Diversity & Inclusion Blog

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ダイバーシティの推進を願い、より多くの意義ある活動や世界の情報を、より多くの人に届けるため発信していきます。
GEWELのメンバーや志を同じにする人たちから、日本や世界のダイバーシティ&インクルージョン情報をお届けします。
米国のD&I現状について、D&I コンサルタント Kay Iwataの視点から

Current D&I situation in the USA, by D&I consultant, Kay Iwata.
(Kay Iwata: http://www.kiwata.com/about.html) 
by Ann Sado


Kay Iwata, 3rd generation Japanese-American ,GEWEL adviser, and Diversity & Inclusion consultant based in San Francisco, USA visited Japan in June. She gave her assessment of the current status of D&I in the USA.

Here is the good news
1. More companies have D&I listed as part of their organization structure.

2. Some progress has been made in terms of representation at director and above levels especially for white women. At the CEO level for Fortune 500 companies there has been an acceleration of the appointment of women and racial minorities but 95% of theses CEOs remain white male.    

3. There is more recognition that diversity goes beyond race and gender.    

4. The addition of "inclusion" brings a much needed focus on the culture of the company in terms of being more authentically inclusive of the diversity it does have.    

5. Many companies have now included global D&I as part of their strategy.

Here is the not so good news
1. Budgets and staff for D&I have been cut. In many situations the budgets and staff were very minimal to begin with so the cuts tend to make it almost impossible to have an impact.   

2. Unfortunately too often there is a lot of "talking the talk" of the importance of D&I but results, even in a basic area of measurement like representation, have not been achieved. This is especially true for different racial and cultural groups and even more so for women from these groups. The pipeline to this level is not any better.   

3. There is still a struggle for the existence of a legitimate business case for D&I. Without that legitimacy the credibility of D&I remains in question.    

4. Most leaders of D&I efforts do not directly report to the CEO nor do they have regular interface with the executive leadership team.   

5. Some D&I functions have been folded into Talent Management or Corporate Social Responsibility. The concern is the premature dilution of efforts for diversity and inclusion when major goals are yet to be met.   

6. Going global with D&I requires cultural competences and a commitment to equitable accommodation. For example, to what degree are the perspectives of those from the country in which business is being done taken into consideration when making critical decisions? Is everyone aware of the different cultural communication styles and using them to encourage participation? Are meetings schedules alternated so that no one group is always having to have the conference calls at night which impinges on their personal life? In many US based companies these cultural competencies and equity issues have not been addressed.

D&I is a learning journey. Those of us based in the US are hoping we will learn more from our global D&I counterparts, like GEWEL, as they bring new approaches to the work. Yes, there has been progress in the US but we have long ways to go.


GEWELアドバイザーで、米国、サンフランシスコでD&Iコンサルタントとして活躍している日系3世のKay Iwataが6月に来日された折、USにおけるD&Iの状況について、どう評価しているか、お考えを聞きましたので、ご紹介します。(Kay Iwata: http://www.kiwata.com/about.html) 
 
良いニュースがいくつかあります。

1. より多くの企業で、組織構造にD&Iを組み入れています。

2. 少し進んだ観点としては、特に白人女性の間では、部長やその上のレベルで、女性の割合が増えている事です。フォーチューン500社の中では女性やマイノリティの人を経営トップとして、据えてきていますが、まだ95%が白人男性で占められています。

3. Diversityの切り口は人種、性別を超えて、認識されるようになってきました。

4. Inclusionの考え方を加えるには、企業文化に焦点をあてることが、その企業が持っている多様性を確実に根付かせることになります。

5. 多くの企業でGlobal D&Iをその企業戦略に現在導入しています。

そして、残念なニュースもあります。

1. D&I部門へのリソース(予算、人員)が削減されています。初めから、予算や人員は最低限でスタートしているケースが多いので、削減されると全く影響力のあるレベルに達しない事態が多くみられます。

2. 残念なことは、D&Iの重要性に関して「本音で導入すると言う話」がありますが、結果は基本的な数値(多様な切り口が反映されているか)でさえ、達成していないのが現状です。異なる人種や文化のグループに対して特に変わらないし、女性に対しても同様であります。このレベルへのパイプラインでも少しも良くなっていません。

3.未だに、D&Iを理にかなったビジネスケースとして、存在させることにもがいています。その妥当性なしには、D&Iの信頼性がいまだに疑問視されている事です。

4. D&IリーダーのほとんどはD&I推進の努力をCEOに直接レポートしていない事と、そればかりか経営幹部チームへの定期的な接触もないのです。

5. 幾つかのD&I機能がタレントマネージメントやCSRに組み込まれてしまっています。早まってD&I機能の独立性を薄めてしまい、大きな目標を達成できないことが気にかかります。

