Diversity & Inclusion Blog

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ダイバーシティの推進を願い、より多くの意義ある活動や世界の情報を、より多くの人に届けるため発信していきます。
GEWELのメンバーや志を同じにする人たちから、日本や世界のダイバーシティ&インクルージョン情報をお届けします。
みんな違ってみんな良い 横浜市中区での講演から

横浜市中区でダイバーシティ&インクルージョンの講演をしてきました。
By 堀井紀壬子

さる1月27日、横浜市中区のご依頼をうけて、横浜の開港記念館で「 みんな違ってみんな良い社会の実現 ―インクルーシブな職場や社会で、 もっとイキイキ働こう― 」と言う題名でダイバーシティ&インクルージョンについて1時間半の講演をしてきました。知名度の無いわたしの講演で、なおかつテーマが「ダイバーシティ&インクルージョン」などというさらに認知度の低いものですから、集客を大変心配したのですが、中区の担当者の皆様の熱意、キワニスクラブの仲間の応援、親戚のみびいきと、さまざまな方たちのご支援を得て、なんと約200名の参加者がわたしの話を聞いてくださいました。ご参加くださった方、応援してくださった皆様有難うございました。



GEWELの研修を受けたことのある方なら、おなじみの「ペンギンの国の孔雀」のアニメをいれてダイバーシティの考え方を説明し、さらに進んでインクルージョンの大切さに触れました。また、わたし達がいつも言っている、ダイバーシティ推進のためには、個人の価値観や人生の目的の確立が必要だと言うこと、それに関連して、自己肯定感についての日米比較調査結果など、盛りだくさんの内容でしたが、皆さん熱心に聴いてくださいました。この講演会には手話の通訳の方がお手伝いくださり、早口の、また英語の多いわたしの話に遅れず手話通訳してくださったのは感激でした。

中区のご担当者からの連絡では、『「ダイバーシティ」を聞いたことがなかったという人が6割を占めていますが、講演後「十分理解できた」「ある程度理解できた」という人があわせて8割となっております。』ということです。

行政でもダイバーシティへの関心が高まっていることを実感し、またよりD&I推進の実践への課題を強く意識した機会でした。

| Maki | D&Iイベント報告 | 20:06 | comments(1) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
D&Iは大変?

Diversity Dynamicsを感じるとき
By 藤井 幸子

皆さんは多様な意見が出てくると、楽しいと思いますか?
私が関係しているミッドキャリアの女性たちむけのイベント準備委員会での経験を実例としてご紹介します。

女性たちが活き活きと働き続けるために、という大きなテーマで、今4回目を準備しているところです。幹事企業は日本企業や外資系企業、業種も様々。また、メンバーの年齢や経験もいろいろです。イベントのコンセプトや内容を議論しますが、途中で担当が変わり初めて会議に参加しても、自分の考えを安心して出せる場となっています。

「これは自分だったら、こう受け取る」と参加者の立場になって意見を出したり、(初めて会議に参加したので、新鮮な気持ちで聞くことができ、ずっと参加していた人にはない視点だったり)

この言葉は“男性の場合は”こう感じる。(参加者には男性も含むので)

書類は稟議のためなので、書き方はこの方が望ましい。(平易な言葉遣いの方がという意見に対して)

この言葉は、私だったらこう理解する。(概念化に強い人、論理思考のひとなどいろいろ)

スピーカーはこんな人がいい→会ってみたい→誰かつないで。。→ 私が知っている人なので、連絡しておきます。とか

これまでみんなが話していることは、絵にするとこんな感じ?(絵とか図にすると同じような理解が得られる)

そろそろまとめにはいらないと。。。(タイムマネージメントに強い人)
など。

このように、様々な考え、視点が見え、それぞれの得意分野が異なり、毎回学びが多くて楽しい会議です。

Diversity & Inclusionとは、このように、目標に向かってより良い協力体制を作る中で、異なる考えに価値を見出し、お互いに学び合うこと、これがD&Iを実践するということだと思います。

