Diversity & Inclusion Blog

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ダイバーシティの推進を願い、より多くの意義ある活動や世界の情報を、より多くの人に届けるため発信していきます。
GEWELのメンバーや志を同じにする人たちから、日本や世界のダイバーシティ&インクルージョン情報をお届けします。
第2回 My D&Iジャーニー ワークショップのご案内

あなたも、D&Iの旅人になりませんか?


第2回 My D&Iジャーニー ワークショップのご案内


日時:8月29日(水)18:30-21:00

会場:表参道 東京ウィメンズプラザ

テーマ:D&Iからみるセルフ・エンパワーメント

定員:16名

参加費:3000円(賛助会員 1500円)

参加希望の方は、contact@gewel.orgへご連絡をお願いします。
| Maki | - | 20:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
D&I Top Interview  (株)インテージ (2)

株式会社インテージ 田下憲雄氏インタビュー
中国で直面しているD&I(Diversity & Inclusion)の葛藤

代表取締役会長 田下憲雄(たおり のりお)氏
1947年生まれ。岐阜県出身。一橋大学社会学部卒業後、1972年 (株)社会調査研究所(現インテージ)入社。2000年に代表取締役社長。2011年4月代表取締役会長に就任。一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会会長。アジア・パシフィック・リサーチコミッティ会長。

Q:中国では、会長自らが率先して陣頭指揮をとっておられると伺っていますが、中国の現状やD&Iから見てご苦労されている点とはどのようなことでしょうか。

田下:東南アジアは親日的なところがありますが、中国は少し違います。日本人の価値観とは相容れないところがあることを承知の上で付き合わないといけないと考えています。中国四千年の歴史といいますが、現代の中国は文化大革命を経て、価値観が変わってしまったように見えます。儒教的精神は希薄になり、今やマルクス、レーニンはもちろんのこと、毛沢東さえも、その片鱗を感じることができなくなっています。共産党政府は孔子の映画を作ったりして、必死になって道徳教育を始めています。

日本人と中国人の一番大きな違いは、個人の組織や公へのかかわり方です。日本では、会社の成長にどのような貢献をしたかで、報酬が決まると言えば納得します。中国では、会社は個人にどのような「発展空間」を用意してくれるのかということから、始まります。日系企業ですから、重要な権限をすべて日本人が掌握する会社を作ることも可能です。しかし、それでは中国人の能力を活用することができませんし、会社の中で自分自身の発展が見込めないとなると、すぐ辞めてしまいます。しかも日本から派遣された駐在員は5,6年すると帰国し、交替してしまいます。いつまでたっても現地の会社には知識やノウハウが蓄積されません。こういうことが中国に進出した日本の企業で起こっています。私はこの日系企業の限界を突破したいと考えました。

中国では「子どもを産むなら、インテージへ」
Q:11月5日付のエコノミストに「Land of the wasted talent日本人は女性をもっと活用すべきだ」という記事が掲載されました。御社の業務では、女性の感性や直観力などは重要なカギとなっていると思いますが、女性を活かす上で工夫や苦労されている点などはありますか。

田下:もともと調査業界は女性が多いと言われています。なかでも当社は女性が活躍している会社だと思います。国内の新卒採用は男女ほぼ同数ですし、中国やタイでは、女性社員の方が多い会社です。男だから女だからということは、全くありません。そうは言っても、女性は育児の責任を負うことが多く、定年まで働くことは難しいのがやはり現実です。なるべく長く働き続けられるようにとできるだけのことをやっています。

そのおかげで、今、中国の業界では「子どもを産むなら、インテージへ」と言われているようです。福利厚生の充実には費用がかかりますので、中国人のマネージャーは、「そういうことをしていない競合企業と同じようには戦えない」「そんなことをすると競争に勝てなくなる」となかなか理解を示してもらえません。

確かに、中国は結果の数字だけを追い求めているような過酷な競争社会です。当然、会社の体力を無視することはできません。しかし、私は「世の中の仕事は、ただ儲ければよいというものではなく、お客様のビジネス成功に貢献し、最終生活者を豊かにするという使命を全うすることが、社員の成長にも会社の利益にもつながる」という信念を曲げず、忍耐強く説いて回っています。
(つづく)
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株式会社インテージインテージグループ各社とともに、リサーチノウハウ、データ解析力、システム化技術とこれらに基づく情報評価力をコア・コンピタンスとして、経営およびマーケティング上の意思決定に役立つ情報(intelligence)を提供。国内マーケティングリサーチ最大手。

| Maki | D&I 人物インタビュー | 12:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
GOLDシンポジウム参加者レポ−ト