6. D&Iをグローバル展開する際には、異なる文化への適性力や公正な評価への約束が求められる。例えば、その国でビジネスを行う時に、どの程度その国の観点を非常に重大な意思決定を行う場合に取り入れているか?文化によりコミュニケーションスタイルが異なることを認識し、もっと全員が参加出来るようになっているだろうか?会議の時間帯を交互に替えれば、誰かが常に夜間のカンファレンスコールで個人の生活を邪魔されていることにはならないが、そのような配慮がなされているでしょうか。多くのUSAに本社を置く企業では、この文化的な適正や公正であるという課題に直面し、本気で取り組んではいないのが現状です。

D&Iは学びの旅とも言えます。USに住む私達はグローバルD&Iでご活躍の皆様、〔例えばGEWEL〕から学ぶ事で新たなアプローチを見出す事が出来ると考えています。USに関しては多少先に進んでいますが、まだ先の長い旅です。

* * * *
GEWELでは、Diversity & Inclusionを理解し、実践する方が増えるよう、“私のD&I Journey ワークショップ”を企画、実施しております。
8月29日(水)18時30分より、ワークショップを行います。是非ご参加ください。

◆ワークショップのご案内

一緒にD&Iの旅に出ませんか?
私のD&I Journey 入門編 その2 “Self-empowermentとD&I”

・日時:8月29日(水)18:30-20:50
・会場:東京ウィメンズプラザ 視聴覚室C(http://www.pbls.or.jp/event/map_tokyo-womens-plaza.html)
・参加費:3000円(賛助会員は1500円)
・定員:16名

 ご参加希望の方は、contact@gewel.org からお申し込みください。


http://blog.gewel.org/admin/?mode=entry&eid=189644
| Maki | 最新D&I情報 | 10:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
Inclusionの基本について考えるワークショップ

私の Diversity & Inclusion Journey ワークショップに参加しませんか?
藤井 幸子

GEWELでは、Diversity & Inclusionを理解し、実践する方が増えるよう、“私のD&I Journey ワークショップ”を企画、実施しております。
8月29日(水)18時30分より、ワークショップを行います。是非ご参加ください。

Kay Iwataからの“米国におけるD&Iの現状評価”にもあるように、Diversityを組織として定着させるには、Inclusionの考え方を企業風土・文化に浸透させることが必要である。といわれています。経営トップが掛け声をかけるだけでは、個人が自分の問題としてD&Iの旅に出ようということに、つながりにくいと思います。
GEWELでは、以前からInclusionを実践するには、どんなプログラムが必要なのか、検討してきました。そして、個人としてInclusive Leadershipを実践するためのステップとして、入門編、中級編を考えております。入門編では自分自身をInclusionするには?から始まります。次のステップとして、その人のInclusive Leadershipが影響力をもつレベルだと考えております。
様々な思い込みに気づき、特にネガティブな思い込みは、考え方を変えることで、少なくとも0か、うまくすればポジティブ(自己肯定感を高める)にもなりうると考えます。

基本的な考え方の一つとして、Self-empowermentという概念が大切だと思っています。“ひとは本来意欲やパワーが備わっており、そのパワーを引き出すことがEmpowermentです。Self-empowermentとは常に、自分を強化、成長させていく姿勢”だと考えております。

これは、昨年ブータンの国王夫妻が福島の被災地を訪れ、小学生たちに話した、龍のはなしを覚えていらっしゃると思いますが、通じるところがあると思います。(以下はブータン首相フェローとしてブータンで働く日本人、高橋孝郎さんのブログからの引用です。)

“A dragon is nothing but our personality. A dragon exists and lives in the heart of each one of us. A dragon thrives bigger and stronger as one grows older and accumulates experiences, and one must always be in control of one’s own dragon. I tell the children of my country to feed their own dragon. I hope you will feed your own dragon, too.”
“龍というのは、人格のことです。ですから龍は、わたしたちの一人ひとり、誰の中にでも住んでいます。龍は、わたしたちが歳を重ねるにつれて、わたしたち一人ひとりの経験を糧にして、大きく強くなります。大切なことは、その龍をたえずコントロールすることです。
わたしは、ブータンの子どもたちに、自分の龍を養い育てなさい、と言っていますが、皆さんも自分の龍を養い育てて下さい。”

