Diversity & Inclusion Blog

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GEWELのメンバーや志を同じにする人たちから、日本や世界のダイバーシティ&インクルージョン情報をお届けします。
トップインタビュー インテージ(5)グローバルリーダーとは?

困難な状況にあえてチャレンジする
グローバルリーダー

 (株)インテージ 代表取締役会長 田下憲雄氏
1947年生まれ。岐阜県出身。一橋大学社会学部卒業後、1972年 (株)社会調査研究所
(現インテージ)入社。2000年に代表取締役社長。2011年4月代表取締役会長に就任。
一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会会長。
アジア・パシフィック・リサーチコミッティ会長。



藤井:田下さんご自身がグローバルな場で活躍されている
リーダーだと思いますが、「グローバル人財、グローバルリーダー」とは
どのような人だとお考えですか?

田下:私が考えるグローバルリーダーとは、D&Iを実践し、
異なる文化を持つ国で新たな事業や新たな会社を作っていける人
です。
グローバルスタンダードを理解しつつ、ローカルインサイトへの感性や
理解力を持てること、さらには、現地の人材を育てることができる人だと
考えています。

自分の人生を振り返ると、私は誰もが上手くいかないだろうと思うような
困難な状況の方へあえてチャレンジしたがる性癖があります。今回は社長
交代というタイミングにも恵まれたので、会長になったあとも自分で手を
上げて、中国の現地法人の董事長に就任しました。中国に「棲みこむ」
覚悟で、中国事業を成功させるために闘っています。

若いときに海外駐在を経験しても、何年かすれば、「ただの人」になって
しまうので、グローバルを志す人は、海外で闘い続けるしかないですね。
私はもう60半ばに差しかかっていますので、最後のチャレンジだと思って
います。

* * * *
株式会社インテージ
インテージグループ各社とともに、リサーチノウハウ、データ解析力、
システム化技術とこれらに基づく情報評価力をコア・コンピタンスとして、経営および
マーケティング上の意思決定に役立つ情報(intelligence)を提供。
国内マーケティングリサーチ最大手。
| Maki | D&I 人物インタビュー | 19:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
【ご案内】2012 Global Summit of summit Women in Athens

Global Summit of Women が2012年はギリシャ、アテネで開催されることに決定いたしました。
ぜひこの機会に欧州危機の現状を視察し、世界の女性たちと交流しませんか。

【2012 Global Summit of summit Women in Athens】
日時:2012 May 31-June 2
場所:ギリシャ・アテネ
対象:D&Iリーダー&リーダーを目指す女性、他

 詳細はこちら → http://www.globewomen.org/summit/summit.htm  http://www.globewomen.org/summit/Summit%202012/SummitReg2012.htm
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GEWEL賛助会員の方には、参加費割引があります。
GEWELは、GSWのグローバルメンバーとなっています。
GSWへ参加ご希望の方は、ぜひGEWEL賛助会員に登録の上、参加申込み下さい。
参加費は、企業価格750$、NPO価格 $550 のところ、
GEWELメンバー価格 $475になります。(早期割引1月末日まで!)
宿泊費、航空運賃は含まれません。

GEWEL賛助会員募集ページ 
*会費入金確認後、申込時のディスカウントCODOをお知らせいたします。
【問合先】NPO GEWEL  sasaki@gewel.org まで  
| Maki | 最新D&I情報 | 16:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
D&Iの基本、思い込みをなくす

思い込みを捨てて、新しいことに挑戦してみませんか?
藤井 幸子

先日久しぶりに会った友人が、バレエを始めて気がついたことを話して
くれました。
“実はバレエを自分が始めるなんて、考えてもみなかったことなのに、本当は自分がやりたかったことの一つだと気がついた。『バレエは細い人がやるもの』と考えていた自分の思い込みにチャレンジしたことに、とても自信がついたし、全面鏡のけいこ場で、姿勢が良くなったおかげで、背骨が伸び、身長が1センチ以上高くなった。楽しくて、仕事を何とか終わらせて、レッスンに遅れないようにしている”と話してくれました。
楽しそうで、かつ美しくなった彼女を見て、こういうこともある意味ではD&Iの基本的なことなんだ・・・と思いました。

私たちは自らの思い込みで自分の行動に制限をかけているのではないでしょうか。人との関係においても、思い込みが障害となって、関わり合いを避けたり、面白そうなことを思いついても、ほかの人には関係ないし・・・などと行動に移さなかったり。

