Diversity & Inclusion Blog

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ダイバーシティの推進を願い、より多くの意義ある活動や世界の情報を、より多くの人に届けるため発信していきます。
GEWELのメンバーや志を同じにする人たちから、日本や世界のダイバーシティ&インクルージョン情報をお届けします。
SDGsport × GEWEL のD&I

SDGsport創立者・GEWEL賛助会員 野口 亜弥さん

5月21日(日)港区リーブラで、SDGsport 第2回 「ゴール5:女性が輝く社会にスポーツは何ができるの? みんなで3つのヒントを考えよう!」が開催され、GEWELと共催いたしました。

SDGsportは国連が定めた17個の持続可能な開発目標(SDGs)について毎回1つずつテーマを決めて、スポーツがその目標に対して何ができるのかをゲストスピーカーからの講演、参加者同士のグループワークを通じて考え、議論していくワークショップです。2回目の今回は目標5の「ジェンダーの平等」がテーマでした。ゲストスピーカーにはGEWELの代表理事 村松さんに登壇していただき、女性の活躍から真のダイバーシティー社会の発展について、そしてスポーツが真のダイバーシティー社会に対してどのように貢献できるのか、講演いただきました。

その後のワークショップでは、目標達成に向かって直面する5つの課題(―性の指導的ポジション、▲瀬ぅ丱轡謄ー社会、女性自身の自身の向上、ぅャリアとライフイベントとの両立、コ発途上国の女性のエンパワーメント)に分かれてスポーツをどのようにツールとして活用することができるのか、ディスカッションをしました。村松さんの講演やグループワークのディスカッションを通じて、女性のトップアスリートとしての影響力を活用した良きロールモデルとしての効果や目標に向かって小さな成功を積み重ねていくスポーツの特徴を活かした自信の向上などのスポーツの活用方法が提示されました。ディスカッションの各テーブルにはSDGsportと、GEWELから理事の小嶋さんと賛助会員の道端さんがファシリテーターとしてつき、濃いディスカッションを交わしました。

| Maki | D&Iイベント報告 | 22:53 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
新任担当者が集まりました!

GEWEL理事 小嶋美代子

ダイバーシティ新任担当者の会を5月16日開催いたしました。
先進企業による取り組み事例の紹介や制度面や実績紹介は、昨今の女性活躍法により機会が増えてきました。そこで今回GEWELでは、担当になって1年以内の方だけを対象に、「新任担当者ならでは」の気持ちに焦点を当て、視野を広げる場をもちました。

考えを深める前に、それぞれの自己紹介と今のお気持ちをお話しいただきましたが、同じ境遇の方々ということで、すぐに話しやすいムードになりました。

考えるきっかけの情報として、安藤ハザマの大島実穂さん、加賀電子の伊藤若奈さんに1年目を振り返っていただきながら、参加者の素朴な疑問やもやもやを共有しました。特にダイバーシティ担当になる前のお二人のキャリアがあってこそ、推進の効率と効果が高くなっているお話は、それぞれに背景の異なる参加者に希望を与えていました。

企業や団体組織がダイバーシティを推進することで、当事者が葛藤したり悩んだりすることは知られています。例えば、女性活躍推進すると、それまで特に活躍を意識していなかった女性社員がもやもやを感じ始めることです。それと同じく、実は担当者も矛盾や不条理を感じて葛藤することが少なくありません。そうした状況を受け入れるための心の準備と仲間づくりのきっかけになれば幸いです。

GEWELでは、もやもやとともに生きる方々が一歩前に進むヒントを探す場をこれからも作っていきます。

| Maki | D&Iイベント報告 | 22:39 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
2017年最初のイベントに参加して

賛助会員 田邉恵子さん

1月29日午後、港区男女平等参画センターで開催されたGSWマラソン第1回に参加しました。
初めて参加のため、英会話でどのような点を気をつけたらよいか、テーマは何に絞った会話になるのか、事前に情報をインプットする機会があったことで緊張がほぐれました。1人で参加するのではなく、参加者同士が持てる知識や技術を出し合うという場面もあることを知り、仲間との参加する楽しみが増しました。
| Maki | D&Iイベント報告 | 23:26 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
ダイバーシティマインドが身につくユニークなワークショップ

【参加レポート:~ダイバーシティからイノベーションへ~
         ダイバーシティマインドが身につくユニークなワークショッップ】



GEWEL 正会員 島谷 美奈子 (総合職35歳からのライフイベントとパーソナルライフデザイナー)
http://www.personal-life.org/


先週、スイス在住のグローバルダイバーシティマネジメントコンサルタント栗崎由子さんのワークショップに参加しました。テーマは「ダイバーシティからイノベーションへ」。企業のダイバーシティ担当者や組織の中の管理職として、またフリーランスの研修講師やコンサルタントとして「ダイバーシティを改めて体験したい」「もっと深く理解したい」とお考えのみなさんが集まってらっしゃいました。スイスはグローバルイノベーションインデックスで6年連続でトップを走り続けるイノベーション国。 その秘訣について、日本のデータと比較しながらの説明がありました。人の行き来があること、文化の違いを受入れていること、その観点が大きく影響しているようです。



続いてケーススタディでは、立場の違いによるコンフリクトをどのように乗り越えるかを、グループでの対話を通して考えました。どの登場人物に感情移入するかによって、グループ内でも意見が分かれ、活発なディスカッションとなりました。相手から言われて気付いた「思ってもみなかったアイデア」には心が揺さぶられ、それに気づいたことで深まった「自分の中の気づき」。相手を受入れられたとき、自分自身も変わることができまし、それが相手に伝わるとお互いに成長ができる。それこそがイノベーションなのですね。

栗崎さんからは「ダイバーシティは身近なところにある。どうやって見つけていくかが大切」という事と見つけるための2つのコツを教えて頂きました。今回のワークショップのように「知りたい」・「体験したい」と思って物事にのぞむと、相手を受入れようと心がオープンになり、期待以上のギフトを受け取ることができるのですね。オープンな場を創りだし、温かさに溢れたファシリテーションをしてくださった栗崎さんに感謝してます。ありがとうございました。

| Maki | D&Iイベント報告 | 22:17 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
オープンフォーラムにボランティア参加して

学生ボランティア 大西芙蓉子さん

 最近になってようやく、「個性は自分の中にあるものだ」と気づき、Diversityという言葉を自然に受け入れることができるようになりました。というのも、大学一年生の頃は、人にはない特別な才能やスキルを持っていることが個性だと考え、悩み、Diversity云々より、「個性を作らねば」と無駄な努力をしていたからです…。

 そんな紆余曲折を経て、Diversity&Inclusionを推奨する企画の学生スタッフとなり、会場の熱気を支えるお手伝いをし、パネリストの方々から多くの刺激を得られたことに感謝しています。しかし、少し気になったのは、今回初めて導入したLINE@という質問ツールを、企画の主旨を理解せずに、「匿名性に隠れて、あからさまに感情をぶつける場」と解釈したかのような投稿があったことです。
こうした投稿もDiversityの一つと捉えるべきなのか? それとも、自分の「こうあるべき」という価値観からまだ抜け出せていないだけで、本人が気づくまで、あえて突き放すべきなのか? 思いもよらなかった質問に他の学生と共に動揺しました。

 そして、なぜGEWELがあちこちで何度もこのような企画を行い、個性に対する既存の固定概念に問題提起をし、「多様性に開き、自分とは異なる他者の価値観や生き方を受け入れ認めること」の重要性を発信し続けるのか、という意味をはっきりと理解しました。
 また、スタッフとしては、実際の運営の難しさや、主旨が「全員」には届かないという、もどかしさも感じました。とはいえ、パネリストの方々の言葉に共感し、身を乗り出して聞き入ることができた私自身の成長を実感できたことは間違いありません。

次は、どんな出会いや発見があるのでしょうか。また参加するのが楽しみです。貴重な機会をありがとうございました。

| Maki | D&Iイベント報告 | 17:41 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GEWELオープンフォーラム参加

GEWEL賛助会員 深川 浩一
(株式会社ヨコオ 取締役 執行役員専務)

11月17日品川フロントビルで開催されたGEWLオープンフォーラム2016「Inclusion 広げよう自分の世界を!」に参加しました。

パネリストは、自ら組織リーダーとして、また、生活者としてInclusionを最前線で実践したおられる方々であり、信念と体験に裏付けられたお話を聞くことが出来ました。

Diversity の推進は社会をより良い方向に進めるための基本であると思いますし、企業経営としてもCSR活動の基本に置く目標との認識はありましたが、Inclusionの推進にステージを上げることでビジネスでも多様な付加価値(イノベーション)を産み出していく、そのことが各個人の仕事と生活の充足感を向
上させるという好循環を生み出していくことが今求められていると思います。

Jリーグチェアマンの村井さんが述べられた、Diversityの基本は「異なるところ」「異なる人」に会いに行くこと、実際に少年院に行って少年たちと交流していることに心を動かされました。私個人としては、リタイア後は世界の難民の方々の支援ができればと考えており、今から言葉の勉強や具体的にできる支援は何なのかを考え準備していかなければと決意を新たにしました。

個人として特に印象に残った言葉は、営業部女子課の会代表の太田さんが指摘された「地方では、意識を持った女性が浮いた存在になって潰されていく」ということでした。

「浮いた存在になって無視される・潰される」ことへの恐れは「地方・女性」に限らず、多くの人が抱える悩みだと思います。
私自身も企業経営の一端に関わるとともに、社会福祉法人の運営や東北復興ボランティアなどに参加しがら、Diversityを自社や社会に少しでも根付かせたいと活動する一方で、役員ゴルフなどには参加しない自分が「浮いた存在」となるのではないかという恐れを常に抱えているのが正直な私の実情です。

そんな弱気を抱える自分を元気づけて、Diversity⇒Inclusionにバージョンアップしていくため、これからもGEWELのフォーラムに参加していきます。

オープンフォーラム最後に、パネリスト、参加者が思いを書いた”GEWELの木”
| Maki | D&Iイベント報告 | 22:57 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GSW報告会の参加レポート

NPO法人GEWEL賛助会員 森理宇子(女性キャリア&リーダーシップ開発 RM Human研究所代表)

6月9日〜11日にワルシャワにて開催されたGlobal Summit of Women(通称:GSW)の報告会が8月25日に行われました。東京での報告会は3回目となり、GSWの振り返りだけでなく、来年5月の東京開催に向けた話題も多く取り上げられました。

その報告会で発表させていただきました森より、報告会の内容をレポートさせていただきます。

小嶋美代子理事のご挨拶からスタートし、続いて荒金雅子理事からGSW全体概要が紹介されました。長年ご参加されている荒金さんからは、GSWの歩みやトピックの変遷についてご経験も交えた説明がありました。

その後、GSWに参加した森理宇子と小なるみさんから、インタラクティブな形式での報告が行われました。

森は、GSWで各国からの参加者たちがどのようにネットワーキングの時間を活用して交流を図っていたかをテーマとして取り上げました。
参加者の中には大企業のCEO、閣僚らも名を連ねていますが、他の国際会議ではなかなか実現できないフランクに交流できる場が実現されていることを伝えました。
また、来年東京で開催されるにあたり、日本人としてどのようにコミュニケーションをとりたいかという抱負も話しました。
最後の質疑応答では活発なやり取りが行われました。ご参加者から「海外からの参加者はネットワーキングでどんな話題をだすのか」、「日本人がグローバルな交流をすることによって何が実現できるのか」、「サミット終了後にSNSの活用は?」など活発にご質問をいただき、私も改めて考える良い機会となりました。

小さんからは、特に印象に残ったスピーカー2名の紹介とリーダーシップをテーマにした分科会でのクオータ制に関する議論が話されました。
分科会では対立する意見も自由に議論される様子が伝えられました。それにより、テーマの理解が一層深まりをみせていることが分かり、GSWならではの分科会の雰囲気も分かりました。
その後、今回の参加者に「テクノロジーの発展が女性活躍に与える影響とチームビルディングの影響は?」の問いが発せられました。その話し合いの内容は、GSWで話されている内容と同じ水準であるとのフィードバックがありました。
最後に、小さんからは、「我々は十分実力を備えている…(中略)…自信をもて」という力強いメッセージが発せられました。

会の最後には、小嶋さんにより、来年東京で開催されるGSWのテーマについて話し合いの場が持たれました。また、荒金さんからも来年のGSWについての情報が伝えられました。お二人がエネルギッシュに東京での計画をお話しする姿から、会場では早くも来年の東京開催への期待が大きく膨らむ様子が見られました。
| Maki | D&Iイベント報告 | 09:57 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
「ワーキングマザーのためのピアネットワーク」開催レポート

NPO法人GEWEL賛助会員
宮田 祐子

2016年7月24日(日)、
「ワーキングマザーのためのピアネットワーク」を青山ソホラにて開催いたしました。
子どもを持ちながら働く女性は増えてきましたが、「メディアで紹介される女性は、バリキャリ過ぎて真似できない。」「バリバリ活躍しなくてもいいから、普通に両立している人に話を聞きたい」「等身大のロールモデルがいない」というワーキングマザー悩みを多く耳にするようになりました。

そんな悩みに見通しを持つきっかけになればと思い、誕生したのがこの企画。
「バリキャリだけではない多様なワーキングマザー」との出会いを通して、自分らしい両立を考えよう!という主旨のもと、開催いたしました。

最初に行ったのは、「理想の両立イメージ」確認。

人それぞれに理想イメージは異なります。仕事と、家事に対して、どの程度関われれば「両立できている」と思えるのかについて考え、赤いシールを貼っていただきました。

その後は、ゲストスピーチ。

2児を育てながら働く、3名の女性にお越しいただき、それぞれに10分ずつ「過去・現在・未来」についてお話しいただきました。

最初にお話し下さったのは、6歳と1歳を育てながら、経理のプロフェッショナルとして週4の働き方を選択した女性。
夫婦ともに残業続きだった生活を一転させ、今では家族そろって夕食をとれる働き方にシフトするまでのプロセスを語ってくださいました。
将来設計を重視するがあまり、「今」をおろそかにしがちな会社の制度に合わせた働き方に決別し、「家族との時間を大切にする」という軸で働き方を選んだ結果、とても満足度の高い暮らしが実現した、との話でした。