GOLD3Cシンポジウム参加者からレポ−トが寄せられましたので感謝をこめてご紹介します。シンポジウム全体レポ−トはこちらまで
 * * * *
変化を受け入れること、リスクの中に自ら飛びこむ勇気が必要
田中 由紀子さん((株)インテージ マーケティングイノベーションユニット 消費者情報開発部) 

■GOLDシンポジウムに参加して  
 周りはほとんど英語が話せる人ばかり、かつ世界各国の人が集まる大イベントとなっており、会場に入り、ちょっとびっくり・・・。 最初に同じテーブルの人に、国籍関わらず挨拶及び自己紹介をしてくださいとのアナウンスにまたまたびっくり・・・。
 ダイバーシティといっても、さまざまな解釈がありますが、午後の講演は、「いかに女性の活用をしていくか」ということでした。
 いろいろな人とお話する1日で、いつも机で黙々と仕事をしているのとは大きく違い、脳みその違うところを使った1日でした。

基調講演1 「危機こそチャンス:ダイバーシティへの新たなチャレンジ」黒川清氏   
 日本におけるリーダーシップの問題について言及されていたことが印象的でした。
 子供は興味・好奇心が旺盛なのに対して、大人になるとなぜクリエイティビティが失われてしまうのかは、日本の教育に問題があると指摘され、子供のころから、様々なバックグラウンドをもった人(=国を越えた)と接する機会を作るべきだとお話がありました。小さいころから、社会的変革に携わることや社会貢献、ボランティア活動などを通して、社会の役割を理解することが大事であり、学歴が高いばかりでレールが敷かれた上をただ進むような教育に問題があると訴えておられました。
 また、震災などにより、先が見えない今こそ過小評価されている”女性”の活用が重要であり、”女性”に注力するべき、そして、Connection(協働力)、Crieitivety(創造力)、Collaborate(人脈構築力)が大事であるということで、お話をしめくくられました。

「人材活用・開発の戦略的取り組み:実践と成果」住友化学(株)(株)資生堂、三菱東京UFJ銀行   
 三社の中では、住友化学(株)執行役員の高尾さんのお話と(株)資生堂執行役員アキレスさんの取り組みのお話が印象的でした。
 高尾さんからは、変革にあたり、評価の方法を変えたことについてお話がありました。今まで、できる人に仕事がつく傾向があったが、評価の方法を「職能」から「職務」に変更し、「人」ベースではなく「職務」ベースで評価することで、評価の統一性がはかれたとのことでした。また、評価軸に個人の行動「Behavior」を追加したことも重要な点として話されました。
 氏によれば、グローバルリーダーになるための最大の秘訣は、コミュニケーション力である。また相手の立場を分かって自分の信念を貫くことが大事であるとおしゃっていました。そのためには、会話力や相手を尊敬する気持ちが大事であると何度も繰り返し話されていました。

以下は、資生堂アキレス氏によるグローバルリーダーに必要な7点です。
1. 戦略的思考・・・ 先を見ることができる、アンテナが広いこと
2. コミュニケション力・・・会話ができること
3. 異文化対応力・・・相手の立場に立てること
4. リスクとバランス・・・変化の激しい中、採るべき内容のバランス
5. 実現力と結果責任・・・結果が出せること
6. バ−チャルチ−ム力・・・部下が国籍豊かな中、リ−ドできること
7. 勇気・・・行動をおこす勇気があること      
 ダイバーシティにおける資生堂の課題は、ロールモデルが少ない、キャリアについて相談できる上層部をつけること、いかにして上層部が手を引いてあげるか、支えてあげるかが課題であるとおっしゃっていました。
 
基調講演2 「新しい戦力となる女性リーダーへのメッセージ」ル−ス・ス−ザン氏  
 女性の職場進出は経済成長UPにつながるが、キャリアと家庭とが二者選択ではいけない。実際、いろいろな会社をみても、女性をサポートする機能があるところのほうが財務状況が良いという結果も出ている。今後、必要なことは、女性に対して、リーダーとしての能力を育成させることであり、カリキュラムを用意することが大切である。
 その中で、必要なことは7点あるとのお話がありました。
 1. リスクを自らおこすこと
 2. 良き助言者をみつけること
 3. 自己主張の正しい方法を学ぶこと
 4. 目標・夢をもつこと
 5. 働きすぎず、一番重要なことを見極めること
 6. 自分を支えてくれる夫を選ぶこと
 7. 変化を受け入れること   