私自身も、多くの思い込みが邪魔して、新しいことには挑戦しないことが多くなりました。どうせやってもうまくいかないだろうし、この年齢だし、かっこ悪いから。初めからうまくいくはずはないのに、チャレンジしないことっていろいろあります。

最近聞いた話ですが、アパレル通販で有名な会社で、ふっくらした人向けのお店をオープンしたそうです。その会社の社員にこのカテゴリーに相当するような人がいて、こんなお店だったらうれしい。という意見を取り入れて作られました。通路は通常より広めに、試着室も大きく、扱う製品は大きめな人向けだけど、ファッショナブルなものを取りそろえたそうです。ターゲットを絞った結果、そのお店に来るお客さんは一人で、何着も買っていき、見るだけのお客さんは一人もいないとか。ビジネスとして大成功だそうです。これも大きめサイズの製品はファッショナブルではない。という思い込みがビジネス展開への障害になっていたという例です。このケースは明らかにD&Iを実践することがビジネスにつながった例です。

ビジネスシーンでも、以前にアイデアを出したけど、どうせ取り上げられないから。。。と意見を出さなくなったり。自分一人では、この思い込みが気が付かないこともあり、それ故に多様な人々に接することから、別の視点のことが見えてきて、新しいアイデアにつながります。そこには、他人の考えをちゃんと聴く、観る、など五感を働かせることが大切です。
ある人はGLOBAL化の第一歩は“自分の枠をはずすことにチャレンジすると、世界が開けてくる。”と言います。

2012年は、自分の思い込みで“やりたいこと”をこれまで封印していたら、チャレンジしてみませんか?きっと楽しい、わくわくする日々を送ることができると思いますよ。
| Maki | 最新D&I情報 | 06:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
D&I Top インタビュー インテージ(4)

まず、インクルージョンが先
 (株)インテージ 代表取締役会長 田下憲雄氏
1947年生まれ。岐阜県出身。一橋大学社会学部卒業後、1972年 (株)社会調査研究所(現インテージ)入社。2000年に代表取締役社長。2011年4月代表取締役会長に就任。一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会会長。アジア・パシフィック・リサーチコミッティ会長。

 藤井:ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)をご自身が実践されるときに心がけておられることはどのようなことでしょうか。

田下:私は、インクルージョンが先だと思います。ダイバーシティとインクルージョンとでは、インクルージョンが先にこないといけないと思います。まず、共感すること、相手を受け入れることです。インクルージョンしない限り、お互いに相手との違いを理解することにはならないのではないでしょうか。お互いを受け入れて、共感できるものを見出すこと、これが最初です。

そのために大切なことは、相手と一体になることです。これを私たちは、このことを「棲みこみ(Dwell in)」と表現しています。よく「天才のひらめき」といいます。ひらめきは、何もしないで、ある日突然、どこかから、ふっとやってくるものではないのです。ずっと考えているから、そこに棲みこんでいるからひらめくのです。THE INTAGE WAYでは「グローバルに学びつつ、ローカルへの棲みこみによって、インサイトを探求し、事業の国際化を推進します」と表現しています。

社内では「お客様に棲みこむ」という言い方もします。それはお客様の戦略を理解し、お客様と同じ目線で考えることです。ビジネスパートナーとして期待してもらうためには、お客様に「棲みこむ」ことによって、お客様目線を獲得する必要があります。「業界に棲みこむ」、「仕事に棲みこむ」、「課題に棲みこむ」、「異なる文化に棲みこむ」、「地域に棲みこむ」など、まず対象と一心同体になることが重要です。

なにか違うなと思っても、根っこのところでは共感し合える何かがあるはずです。その繰り返しの中から、異文化を相対的に評価できるようになっていくと考えています。

* * * *
株式会社インテージ
インテージグループ各社とともに、リサーチノウハウ、データ解析力、システム化技術とこれらに基づく情報評価力をコア・コンピタンスとして、経営およびマーケティング上の意思決定に役立つ情報(intelligence)を提供。国内マーケティングリサーチ最大手。
| Maki | D&I 人物インタビュー | 10:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
2012年に向けて 1

年頭のごあいさつ
藤井 幸子

皆さま新たな思いで2012年を迎えられたことと思います。
私自身は、不確実性の時代に、信念を持ちぶれない生き方をする、他人とのかかわりでの学びをMotivationにして人生を楽しみたい、と思っております。