次にお話しくださったのは、5歳と3歳の2児を育てながら、管理職にも挑戦している、公務員女性。
第一子の育休明けはフルタイムで復帰。無理がたたって子供も自分も入院する事態に陥った事を反省し、第2子の育休明けは、2時間の時短制度を取得し、様子を見ながら仕事復帰のペースを戻していったエピソードを語ってくださいました。
時短制度や突発的な看護休暇を取得に、ずっと引け目を感じていましたが、自分なりに仕事の生産性を上げるための試行錯誤をしつつ葛藤していた時期を経て、上司から昇格試験を打診された時に感激のあまり涙を流したエピソードや、地域のワーキングマザーを支援するワークショップをライフワークとして続けていきたい、と未来に向けての想いを語ってくださいました。

最後にお話し下ったのは、2児の幼稚園ママ経験者であり夫の転勤に伴い転居先でキャリアを切り開いてきた、フリーランス女性。
会社員としての経験もありながら、職種柄、転向しやすかったとのことで、第一子が産まれた後はフリーランスへ。始めのうちは幼稚園へ通わせながらできる範囲での仕事を受けていたそうですが、とある講座の受講をきっかけに今では3つのNPOに関わるほど精力的な活動をされています。
「働いていたの?」と驚かれる位、育児や地域活動に力を注ぎながら、仕事は無理のない範囲で続けていた話と共に、転居先で新たなネットワークを作り、それを土台として新しいキャリアを築きあげてきた話を語ってくださいました。

その後は、各ゲストを囲んでのグループトーク・タイム。
それぞれに自己紹介しあった後、ゲストへの質問をしたり、自分が置かれている状況や悩みを率直に語り合っていました。
平日の食事や洗濯物事情、夫の家事育児参加度合いなど、当事者ならではの「あるある」話で急速に距離が縮まり、クーラーの温度設定を下げないと蒸し暑い位に、会場は熱気に包まれていました。

たくさん聞いてたくさんしゃべった後は、今日の「気づきや発見」の共有タイム。A4用紙にキーワードを記入して頂き、一言づつ感想を語っていただきました。
最後は、両立イメージの確認。
ワークショップ後の「理想の両立イメージ」に、青のシールを貼っていただき、全体でシェア。
時短を取得して、家事にはできるだけ自分が関わることが理想、という領域からはシールがなくなっていたことが印象的でした。

この記事をご覧下さっているみなさんは、このシールのポジションの変化から何を読み取りますか?


【参加者の声:事後アンケートから一部抜粋】
・1人でモヤモヤしていたが、色んな人の意見を聞き、
 考えているだけでは無駄だと思った。まずやってみようと思えた。
・自分にとって「満足な状態」とはどんなものなのかを考え、
 変化を恐れず行動していきたい。
・様々なロールモデルの方々に出会い得て、たくさんの気づきがあった。
・色々な働き方、またその悩みを知ることができ、安心したし参考になった。
・アットホームな感じがよかった。
・時間が足りない!もっと話したい。


| Maki | D&Iイベント報告 | 10:34 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
Global Summit of Womenワルシャワ大会報告会 東京開催に参加して

篠田寛子
(女性活躍推進アドバイザー・リーダー育成講師 活躍する女性を紹介するサイト:ウォルラボ主宰)
http://www.wollab.jp/

6月9日〜11日にワルシャワにて開催されたGlobal Summit of Women(通称:GSW)の報告会(東京にて7/28)に参加しました。
ワルシャワ大会に参加された、竹田さん、遠藤さん、小崎さんの3名の方がそれぞれの視点で感じられたことを発表され、参加者に投げかけをしてディスカッションを促すというスタイルで進みました。
 私が参加していて印象に残った言葉は、「定時に帰っている国の人でも、ワークライフバランスが必要だと言っている。日本は言わずもがな。」「女性が活躍するのに必要なものは、強さ、自信、信念。」「ネットワーキングの強化が必要(女性の社会的、経済的ネットワークはまだ弱い。)「女性役員が30%以上になると経済的インパクトがある。」
 発表を聞いて感じたことは、同じ大会でも、違う分科会に参加されていることもありますが、それぞれ注目する視点が違うということです。それは参加する人が主体的に参加していることの現れだなあと感じました。それぞれ課題を持っているからこそ、話の中から解決のきっかけになるヒントに気づくのでしょう。そして、気づいたことを発表し、シェアすることで、気付きが何十倍にもふくらんで、参加者にも波及していくということです。
 印象に残った言葉にもあった「女性が活躍するには自信を持つべき」については、私も同感です。そして、自信を付けるには体験が一番だと思います。このような振り返りの会に参加をし、考え、ディスカッションで自分の意見を発言するということも重要な体験だと感じました。
そしてもちろん、来年のグローバルサミットオブウーマンの東京大会にはぜひとも参加して、自分も大会を生で体感したいと思いました。
 ありがとうございました。
| Maki | D&Iイベント報告 | 08:56 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GSW報告会レポート 7月13日開催

NPO法人GEWEL理事
小嶋 美代子

7/13は、GSW報告会が開催されました。
2016年ポーランド大会の振り返りかつ2017年東京大会の決起集会にもなりました。
書けるだけ書きますが、物足りないかたには先にお伝えします。続きは7/28の報告会で!
https://www.facebook.com/events/290872801303581/?ti=cl

この会を主催するWomen Help Women代表理事・西田治子さんの短くウィットに富んだメッセージで始まりました。
続いてGlobal Summit of Women 主催者Irene Natividad さんからGSWとは「問題を語る場ではなく、解決する場である」との主旨を過去のエピソードを交えながら熱くしかし丁寧に語られました。

Q&Aでは、なぜ女性がテーマなのか、なぜ各国首脳がビジネス会議に参加するのか、東京大会は他国と異なるのか、などを時間が許す限り応えてくれました。英語が中心のコミュニケーションでしたが、GEWELファウンダーでもある佐渡アンさんの即時通訳のお陰で全員が理解できました。

在日ポーランド商工会議所の利根川正則さまがポーランドの歴史、経済、女性の活躍について、数字や美しい写真とともに解説されました。

また、GSWワルシャワの当初からの実行委員であり、現在は神戸女学院大学で教鞭を取られているモニカさんから、開催にいたるここだけの話などお手紙で披露されました。

GEWELからは理事の荒金雅子さん(クオリア社長)がGSWの全体概要を、特に世界各国から1,000名の女性が集まる雰囲気()、大会3日間の流れ、全体サマリを紹介しました。

参加者からの報告では、日本から大学生を同行した津田ヨランダさんが、フィリピンから日本に来られたご経験と、アイリーンがフィリピン出身であることからGSWがより身近になった話などを手紙で伝えられました。

GSWから生まれた成果の一つとして、インドのファーラさんとカシミアストールの共同事業を始められたインドリームの長谷川峰子さんが、初めてファーラさんと会ったときのバスルーム秘話をお話されました。
私自身は、今回が3回目の参加でしたが、Inclusive Leadership を学びました。

神戸女学院大学から参加の学生と今年初参加10名が、それぞれの気づきを共有するなか、GEWEL賛助会員の竹田綾夏さんは、小崎なるみさん、遠藤佳代子さんらが力強いメッセージをされました。
時間はオーバーしましたが、日本にいながら世界を感じる機会になりました。
詳しくはこちら
https://www.facebook.com/NPOGEWEL/posts/1190204267665761?notif_t=feedback_reaction_generic¬if_id=1468531389076737


GSW主宰のアイリーン・ナティビダッド氏とGEWELメンバー
| Maki | D&Iイベント報告 | 10:52 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
台湾大学生交流イベント参加レポート

学生ライター
大石 真子

6月26日に開催された、「台湾学生との交流イベント」に参加しました。これは、台湾の世新大學でPRを学ぶ学生30名の来日にあわせ、企画されたイベントです。

【第1部:企業内PRについての講義−日立ソリューションズ様の事例から−】
はじめに、日立ソリューションズにおけるPR活動について伺いました。PRをするうえで大切なのは、「何が新しい情報なのか」を適切にメディアの方に伝えて、記事として取り上げていただくことだそうです。台湾の学生からは、「PRの仕事をするうえでどの程度新聞を読むか」「社員のモチベーションを上げるためにどのような取り組みをしているのか」等の質問が挙がっていました。

【第2部:ワークショップ】
後半は、台湾大学生と一緒に行うワークショップ。それに先立ち、自己紹介を行いました。
呼んでほしい名前などの他に、「日本の好きなところ」について紹介していきます。
私たちのチームは、全員(少しは)英語を使えたので、基本は英語で会話をすることに。日本の好きなところを紹介する際には、盛り上がってしまって時間内に終わらないほどでした。中には、日本のドラマが大好きで日本語がしゃべれる学生さんも!!

ワークショップのお題は、「台湾の若者にもっと日本に来てもらうためには」。
言葉がうまく通じないなか、1時間でまとまるのだろうか!? そんな不安を抱えながらのスタートでしたが、日本語のできる学生さんに時々通訳をお願いすることで、ディスカッションを進めていくことができました。

私のチームは特にリーダーも決めなかったので、発言したい時に発言したい人が話すスタイル。今思い返すと、初対面なのに阿吽の呼吸が出来たのはなんだか不思議です。
お互いに気になること(例えば、台湾の若者にとっての日本の印象、台湾で流行りのこと。日本ならではの行事など)を質問するなかで、日本の良さをPRする際のコアポイントを見つけることができました。それは、台湾では経験できないことを伝えることです。また、日本に何回も行きたくなる仕掛けづくりも考えました。
そこで台湾の学生に日本の印象や、日本でやりたいことなど質問して深堀していくと、「日本の夏」のイメージがあまりないことが発覚!日本でしかできなさそうな夏の行事を必死に考えて紹介したところ、「屋形船で花火を見ること」に興味を持ってもらえました。屋形船の写真を検索して見せると、「乗ってみたい!」「楽しそう!」と声があがります。

では、それをどのようにPRしていくのか。この話がチームの中でなかなか通じず大変でした。
台湾では、SNSの中でもブログの影響力が大きいそう。そのため、はじめは日本に有名ブロガーを招待して記事を書いてもらおう、という案で盛り上がっていました。私はてっきりこの案でまとめるのだと思っていたのですが、台湾の学生たちの間では、なんだか別の案が思いついた様子…。TO DOリストのような形で書いたら良いのでは、ということでした。私もなんとなく言っていることは分かるものの、それまでの話とのつながりが良く見えず混乱してしまいました(笑) 最終的には、通訳さんにお願いすることで意思疎通ができました。アイデアがまとまったときの一体感はすごかったです!!

最後は、各チームの発表です。台湾と日本、それぞれの母国語でアイデアを発表し、その内容が一致しているか通訳の林さんに判定していただきました。結果はどのチームも一致!ことばが違ったとしても、同じ想いを共有できることが分かった瞬間でした。

【感想】
「ごちゃまぜの状態を楽しんでください」。ワークショップの前に進行の小嶋さんからこんな言葉がありました。まさにその言葉どおりで、本当に楽しい時間でした。

私たちのチームが、よい結論(投票では2位獲得!)まで持っていくことができた理由を考えてみました。

.繊璽爛瓮鵐弌爾全員議論に楽しみながら参加できたこと
自己紹介が充実していたからか、メンバー全員が積極的に発言していました。リーダーは特に決めませんでしたが、それが良く作用していた気がします。また、ことばが分からないからこそ、お互いの意見を「よく聴こう」とする意識がありました。私も、理解が出来ないときには「●●の意味で合っている?」と確認を取りました。話がそれますが、私が日本語で議論するときにやりがちなのが、分かったふりをすることなのです。普段から分からないことは分からないと言うようにしようと思いました。

通訳ができる学生がいたこと
チーム内ではなるべく英語を使おうとしたものの、なかなか伝えたいことを言葉に出来ず、台湾人は台湾人で話し、日本人は日本人で話し、という場面もありました。しかし、日本語の話せる学生さんが通訳をしてくれたおかげで、お互いの意思疎通をはかることができました。
ただ、両方の言葉が分かる人がいるとは限りません。その時はおそらく、ジェスチャーや絵を用いたと思いますが、いったいどこまで理解し合えるのでしょう!?そんな環境もいつか体験してみたいです。

そして、ワークショップでの私の在り方を振り返ると、いつもの自分と違いました。
なぜなら、思いついたことを、すぐに言葉にして共有できなかったからです。英語で話そうと思うと、どうしても発言する前に一度止まってしまいました…。(チームの雰囲気は良く、何か伝えたいと意思表示をすれば待ってくれることが救いでした!)後半は、日本語で伝えて通訳をお願いしたり、英語で紙に書いたりすることで円滑に自分の主張ができました。普段は、ワークショップなどの場で発言をする方なのですが、今回はチームの議論の流れを読みながら、タイミングを見計らって発言していたように思います。いつもとは立場が違い、そのあたりも面白さに繋がりました。ただ、お互いの思いをもっと共有したい!と思ったので、(あくまでコミュニケーションの一手段ですが)英語で伝えるトレーニングの必要性も痛感しました。

台湾の学生たちとは、たった数時間一緒にいただけとは思えないほど仲良くなりました。それは、言いたいことが伝わって分かりあえた時の喜びやアイデアとしてまとまった時のうれしさを共有できたからだと思います。こうやって出会えた彼・彼女らとこれからもつながっていきたいと思います♪
| Maki | D&Iイベント報告 | 08:30 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GSWポーランド大会参加報告

(株)クオリア代表取締役 
GEWEL理事 荒金雅子

今年で26回目を迎えるグローバルサミットオブウィメン(Global Summit of Women 2016:GSW)が、2016年6月9日(木)より11日(土)まで3日間にわたって、ポーランド・ワルシャワで開催され、世界74か国から1000人の女性リーダーが集結しました。