D&I実践上の課題として、自分の知っていることが基準だと考えることが、異なるものに対してコンフリクトの気持を生み、他者を排除することにつながると言われています。即ち、自分のコアとなる部分があれば、ほかの人も同じように、それぞれのコアを持っていると考える、自分を尊重するし、他人も尊重することにつながると考えています。それがDiversity&Inclusionを理解・実践していくことになると思います。

◆ワークショップのご案内

一緒にD&Iの旅に出ませんか?
私のD&I Journey 入門編 その2 “Self-empowermentとD&I”

・日時:8月29日(水)18:30-20:50
・会場:東京ウィメンズプラザ 視聴覚室C(http://www.pbls.or.jp/event/map_tokyo-womens-plaza.html
・参加費:3000円(賛助会員は1500円)
・定員:16名

 ご参加希望の方は、contact@gewel.org からお申し込みください。

| Maki | 最新D&I情報 | 21:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
美しい日本の景観の神髄はダイバーシティ

「日本で最も美しい村」でみたダイバーシティ
芹澤 充子

街おこしのボランティアをしている時、日本の美しい村の保存活動をしている方と会い、講演を聞きに行った。そこで初めて「日本で最も美しい村」連合が2005年日本に設立され、今日現在44の町村と地域が認定されていると知った。

フランスで30年前にスタートした「最も美しい村」運動は、「世界で最も美しい村」協会へと発展。日本はフランス、イタリア、ベルギー、に続いて、アジアでは初めて、2010年に協会加盟国に成り、今年7月にフランスの美しい村の一つであるゴルドーで「世界で最も美しい村」協会の初めての総会が開かれ、日本代表団として参加した。

 フランス:鷹巣村のゴルドー

フランスでは36700の村(コミューン)があり、そのうち選りすぐれた156が美しい村(2011年現在)として登録されており、コロンジュ・ラ・ルージュに本部がある。建物は石造のため、風化が比較的少なく、人々が長い年月先祖から引き継いで大切に保存してきたのが見られた。歴史的背景のなか、城や教会などを中心に集落が形成され、それらを囲む自然環境を含めた広大でダイナミックな景観は、誰もが納得のいく美しい村だった。

 フランス:ブドウ畑越しのラ・ロック・シュール・セーズ

1994年にフランスの次に加盟した、フランスに接するベルギーのワロン州には24の美しい村(2011年現在)がある。ベルギーにはフランス語圏のワロン他、ドイツ語圏、オランダ語圏と言葉による区分けがされているのがおもしろい。ベルギーでは、自然豊かな景観に、石灰石や砂石などで作られている家々に花を飾り、数十人から数百人が営んでいる小さな村が点在している。

 ベルギー:ワロン地方なミュール州のセルの水中城

今回訪問をしていないが、イタリアでは、中規模自治体(コムーネ)が8100もあり、2001年に加盟して以来、208の美しい村が登録され、ローマに本部がある。イタリアの村の特徴は、「開放的で明るい台地上の建物の集合景観や山、湖、海、農村の雄大な景観」と言われている。

 イタリア:ウンブリア州のサン・ジェミニ

それでは、2010年に世界協会に加盟した日本の美しい村を見てみると、ヨーロッパのようなダイナミックな景観はなかなかなく、また建物は木造であるため、歴史的に残されているものは寺や神社が中心で、なかなか庶民の建物の集落は保存されていない。 また近年市町村合併が進められ、小さくても素晴らしい地域資源を持つ村の存続や、美しい景観の保護等が難しくなってきている。

そのような動きのなか、「日本で最も美しい村」連合は、人口要件を10000人以下(約500町村程度しか存在しない)とし、3つの点を重視している。
 景観:生活の営みにより作られた景観
 環境:豊かな自然や自然を活かした町や村の環境
 文化:昔ながらの祭りや郷土文化、建築物など

 
福岡県八女市 星野村
傾斜の多い村で、石を積み上げ、谷川の流れを引き込み、作られた精巧な棚田


京都府 伊根町(いねちょう)
海ぎわに建てられ、舟が停泊 できるドックが1階にある独特な住居で、海に浮かぶように見える舟屋郡


小さいながらも、住民の絶え間ない努力によって守られてきた美しい景観や自然環境、住民の誇りとして地域に脈々と伝えられてきた地域文化など人の営みのなかに、日本人が忘れかけていた、日本の本当の美しさを発見できる。


山形県 飯豊町(いいでまち)
飯豊蓮舫から流れ出る清流、 白川、扇状地に形成された  田園散居集落


 
長野県 大鹿村(おおしかむら)
江戸の昔から350年以上伝わる村民による歌舞伎

 
美しい村発祥の地ヨーロッパでは、歴史のある石造の家など集合景観が特徴であるが、自然と人間の営みが長い年月をかけて作り上げた日本の美しさの神髄は、その多様性(ダイバーシティ)にあると思った。 
| Maki | 最新D&I情報 | 09:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
Diversity & Inclusion in Asia 2012 