私どもGEWELはビジョンやミッションを創立者の堀井さん、アン佐渡さん達から引き継ぎ、昨年4月新体制をスタートいたしました。
今年もD&Iリーダーシップとは?を課題としてその実践にむけて活動していく所存です。皆様、是非興味を持ってD&Iへの理解を深めていただき、GEWELへのご支援をいただきたくお願いします。

昨年は想定外の出来事が世界各地や国内で次々と起き、改めて複雑な状況に対応できるリーダーシップの在り方が問われてきています。東日本大震災で被災された方たちは、まだ大変な状況でご苦労されています。私たちは何ができるのか?を意識しつつ今年も活動をしてまいります。

お正月のTV番組では“ニッポン復活”“日本社会の閉塞感を打破するには”について、さまざまな視点で語られていました。
特に2011年は、日本企業による外国企業(特にアジアの企業)とのM&Aの数が最も多かったそうです。M&Aを成功させるには相手の文化を受け入れつつ、その企業の持つ価値をどう活かすか?というところがポイントだといわれています。自分たちの思い込みで押しつけ経営をしても失敗するそうです。まさしくDiversity & Inclusionをどう実践するかにかかっていますね。

2012年の日本社会活性化へのキーワードをご紹介します。
・Global化とは画一的な価値を押し付けるのではない。
LocalなものがGlobalにも通用するという価値に気づくことでもある。

・日本企業の持つ現場力はグローバルでも価値のあるものである。自分たちの持つ価値が大したものではないというのは、思い込みである。日本のモノづくりを支えてきたビジネスモデルはいわゆるブルーカラーがクリエイティビティを発揮していた。これに対してアメリカ的大量生産はホワイトカラーがマニュアルを作り、ブルーカラーが作るビジネスモデルである。

・ストーリー性が重要である
モノづくりの背景にストーリー性があることはユニークな生活文化に価値をもたらすものである。

・グローバルに通用する人材は経験(海外武者修行)により企業も人も変わる。
タイの洪水で生産活動ができない期間を好機ととらえて、社員教育を実施した。(何もできないという思い込みをポジティブな行動に変えた例)。こういう人材が日本に戻り、さらに人を育てるサイクルを作ることで、企業も変わる。

・日本人は本来雑種文化の中で生きてきた、寛容の文化であったはず。

・常識を破ることは思い込みを打破することに他ならない
D&Iの基本は自分の思い込みに気づき、考え方・行動・態度を変革することにあります。ビジネスケースとしていろいろな例があります。

・これからはリスクをとらないことが、リスクとなる時代

・昨日のようにあるために、変わることが必要である。
周りが変わっていくのに、そのままでは昨日のようにあることはできない。

昨年末にインタビューしたインテージの田下会長のメッセージの中に、“相手の文化背景、人とのかかわり方の歴史などを知らずにはビジネスは成功しないが、こちらの大切にしている価値観を腑におとしてもらう努力が必要だ”とありました。組織におけるD&Iは、Gender Diversityだけでなく、様々な切り口のものに広がってきています。
| Maki | その他 | 16:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
2012年に向けて 2

昨年はGender Diversityの切り口でも、いくつかのトピックスがありました。私どもGEWELはD&Iの切り口の中でGender Diversityはまだ継続的に取り組む課題であると考えております。

2011年11月のエコノミストに掲載された記事で、“The Land of Wasted Talent”と日本組織に対し課題を投げかけられました。労働人口が減少する中で、日本企業は女性の能力を十分使えていない、能力を捨てている国であるというショッキングなタイトルです。女性にとってライフイベント後の再チャレンジがしにくいことが課題と指摘されています。日本の企業でもこの5年間で大きく変化し出していますが、再チャレンジできる組織風土作りと当事者としての女性の意識も課題だと思われます。

また、CWDIレポート(Women Board Directors in Largest Banks in Fortune Global 200)が発行されました。次に一部分掲載されています。”Women Board Directors of Fortune Global 200”というタイトルで、Fortune200にランクインした企業における女性ボードメンバー数の経年変化をみているものです。