〇デジタル時代における女性の活躍とは
今年のテーマは、「Women: Building an Inclusive Economy In the Digital Age」
働く女性にとって、ICT(Information and Communication Technology)にどのように向き合うかはますます重要となっています。会議冒頭でニールセンのMarie Lallema氏( Senior Vice President)は、「今日のインダストリー4.0の進展は、女性がより働きやすい環境をもたらす一方、女性が大学で理系分野を専攻しにくい環境は職業上のミスマッチをもたらし、女性に不利益となるだろう」と述べていました。
エコノミスト誌が「フォノ(Phono)・サピエンスの惑星」と表現するように、世界は新たなデジタル時代に突入。このような環境の急激な変化は、女性の働き方や活躍を飛躍的に促進する可能性を秘めているとともに、大きな試練を与えることにもなりかねません。会議の中でも、ソーシャルメディアの効果的な活用やデジタルデバイド(情報格差)の解消、世代間のコミュニケーション格差など盛んな議論が行われていました。

*インダストリー4.0
インダストリー4.0(第4次産業革命)は、ドイツ政府が推進する製造業の高度化を目指す戦略的プロジェクトであり、情報技術を駆使した製造業の革新の事を差す。 工業、特に製造業を高度にデジタル化する事により、製造業の様相を根本的に変え、マスカスタマイゼーションを可能とし、製造コストを大幅に削減することを主眼に置いた取り組みである。
(ウィキペディアより)

〇世界のパワフルウーマンのリアルに迫る
GSWの魅力の一つは、世界中の素晴らしい女性たちの力強いストーリーと生々しい現実をリアルに感じられることです。
ビジネスパートナーに騙された経験から「誰とやるかが最も大事」と語るオーストラリアの作業服製造販売会社の社長や、夫の急死で引き継ぎ、一時は倒産の危機に陥った会社を国を代表する企業に成長させたコロンビアの女性起業家。3人の娘を育てながら在宅で働く道を模索し、ソーシャルメディアを顧客との信頼構築のツールとして活用することに成功。化粧品のトップセールスとなり起業したメキシコ人女性などの話には、多くの女性が共感と惜しみない拍手を送っていました。
そして、なんといっても話題の中心だったのは、元警察官僚で36歳の若さで大統領となったコソボのアティフェテ・ヤヒヤガ氏(2016年4月退任)です。GSWには2013年のマレーシア大会から欠かさず出席していますが、過去の紛争による対立を乗り越え、女性だからこそ男性とは異なるリーダーシップを発揮しなくてはならないと語る姿は、力強いけれど非常にスマートで理知的な印象。幾多の困難を乗り越えて事業を拡大してきた多くの女性リーダーの話は、逞しさやパワーだけでなく、すべてのことを経験に変え次につなげていくエネルギーとしなやかで強靭な意志の力を感じさせました。

〇2017年のGSWは日本開催です!
初めて参加した2007年ベルリン大会の日本人参加者はたったの15名。それ以来毎年通い続け、このすばらしい大会をいつか日本で開催したいと願い続けていましたが、そのチャンスがやってきたのは昨年のサンパウロ大会でした。組織委員会にプレゼンテーションをするチャンスを頂き、いくつかの試練を経て正式に日本開催が決定したのは3月8日。奇しくも国際女性デーの日でした。
そして、ポーランド大会には、日本大会の成功に向けて過去最高の61名もの日本人女性が参加してくれました。最終日には、大漁旗を掲げさくらさくらを合唱するといういかにも?日本的なプレゼンテーションで大盛り上がり。世界中の女性と日本での再会を約束して幕を閉じました。
来年5月には、エネルギッシュな女性たちが日本にやってきます。この素晴らしい大会をぜひリアルに体験してください。みなさんのご参加を心からお待ちしています。

| Maki | D&Iイベント報告 | 23:33 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
本当のInclusive Leadership

NPO法人GEWEL理事
小嶋美代子

参加者が多い国を順番に呼ぶのはGSWのオープニングセレモニーの定番ですが、74ヶ国のなかで4番目にJAPAN ! の声を聞いたとき、日本の参加者たちは歓びに沸きました。こんなに早く呼ばれるとは思ってなかったからです。2日目には中村紀子さん、最終日には橘フクシマ咲江さん、森まさこさんがお話しされ、確実に日本の存在感を発揮することができました。

1.Women make difference
何度か繰り返されたフレーズの1つです。一緒に行った同僚は"Stay woman"が心に残ったと言ってましたが、根底は同じ意味があるかと思います。"女性よ、無理して男性になりなさんな!"と私は訳しました。女性らしさを定義してその枠に合わせる必要もないですが、男性の多いビジネス場面で男性になりきる必要もない。それを短いセンテンスで複数の方々が繰り返しおっしゃってました。それだけどこにでもあることであり、その場に適用することと自分を捨てて他の者になりきることとは危うい関係なのでしょう。社会の秩序を保つことと"Stay myself"を共存させることの大切さを学びました。

2.Inclusive leadership
多様な人が各国から集まる場所に出ると、グローバルな空気に押されていつもの自分が出せないことがあります。無理に合わせて振る舞うことはメッキと同じで、いつか剥がれます。2日目の朝、主催のアイリーン・ナティビダッドさんからD&Iエグゼクティブだけが集まるbreakfast round-table にご招待を受けました。私あてですか?何かの間違いですよね?と思いましたが、間違いがバレないうちに出席してきました。そこでは本当にInclusiveな空気があり、アイリーンさん、コソボ元大統領のアティフィテさん、通信大手オレンジ副社長ローレンさんなどなど、真のグローバルリーダは、常に話を聞こうという姿勢でした。久々に本物に触れた実感がありました。そんな世界のD&Iリーダが何を話していたと思いますか?なんと!出産後の仕事復帰の女性を支援する方法についてでした。

3.Stay Japanese
日本からの参加が60名を超えた今回、初参加の方々にお話を伺っていると、大きく2つのポイントがありました。1つは、GSWでエネルギーをもらい自信をつけたこと。世界にはこんなに女性が元気いっぱいに働いているんだ!集まるだけでこんなにエネルギーをチャージできるんだ!私もなにか起こせるような気がする!そんな声でした。もう1つは、D&Iでは世界も日本も変わらない話題をしていると気づいたこと。なーんだ、とそんなことかと思われるかと知れません。3年前、私はGEWEL理事の荒金さんからGSWを強く勧められ、何がなんだかわからずクアラルンプールの大会に参加しましたが、そこでGEWELの存在を知ることになりました。帰国して報告しようとしたところ、関心を持つ人は今ほど多くなかったですし、D&I担当者の間ですら、クォータやインクルージョンが共通言語にはなっていませんでした。しかし今や、日本で話してることと同じだよね、と笑い合えるところまで来ました。この3年で日本のD&Iが大きく進歩した証でしょう。では来年の東京ではどうなっているでしょうか?クォータは賛成?反対?なぜ?目標値は50%か30%どっちがいいと思う?日本人のD&Iとはどんなことでしょうか?世界を見て、世界を感じ、次は日本で行動することです。私たちが一歩進むことこそが、日本をグローバルメッキから本物のD&I大国へと変えていけるのです。
| Maki | D&Iイベント報告 | 12:58 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
賛助会員ネットワーキング参加レポート

NPO法人GEWEL 正会員
佐藤彩有里
(バルーン・コンサルティング代表)


6月1日の賛助会員向けのネットワーキングに参加させていただきました。
はじめに代表理事の村松さんから、現在理事をされている方々や最近行われたイベントの紹介があり、GEWELの近況について知ることができました。

短時間ではありましたが、参加者の方が普段考えているD&Iについての率直なご意見を交換する機会になりました。

なかでも、「大切だと思いつつも、自分の職場ではまだまだ。言いたいけれど生意気に思われるのではないかという不安がある」「女性性を押し殺して働いている感じがする」などのコメントには、一人一人が孤立せず、よりよい働き方や社会を目指していくためにもGEWELをプラットフォームのように活用しながら励まし合っていくことの大事さを感じました。

また、今回皆さんの意見を伺っていて特に印象に残った点は、「地方と都市との差」「自社と派遣先との差」なども含む、それぞれの組織におけるD&Iのレベルの違いです。

他と比べることで自分の置かれている環境が惨めに思えたり、絶望的な感じになることもあると思いますが、「諦めることなく自分の周囲を少しでも良くしていくためには、何ができるのだろう?」ということについて、建設的な意見が出されました。

ベンチマーク、ルールの整備、人を巻き込むスキルやタイミング、事例の共有、歴史を学びながらも他の歴史を選んでいく勇気を持つこと、アカウンタビリティを果たす・・・

一人では難しいこともありますし、いっぺんにはできないことも多くありますが、GEWELに集っているメンバーと共に頑張っていきたいと思いました。

今後もGEWELでは、ロールモデルカフェや事例セミナーなど、様々な催しやネットワーキングが開催されるようです。最後に村松代表理事がおっしゃっていたように、GEWELを積極的に活用しながらどんどん輪を拡げ、自分自身がエンパワーされ、また周囲をエンパワーできるような存在になっていきたい。そんな期待が膨らむ時間になりました。

| Maki | D&Iイベント報告 | 09:29 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
オランダ流D&Iラウンドテーブルに参加して

プロカウンセラー池内秀行
(株式会社 Heart and Holistic Consulting)

今回、行ってよかったです。
発表者の佐藤さんから開催情報をもらい、参加させて頂いたのですが、想定外の有意義な時間でとても楽しかったです。
参加しようと思ったのは、オランダの実情に興味を持っていたからです。
オランダをはじめヨーロッパやアメリカなどで一定の成果を出しているハームリダクションを礎にしたCRA(Community Reinforcement Approach)という"アディクション(依存症)援助"の講座を受けたことがきっかけでした。

CRAでは、アディクションの問題を抱えている人を、依存対象物質(お酒・ドラッグ等)や関わっていると物質使用をしてしまう人間関係について、否定したり禁止せずに、それらを横に置いて、本人にとっての利益を最優先に考えて、それとは別の社会的にGoodな活動やGoodな人間関係の時間を増やしていくことで、結果として依存対象物質の使用を減らし、その先の回復援助へついでいくというものです。

日本では、CRAのような構造化された援助の理論と方法論は入ってきはじめたばかりですが、従来から、それぞれ現場の援助職が、いろいろな工夫と現場での経験則等から、同じようなスタンスや考え方を持って、援助を行っている人達も存在します。これはアディクション領域だけに限りません。

そこで、CRAがオランダで機能しているという事実は、その社会的事情や背景・歴史がかなり関係していると思ったので、それを知ることで、より日々の援助で役立つだろうなと思って参加させていただきました。

その思いで、佐藤さんのお話を聞いていると、オランダには、CRAが機能する土壌が存在していました。それはコミュニティーの機能が重要になってくるんだろうなと思いました。CRAをうまく使っていくには、現状の日本でGoodなソーシャルリソースは何であるかもやはり同時に考えて整理していくことも必須だなと思いました。

しかし、こうした理解が出来たこと以外に、想定外で有意義な体験もありました。
GEWELさんの存在は、佐藤さんから案内をもらってはじめて知りました。
ダイバーシティについては、2000年以降注目され、また、インクルージョンについても、シナジー効果を前面に押し出すなどの工夫をしたりと啓発や実現のための実践が、いろいろなところで試みられていると思います。

私自身、会社経営者や管理職、働いている人達のサポートを行うなか、規模に関係なく「ジェンダー」の問題が横たわり、本来の「ダイバシティ」の理解が浸透せず、問題が混乱して、うまくいってないなと思うことがよくあります。インクルージョンについても、同じで、どうしてもジェンダーのテーマに問題がすり替わっていく経験をしてきました。

GEWELさんのパンフレットにある「組織とD&I進化」をお借りすると、多様性レベル1までは行っても、多様性レベル2に移行していく時に、それが全てではありませんがかなりの割合でジェンダーのテーマにもっていかれて停滞しているように私は思っています。
こうしたことに、気づいておられる方も沢山いるのではないかと思うのですが、これまでの経験上、この話が出来る場所や人は意外と少ないのです。
ところが、今回、参加者の方で隣に座った方と、偶然、この話になり、話が盛り上がり、初めての場所と初対面でこういう話が出来て嬉しい驚きでした。
また、参加者全体ににシェアしたところ、すんなり受け入れてくれて、それぞれの立場や経験からのお話が出て、参加している人達がそれぞれD&Iを実践している人達なんだなと肌で感じることが出来て、その場の安心感を感じました。
私の経験では、こういうのは、意外とあるようでないので、新鮮な体験をさせていただきました。
正に、今回のラウンドテーブルそのものが、D&Iの多様性レベル3だったのではないかと思います。
また、個人的に、過去に5年間程、日本とカナダを行き来して生活していたこともあり、海外と日本を行き来して仕事をされている方のお話や、実生活の体験からのシェアやお話も懐かしい感じがしました。それも、久しぶりの刺激になり、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。

なにより、いろいろお話させてもらったり、お話をうかがっていて、思いもよらず、私自身が大切にしていることや培ってきたものを、役立ててもらえる人達が、きっと沢山いるんだろうなと思えた瞬間があり、元気を頂きました。

どうもありがとうございました。

GEWELパンフレット裏面:組織とD&I進化
| Maki | D&Iイベント報告 | 09:47 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
アキレス美知子と話そう! 世界のダイバーシティ in N.Y登壇レポ

島谷 美奈子
(総合職35歳からのライフイベントとパーソナルライフデザイナー)
http://www.personal-life.org/

アキレス美知子さんのお話を聞いてきました。
横浜ウーマンビジネスフェスタ&横浜女性ネットワーク会議のモデレーターをはじめ、イベントでお会いするときの印象のまま、スペシャルカッコよい方です。

盛りだくさんの内容でしたが、個人的に感じたことは、「責任を持つ」そう言ってチャンスをくれた上司、先輩のおかげで仕事を嫌いにならず今があるのだな、とということ。その時は気付かなかったけれど本当に感謝すべきことですね。

今、自分たちは若手にそう言えているのだろうか。輝いていた人材がそうでなくなることを見過ごしていないだろうか。考え直しておきたいものです。

今回も素敵な時間をありがとうございました。


| Maki | D&Iイベント報告 | 16:03 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
第8回 女性のためのビジネスリーダシップ塾

NPO法人GEWEL 
賛助会員 宮田 祐子

2007年にスタートしたWomen's Summit Tokyo(WST)の第8回は、2013年から名称を「女性のためのリーダーシップ塾〜しなやかに、一歩前に」と変更し、次世代女性リーダーを対象に2016年2月17日がアサヒグループ本社ビルにて開催されました。

