ起業家として見習うところが大いにありました。

次回は9月17日か24日を予定しております。全国の地銀と強力なネットワークをお持ちでベンチャーと銀行とのパイプ作りをされている企業の代表の方等のスピーカーを予定しております。GEWELは「組織や国境を越えたD&Iリーダーシップの浸透、連携」を目的としていますが、前述の平井氏がおっしゃったように、アントレプレナーシップ(起業家精神)は一般教養であり、全てのリーダーにとって重要な資質だと考えます。GEWEL Entrepreneursと銘打っているにも関わらず、今回の参加者には企業にお勤めの方々も少なくなかった点は非常に喜ばしく、これからも増えていくといいと思いました。

私たちの起業家のセクターでは日本と世界、また、意外に交わらない様々な色の起業家グループや、それをサポートする専門家集団(金融、法律等)、企業人、政府関係者など様々な立場の人々を結びつけ、ハブとなれれば光栄です。特に女性。今の時代に女性として存在出来ることはかつてない恵みだと思っています。今後間もなく女性が男性と同じくらいの割合で社会で活躍、貢献する時代がやってきます。これからも皆様の注目によってその実現をご支援ください、宜しくお願い致します。

記事へのコメント、ご意見、今後GEWEL Entrepreneursで実行して行って欲しいことなど、募集します。私sugita@gewel.org宛のメールを下さい。お待ちしております。 
| Maki | D&Iイベント報告 | 20:38 | comments(0) | - |
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