Diversity & Inclusion Blog

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D&Iが必要な理由 持続可能な社会へ 1

D&Iが必要とされる理由
持続可能な社会「GDPからGNH(グロスナショナルハピネス)へ」

By 河口真理子氏 (株)大和証券グループ本社 CSR室長

はじめに
10月、名古屋で生物多様性に関する会議COP10が行われています。連日マスコミは、この会議にちなんで、遺伝子資源の途上国と先進国の間の争奪戦のような報道をしていますが、この生物多様性の本質的な意味は、私たちがないがしろにしてきた、多くの生物・生き物に対する尊敬の念をもう一度復活させることにあると思っています。

地球上の生き物は、お互いに支え合いながら地球上で進化してきました。そして、私たち人間は世界のそれぞれの場で、その生態系の中で、生きるためにその生態系の、いわば命の恵みを活用して文明を発達させてきました。
今私たちの生活は、人工物質であふれていますが、産業革命以前の世界では全ては自然資源、ほとんどは、木材や植物、動物などの生き物の命で私たちの生活をつくってきました。しかし産業革命以降その命を恵みをないがしろにし、人工的な開発を進めてきてその結果、すざましい勢いで地球上の生物が消滅しています。生物多様性の強調とは、命の恵みに再び光をあてる、命の恵みに感謝する社会を作ることと私は思っています。

 * * * * * *

私たちは20世紀を物質の豊かさを追い求めて、どんどん豊かになれ、と右肩上がりの成長の時代を生きてきました。地球は無限であり、勝つ人はどんどんとっていけといわんばかりに、すべては競争でした。それが21世紀になり、有限の地球という天井につき当たりました。、これはパラダイムシフトがおこりましたを引き起こします。それは横ばいのこれ以上物質的には右肩上がりの成長は困難で、横ばいで推移するしかない成長です。地球kは有限でありという認識の中、成長ではなくコモンズ、共生を前提に考えないといけないとへと変容してきたのですています。地球上のみんなががは仲間であり、パイが一定内情一人がたくさんとると、だれかの取り分が減ってしまうという時代です。
今、先進国では、大量生産、大量消費、大量廃棄への疑問や、若者の間ではすでにモノの所有に対する執着は希薄化してきています。資源が有限であること、そしてそれが枯渇するということへの認識の広がりがあります。

生きるために、新たなつながりを
この間、大きな社会構造の変化がありました。人々の暮らしの変化です。産業革命以前は自然エネルギーや土地の生産性に依存し、太陽とともに起き、日が暮れると寝るという暮らしでした。それが化石エネルギーの使用により、最大に生産効率が高められ、電灯により、昼も夜もない暮らしへと変わっていきました。

また、共同体の崩壊もあげられます。産業革命以前は、人々は共同体に所属していればなんとか生きることができました。しかし共同体から人が切り離され、労働者階級が生まれ、労働市場で働き、消費し、資本市場でカネをためるという、おカネでしかつながらない社会となりました。人間は、カネだけの関係ではなく、人といろんなつながりを求めている存在ではないでしょうか。
派遣村で夜を過ごした人は言います。「昔ならこうはならなかった。大根1本をかじりながらでも、土間の片隅で休ませてもらい、暮らすことができた」と。このことを例えるなら、つながっていた筋子がバラバラなイクラになってしまったようなものでしょうか。今私たちには、バラバラになってしまったイクラを集めて、のりで巻き、軍艦巻きにしたりなど新たなつながり方の工夫が必要になってきています。

今、日本でも新たなつながりの取り組みとして、おもしろい事例がありますファミリーハウスというNPOが、引きこもりの若い人たちと高齢者がともに暮らすという試みが始まっています。

(続く)

この原稿は、NPO法人JKSK主催のWLB研究会での講演をもとに寄稿していただきました。
| Maki | 最新D&I情報 | 18:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
KeyforceTMC初女性コンテスタントが1位と2位を受賞!