主催企業は前回から3社増え、アサヒグループホールディングス(株)、アビームコンサルティング(株)、(株)NTTデータ、3Mジャパングループ、(株)千葉銀行、トランス・コスモス(株)、(株)日本HP、日本たばこ産業(株)、日本ヒューレット・パッカード(株)の9社、参加者は81名の次世代リーダー候補の女性たちです。

◇プログラム概要◇
【基調講演スピーカー】
 後藤綾子氏 
 カルビー株式会社 執行役員 コーポレートコミュニケーション本部 本部長
【パネリスト】
 桜井容子 氏 アサヒグループ食品株式会社
 加納友季子氏 株式会社NTTデータフロンティア
 加藤知子 氏 日本ヒューレットパッカート株式会社 
 モデレーター  村松邦子 NPO法人GEWEL理事

◇自分らしい「リーダーシップ・スタイル」を考えよう:開会の挨拶◇
「なぜ、今、女性活躍推進なのか」について、国・企業の視点で女性の活躍が必要な理由について解説があり、世界で通用する組織になるためには多様性の推進が欠かせないこと、その第一歩が女性活躍なのだという位置づけがアサヒプロマネジメントの林氏(グループダイバーシティ推進室副室長)から明示されました。

特別視されがちなリーダシップのイメージを覆す説明があり、「ゲストの話や参加者同士の対話を通して、自分らしいリーダーシップについて考える機会にしてほしい」とのメッセージが、受講生に贈られました。

◇基調講演:ダイバーシティは総力戦。全員が力を発揮しないと戦えない時代◇
カルビー株式会社 後藤綾子氏

後藤氏からは、オーナー企業だったカルビーの5.9%という女性管理職比率が5年後19.8%へと急速に上昇したプロセスと共に、営業からスタートし、秘書を経て、執行役員にいたるまでのキャリアの経緯についてお話がありました。
苦手な仕事へのチャレンジ・自ら仕事を創り出す姿勢など自分自身がまず、小さな集団でもリーダーに手を挙げてみたキャリア初期のお話に始まり、周囲を巻き込んでリーダーシップを発揮し始めた経緯、そして、リーダーシップをとれる人材を育成し始めるプロセスへと発展しており、「自身の成長と共に会社の成長がある」ことを体現している非常に説得力あるエピソードが語られました。

◇パネルディスカッション:ダイバーシティマネジメント時代を生きる、私達らしいリーダーシップを◇

【出産育児と仕事を通して、人を育てることを学んだ:加藤知子氏 日本ヒューレットパッカート】
男性の中で働くのが日常の風景なので、女性ばかりの場には慣れておらず、緊張している、という挨拶と共に始まった自己紹介。自己コントロールできない出産・子育ては大きな挫折体験であったと同時に、人生の中で一呼吸おいて人を育てる経験だったことなど、挫折エピソードも添えながら明るくオープンに語る加藤氏の軽快なトークは、会場に笑いの渦を巻き起こしました。

【良妻賢母志向だったが、次第に仕事にのめりこんでいった:加納友季子氏 NTTデータフロンティア】
均等法施工後、技術職で入社したものの、出産後に働き続けるかどうかは分からないと思っていた、と、冒頭で当時の胸の内を明かしました。良妻賢母志向だったので、結婚後は仕事をペースダウンし料理を作って夫の帰りを待つ生活をしていた時期があったこと、やがて仕事の面白さに目覚め邁進した話など、働く女性が足踏みしがちな、キャリアの節目の過ごし方について過去の経験を語られました。

【公私ともに忙しい30代を乗り越えれば、楽しい50代が待っている:櫻井容子氏 アサヒグループ食品株式会社】
自身のやりがいを求めて転職をした経験、子育て中の女性社員が少ない職場で生後4か月で職場復帰し、育児をしながら働いたご経験、18時で帰宅する管理職だったために、マネジメントに苦労し、一時的にモチベーションが低下した時期もあったなど、過去に直面した節目や危機ついて当時の想いを語られました。子育てと仕事の両立をしている女性の大半が抱えているであろう葛藤や悩みに触れながら、30代は公私ともに辛い事も多い時期だが、そこを乗り越えれば充実した人生が待っていると、30〜40代の受講生へのエールを贈られました。

◇自己紹介の後は、20代〜30代で訪れた危機や乗り越え方、管理職になった時の状況や、ワンステップ上の管理職に移行する際に助けられたリソースは何か、ワークライフバランスの工夫など、管理職キャリアの育て方について、ディスカッションが繰り広げられました。
皆さんに大切にしてほしいことについては、「有言実行。信頼される人になること。」「周囲に助けら、生かされていることを大切に。その時々で変わってもいいが、目標を決めて取り組んでほしい。既に後輩を育成し、引き上げていく立場にもある事を意識してほしい」「得意分野を見つけ。できることを探す。将来が不安になる事もあるが、その場その場で一生懸命やってほしい。長い目で考えることが大事」など力強いメッセージが贈られました。
その後の質疑応答では、所要時間内では対応しきれないほど多くの挙手があり、パネリストと受講生の熱気で溢れる場となりました。

◇グループディスカッション ↓◆
休憩をはさんで行われた、グループディスカッションでは、「一歩進んだ、より高いリーダーシップを発揮するためのヒントを得る」ことを目的に、各グループメンバーのリーダーシップ体験やチャレンジ体験を共有。
続いて、「2016年のマイビジョンシート」を作成するための情報収集を行うフィールドワークのグループミーティングが行われました。

◇閉会式・エール◇
最後に、登壇者から「この場での出会いを生かすも殺すも自分次第。縁や仲間を大切にして、今後のキャリアを歩んでほしい」とあたたかいエールが贈られ、お開きとなりました。リーダーシップ塾は次回7月開催のフォローアップ研修へと続きます。

◇懇親会◇
その後は、参加者の9割以上が別会場で開催された懇親会に出席し、味しいお料理とアルコールを愉しみながら、語り合い、励まし合う熱気あふれる場となっていました。

基調講演の後藤綾子氏

会場の雰囲気



| Maki | D&Iイベント報告 | 11:00 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GEWELラウンドテーブル『街自体が多様性ロンドンからみたD&I』

中川 陽子
(NPO法人GEWEL事務局)

2月3日、GEWELの賛助会員であり、日英にてリーダーシップと女性活用、チームビルディングに特化したコンサルタント『科学とアートコーチング』『ライフコーチング』等のコンサルティングを行っている根本雅子様をゲストスピーカーにお迎えし、賛助会員限定のGEWELラウンドテーブルを開催しました。

テーマは『街自体が多様性−ロンドンからみたD&I』。最初の自己紹介のところから、賛助会員同士ということもあってかそれぞれの活動等に興味がわき、盛り上がるムードに包まれて始まりました。

まずは自分自身の”アンコンシャスバイアス(Unconscious Bias)”について話し合い、それぞれが気づきを得たところで、英国でのダイバーシティな街の様子を共有し、グローバルダイバーシティを考える機会となりました。また、英国のセルフエスティーム(Self-esteem)”自分は自分である”という人たちが支える街全体の雰囲気も伝わり、自分自身の振り返りの機会にもなりました。今回は、一時帰国されている根本様をお迎えすることができほっとし、大変充実した時間でした。

GEWELは大きな組織ではありませんが、今回のように、会員の皆様こそがダイバーシティであると捉え、いろいろな機会を創出し、それぞれがそれぞれに輝ける社会を目指して活動を推進していければと思います。

今後も会員の方々を囲むラウンドテーブルや賛助会員向けのセミナーなど開催していきます。

根本さま、参加者の皆様、ありがとうございました。
| Maki | D&Iイベント報告 | 10:54 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GEWEL グローバルダイバーシティワークショップ 〜女性とグローバル&リーダーシップについて語ろう〜 名古屋会場に参加して

篠田 寛子
(ビジネスコーチ、女性活躍支援サイト運営者)

名古屋初開催のグローバルダイバーシティワークショップに参加しました。
はたして名古屋で、ダイバーシティやグローバルといったテーマで参加者がどれぐらいいらっしゃるのか、開催前から大変興味がありましたが、当日は、様々な方面から20名ほどの女性が集まり、活発な意見の飛び交う会となりました。

ワークショップは、株式会社日立ソリューションズの小嶋美代子さん(GEWEL正会員)のご自身の体験談から始まって、株式会社クオリアの荒金雅子さん(GEWEL正会員)のファシリテーションの元、女性活躍、グローバル、リーダーシップについてディスカッションをする場が設けられました。

話し合う中で気がついたのは、『名古屋・愛知』という壁です。
この文章の冒頭でも書きましたが、この地方に住む人々は、『名古屋だから、愛知だから』という地域性への思いが強いのです。

実際にいわゆるM字カーブと呼ばれる、30〜34歳の女性の就業率は、全国で最も谷が深いと言われている愛知県では、女性がずっと働き続ける居心地の悪さを実感しています。それゆえ、ワークショップでも、名古屋は子供を産んだら仕事を続けにくい、お姑さんの目が厳しいなどの意見が多く出ました。

そういう意見を聞きながら、ここに参加されている女性達は、その悪い環境の中でも奮闘している、がんばりたいと思っている方々ばかり。つまり、芯の強い、意識の高い人が多いということだと気づきました。ファシリテーターの荒金さんの「イベントの冒頭から、地域性の話が多い。名古屋特有だ。」という感想をお聞きし、他の地域の方からの客観的な視点、意見を聞くことにより、むしろ、地域へのプライド、変革したいというエネルギーが内在しているのだと感じたのです。

私は、ウォルラボという女性の活躍を応援するサイトを運営しています(女性リーダー育成研究所 ウォルラボhttp://www.wollab.jp/)。活躍している女性リーダーや環境を広く周知し、女性の意識向上に役立つ場になることを目的としているのですが、その立ちあげに至ったのも、まだまだ恵まれない女性が活躍できる環境を何とかしたいという想いだったのだなと改めて気づかされました。そして、痛みの分かる自分だからこそ、女性リーダーにより深く寄り添えるのだとこの活動の必要性にも自信が持てました。

そして同じことがテーマである、グローバル、ダイバーシティなどについても言えるなと思います。苦手だ、難しいと一人で考えこむのではなく、飛び込んで他人と話してみる、体験してみることで、新しい視点、気づきが得られ、勝手に作った壁も無くなるのではないか。参加された皆様の声からも、自社内の人だけで考えるのではなく、広く他社や異業種の方々と話すことは大切だと思った、グローバルが身近に感じた、などという意見が多く聞かれ、新たな視点で話し合ったり、他の人の意見を聞くことにより気づくことの大切さを感じられたのだと思います。

このような会を企画していただきましたGEWELの方々に感謝致します。女性がさらにリーダーシップを発揮することに力を尽くしたいと、私自身も強く感じる機会となりました。
| Maki | D&Iイベント報告 | 21:59 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GEWEL グローバルダイバーシティワークショップ 〜女性とグローバル&リーダーシップについて語ろう〜東京会場に参加して

島谷 美奈子
(総合職35歳からのライフイベントとパーソナルライフデザイナー)
http://www.personal-life.org/

1月29日東京開催のGEWELグローバルダイバーシティワークショップはお誘いを頂き参加しました。
この日の天気は雪がちらつくのではと思われる寒い日でしたが、40人もの方々集まり外とは対照的に活気ある空間を感じることができました。

スタートはコアメンバー(GEWEL理事の村松邦子さん、正会員の田村真由美さんと小嶋美代子さんに、モデレーターは同じく正会員の荒金雅子さん)によるインスピレーショントーク。

トークを聞いて感じた方が次々に参加し、メンバーがシャッフルする刺激的なしくみ。
フィッシュボールと呼ばれるもの。

その後はあるテーマについて、自分の意見を書き出し、似た意見の方と集まってディスカッション。全員の前で発表します。

何が楽しいかと言うと、言いたい方が言いたいことを自分から発言し、それが続くこと。

予想外の展開や刺激的な発言に思考が活性化され、自律性がさらに高まる大人の時間が流れているのです。

⚫メンターから声が掛かる場所にいく
⚫スポンサーシップ
⚫後継者をつくれないリーダーは評価されない

等など、たくさんの学びがありました。

ファシリテーターの荒金雅子さんの発言、
「○◇○□ができるようになってから行こう」は一生行かない。
できないなりに行く。行かないと得られないことがある」の言葉に共感。

育児が忙しい、
家族の応援がない、
経験が足りない、
英語ができない、
自信がない、
‥女性はいつも言い訳をしてしまう。私もそうでした。

でもモヤモヤを貯めこむほうが
よくないですよね。

今回も、素晴らしい方々と出逢えました。
感謝です。



| Maki | D&Iイベント報告 | 21:56 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GEWEL OPEN FORUM 2015に参加して

高橋 洋子
(化学メーカー)

今年で5回目のGEWELのOpen Forum に参加しました。Panelist だけでなく、参加者にもPowerful な方が多く、毎回Power をもらって帰ってくることができるのが この Forum の最大の魅力です。

この4年間を振り返ってみて、「変わった」という印象をうけたことを一つあげるとすると、それは、"女性だから・・・"という認識や発言が少なくなったという点です。

このOpen Forum のテーマ自体も2012年は、"Are You Ready?"〜ManagementからLeadershipへの自己変革と成長を〜日本におけるD&I推進の課題として、"女性がさらにリーダーシップを発揮することが、日本再生のキー"というテーマでしたが、今年は、"Grow Your Value"というGender にとらわれないテーマにシフトしていました。

Panelist の方々の、ご自身の経験を通した普遍的なGrow Value についての貴重なお話は、たいへん興味深く聞くことができました。また、Group Discussion では、私たちのグループは、"Grow Your Value" を "Grow My Team's Value" と捉えて、積極的な意見交換をすることができました。会社が異なっていても、部下を育成することはGrow Valueとしての共通な認識でした。また、会社が異なっているからこそ、各社の取り組みを紹介しあうことで、ヒントを得ることもできました。お互いに、掘り下げた質問をしあうなど、実践的かつ意義のあるDiscussionができるのもこの Open Forum の魅力のひとつだと言えます。