Diversity & Inclusion in Asia 2012開催のお知らせ(11月6日〜7日 香港)

香港にベースを置く、Community Business*が“Diversity & Inclusion in Asia 2012”を11月6日から7日の2日間、香港 Cyberport Convension & Exhibition Centerで開催します。

今年は特に”Driving Inclusion-Making it Happen in Asia!として、グローバル化の中で、多様性だけでなくInclusionの文化を醸成しないと、本来Diversityの持つ、異なることに価値を見出し、ビジネスで成功することにつながらないということがテーマです。性別、文化、世代、障がいの有無、LGBTなどについて話し合うカンファレンスです。

メンバー企業以外でも、参加が可能です。早期割引締め切りは8月末日で、参加費は、644USDです。

詳細はHPまでどうぞ。
http://www.communitybusiness.org/D&Iconf/2012/welcome.htmアジアに特化したこのような活動はユニークなものです。

*Community Businessは、多国籍企業がスポンサーとなっていますが、中立的なNPO組織で、CSR,D&Iなどの切り口で活動をしています。毎年、ベンチマークサーベイを発表しています。
http://www.communitybusiness.org/about_us/what_we_do.htm

| Maki | 最新D&I情報 | 21:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
APEC:バランスのとれた日本のイメージを伝えること

APEC女性と経済フォーラムに参加して
アキレス 美知子

6月28日(木)〜30日(土)の3日間、ロシアのサンクトペテルブルクで、APEC『女性と経済フォーラム』が開催され、太平洋を取り囲む21の国と地域から、官、民、NGO、学会関係者など約300人が参加しました。日本からは、横浜市長の林文子さん、大塚製薬常務執行役員の笠章子さん、NHKクローズアップ現代キャスター国谷裕子さん、イー・ウーマン社長の佐々木かをりさん、HASUNA社長の白木夏子さん、そして私も代表団の一員として出席しました。

インドネシア大臣と。

国際会議、特に女性関連のテーマでは、日本はよく「いかに遅れているか」の例として引用されます。「女性リーダーの数が先進国の中で最も少ない」とか「男性育児時間が週30分」など。確かにデータだけを見るとそのとおりですが、実際、企業人、起業家などいろいろな女性と接していると、彼女たちのパワーと活躍にはワクワクすることも多い。そこで今回参加にあたって、自分なりの方針として「日本の良いところもしっかりアピールする」と決めていました。

『女性と革新的な経済成長』をメインテーマに、3日間にわたって活発な議論が展開されました。私は初日のPPWE(女性と経済に関する政策パートナーシップ会議)のHuman Capital(人的資源)についての発言者として、そして2日目の分科会のWomen in Corporate Management(企業経営における女性)のパネリストとして参加しました。

パネルの様子。 PPWEでの様子。

日本の厳しい現状をふまえながらも、一例として資生堂の女性活躍推進の軌跡を紹介し、10年前に比べると、かなり女性リーダー比率が増え(5.3%から22.9%へ)、女性が少ない技術・科学分野においても、当社においては全研究者の約半数が女性であることなどを具体的に紹介しました。

また、パネルディスカッションでは、課題として部長以上の女性比率がまだ低いことをあげ、「執行役員の仕事は大変チャレンジングで、時には孤独ですが、成果をあげたときは大きな充実感があります。女性にもぜひ、リーダーとして上を目指してほしい」と発言すると、ロシアやアメリカのパネリストからも共感の声が上がりました。
会場からも、「一番活発なパネルで満足。本音トークが聞けて良かった」とのフィードバックがありました。パネリストは、ロシア3名、アメリカ1名、日本からは私に加え、モデレーターとして国谷裕子さんが参加し、素晴らしい采配で会を盛り上げてくれました。

エカテリーナ宮殿にて。
ロシア代表団と。

3日間を通して、他国の参加者から、「大変わかりやすくて良かった」との声を多くいただき、様々な交流ができました。これは私だけでなく、積極的に発言を行った日本代表団メンバーの存在が大きかったと思います。やはりアピールすべきところはきっちり発言し、バランスのとれた日本のイメージを伝えることが重要だと改めて感じました。

尚、このフォーラムの成果は、今年9月に開かれるAPEC首脳・閣僚会合(開催予定地:ロシア・ウラジオストク)にて報告されます。
| Maki | D&Iイベント報告 | 14:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
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