キーフォース・トーストマスターズ・クラブから初女性コンテスタントが1位と2位を受賞!
by アン・佐渡

10月11日の午後、JICA東京センターでエリア23のユーモラス・スピーチ・コンテストが開催されました。バナーデール・ーフォースと八王子トーストマスターズクラブより5名のコンテスタントが出場しました。主催はバナーデールトーストマスターズクラブでした。

男性3名、女性2名が競いあった結果、この数年間で初めて、女性が1位と2位を獲得し、D&Iのブレークスルーを体験しました。

   

1位には石川美里さんが選ばれました。NHKの仕事で数名の裁判官と出会い、インタビューしたこと、その結果忘年会などのパーテイに呼ばれることになった時のお話を大変面白いエピソードとともにスピーチしました。
佐渡アンは2位になりました。6キロあるふわふわヒマラヤ♂の猫のいたずらとユーモアが、まるで人間のボスではないかという錯覚に落ちいる内容で、聴衆を笑わせるスピーチになりました。
そして、3位はバナーデールからの増井弘明さん。モロッコで偽のアンテイークを買わされるはめになったご自身の体験がこれも笑いを寄せました。

結果発表の前のインタビューで、佐渡アンがキーフォースが初の女性のイニシアテイブで編成された会であること、また、社会的な実験として、男性が入会しても会長になれないという、グラスシーリングをマイノリテイとして体験することなど、ユニークなD&Iをすすめるクラブであることを説明しました。

キーフォースというクラブ名は、女性は宇宙のエネルギー(フォース)をロックを開ける鍵を手に持っているという事から誕生しました。女性は世に新しい命を授かり、育て上げるパワーがあるからです。またもう一団体、ハワイにトーストゴデセズというクラブが、やはり女性のコミュニケーションとリーダーシップを追求する会で、大勢の女性会員で編成されています。両団体の創設者のローラ・クライツさんとアン・佐渡は1999年から女性のエンパワーメントの大きな要素は、もっと力がある演説者である事、パブリックスピーカーが必要と感じていたからでした。

JICAへ研修者としてアンテイグアより日本に滞在している男性から競技の後、自分の国には、強いロールモデルとなる女性が少ない事と、母親が子どもに対して余り影響力がないこともうかがい、家族制度が崩壊しているからと説明がありました。そのような社会システムなので、どうしても男性の若者が荒れて、大勢牢獄で暮らしている中へ、彼はカウンセラー兼コーチで派遣されていました。自分の国の女性をエンパワーする大切さに気付かされたと話してくれました。

さて、もし石川さんと佐渡さんがどのように次のデイヴィジョンのユーモラス・スピーチ・コンテストで結果を出すかに興味持つ方がおられましたら、11月3日(水)の午後、勝ち抜いたエリアのコンテスタント達と競技するので、どうぞご参加ください。どなたでも自由参加です。
キーフォースHPまでどうぞ 
www.keyforce.orgで詳細をご確認ください。


| Maki | - | 21:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
Female Contestants Take 1st and 2nd for the First Time!

KeyForce Toastmasters Club Female Contestants Take 1st and 2nd for the First Time!
by Ann Sado

On October 11th afternoon at JICA Tokyo Center, the Area 23 Humorous Speech Contest took place with 5 contestants from Bannerdale, Key Force, and Hachioji Toastmasters Clubs. The host club was Bannerdale Toastmasters Club.

   

3 men and 2 women competed, and for the first time in many years, 2 women placed 1st and 2nd place, a real breakthrough in Diversity & Inclusion. Misato Ishikawa placed 1st with a funny speech about the interesting people among the judges she met for reporting on the job at NHK and for year-end parties. Ann Sado placed 2nd with a hilarious speech about her 6 kilogram furry Himalayan male cat and his antics, which eventually made the owners wonder who was the boss in the house! Hiroaki Masui of Bannerdale Toastmasters Club placed 3rd for his humorous speech about being made to buy fake antique in Morocco.

During the interview, Ann Sado explained about KeyForce being the first club with women taking the initiatives, being a social experiment, so that men who join the club had to face the glass ceiling of not being able to be the president of the club. KeyForce was named because women had the key to unlock the Force in the Universe because they had the power to bring new life. There is one other club in Hawaii,named Toastgoddesses, which is also mainly for women to foster communication and leadership among women. Both founders, Laura Crites and Ann Sado, felt in 1999 that it was most important to empower women to become more influential public speakers.

A researcher of JICA from Antigua spoke after the contest that in his country there were hardly any strong women role models and mothers did not have any influence over their children due to the collapsed family system, so as a counselor/coach for young men in jail, he felt that it was most important to empower women in his country.