因みに、2012年に、同じGroup になった方々とは、今でも Net Working を続けています。それは、いつも私に知恵とPowerを与えてくれます。このような機会を与えていただいたGEWELに感謝し、日本における D&I がしっかりと根付くように私も頑張っていきたいと思います。

GEWEL OPEN FORUM 2015の様子
| Maki | D&Iイベント報告 | 11:31 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GEWEL OPEN FORUM 2015報告

碇 明生
(NPO法人 GEWEL 正会員)

11月6日(金)に開かれた「GEWEL OPEN FORUM 2015」でパネルディスカッションのモデレーターを務めさせていただきました。パネリストは、長らくソニーで活躍され、現在はSAPジャパン、マーケティング本部長の青木桂子さん、男性経営者から熱い支持を受け続けている雑誌「プレジデント」の編集者から、自ら企画して女性向けビジネス教養誌「プレジデントウーマン」を創刊し、編集長を務める今井道子さん、そして主婦業と親の介護を続けながら、13年間司法試験に挑戦し続け、見事合格、検事から弁護士となられた志賀こず江さん、という多彩な顔ぶれでした。

 どなたもユニークで素晴らしいご経歴の持ち主ですので、それぞれの方に1時間ずつお話しいただいても、まだ足りないところなのですが、全部で1時間というパネルディスカッションの中でも、参加者の皆さんの心に迫るお話をたくさん聞かせていただくことができました。

 青木さんには、家電業界という男性社会の中でがむしゃらに頑張って地位も得たけれど、挫折や多くの異動を経験し、肩の力が抜けて自然体になれてきたこと、盛田元会長のお側にあった3年間厳しい薫陶を受け、「まずはやってみる」という姿勢や、経営者の目線の違いなど多くの学びがあったことなどを語っていただきました。辛いことや壁にぶつかっても、後ろを向いてしまわないで、1ミリでも前に進む心の持ちようが大切という言葉が心に残りました。

 今井さんは、ラーメン屋での女性社員同士の話の中から、女性のための雑誌を作りたいと一念発起し、全員男性の役員を一人ひとり説得し、十分な準備を重ねて、雑誌創刊にこぎつけました。社長に企画を持ち込んだ時に「よくわかった、やり抜くんだぞ」と言っていただいた言葉に涙したそうですが、出産、育児によるキャリアの中断など働く女性の悩みに向き合い、共に考え、力づけていきたいという「プレジデントウーマン」にかける熱い思いが伝わってきました。

 志賀さんは、主婦業と全盲のお母様の介護をしながらも、司法試験に挑戦し続けられたのは、自分の居場所はここではないという強い思いがあったこと、そして忙しい家事の時間をやり繰りし、勉強を続けることで、一歩でも二歩でも前に進んでいることを実感し、日常とは違う時間をむしろ楽しめたことを理由として挙げられていました。検事として刑事事件の被疑者と対応したときのエピソードには、女性ならではの優しさと可愛らしさが発揮されていて、会場にも和やかな笑顔が広がりました。

 三人のパネリストの方たちに共通していたことは、男性と張り合って、同じようにしようとするのではなく、自分なりの感性や考え方を活かして、しなやかに自然体で動かれているということでした。それでいて、熱い情熱をもって一歩でも前に進んでいこうとするポジティブな気持ちも強く持っていらっしゃいました。また、ソニーの盛田元会長やプレジデント社の社長のような、男女の違いなど関係なく、指導し後押しをしてくれる経営者の存在の大きさも感じました。

 お三方とも、仕事に追われるばかりではなく、私生活も楽しんでおられ、「自分だけのためにやったことを書いておく」というお話からは、自分の価値を信じ、自分を大切にする姿勢が感じられ、これは男性の私もやってみようと思いました。
 
 後半のセッションでは参加者によるグループディスカッションの輪に、短時間でしたが入っていただくこともできました、参加者に多くの気付きを与えていただき、充実したフォーラムになりましたこと、青木さん、今井さん、志賀さんに心からお礼申し上げます。

| Maki | D&Iイベント報告 | 11:29 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
Women's Summit Tokyo(WST)「女性のためのビジネスリーダーシップ塾」フォローアップ研修会

川合 昭子

夏の暑さ本番の7月23日、Women's Summit Tokyo(WST)「女性のためのビジネスリーダーシップ塾」のフォローアップ研修会が「自分のリーダーシップスタイルを磨く〜しなやかに、一歩前に」をテーマにアサヒグループ本社ビル大会議室で行われました。

今回は、半年前の1月16日に得たリーダーからのヒントや話し合ったこと、その後のフィールドワークで得たものをベースに作成したマイビジョンシートを持って開催されました。自分のD&Iリーダーシップスタイルを探求すること、ビジネスリーダーとしての意欲を高めることが目的です。

プログラムは、主催のGEWELから大切にしている5つの価値観が紹介され、そのひとつのWell-beingをテーマにした「しなやかな心と身体をつくる」からスタートです。講師はGEWELの村松邦子さんと武藤順子さんです。身体と心と社会の3つが深く関係していることを知りました。

その後、セルフ診断で自分の状態をチェックし、瞑想法や呼吸法でリラックスしたり集中したりする方法を学びました。次に、チャレンジしていくときに必要な力とそのエネルギーが弱っているときの対処方法のヒントなどを学びました。参加者は、リーダーシップを発揮するためにもWell-beingは大切だとの認識を新たにしたようです。

次は、フィールドワークでインタビューした「お手本にしたいリーダーのエピソード」です。各グループ持ち時間は3分。ポイントとエピソードを交えたエレベータトークはさすがでした。



・船が自分のところに来てもジャンプしなきゃ乗れない。それまでの準備と勇気が大切

・私の強みは巻き込み力。信頼関係を構築すること、思いを伝えておくことは大事。自分がいなくてもパフォーマンスが出せるように部下のパフォーマンスアップと相手への指示をきっちり行う。

・得意なことをやる。ダブルスクールで勉強し。ストレッチのためには居心地の悪いところにも身を置く。

・ビジョンをチームに共有し相手の理解を得る。自分にすべての適性は必要ない。仕事を通して得た強みを活かし、足りないところは他の力を借りること。

・健康は大事、無理せずに頑張ってほしい。部下の適性や強み弱みを見極めて任せよう。

・リーダーシップスタイルは違った。しなやか、力強くロジカル、元気でなど。共通点は余りキャリアを意識しなかったがチャンスが来たときに乗ったことと、日ごろから身体を良く動かしていること。

・子供が病気のときなど後ろ髪を引かれる思いだったが、仕事をしてきてよかったと思う。子供が社会人になった今、よいアドバイスができるし頼りにもされる。背中を見せれば仕事で頑張る大切さも伝わる。

・コミュニケーションを大事にしている。メンバーにあった目標をしっかり伝え行動で示すとまとまる。経験のある年長者には伝えることは伝え、仕事以外では敬意を持って接する、年下には力でねじ伏せた(笑い)。感動の共有がチーム力を高める。

・履かせてもらう下駄は履いてその分やる。気負いすぎないこと。上昇志向のない上司は、部下に対して失礼だ。

・子供の頃からどうすれば自立できるかと考えていた。経済的に自立すれば自由になる。女の人の生き易い社会を作るのが使命。

・仕事が自分のアイデンティティ。同期男性の上昇志向に刺激を受けた。
・上に行くほど男性社会。女性を軽視する発言があったときも、男性は議論好きが多いので相手のペースに合わせて話を聞き、懐に入ってから意見を言った。

各グループからの発表の後に1月の研修でパネリストだった吉田かほるさんからコメントをいただきました。「どこで自分に使命感を持つのかが大切です。例えば仕事に対してでも労働力でも構いません。また、参加者の中には管理職資質の有無を気にする必要はありません。ポストが人を作ります。そこにつけばある程度できるようになります。それまでにどれだけ何を積んできたか、仕事をやりとおしたか、準備したかで違いが出てきます」

次はグループワーク。一人ひとりがマイビジョンを共有しフィードバックをもらいました。



その後はGEWEL川合昭子から「ダイバーシティとインクルーシブ・リーダーシップ」で、ダイバーシティとインクルージョンの言葉の意味と価値を確認し、大きな変化の渦の中にある今、そして多様なメンバーのチームで仕事をする上でますます重要になってきたインクルーシブ・リーダーシップについて学びました。

その後、2回目のグループワークです。自分たちのフィールドワークを振り返り、チームとリーダーシップについて話し合い、各グループでお互いの良さや強みをピアフイードバックとして3Mから提供いただいたポストイットに書いて交換しました。プログラムの締めくくりとして「私のチャレンジ行動」をグループに共有して終わりました。

最後に会場や飲み物を提供してくださったアサヒグループの林雅子さんから激励の言葉をいただきました。(メッセージを別にいただいていますのでそちらもごらんください)

その後は、楽しい懇親会です。おいしいビールやお食事で多いに楽しみました。ビール

| Maki | D&Iイベント報告 | 11:40 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
「女性のためのビジネスリーダーシップ塾」フォローアップ研修会を終えて

女性のためのビジネスリーダーシップ塾フォローアップ研修

■日時  2015年7月23日(木)
■場所  アサヒグループ本社ビル3階 会議室

アサヒプロマネジメント株式会社 
グループダイバーシティ推進室 副室長
林 雅子
  
今回の「女性のためのビジネスリーダーシップ塾」フォローアップセッションで印象的だったのは、参加者同士、とても良いネットワークが築けている、ということでした。1月のビジネスリーダーシップ塾とフォローアップセッションの間にフィールドワークが課せられていたのですが、おそらく、フィールドワークを通じて良い関係が築けたのではないかと感じました。

一般的には、研修で1度だけ出会ったメンバーとはその場限りの関係になってしまうことも多いのが現状です。しかし、今回は違います。緩い人間関係の方が強いつながりよりも人生に大きな影響を与える、という「ウィークタイズ理論」がありますが、まさに、女性のためのビジネスリーダーシップ塾で築いた関係は、ウィークタイズそのものだと思います。

これからキャリアを積んでいくときに分かれ道や壁に遭遇することがあるでしょう。そういうときには身近な人たちとは違ったネットワークが力となります。参加者メンバーにとって、お互いがかけがえのない財産になったのではないでしょうか。

| Maki | D&Iイベント報告 | 11:39 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
グローバル・サミット・オブ・ウィメン2015参加レポート

グローバル・サミット・オブ・ウィメン2015参加レポート

(株)クオリア代表取締役 荒金雅子

2015年5月14日〜16日、今年で25回目となるグローバル・サミット・オブ・ウィメン(GSW)がブラジル・サンパウロで開催された。「Creative Women-Creative Economics」をテーマに、世界63カ国から約1000人の女性(とごく少数の男性)が出席し、熱い議論が交わされた。主な参加国は、米国(71名)、南アフリカ(55名)、ベトナム(52名)、中国(51名)、スペイン・モンゴル(35名)、コンゴ(32名)、ポーランド(29名)、フランス(26名)、メキシコ(25名)など。各国から参加の女性閣僚は35名に上った。日本からは初参加の男性も含め10名。企業の管理職女性、大学教授、NPO代表、起業家など多彩な面々。毎回新しい発見と素晴らしい出会いのある、日本ではなかなか体験できない大規模な国際大会。GSWの様子を紹介しよう。



○今年の主役は19歳の女子学生Raissa Muller
「女性と経済」をコンセプトに開催されるGSWでは、特に若い女性の育成に力を入れている。併設されたYouth Forumには地元サンパウロ大学から150名の学生が参加。20名の女子学生が奨学金を受けGSW本大会に出席し、熱心に話を聴いていた。
マイクロソフトブラジル社は、GSWにあわせ、若者の起業家を育成する「ガールズアプリコンテスト」を主催。受賞プロジェクトは障害者向けのソフトを開発した女性だった。
中でも今回の主役は、ブラジル出身でハーバード大学に在籍する19歳のRaissa Mullerさん。
https://www.youtube.com/watch?v=2QhcDr-sO9A&feature=youtu.be

彼女は、汚れた水路から油を吸い上げる特殊なスポンジを開発し、回収した油を再利用するという研究を続けている。ブラジルの水質汚染は深刻で、2016年ブラジルオリンピックのセーリング会場となっているグアナバラ湾では、水質浄化が大きな課題となっている。私たちも空港への帰路、川沿いを走るタクシーに流れ込むどぶ川の臭いに閉口した。その水質浄化に取り組む彼女は、将来は世界中の汚れた水をきれいにしたいと力強く語っていた。途中、機材トラブルでスライドが投影されないというハプニングがあったが、動じることなく堂々とスピーチする彼女に、会場はスタンディングオベーションの嵐だった。

「テクノロジーというツールを活用する若者の経済的創造性を育成しなければならない。それは、21世紀の生産性への扉なのだから」 と語るナティビダッド氏の言葉に深く共感。

今回日本から参加した神戸女学院大学教授の津田・ヨランダ氏は、2013年のGSWマレーシアに教え子6名を同行して参加。彼女達は世界中の女性リーダーが集まる会議に刺激を受け、その後、留学したり大学院に進学したりと活躍しているそうだ。カナダに本拠地をおく、「Girls20」というNGO団体は、G20に併せ毎回若い女性を世界中から招待し同様の会議を開いている。http://www.girls20.org/
日本では、メットライフアリコ生命が「TOMODACHI MetLife Women’s Leadership Program」を創設し、スカラシップを設け、この大会に女子学生を毎年送り込んでいる。
GSWについても同様の制度ができないものかと考えているところだ。

〇The business case for gender equity
女性CEOフォーラムに加え昨年から男性CEOフォーラムも開催されるようになった。
企業経営にとっていかに女性活躍が重要か、男性経営者が様々な角度から語るこのフォーラム。今回はブルームバーグニュースラテンアメリカ(ブラジル)社長、GMコロンビア社長、Fersol ブラジル社長、Avonブラジル社長、マクドナルドラテンアメリカ(パナマ)社長という面々。柔軟さ、楽観性、未来志向、明晰さ、彼らに共通する資質だ。日本でもイクボス企業同盟や女性活躍を宣言する経営者がチラホラ現れている。このような大会で外国人CEOの中で堂々と女性活躍を語る日本人男性経営者が増えてくるとことを願ってやまない。