見知らぬ同士のときは、若干の遠慮もありますが、一人一人が役割を持って、貢献できることを感じると、まだ目に見えない参加者、その人たちのためにより良い内容のものを作り上げていきたいという想いが生まれ、D&Iを楽しんで実践するようになっていきます。いろいろな意見が出ると、まとめるのも大変なことがありますが、そのプロセスを共有して結論を出すことが大切なのです。これを経験して目標に向かうことが良い成果を出すことにつながると思います。
| Maki | D&Iケーススタディー | 19:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
社会貢献 まず知ることから始めましょう

誰かのためなら人は頑張れる
By 藤井 幸子

先日 Chabo!(Charity Book Program:ある著者たちが本の印税の20%を寄付し、JENというNPOを通じて世界の難民、被災民のサポートに使われる)の著者と読者の集いに参加してきました。そのタイトルは「誰かのためなら人は頑張れる」というものです。NPO法人JENの事務局長木山啓子さんの著書と同じタイトルです。

初めに勝間和代さんが、社会貢献はそんなに大げさに考えることでもない。誰かのために、は自分のためにと同じこと。
ーりに活かしてもらっている。(自分は誰に活かされているのか?を体感すること)
⊆分から始まる。(自分の中に組み込むことから始まる)
6眩の報酬よりは、感謝・喜びの報酬が大きい。これによって人生が楽しくなる。
というイントロから始まりました。

パネリストの方がご自身の“誰かの役に立つこと”の意味を語り、その中から印象に残ったことをいくつか。。。ご紹介します。

人の役に立つことは相手の問題を解決することで、自分の能力がそれにより高まる。またネットワークが構築されることで、自己成長も図れる。

生きているだけで、ひとは10の負債を負っている。それを11以上にして返さないと、社会全体にとってプラスにならない。

この言葉はパウロ・コエーリョのザーヒルという半自伝的小説の中に、「善意の銀行」について語っていることと一致します。 私はストーリーよりもこの言葉が記憶に残っています。「人は善意の銀行に蓄えられているものを借りたら、次の人が使えるように善意を預けることが求められる」。誰かに善意で助けてもらったら、次の人に何か役に立つことを返しておくことだ。という意味でしょうね。

フロアから、自分と遠い距離にある人(例えば難民や被災民で自分の身の回りではない)には何かしても直接言葉を交わすわけでもなく、役に立った気がしない、という質問が出ました。これに対して、

見返りを期待すると不幸になる。遠いところにいる人でも、その人たちの存在を気にしたことが、これまでの自分と異なることで素晴らしいことだ。というコメントをしていました。

ちなみに木山さんの難民・被災民の自立支援への5つのお願いは。
 |里襦´行動する B海韻襦´に困譴覆ぁ´ヅ舛┐
というものです。これは個人としても同じことが言えるのではないでしょうか?

私たちは一人では生きていけない、いろいろな人のおかげで今の自分がある。ということを謙虚に認識し、誰かの役に立てる自分は、素晴らしいと思えるような人生を送りたいものです。職域社会だけの自分の存在ではなく、家族、友人、地域社会とのつながりの中で、自己資本と他人資本の循環をうまくして回すことで自分の貢献残高を高めるという勝間さんのはじめのコメントが腑に落ちました。

また、12日の土曜日のNHK総合TVの無縁社会に関する総合討論の中で、
ある人が自分は非正規社員で職域の中ではつながりを感じないが、ビッグイッシュ―を毎回買うたびにそれを売っているホームレスの人と少し話すときに、感謝されると人とのつながりを実感するというコメントがありました。
ほかの人からも、職域の中だけで人とのつながりを求めようとせず、周りに活かされている自分をもっと実感すべきであり、ひととのかかわりは面倒なことがたくさんあるが、踏み込む発言をして、日常的な経験から人との関わり方の境目を学ぶことが大切だ。
“ヤマアラシのジレンマ”(お互いにとげが気になって近寄れないヤマアラシのようなものだ)の状態から抜け出すことが大切(これは自分と異なるひとと関わることはお互いのとげが気になる。Tensionを感じる。しかし、これは当たり前のことで、そのようなとげを受け入れることも人生の醍醐味につながるのでは?)というのも面白い表現でした。