If anyone is interested in seeing how Misato Ishikawa and Ann Sado would do at the Division Humorous Speech Contest, you can join on Nov. 3rd, Wed. at the Tokyo Women's Plaza in the afternoon. Please check www.keyforce.org for further information.

| Maki | その他 | 21:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
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バルカン半島で考えたD&I

バルカン半島で考えたD&I
By 堀井紀壬子

というと大げさなのですが、9月中旬から一ヶ月かけてバルカン半島の旧ユーゴスラビアの諸国(コソボをいれて7カ国)とアルバニアを放浪してきました。別に高邁な目的はなく、ただ今まで触れていなかった西(ヨーロッパ)と東(トルコ)にはさまれ、多様な文化や宗教が存在している地域への興味で出かけていったのです。しかし思った以上に考えることの多い旅でした。



ユーゴスラビアのチトー大統領と言う名前をご記憶ですか? 第二次世界大戦中にパルチザンを率いてドイツ軍に抵抗し、東欧の国のなかで唯一ソ連の力を借りずに、ユーゴスラビアの解放を達成した人であり、戦後、ユーゴスラビア連邦人民共和国(63年にユーゴスラビア社会主義連邦共和国と改称)の大統領として、この地域を統合したリーダーです。ソ連に従わず独自路線を歩む姿勢を昔「格好良い」とあこがれて眺めたものでした。しかし、彼が取った経済政策が、現在のバルカン諸国の発展に大きく影響していることは知りませんでした。6つの「連邦共和国」は地域性などにより特化する産業も異なりました。たとえば、今経済が一番発展しているスロベニアは、西側に一番近い立地を活かして、製造業の拠点、最南部のマケドニアは農業供給地としての役割を負ったのです。

マケドニアで、タクシーの運転手さんが、「いま、マケドニアで生産したりんごがスロベニアに送られ、りんごジュースに加工され、EUマーケットで人気商品となっている。マケドニアにはりんご代しかはいらないが、スロベニアは儲かっている」と言っていました。地域別分業は、国が存続する限りは効率が良いでしょうが、それぞれ独立して自国経済を成長させるためには、地域格差が大きな問題となっています。チトーが目指したものは、この地域の共通項である、「南スラブ人種」というくくりで、歴史、宗教、文化ひいては価値観の違いを活かそうと言う「ダイバーシティ推進=多様性から新たなものを創出する」ということだったのではないかと思います。

しかし、彼の死後、それまでの不満が表面化します。おりしも1989年の東欧革命の影響で、ユーゴスラビア共産主義者同盟が一党支配を断念すると、6つの共和国またセルビアの中にありながらアルバニア人が居住するコソボの独立につながっていきます。
この間の、戦争の数々の痕も今回の旅行で目にしてきました。とくに心が痛んだのはサラエボの町にあった子ども達のお墓です。1993年死亡ですからほとんどが1980年代生まれ。どうしてこの子達が死んでいかなければならなかったのか、涙が流れてしまいました。

チトーと言うカリスマの存在が、一時的にもD&Iを可能にしたようですが、現在のところ、D&Iはこの地域では感じることが出来ません。自分の子どもや、親、兄弟、友人が殺される経験がつい20年前まであった、もしくはコソボではまだ紛争が続いています。そんな相手を受け容れることができるのは神だけなのかもしれません。

そういえばマザー・テレサは、まさにこの地域の出身です。アルバニア人と記憶していたのですが、生まれたのは今のマケドニアのスコピエ、彼女の生まれた1910年当時はオスマン帝国領コソボ州だったそうです。 また、アルバニア人はトルコの影響でイスラム教徒が多いのですが、彼女は珍しくカトリックの家庭に生まれたとか。彼女は1997年になくなりましたが、生まれ故郷の戦争をどのようにみていたのでしょうか?
| Maki | 最新D&I情報 | 21:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
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APEC 2010 Women Leaders' Network (WLN) Conference

APEC 2010 Women Leaders' Network (WLN) Conference [Sept. 19-21]
By Ann Sado

My interest in this conference was piqued after participating in the Asian Women Entrepreneurs Conference (AWEC) in 2009 held by the support of the Korean government and the Korean Women Entrepreneurs' Association in Seoul last fall. My speech titled "Competitive Excellence with Diversity Strategy" was well received with strong interest by the delegates for the animation film I presented called "The Peacock in the Land of Penguins." The challenge of overcoming a mono-culture to be more competitive with diversity created a strong impact among the Chinese, Vietnamese, and Korean delegates. The focus was more on the APEC 21 member nations, but other nations such as Mongolia, India, Sri Lanka, and Pakistan were included at AWEC.