○建設・土木業界でも進む女性活躍
ここ数年、女性が少なかった業界や分野での女性活躍の報告が増えている。Technip社は、フランスに本社を置くプロジェクト管理、エンジニアリング、建設関連企業。近年ジェンダーダイバーシティの推進に力を入れているが、とりわけブラジルでの成長が著しい。Technip in Brazilの社長Adriano Novitsky氏は、まず50年前のエンジニアリング学科の卒業式の写真を披露。全員男性だ。それが50年後ではどうだろう。その4割を女性が占めているという!これだけでも大きな変化を感じるが、ブラジルTechnip社4050人中女性は750人(18.5%)、女性管理職はなんと24%。ボードメンバーに至っては45%!と半数を占める!上に行くにつれ女性が少なくなるのが組織の常識だが、この会社は上に行くほど女性の比率があがっていくというから驚きだ。

しかし、Adriano氏は、現場のオペレーションポジションの女性管理職比率は4%でしかなく、まだまだ充分活躍できていない、女性活躍のチャレンジに終わりはないという。建設業界は典型的男性社会。女性活躍はまだまだこれからという業界だが、これだけ女性が働いていてしっかり業績を上げているという話を聞くととても心強い。日本でも2020年のオリンピックに向けて、女性活躍を含めてダイバーシティ推進が加速しているが、Technip社のように本気で取り組まなければ,その恩恵を受けることはできないだろう。
http://www.technip.com/en/content/2015-global-summit-women

○D&Iのカギは、アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)を取り除くこと
今年に入って、ダイバシーシティ研修で重要視されているのが「アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)」を取り除くトレーニングだ。今回のGSWでもリーダーシップトラックの一つとして登場。最も楽しみにしていたテーマだ。

スピーカーの一人、米国最大級のリサーチ&エンジニアリング会社SAIC のChief Human Resources Officer Kimberly Admire氏は、アンコンシャスバイアスが職場に与える影響やその対処法から、個人でとしてこのような偏見にどう対応するかまでコンパクトにわかりやすくまとめて紹介してくれた。CEOになる男性は平均的な男性に比べ背が高い人が多いがほとんどの人はそれを気にしない。また、採用面接の際に黒人か白人か事前にわかるとその採用比率は明らかに異なるが、多くの人は能力や資質の違いだと考えている。アンコンシャスバイアスには実に150以上の種類があるという。これらをなくすことは困難だが、当たり前だと思いこんでいるその意識に敏感になり、その奥に潜む固定観念や先入観、偏見に光を当て、センシティブになること。それがアンコンシャスバイアストレーニングだ。

いくつかあるトレーニングの中に「Rooney Rule for interviewing candidates」というものがある。これは、アメリカ・NFLのピッツバーグ・スティーラーズの会長ダン・ルーニー氏が考案したルールのことを言う。NFLではチームのヘッドコーチを決める面接の際に、必ず黒人もしくは少数派民族のコーチを候補に含めなければならない。2003年にこのルールが採用される以前は、およそ80年間で7人だったアフリカ系アメリカ人の監督は、2003年の導入以降11年間で11人とその割合は増えているという。いわゆるポジティブアクション的な発想であるが、意識してみないとそこの歴然とした差があることは見えにくいのだ。私も日本で様々なアンコンシャスバイアストレーニングを実施しているが、基本的な考え方やトレーニングはやはり世界共通だと再確認することができた。同調圧力、集団浅慮、集団疑集性の高い日本では、ますます重要となるテーマだろう。

実り多いGSWだったが、今回日本人出席者にとっては非常に重要な大会でもあった。25年目となるこの大会、すでに韓国、香港、中国、マレーシアと近隣国では開催済だが、実は日本ではまだ開催されていない。その日本での開催が毎年出席している私達の悲願だったのだが、今回2017年の日本開催に向けてプレゼンテーションをする時間を頂き、高い評価をもらったのだ。大会開催までには多くのハードルがあるが、世界中の女性リーダーが集結するGSWが日本で開催されたらどんなに素晴らしいだろうか。2020年女性管理職30%をめざす日本にとって、挑戦と行動をかき立てるイベントになることは間違いない。まずは、来年6月のポーランド大会に50名の日本人女性を連れて行く。それが私の次の目標だ。



*GSWをきっかけに誕生したWomen help Womenの主催により7月22日(水)19:00〜東京溜池山王スカンジナビアセンターにて、GSW2015の報告会を開催します。ご興味にある方は是非ご参加下さい。詳細はクオリアHPにて案内します。
http://www.qualia.vc/index.cfm
(文責:荒金雅子)

| Maki | D&Iイベント報告 | 12:27 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
来た船には乗ろう

「WST女性のためのビジネスリーダーシップ塾」20150116開催
NPO法人GEWEL 代表理事 川合 昭子

2007年にスタートしたWomen's Summit Tokyo(WST)、第7回となる今回も「女性のためのビジネスリーダーシップ塾〜しなやかに、一歩前に〜」と題し、アサヒグループ本社ビルにて2015年1月16日に開催されました。

「企業で働く女性が活き活きとしなやかに働き続け、ビジネス成功のキーパーソンとして成長することを目指しその成長過程において一助となりたい」という精神のもと、リーダーとして期待される女性社員約65名が参加しての異業種交流研修会となりました。

個性的でしなやかなスピーカーの皆様から様々なリーダーシップスタイルを学び、共通点を知り、参加者同士も大いに語り合って、手応えのある一日となりました。異業種から集まった参加者同士のご縁を大切に交流を深め、前進していかれるに違いないと確信した一日でした。

主催企業は、アサヒグループホールディングス(株)、(株)NTTデータ、スリーエム ジャパン(株)、トランス・コスモス(株)、日本ヒューレット・パッカード(株)、(株)日立製作所の6社、GEWELは共催です。(一般募集なし)

【プログラム概要】
自己紹介とリーダーシップビンゴ
基調講演 福山知子氏/カルビー(株) 執行役員 中日本事業本部 本部長
パネルディスカッション(主催企業3社の女性管理職)
  吉田かほる氏/アサヒビール(株)
  青木千恵氏/(株)NTTデータ
  春日紅霞氏/(株)日立製作所
 モデレータ 渡辺綾氏/日本ヒューレット・パッカード(株)
グループディスカッション 

【基調講演】
ラフな服装で登壇された福山さん。「スーツにしようかとも考えましたが、普段の格好で来ることで皆さんに身近に感じていただけるようにと思って選びました」というお話に、自分達のために服装格好にも頭を悩ませしてくださったのかと、最初から参加者は心をつかまれました。
カルビーに入社された経緯や育休中に管理職になられたこと、今も短時間勤務で中日本全体の事業責任を持っておられること、仕事の仕方や考え方、ご経験やヒントなどをカルビーのビジョンや松本晃CEOのお話も交えてたくさん話していただきました。また参加者からの質問にも温かく回答やアドバイスをしていただきました。



お話を紹介しましょう。
私は「来た船には乗る」をモットーにしています。ダメだったら降ろしてもらう覚悟を持ち、船に乗るときには交渉します。わがままはダメですが、ミッションを実行大切にするためには交渉は大切です。

私自身が時短で仕事をできるようになると、メンバーもできるようになると思います。松本は、「早く来て、早く帰れ」そして「学べ」、「学んだら会社で実践せよ」、「組織は、分権化・簡素化・透明化せよ」と言っています。コミットメントとアカウンタビリティ(結果で評価)を明確にし、プロセスはメンバーが決めればよいのです。

トラブルがあれば遅くまで(といっても5時)会社に残ることもありますが、普通は午後4時に帰宅します。これは部長の皆さんのサポートがなければできません。感謝しています。また、夫とは3か月前からお互いのスケジュール調整をしています。例えば、今日は夫が子供の送り迎えをするなどです。

皆さんは、管理職になるかならないかを考えることがあるでしょうが、「知らないより知った方が良い」し、「見えないより見えた方が良い」のです。チャンスが来たらなった方が良いと思います。管理職になるときは上司にミッションを明確にしてもらいましょう。

仕事をするうえでは「圧倒的な実績を残す」ことを大切にしています。商品作りの乳母役(サポート役)に徹して一緒になってやってきて、「こいつに頼めば何か変わる」と信頼されるようになりました。「お客様である生活者については私が一番知っている」ということはリサーチ担当の12年間外さずに来ました。子育ては仕事にもプラスになっています。

【パネルディスカッション】
「先輩たちの様々なリーダーシップスタイルを学んで、自分のスタイルを見出すことが目的です。自分らしいリーダーシップスタイルを見出すヒントをいただき、自ら実践するための気づきと勇気を得ることがゴールです」とのモデレータの言葉で始まりました。



管理職になるときについての質問には、「ぽんと乗りました。若い頃正しいと信じ自分ならこうやると思ってもできなかったことができるのは嬉しかったです」、「見る範囲が広がり人間さまざま、自分の普通が他の人には違うこと、環境が変われば自分のやり方がうまく行かないこともあると身に染みた経験もあります。」
「課長になってみたら入る情報量が増える上に一目置かれ、外されることもなくなりました。結果として判断能力も高くなりました」
「やりたいことができるので嬉しくてわくわくしました。自分で企画し結果を出しますから、責任感とやりがいがありました。」

仕事とプライベートの両立についても伺いました。
「移動時間にメールを見ます」「家事サービスを頼んで時間を作ります」「皆共働きという環境で育ったので当たり前と思ってやっています。日本にはファミリーサポートもあるので、皆さんには勇気を持って続けてほしいです」、「介護は突然来ます。元気なうちに行く先どうしたいかなど聞いておくことが大切です。頼ることは大事ですし、専門家は(家族よりも)親切にやってくださいます」。

パネリストの皆さんはプライベートも充実していました。
「家では仕事を忘れ好きな事をやります」、「休暇では家族旅行などでバランスを取ります」、「週に1度のスポーツ」や「ピアノを気が済むまで」弾いたり、「教会でバザーのお手伝いをすると、80歳の方もいてコミュニケーション能力が上がり、仕事にも有益です」、「脳科学が好きなので関連の本を読みます」、「週に1回大泣きできる本や映画を見ます」、「お茶やお花では自分が一番下なのでこき使われるのが新鮮です」、「将来どういう世界になるかの本を読んでワクワクします」など。

女性であることについて意識させられることは余りなかったそうですが、「周りの男性を真似れば良いのかと最初やってみましたが、できなかったので自然体でいくことにしています。言い訳にしないことが大事です」とアドバイスをいただきました。

また、仕事をするうえでのアドバイスもいただきました。
「時間を作るためには、省く決断、しないと言う決断もポイントです」
「昇進する手前で一番働きました。長時間労働をした結果、自分のスタイルや状況判断に自信が生まれ要らないと言えるようになりました」
「3ヶ月文句言わずにやり、疑問をためて、来月からこうしたいと言いましょう」
「必死に働く時期に強みを作るようにします。自分を否定する必要はないですよ。時にはきた仕事をふり返す勇気を持って早め早めに上司に相談しましょう」
「無駄と思うならばやらないのも選択肢ですよ、困るなら言ってきますから」
「おもしろくても全部をやるとかえって成果があがりません。何かひとつにフォーカスすることが重要です。一番成果が出るもの、会社にメリットがあるものに優先順位をつけて実施します」



【グループディスカッション】 
福山さんのお話やパネルディスカッションで特に心に残った言葉を共有した後、お互いのリーダーシップ経験を披露しあい、自分自身のチャレンジを考え話し合い、グループメンバーでチャレンジの根幹を探りました。休憩の後は、マイビジョン・フィールドワークの進め方を具体的に話し合いました。大変活発で時には笑いも出て充実した時間となりました。

【最後に】
パネリストから参加者にメッセージをいただいて、研修を終えました。

色んなことを皆さん悩んでいるでしょう。たいがいの悩みはたいがいの人が同じように悩んでいるものです。また、近しい人には相談しにくいことが、利害関係がない方には相談しやすいということもありますから。今日できたネットワークを大切にしてフルに活用してください

皆さん真面目で頼もしいと感じました。若いときは悩んでもよいのです。夢中でやっているといつの間にか貯金になっているものなので、目の前のことにも真剣に取り組んでください。

たくましく感じました。皆さんは今でもリーダーシップを発揮できます。私の考える「ビジョン」は変わって良いものです。将来が変われば変わるし、違う明日を楽しみましょう。
以上

詳細レポートは、GEWELHPの賛助会員専用ページに記載しています。
賛助会員のお申し込みはこちら http://www.gewel.org/boshu.html
| Maki | D&Iイベント報告 | 20:31 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
―真のダイバーシティーの意義と進め方へのヒント―

ダイバーシティー推進シンポジウム「明日への処方箋」レポート
田村 真由美

昨年秋にGEWELの正会員になりました田村です。20年以上複数の外資系企業で勤務してきました。直近に勤務した会社では、アメリカ本社がダイバーシティーを戦略上の重要項目の1つとして進めていたので、子会社である日本でも取り組んできました。そんな経験を踏まえて、日本の社会でダイバーシティーがもっと推進されることを願い活動していきたいと思います。

このシンポジウムの副題が「男も変わる 働き方を変える」ということもあったのでしょうか、私が参加した今までのダイバーシティシンポジウムに比べると男性の参加者が多かったように思います。年齢層も多岐にわたり、ダイバーシティーへの関心が多様な層に浸透しつつある証拠だと思いました。

基調講演に「最大の成長戦略、ダイバーシティー」と称して、野田聖子衆議院議員が登壇されました。民主党が政権を取った3年余りの間自民党は野党として活動の場が限られて時間ができたので、野田氏はこの時しかチャンスはないということで子供を産む決断をしたそうです。これこそが問題の本質で、日本では女性が仕事をしながら出産・子育てをするには時間が壁となるからです。日本の経済の発展のためには人口増による消費増を達成して行くことが重要で、女性が仕事をしながら子育てしていける環境を作ることこそが大切だと強調されていました。ダイバーシティーとは単に平等という人権の問題ではなく、日本の将来をどう紡いでいくかという次元の話であるという言葉が印象的でした。