Diversity & Inclusionは、多様な人とどうかかわるか?(面倒なことは多いですが)、自分も大切にし(自分だけが良くなればいいということではありません)、他人の価値も尊重し、お互いを活かせる許容性を持てるよう、日常的なことから実践するひとが一人でも多くなるといいと思っております。

CHABO! 
http://www.jen-npo.org/chabo/about/
| Maki | その他 | 21:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
このままでいいのか 女子15歳の選択

15歳を基点に、日本社会でなにがおこっているのか
Gender後進国日本についてのブログから
By sasaki

「15歳時点では男性と比べて優秀な女性たちが、その後なぜ男性と比べて劣ってしまうのか」という興味深いブログを見つけましたのでご紹介いたします。

この記事に惹かれた点は、二つあります。
一つは、目からうろこを取ってくれたことです。
すでに高くなっていると思いこんでいた高等教育への進学率が、男女別にみると実はまだ女性が低いこと、また、国際比較でみると日本の女子学生が選ぶ学部の偏りが著しいこと。再チャレンジしても高賃金が保障される理系、工学系、医学系の専門職などへの進学が少ないことなどが示されています。
達成されていると思い込んでいた、教育の機会均等という視点に立って、改めて丁寧に見直す必要があるという論点には説得力があります。

もうひとつは、著者自身が85年生まれと20代半ばの若い世代であることと、将来文部大臣を目指すという男性であることです。
ちょっと嬉しいじゃないですか。

 * * * *

著者は1985年生まれの国際公務員。世界銀行でJPAとしてgender制度・政策評価や教育統計に関わっている若い日本人男性です。

まず前提として、さまざまな統計指標を使って、OECD諸国と日本の男女間学力格差について検証し、15歳の時点では女子の男子に対する相対学力が高いことを示しています。

その上で、
1. 女子の高等教育への進学率が低いこと。
対男子比率でみると女子の方が進学率が高いイギリス、アメリカと較べるとその差は50%以上。
OECD諸国の平均からもかなり低くなっています。
(引用データあり)

2. また進学する学部の偏りが存在すること。
とくに「日本の女子は理系および進学しなさすぎな上に、文学部やサービス系の学部に進学しすぎなわけです」と日本の女子学生が期待賃金の低い学部に集中していることに注目しています。
(引用データあり)

3. さらに、まとめとして、
「確かに高校入学時点ではOECD諸国と比べると、日本の女子は男子と比べて相対的に優秀なのですが、それを活かして高等教育に進学する割合が低い上に、進学したとしてもあまりお金にならない文学部とかばかりで、賃金が高く出産後も仕事に復帰しやすいと考えられる、社会科学系(院まで行っていないとダメでしょうけど)や理系分野に進学していない、と言えます。これらの事が女性の社会進出を妨げている一因であると考えられ、高校段階での女子に対する進路指導に問題があるのではないかな?と僕は思いました。」と書いています。

女の子を持つ母としても、衿を正して聞くべきことですね。

今後についても、
「国際競争力という点から見ても、女子の高等教育の状況が日本よりも悪かった韓国は上昇トレンドにあるけれども、日本は完全に停滞してしまっているので、ジェンダーという点もいつか韓国よりも酷い国に転落してしまうのではないか?と危惧します」とまとめています。

このブログ記事について、研究者の方々が「日本では教育収益率が低い、日本の大学教育は疑問」といった意見を投稿して、議論が展開されています。
ぜひみなさんも参加してみてはいかがですか。


下記の頁より引用させていただきました。
指標やグラフなどが多用され分かりやすい記事となっています。
http://juliasannokainushi.blog31.fc2.com/blog-entry-54.html


| Maki | 最新D&I情報 | 19:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
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