ボードメンバーに女性が多い企業は、上位7社がP&G、Wellpoint、 Statoil Hydro、GM、Target、Wells FargoとHPで、30%女性が取締役という企業が10位までランクされています。2011年の傾向は、中国の企業が19社(2009年は11社)もランクされていることです。中国の経済力が伸びていることが大きく反映されています。しかし全体をみると、ボードメンバーに占める女性の数が0という企業数が2009年の45社から2011年の2年間で49社に増えています。

日本企業はというと、Fortune200には2011年6月現在で24社(2009年25社、2004年27社)がランクされています。詳細を見ると、6社に女性取締役(社外取締役含)がいます(日本郵便、日立、ソニー、三井物産、明治安田生命、富士通)。すなわち、18社では女性がボードメンバーにはいないということになります。

国別にみると、Quota制を導入している国で注目されるのはマレーシアです。2011年6月27日に内閣が、公的にリストされている企業において、2016年までに女性取締役割合を30%にするという政策方針を決定しました。ヨーロッパではすでにノルウェー、スペイン、アイスランド、フランス、オランダ、イタリア、ベルギーがQuota制を導入し、目標数値は3割から4割としています。Quota制を具体化するためには、男性の企業リーダーによる“men-speaking-to-men”という動きや女性取締役候補者のスポンサーとなり育成していくことが効果的と書かれています。

日本でも平成22年12月17日に決定された第3次男女共同参画基本計画で、指導的立場にある女性が「『2020 年に30%』と目標を置いています。しかし、お膝元の公務員管理職に占める女性割合は国で2.2%(H20年)都道府県レベル6.0%(H22年)、市町村レベル9.8%(H22年)と大変低い数値となっています。官が率先して目標を達成すると企業も本気で行動に移すのではないでしょうか?

参照:政策・方針決定過程への女性の参画をめぐる状況
| Maki | その他 | 10:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
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D&I Top Interview  (株)インテージ (3)

オリンパス事件にみるD&Iの重要性
 (株)インテージ 代表取締役会長 田下憲雄氏
1947年生まれ。岐阜県出身。一橋大学社会学部卒業後、1972年 (株)社会調査研究所(現インテージ)入社。2000年に代表取締役社長。2011年4月代表取締役会長に就任。一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会会長。アジア・パシフィック・リサーチコミッティ会長。

 藤井:オリンパス事件で、意思決定レベルにダイバーシティ(多様性)があることの重要性が示されました。報道によると、英国人の前社長は問題を指摘した 当初「日本的マネジメントスタイルと違う」といって排除されました。しかし、不正経理であることなど、コンプライアンス違反は、日本人の経営陣だけだとこの問題が発覚しなかった可能性があります。 トップが自らD&Iを率先するという意識が薄く、横並び意識でD&Iを実施している企業も多いのが現実です。

まず、文化、背景による価値観の違いを理解すること
田下:人が何に基づいて行動するのか、つまり規範が違うことに気づかされました。私の仮説は、オリンパスの英国人の前社長は、“神”との契約のもとで、個人の良心に従ったのではないでしょうか。日本人は“組織”に忠誠を誓っていますので、間違っていると思っても、組織の意思に従って行動してしまうことがあります。九州電力の「やらせメール事件」もそうですね。これが集団主義だといわれる所以でもあります。ここが大きな違いだと思います。ちなみに中国では、組織でも神でもなく、個人と個人の“関係”が規範になっていると思います。

香港大学のデイビッド・ツェ教授(国際マーケティング学部長)は、著書『グワンシ』で、個人と個人のグワンシ(関係)こそ、中国のビジネス文化を理解するキーワードだと説いています。一人ひとりの人間関係のネットワークがアメーバのように広がり、それに基いてビジネスが行なわれるのです。個人と個人の信頼関係は時として、公を越えてしまうことがあります。ですから「グワンシ」の負の側面は、「腐敗の温床」になってしまうことです。

日本は集団主義、欧米は個人主義と言われます。中国も個人主義的と言われますが、私は「関係主義」と呼ぶのが適切ではないかと思います。私もさまざまな場面に遭遇して、幾度となく「関係主義」とでも言うべき中国独特の規範を実感しています。

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株式会社インテージ
インテージグループ各社とともに、リサーチノウハウ、データ解析力、システム化技術とこれらに基づく情報評価力をコア・コンピタンスとして、経営およびマーケティング上の意思決定に役立つ情報(intelligence)を提供。国内マーケティングリサーチ最大手。
| Maki | D&I 人物インタビュー | 17:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
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