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7年後の日本に思いをはせて

2020年に何が起きているか、想像できますか?
−オリンピック東京招致に成功したけれど−
藤井 幸子

まずは、招致に成功したことを、どうこう申し上げる筋ではありません。
前回の東京オリンピックのときは、何もかも変わり、それまでの価値観もひっくり返ったような記憶があります。戦後の欠乏状態からやっと、脱しつつあった日本、それ東京には首都高ができ、日本橋の上に高速道路が走って、新幹線が開通、地方から人口が流入し、まさに“三丁目の夕日”の時代でした。2020年のオリンピック開催で、東京だけでなく、日本にどんな変化が起きるのか、起こすのかが気になります。

首都高を日本橋の下に埋めるというアイデアも出ているとか聞きました。
招致に成功した理由は、まずプレゼンテーションが良かったという多くの声があります。これまで日本人はプレゼンがうまくない、メッセージ性に欠けるなどと言われてきましたが、練習すればできることを検証できたのかもしれません。これは今後日本を売り込むこともできる可能性を検証できて良かった点です。

9月7日以来、東京にオリンピックを招致できたことで、大騒ぎをしているメディアをみていると、これが大勢の声だろうかと疑問に思う次第です。用地買収や施設建設などかかるコストの計算が甘かったと今になって騒いでいます。しかし経済効果があるからいいという人もいます。確かに、スポーツはひとを元気にするものでしょう。東北大震災の復興もままならない現状で、オリンピックのためにそんなに費用をかけていいのだろうか?という意見もあります。まさしく、多様な価値観、考えがあるということでしょう。オリンピックのためならOKという考えもありますが、国家として、優先すべきことは何か?国民が納得できるものであるべきです。

私は2020年に、他にどんなことが起きているのだろうか、と考えてみました。
まず、D&I推進の立場から、「20・30」があげられます。今、企業経営者が“おかみ”の声をきき、『2020年までに、30%の管理職を女性にする』という数値目標に向かい、「取り急ぎ何とかせねば・・・」と動き始めました。しかし、D&Iのプロセスは数値達成しただけで、簡単に結果の出るような組織にすることはできません。効率優先では難しいのです。9月1日号のメルマガで書いたように、企業は何を創造するか?というと、価値創造でしょう。そんなパラダイムシフトに移行できるのでしょうか?

9月16日号のメルマガでは、“女性昇進バブル”という日経ビジネス特集記事について、私なりに思うことを書きました。D&Iのそもそもは、自分を大切に思えること(自尊感情)から発し、異なる他人を尊重できることが基本です。そこに無意識の思い込みがあることに気づき、できるだけそれを排除し、チーム内の異なる人々との接触や交流を通し、新しい価値を作り上げることが基本です。D&Iをちゃんと実践していることは、ハラスメントの問題も意識しているということにほかなりません。

“多様な考えを受け入れて、それぞれ出てきた意見よりさらに良いものへ導びく”という面倒なプロセスを何度も経験すること、D&Iを実践できるリーダーシップを育てていくこと、が企業にとっての一つの課題です。2020年に管理職の3割が女性になって、異なるものに価値を見出す組織風土が醸成されたら、それが本当に実現したら、どんな日本社会になっているのか、楽しみです。

3割は組織構成員の中で、クリティカルな割合だと言えます。本来は半分が理想ですが。企業の意思決定ボードに女性がどの位増えているのしょうか?社外取締役と言わず、本当の意味での経営者として、女性のリーダーシップが発揮されている組織はどんな文化になっているのかと想像するだけでも、オリンピックより興味がわきます。その時には、組織のガバナンスも今よりは、意識され、どうあるべきかを問われていると思います。企業に限らず、役所、政党においても20・30を実践してもらわないと、海外から見られる日本女性の立場はいつまでも、情けないままです。

一方で、超高齢社会がさらに進みます。私の年代のベビーブーマーのトップランナーが後期高齢者になるからです。今でさえ、日本社会の高齢者の割合は諸外国に比べて極端に高いのです。2020年、オリンピックが東京で開催される時は、日本、東京の人口もさらに高齢になっています。街にあふれる後期高齢者。この人たちが、心身ともに健全であればいいのですが。居場所のない高齢者たちが、どんな生活を送っているのでしょうか。会社だけで生きてきた男性たちが、地域コミュニティにソフトランディングできればいいのですが。

スポーツジムに昼間行くとこういう人たちが、沢山います。ひたすら自分の健康を維持するためなのか、自分たちがOKならいいという人も多いと感じます。「元気なら、少し地域のため、ほかの人の為に何か役に立とうと考えて、行動したらどうですか?(おせっかいなおじいさんを増やそう!)」と言いたくなります。

そして、2020年には東北の復興が終わっているのでしょうか。このところのような、豪雨、竜巻、台風など自然災害がもっと起きているのではないかということも気がかりです。日本沿岸の海水温が高くなり、日本の近くで台風発生が増えるとも考えられているそうです。

オリンピック開催だけではない、2020年までには、いろいろな変化が起きることでしょう。環境を注意深くウォッチし、環境変化にいくつになって対応できるようにしたいものです。



| Maki | その他 | 19:39 | comments(1) | - |
NPO法人GEWEL
興味深く読ませて頂きました。
最近、ダイバーシティの話で、集団の中でマイノリティが3割になると影響力をもつようになりと耳にすることが増えたように思います。学者さんが発表している理論なのでしょうか?もしご存知でしたらご教授いただけませんでしょうか。
| 小竹淳子 | 2013/10/11 12:19 AM |









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