From this event, I was able to reunite with some of the keynote speakers like myself from Australia, Korea, and Thailand in Japan.
We discussed how we could continue to leverage what the Korean Women
Entrepreneurs Association had started at AWEC and decided that funding to stage such huge conferences was limited in resources so that we could focus on just one theme and decided that financing to empower women doing business at all levels was still an issue that required more progress. We can then maximize our proposals to APEC by working with WLN. We promised to meet again in San Francisco a year from now.

Comparing this to the Global Summit of Women (often called the DAVOS for Women) where delegates from 80-some countries participate, I felt the scale was smaller and the discussion tracks for break-outs,which usually encompass leadership development, entrepreneurial, and microenterprise did not address the specific issues but only to showcase the successful companies. One Japanese woman made a comment to the panelists of the plenary session, "Strategy for Women's Initiative in Economy (or Business)" that the issues addressed did not take into account smaller companies like hers. In the break-outs, I noticed each panelist really provided in-depth information of how they succeeded, which gave some hints for women wanting to grow their business.

I especially enjoyed the presentation of Ms. Hua Hong, Vice General Manager, titled "Market Trend of China" of Cino Monitor International, Inc. at one of the break-outs. She wore her Chinese outfit for the presentation. However, I also noticed fewer women were dressed in their national costumes even at the receptions. All the ladies appeared to be westernized, including the Japanese women.


下記は、英文を日本語で要約したものです。

私がAPEC 2010 ウィメン・リーダーズ・ネットワーク会合に関心を持ったきっかけは、昨年の秋、韓国政府と韓国女性起業家協会のご招待で、アジア女性起業家会議にて基調講演者として、「ダイバーシティ戦略で優位な競争力」をご提案し、「ペンギンの国の孔雀」と言うアニメを見せ、「モノカルチャーのもたらす危機をどのように乗り越えたら良いか」と言う内容で講演をしたのがきっかけです。このアニメとプレゼンは、中国やベトナム、韓国のデリゲートに大きなインパクトを与えました。もちろんAPECの21カ国が主体でしたが、APECのメンバー国でないモンゴリアやインド、スリランカ、パキスタンの国々も参加していました。

今回の日本での会合で、オーストラリアや韓国、タイの基調講演者の数人と又再会出来たので、昨年開催された会議を、さらに、どのように突き進めていく事が出来るかを話し合いました。

大きな会議ではリソースが限定されますので、テーマを絞って話し合う事にしました。女性がどのレベルのビジネスでも、一番必要となるファイナンスについて、どのように力を持つかに絞り、WLN会合で集まる機会を活かし、APECへ提案できるプロポーザルが重要と判断しました。そして一年後のサンフランシスコで開催されるAPEC 2011 WLN会合で、又会う事を約束しました。

今回のAPEC 2010ウィメン・リーダーズ・ネットワーク(WLN)会合を“女性のダボス会議”と称されるグローバル・サミット・オブ・ウィメン(GSW)と比較してみますと、今回は21ヶ国からの参加者なので、GSWの80余の国々からの参加者と違い、スケールが小さく感じました。

また、分科会の内容も、GSWでは女性のリーダーシップ開発、起業精神とマイクロエンタープライズと、3つのテーマに掘り下げて話し合いますが、今回の会合では、成功している会社のみをショーケースしている感じがありました。このことについて、ある日本人女性参加者が二日目の全体会議の中で、自分が経営している小さな組織の会社のニーズに応えていないと勇気を持って発言していました。
但し、分科会では多少なりとも、より成功するための奥深い情報が話され、事業を伸ばしたい女性たちへヒントがあったのではないかと観察しています。

中国の市場トレンドを発表した、Cino Monitor International Inc.の副ジェネラル・マネージャーのHua Hong氏は中国服を着て、とても面白いプレゼンをしてくださいました。服装に関しては、レセプションでも民族衣装を纏っている女性がGSWに比べて少なかったこともあり、大勢の21カ国加盟国の女性(日本も含んで)がもう西洋化された印象を強く感じた会合となりました。

| Maki | D&Iイベント報告 | 21:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
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