特別講演は「ビジネス戦略としてのダイバーシティー〜推進する三つの柱〜」という題で、イギリスに本社を置く製薬会社のアストラゼネカ株式会社執行役員マーケティング本部長の野上麻里氏が登壇されました。三つの柱とは仝楜劼肇僉璽肇福爾防床舛気譴覺覿箸箸覆覘▲ぅ離戞璽轡腑鵑魑こす成果にフォーカスしたハイパフォーマンスを達成する、です。

医師・薬剤師には女性も多く、また人口減でも高齢者増により女性患者による薬の需要も増えているという事実から、女性の視点・立場で女性患者にアプローチすることによって、ある薬の売上を大幅に伸ばすことができたということです。このように別な視点で見ることによって、既成観念にとらわれない今までにないイノベーションを生み出すことができるのでしょう。

またユニークな制度としては、産休や育休による人員欠員のために代替人員を手配するシステムを作ったというものです。急病や交通事故による病欠とは違って産休・育休は予めスケジュールがたてられるので、このシステムによって上司も安心して部下に休暇を取ってもらえるということです。私自身、自分のチームで産休・育休を取る人が出た時に、どのように限られたリソースで仕事を回していくかで苦労したことがあります。このようなシステムはとても有効だと思います。

最後に、若い女性社員の“管理職は大変だからなりたくない”という思いを払拭すべく、 “将来管理職になりたい”と思われるよう野上氏自身が楽しく働く姿をみせられるよう努めているという話がありました。やはり見習いたいと思えるロールモデルがいるということは次に続く女性たちにとって重要なことではないでしょうか。

最後は、カルビー会長兼CEOの松本氏,イーウーマン社長の佐々木氏、三重県知事の鈴木氏、詩人・社会学者の水無田氏の4名によるパネルディスカッションでした。松本氏の“ダイバーシティーは成長のエンジンであり、コストでなくインベストメントである、だから継続的にインベストできるよう覚悟の上で進める”という経営者としての決意が感じられました。

鈴木氏は自ら育休をとった全国で2番目の知事です。以前はダイバーシティーには全く興味がなかったものの、結婚してから奥様の活躍する姿を通じて女性がずっと輝く姿を願うようになり、ダイバーシティーを推進するようになったということで、価値観が変わったということです。トップ自らダイバーシティーをコミットして実践することにより、その組織が変わっていく姿を感じ取ることができました。

その他にも女性がやりがいを持って仕事をすると出生率があがること、長時間労働がネックとなっている(親の介護問題では男性も長時間労働が難しくなる)ので会社は成果を求めるべきで、時間や勤務形態を求めるべきではない、単位時間当たりの生産性を評価すべき、制度改革とともに意識改革をしていくべきなど、色々とキーメッセージがありました。

このような考え方・アクションがいかに各企業・自治体その他組織に広がっていくかが本当に大事だと思いました。トップがコミットし、その組織に属するメンバーがそれに応えていきいきと仕事ができるような社会が望まれるのではないでしょうか。最後に、水無田氏の“属性よりも個性が重視される社会が大事”というコメントが心に残りました。

| Maki | D&Iイベント報告 | 13:48 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
第4回 GEWEL Open Forum 盛会でした

川合 昭子

2014年11月7日(金)18時30分から第4回GEWEL Open Forum2014“Leading a Diverse Team:多様なチームを活かす極意”を開催いたしました。

 

お蔭様で、会場は予定通りほぼ満席となりました。ありがとうございました。
会場となった御茶ノ水SolaCityも、地下鉄の駅から直結で、利便性も高く、昨年より広く会場を使えたことなどもあり、日々慌ただしく時間のやりくりに追われる参加者のみなさんには好評だったようです。
恒例のお弁当&ちょっぴりワインも、「嬉しい配慮でした」と喜んでいただけました。


終了後のアンケート結果では、全体としてすべての点で“期待以上”か“期待通り”という回答をいただきました。

プログラムについて、参加者からの感想や主なコメントを抜き出してみましたのでご覧ください。

◆パネルディスカッション

多様な経験をお持ちの方々によるパネルディスカッションは、自らの経験を交えての率直な意見交換が行われました。




参加されたみなさんには、それぞれに刺激となったとみえ、たくさんのコメントをいただきました。
「キーワードで整理ができた」「多様な考え方を体感できた」「楽しかった」「異なる考え方を受けれることに無意識に抵抗を感じていると改めて気づいた」「自分を特別だととらえ、受け入れるところから始めます」「辛口コメント、さすが」「初めてダイバーシティのことがスーッと腹落ちしたように思う」などなど。

私が印象深かったパネリストの言葉は、
・メインストリートにいなかったことで見えることや、冷静に判断できることがある
・Acceptanceが大切。自分を特別と思い自信をもつこと。自分に自信がないと多様性も出てこない
・意見の違いを重視して議論するからイノベーションが起きる
・原理原則とゴールを共有することが守られていれば、多様な人達同士柔軟にやっていてもうまく行く
・多様なチームでは、ゴールと責任分野を明確にすること。アウトプットが命。
・モチベーションを与えることがリーダーの一番の役割

◆グループディスカッション
多くの参加者から“期待以上だった”とご回答いただいたグループディスカッションは、18のグループに分かれ小グループで実施しました。和やかな雰囲気のなかでも、熱気あふれる場となりました。



主な感想は、「企業や職種、年代や性別、階層が多様だったので大いに刺激を受けた」「あっという間に深い話に入ることができた」「楽しく意見交換できた」「活発で多様なディスカッションができた」「さまざまなメンバーと意見交換できたのは貴重な体験」などでした。

その後、参加者から、全員に共有したいコメントをいただきました。
・なぜ多様性が求められるのか、どんな多様性が求められるかを話した。
 Acceptanceで仕事環境が良くなる
・成功体験と新しいことの共通項を見つけてアクションする
・(今後のアクションとして)自分のことを大切に思う、人と話す
・居心地が悪いのは成長につながるんだなと知った。他人に対して寛容になることや常識を疑うことも大切
・評価制度がきっちりしていると多様性を受け入れやすいのではないか
・マイノリティ感を味わえた
など、会場からの笑いや拍手が起こる中、今日一番の気づきや明日からのアクションをシェアしてくださいました。



最後に、パネリストの皆さん全員から参加者に向けて、フィードバック、持ち帰ってもらいたい言葉をいただきました。会場にいるすべての人が一体となり、フォーラムで得たもの一つ一つを振り返り、明日からの自分にとって貴重な糧となる言葉を得て閉会となりました。

その後も会場には、同じグループで別れがたい経験を共有した仲間同士、名残を惜しんでいる姿があちこちに散見されました。

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GEWELは、引き続きダイバーシティとインクルージョン(D&I)リーダーシップの実践と支援を続けて参ります。

皆様とご一緒できる機会をこれからも作って参りたいと思います。
今後ともGEWELの活動をご支援いただけますよう、よろしくお願いいたします。
| Maki | D&Iイベント報告 | 19:13 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GEWEL Open Forum Report

根本 雅子 L.C.L. (Miyabi Consultants Ltd) Director  

GEWEL open forum に参加させて頂きまして、有難うございました。
大変有意義な金曜日の夜3時間でした。

1部のパネリストのトークは、業種の違う方々のお話を伺え、改めて『多様性とは』を自分なりに考える機会でした。

性別の違いは、明らかな多様性ですが、性別が同じでも、そもそも個々人によって、強みが異なることから、多様性であるはずなのに、多様性だとマネジメントがしづらいのか、『同一性』が日本の組織の中で重んじられてきたことは、否めません。もちろん、自分と同タイプを多く作ることによって、組織力が上がるという事実もあり、この結果、成長を遂げた組織もあったかと思います。

しかしながら、クローンが増えても、『革新』が起こりづらいという状況が続くのみと、私は、考えております。

今回のテーマ『多様なチームを活かす極意』は、まさに、この『革新』を今の日本に創り出す不可欠な要素と、感じました。

もちろん、クローンをマネージする方が、他者は自分と同じ人間であるという前提と期待から人間関係を作れるので、容易です。一方、多様なチームのマネジメントは、他者が自分と違うという前提に立たなければいけないので、チャレンジングになります。このチャレンジングが、『革新』『ブレークスルー』を創るのではないのでしょうか。

パネリストからのお話しで、「『ダイバーシティは、ビジョンの共有から』そうでなければ、勝手なグループになってしまう。」「チーム員には、柔軟性を持たせて」という言葉がありました。真のリーダーは、ビジョンを語り、チーム員と共有できる人です。
また、『多様性活用には、個々人の強みを活かすこと』というパネリストの言葉も印象的で、この『個々人には、違う強みがあることが価値を創る』という前提に、マネジメントが立つことが、多様性を活かすコツであると改めて確信いたしました。

この裏には、マネジメント自身が、自分自身を俯瞰し、受け入れるところから、人と比較することを手放せ、自分自身が幸せである状態から、多様性の価値を見出せる鍵があるという言葉は、核心です。
グループディスカッションでは、異業種の方々と時間が足りないと感じる程、深くお話しでき、多様性の捉え方を学び合えました。

私は、ちょうど、1週間前にイギリスの『ファイナンシャルタイムズ』という日本の日経新聞のような新聞を読む機会があり、その中の一つの記事が、『女性活用、empowering women』でした。この記事に、『現在、イギリス企業の女性役員は、19%であり、何故、50%ではないのか、どのようにしたら50%が可能か』という記事でした。」日本との違いを改めて痛感した直後に、このような画期的なフォーラムに参加させて頂き、日本の変革がここから生まれることを感じ、私自身の仕事を遂行することにインスパイアされた数時間でした。
ありがとうございました。
| Maki | D&Iイベント報告 | 11:42 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
自律した“I”のある“We”なチーム GOLDシンポジウムより

川合 昭子
 姉妹団体として受付その他ロジスティックスのお手伝いをしながら、合間合間ではありましたがシンポジウムを聞き、私達もおおいにInspireされました。

 私自身はD&Iの価値と重要さが益々大きくなっていることを知り、実践するにはむずかしさも当然なのだということも聞き身の引き締まる思いと共に勇気づけられました。、

 なかでもケイ・イワタ氏の“4th Wave” のお話は刺激的でした。
 チームに多様な人達が入ってくることで、元々の人達との対立が生まれ(第2の波)、しかし、サポートし助ける波がおき(第3の波)、さらにはお互いの相乗効果があらわれるようになる「Co-create」(第4の波)というようなお話でした。

 確かに多様性が進むに任せているだけでは、対立や混乱が生じて大きくなりますからインクルージョンがとても重要になります。私達一人ひとりがインクルーシブであり続けられるように意識していくこと、ときには立ち止まって自分を振り返ることが大切です。

 GEWELでは、D&Iが進化したチームを《自立した“I”のある“We”なチーム》と呼んでいます。このようなチームでは、自律した一人一人がひとの話に耳を傾け意見を述べ、本音の議論をして刺激し合って、創造性を発揮します。時には勇気あるWinWinな妥協もします。それができるためにはお互いを尊重し信頼しあう覚悟が必要です。そうしていくうちに、だれかに依存することなく、持続的に価値を創造し続けることができるようになるのです。

 このような組織や社会になるように、GEWELはダイバーシティとインクルージョンの実践と推進をしていく役割があると再認識しました。

| Maki | D&Iイベント報告 | 16:04 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GOLDシンポジウム レポート

GOLDはGEWELと姉妹団体だということもあり、GEWELメンバーは、アイセックの学生さんとともに準備、受付のボランティアスタッフとしてかかわらせていただきました。ここでは当日の会場の雰囲気を少しでもお伝えできればと思います。

今回の参加申し込み者は225名と、シャイン・ウィークスの最終日ということもあり、会場の東京アメリカンクラブのホールは満席御礼状態でした。

プログラムは朝8:45分から始まり、18:30のレセプション終了までの10時間、参加者は一人ひとりが様々な体験をした貴重な機会となりました。9月19日金曜日、第6回GOLDシンポジウム「インクルージョン・パワー〜新たな視点をダイバーシティに活かそう」が開催されました。


午前中は、サプライズで登場したケネディ米国大使のスピーチから始まりました。そして、ジョンソン・マリリン氏の今までの人生を振り返る「インクルージョンの旅」。


次に、茅野みつるさんと小林いずみさんによる経営者パネル、その後の「女性たちの自己実現:メディアとエンターテイメントからの視点」セッションは、ロサンゼルスからの生中継で行われました。
 

そして、ケイ・イワタ氏とカーター・アンソニー氏による「《第4の波への進化》21世紀に求められる企業のD&I」セッションは会場と双方向でQ&A方式で進行され、“グローバルシチズンシップ”という概念を共有しました。
 

午前最後のプログラムBridge Builder Awardsでは、ドイ・ローヤンさんが表彰されました。ドイさんは、GOLDの活動を陰になり、日向になり、いつも支えてくださってありがとうと感謝の言葉が語られました。


そのあとはお待ちかねのネットワーク&ランチ。人と人とのつながりができて、からだも心も満たされた時間となりました。


午後は、3つの分科会、The Power of Employee Resource Groups先進企業のD&Iへの取り組みと効果、Social Inclusionの意義と重要性、仕事とプライベートを充実させる鍵、に分かれてのセッションが行われました。
 

当日お手伝いしたGEWELメンバーたちと建部さん。


ここには報告しきれなかったことはまだまだたくさんありますが、今後参加者の感想として掲載していきたいと思います。






| Maki | D&Iイベント報告 | 15:05 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GOLDシンポジウムに参加して

9月19日東京アメリカンクラブで開催されたGOLDシンポジウムの運営をお手伝いいただいたアイセックの学生のみなさんから参加しての感想が届きました。
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GOLDシンポジウムに参加して
池田真梨子 アイセック・ジャパンJWI

今回は、貴重な機会を頂き、ありがとうございました。
私たち自身、これほどに大きなイベントに参加したこと、また運営をお手伝いさせて頂く機会はほとんどなく、とても緊張致しましたが、様々な方と出会えて、とても新鮮で、刺激になりました。



私も、
・女性経営者のパネルディスカッション
・ERGについての分科会
・男性視点からみた女性進出について

3つのセッションでマイク係をさせて頂きましたが、特に、「女性経営者のパネルディスカッション」に関しては、とても共感しましたし、私たち若い女性に対して、今現在最先端のキャリアを歩む方々は、こういうことを伝えたいんだなぁと、とてつもない刺激を受けました。