■最後に   
 多くの刺激をもらう1日となりました。まずは、英語が話せないとコミュニケーション力どころではないですね。 変化を受け入れること、リスクの中に自ら飛びこむ勇気が必要・・(少し頭が痛いこともありますが)。  
 とてもパワフルな女性が多く、自身の課題が見えた1日となりました。
 来年もぜひ、多くの方にご参加いただけると良いと思っています。
| Maki | D&Iイベント報告 | 00:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
コンフォートゾーン(快適域)から積極的に出て行きなさい 中富デボラ氏

コンフォートゾーン(快適域)から積極的に出てチャレンジしなさい
―GOLDシンポジウムパネリスト日系三世のデボラ中富さんを囲んで
杉田 典子(GEWEL理事、La Cle Global Services 代表取締役)

 GOLDシンポジウム「戦略実践時代のリーダーに求められる資質3S」の翌日の午後、パネリストとして来日されたデボラ中富氏を囲む機会に恵まれ、D&IリーダーシップについてGEWELメンバーらとざっくばらんに意見交換を行いました。

 デボラ中富氏は日系三世でロサンゼルス在住、ご自身の会社であるNakatomi & Associatesの代表として健康・教育・環境問題に焦点をあてた戦略コミュニケーションを手がける他、ガールスカウト米国連盟の取締役、WAGGGS(ワッグス=ガールガイド・ガールスカウト世界連盟)の国際委員、アジア太平洋諸島系アメリカ人健康フォーラム(APIAHF=Asian & Pacific Islander American Health Forum)やリトル東京サービスセンターコミュニティ開発公社のボードメンバーも兼任されています。以前はロサンゼルス女性財団の理事長でもありました。

 現在、Nakatomi Associatesでは東日本大震災のドキュメンタリーフィルムを米国に暮らす日系人たちに見てもらうために、撮影隊を東北に送り込んでいるとのことです。彼女の日本に寄せる想いの強さを感じました。また、同席したファイザー河崎さんが日本で企業向けの禁煙プログラムを展開していることを説明した時、ご自身もカリフォルニア州の禁煙プログラムの広報活動にもかかわっていると話され、彼女のメディアとしての社会的責任を果たす活動の一面を見たように感じました。

 米国でのダイバーシティ&インクルージョンの現状と課題については、まずヒスパニック系とアフリカ系アメリカ人を中心とする人種関連がトップで、アジア系アメリカ人はダイバーシティ問題に含まれてもいないという興味深い話がありました。次にくるのがジェンダー関連です。また、最近では性的多様性の集団を表現する頭文字“LGBT”に新たにQueer, Questioningを指すQを加えた”LGBTQ”という表現が広まってきている話も出ました。この表現の詳細についてはここでは割愛させて頂きますが、調べると出てきます(例:http://ja.wikipedia.org/wiki/LGBT)。日本ではD&Iというと“Gender Diversity”と思われている点で、大きな違いがあり、興味深く聞きました。

 起業家に関する話題では、米国政府が中富氏のような、女性で、かつアジア系マイノリティである起業家に対し、補助金を積極的に与えてビジネスをサポートしている制度があることや、その他中国系・韓国系起業家達が昔の「頼母子講(たのもしこう)」のようなシステムで互いのビジネスの助け合いをし、それが女性起業家にも広まってきていることを伺いました。私自身起業家として、資金調達と経営安定が難しいことを身をもって経験しているので、日本でもこのような起業家育成の仕組みが必要だと切に思います。

 「個人的にはどのようにダイバーシティを実行していますか?」という質問に対し、ご自身の生い立ちに話が及びました。日系三世の彼女は祖父母やご両親が渡米後米国での成功を目指す中、社会的弱者の立場で孤独であり、日々自信を揺るがされる状況下でありながら、いかに奮闘してきたかについて触れました。また、日米戦争中日本人は都会から遠く離れた場所に収容所が作られて、大変な思いをした経験から、日系人は米国に同化することを子供たちに教育するとともに、家庭では日本人としてのIdentity 、日系人としてのリーダーシップを持つことを大切なこととして教えられてきたそうです。
 彼女はご両親から「人と違うことをしなさい。そしてあなたのコンフォートゾーン(快適域)から積極的に出てチャレンジしなさい」と常に背中を押され続けてきました。そこから、大手企業をやめて起業家として新たな一歩を踏み出す自信が築かれていったのだろうと自分自身を振り返っていました。

“If you’re surrounded by strong women, you become stronger too.”(「強い女性と一緒にいると自分も強くなれる」)との言葉に全員で頷きました。私自身も互いに切磋琢磨しながら支え合える人間関係を周りに構築したいと思いました。
| Maki | D&I 人物インタビュー | 11:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
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