「ERG(エンプロイー・リソース・グループ:社員が自発的に作ったグループを会社が承認し支援するもの)」という概念も、ほぼ初めて知りまして、そんな活動を、会社内で興し、内部から、様々なバックグラウンドを抱えた個人が自己成長し合えるような機会を創出する仕組みが出来てきているのだと、勉強になりました。
| Maki | D&Iイベント報告 | 12:07 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
しなやかに、働く 横浜女性ネットワーク会議 レポート1

第4回を迎えるネットワーク会議 横浜市の意気込みを感じた時間でした
9月15日(祝)13時〜 於:パシフィコ横浜
佐々木真紀

海から吹く風が心地よい会場のパシフィコ横浜は、400名を超える参加者で満席状態、男性もちらほら参加されていました。

はじめに、林文子横浜市長からの熱いオープン・メッセージがありました。
今、安倍首相が女性活躍を国の政策の中心に据えて行動を起こしていること、また先週には世界から要人を迎えて、日本で初めての女性国際会議が開催されたことをはじめ、「1965年にわたしが働き始めたころから比べると、隔世の感があります」と女性たちの環境が格段に働きやすく変化してきたことを自らの経験を織り込みながら、参加者たちに感慨深く語りかけていました。

なかでも、長く働く女性の妨げになっていた、保育所待機児童解消問題に取り組み、昨年全国で初めて待機児童ゼロを達成したこと、今年は待機児童は20人だったこと、横浜市内18区の内、15の区はぜロになったことなどが報告されました。「今年は政令都市の内4都市、名古屋、京都、福岡、千葉が待機児童ゼロになりました」と横浜発の好影響が広がっていることをうれしく思うと話されていました。

在日米国大使キャロライン・ケネディ氏からのメッセージを伝えたマルゴ・キャリントン氏からは、アメリカ社会の変化の経緯とともに、日本の女性たちにわかりやすいアドバイスが伝えられました。

氏は「アメリカの社会もはじめは女性に対して柔軟なシステムではなかったのです」と、女性たちはより働きやすい企業を選んで転職していったこと、それにより企業が優秀な社員が離れていかないようにと、具体的にフレキシブルなシステムを作り上げていったことなどが話されました。

また、「今後ダイバーシティ&インクルージョンが進むことは確信している」と言い、「もっとも革新的な企業が優秀な女性を活かるようになり、次第に、優秀な男性も集まってくるようになった。こうしたUSの経験から学んでもらうことができる」と言い、会場の女性たちに、下記のような具体的なアドバイスを渡していました。

1、企業に対して、費用対効果を示すこと
2、自分の価値やコストを自分で計算し理解すること
3、女性たちが情報を共有すること
4、WLBが進んだ企業のリストをつくること
などなど。


その後、史上二人目の女性事務次官に就任された、厚生労働事務次官の村木厚子さんの講演があり、少子高齢社会の現状と将来の人口減のデータを基礎とした、強い危機感からくる政府の力の入れ方について具体的な話がありました。

第2部の分科会は、2つに分かれてパネルディスカッションがありました。
ひとつは、GEWEL副代表アキレス美知子氏がファシリテーターを務めたセッションで、テーマは、“リーダーこそ挑戦を 〜多様なキャリアが人を育てる”。
もうひとつは、”チャレンジを楽しもう 〜自分らしく働き続けるために”です。
この報告は次回にしたいと思います。

| Maki | D&Iイベント報告 | 00:16 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
社内意識改革へ経営者が発信を

代表理事 川合 昭子
 
 日本経済新聞社から『女性の登用について今後何が必要かについて』の意見を求められ、『専門家の見方』として8月15日日本経済新聞朝刊に掲載されました。私がお伝えしたのは、以下のような内容です。

 まず、はじめに、会社の意識を変える必要があります。そのためには経営者がご自分の言葉でメッセージを発信し続けることが大切です。それによって"会社の本気”が社員にも伝わるのです。また、男女共に柔軟な働き方ができるようなフレキシブルワークへの改革や人事制度の評価基準の見直しなども必要です。
 例えば、一か月単位のフレックスタイム制度や、家でも職場でも仕事ができるフレキシブルな在宅勤務制度、短時間勤務正社員などの導入です。評価や登用の基準の見直しに必要なのは、公正に、目標と成果で評価し、平等な機会を提供することです。

 例えば、仕事から離れざるをえなかったことが後の評価でマイナスとならず、得難い経験による成長がプラスになることもあるのです。
 最後に、女性に光を当てるとともに男性や管理職の働き方変革も大切であることなどをお伝えしました。

※「専門家の見方」にGEWEL代表理事川合昭子のコメントが2014年8月15日日経新聞朝刊に掲載されました。
| Maki | D&Iイベント報告 | 15:06 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
パネリスト河口氏のコラムのご紹介 GEWELオープンフォーラム2014

GEWELオープンフォーラム2014では、リーダーとしてご活躍の方々においでいただき、それぞれに“多様なチームを率いる極意”を語っていただきたいと考えています。

パネリストの一人、(株)大和総研 主席研究員 河口真理子さんは、リーダーとして多忙な毎日のなか、息子さんを料理男子に育ちあげています。
そんな息子さんとの温かい日常が垣間見れる河口さんのコラムをご紹介します。

息子を料理男子にする方法http://www.dir.co.jp/library/column/20140731_008804.html

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GEWELオープンフォーラム2014のご案内

テーマ:「多様なチームを活かす極意 」
日 時: 2014年11月7日(金)18時30分〜21時30分
会 場: 御茶ノ水 ソラシティ JR御茶ノ水駅聖橋駅1分 
   http://solacity.jp/cc/access/index.html 
参加費: 5000円(お弁当とお飲み物を用意します)
参加人数:150名(先着順)

パネリスト
河口真理子氏:(株)大和総研 主席研究員
石谷 桂子氏: P&Gジャパン(株)執行役員 ブランドマネジメント本部長
横田 響子氏:(株)コラボラボ 代表取締役社長

◆お申込みはこちら
 http://www.gewel.org/g-board/detail.cgi?sheet=2011hp3&no=239

| Maki | D&Iイベント報告 | 10:22 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
WST 女性のためのビジネスリーダーシップ塾 フォローアップ

川合 昭子

台風一過の7月11日、Women's Summit Tokyo(WST)「女性のためのビジネスリーダーシップ塾〜しなやかに、一歩前に〜」のフォローアップ研修会が青山のセミナールームで行われました。



今回は、半年前の1月16日に学んだことを自分のこととして深め、継続的に実践していくためのフォローアップで、自分のD&Iリーダーシップスタイルを探求すること、ビジネスリーダーとしての意欲を高めることが目的です。プログラムは、まずは16日からの変化や周りからのフィードバックをグループ内で共有しながら自己紹介。なごやかな雰囲気でスタートしました。次は「男女の行動傾向と女性活躍の現状」を学びました。参加者からは、「相手の特性を知ること、受け入れること、そしてチームを構築していくことが大切だと実感できた」という声などがありました。



次に、「しなやかな身体と心をつくる」です。からだ編ではすぐどこでもできる刀(かたな)エクササイズ、ストレスがあっても楽しく体を動かせば脳細胞も増え心もリラックスできるのです。こころ編では客観視することの大切さを知り、「行動特性を知る:心の状態セルフチェック」で自分を客観的に見るヒントを得ました。参加者は、改めて、身体と心と社会のバランスが取れて初めて健康なるのだ、との認識を新たにしたようです。



そのあとはグループワークで、「お手本にしたいリーダー」について話し合いました。ディスカッションで出た“私たちが考えるリーダーのポイント”をいくつか紹介します。

・新規で方向感があっているか不安なときに、絶対大丈夫だからといって導いてくれたひと。
・逃げないひと。
・違いが分かるひと
・人の話が分かり、メンバーのモティベーションを挙げてくれるひと
などなど、多様なリーダー像が語られました。




最後に、D&Iリーダーシップについて学び、「私のリーダーシップ磨き宣言」を一人ひとりが書きとめました。プログラムの締めくくりとして、お互いの良さや強みをみつけて、ピアフイードバックをし合って終了しました。





| Maki | D&Iイベント報告 | 16:00 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GSW in Paris に参加して

世界の消費は女性が牽引する〜女性を無視した企業に未来はない!?
(株)クオリア 代表取締役社長 荒金雅子

今年で25回目となるGlobal summit of womenは緑美しいパリで開催された。
2007年以来欠かさず出席しているが、いつも日本の女性活躍の遅れは話題となりそのたびに哀れみと同情の目で見られる、肩身の狭い思いをすることが多かった。しかし、今年は何人かのキーノートスピーカーが日本の女性活躍の取組にふれ、周囲からも期待の声が聞かれた。ようやく少し光りが見えてきたか?そんな印象をもつ大会だった。

数年前まで大きなテーマだったワークライフバランスやメンタリングのセッションは少なくなり、代わってCEOや役員にいかに女性を増やすか、が大きなテーマとなったのも今年の特徴だろう。
特に私が興味を持ったのは、2日目に開かれた「Targeting Women as Citizens and as Consumers: Reinventing Products」というセッション。
市民として、消費者としての女性に注目し、改めてサービスや商品を見直すことで、新たな価値を見いだそうという内容だ。近年、ウーマノミクス(女性の労働力を増やすことで経済を活性化させること)や、ウーマン・エコノミー(女性の消費行動が経済を変える)という言葉が聞かれるようになってきた。組織がダイバーシティ(多様性)推進に力を入れる背景に、無視できないほど大きくなった経済における女性のパワーがあることは周知の事実だ。

登場したパネリストの多くは、男性型企業で働くエグゼクティブの女性達。
自動車業界の中でも、仏ルノーは日産自動車と提携し女性活躍でも歩調をそろえて取り組んでいる。シニアバイスプレジデントのNadine Leclair氏は、車の購入決定権の6割は女性がもっており、もはや女性を無視したビジネスは成り立たないと語った。実際、会場の参加者に「自分の車を誰が買うか」と電子投票でアンケートをとったところ、「自分」が54%。「パートナーと一緒に」が34%という結果となった。かつては一大消費者であった若手男性の車離れが危惧される中、女性の車の購入決定権はますます高まっているのだ。

さらに、米国の大型バイクメーカー「ハーレーダビッドソン」にいたっては、「Women’s Outreach」という女性をターゲットした部門を設け、女性向け製品開発に力を入れている。担当ディレクターのClaudia Garber氏は、女性のもっているバイクに対するイメージを変え、女性のパワーを引き出し、夢をかなえるツールとしてバイクを活用してほしいと熱く語っていた。マッチョの代表のようなハーレーダビットソンが女性をターゲットに商品開発に力を入れているとは、「今」という時代を象徴する話だが、日本のバイクメーカーはどうだろう?


また、オーストリア、ウィーンに拠点をおく都市計画コンサルティング会社「Urban Planning Group」のEva Kail 氏の肩書きは「Gender Expert」だ。
オーストリアでジェンダー(性差)に配慮した公園設計が始まったのは1990年代後半。1997年に社会科学調査が行われ、公共空間(特に公園)において少女の利益が損なわれている(つまり男の子中心の公園作りになっている)ということが明らかになり、1999年から戦略的なプロジェクトとして、女の子達の意見を積極的に公園設計に取り入れた事業が開始された。現在では、ジェンダーセンシティブ(性差に配慮した)街づくりや男女共同参画による住宅建設は業界の主流となっているそうだ。



実は私も1990年代前半に、都市計画コンサルタント会社に一時身を置いていたことがある。当時はハード・ハコ物・男性中心のまちづくりが主流で、女性の意見を反映するとかマイノリティ自身が当事者として意見をいう機会は非常に少なく、そのことを残念に感じながら仕事をしていた記憶がある。最近でこそ、まちづくりに市民の視点を、女性の視点を、という声が当たり前になってきたが、本当のところはどうだろう?単なるかけ声だけ、お飾り的に意見を聞く、そんな場面はまだまだ多いのではないだろうか。

世界では、ビジネスにおける女性の主流化は加速度的に高まっている。それは女性向け・一般消費者向けの商品・サービスにとどまらない。今後は、すべての分野でウーマン・エコノミーを意識したビジネスが不可欠なのだ。翻って、日本企業の多くは、まだまだ「女性に特化した」とか「女性だけを集めた」「女性向けの」というレベルでビジネスを考えているような気がしてならない。

今回の会議では、女性活躍がビジネスに与えるインパクトや効果について議論する場面がたびたびあった。いよいよメインストリームとなってきた感がある。
日本も、この流れに遅れをとってはならない。現在、企業の女性活躍推進が再び注目を集めているが、これを一過性にせず真摯に取り組んでほしいものだ。本気の「ダイバーシティ経営」をする企業だけが、その恩恵を受けることができる。それが私の率直な感想である。
| Maki | D&Iイベント報告 | 16:08 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
Global Summit of Women 2014 Report-Paris

Michiko Sugita

Here I would like to share with you some highlights from the Global Summit of Women 2014, my second participation after Beijing in 2010. This year it was in Paris, from June 5-7. 1240 women (and some men though very few) from 82 countries gathered this year, and 28 of them were from Japan.

Hon. Anne Hidalgo
Hon. Najat Vallaud-Belkacem
President Atifete Jahjaga

The sessions covered a variety of different topics over just three days, such as “Reviewing Global and European Megatrends” with speakers Gabriela Ramos (Chief of Staff & Sherpa to G-20 from Mexico) and Miriam Sapiro (Deputy U.S. Trade Representative from the US), “CEO Forum-Redefining the Marketplace-The Business Case for Gender Equality,” a panel discussion among CEOs from Sodexo, Taj-Deloitte, Societe Generale, Orange and Telstra, and Technip, and other sessions with practical business tips such as “Sourcing Enterprise Funding Through the Internet” and “Using Social Media Effectively to Market Your Business.”

The speeches by female politicians—Hon. Anne Hidalgo the first female Mayor of Paris, Hon. Najat Vallaud-Belkacem a 36 year old Minister for Women, Cities, Youth and Sports of France, and the President of Kosovo Atifete Jahjaga who is the first female head of state in the Balkans and a former Deputy Director of the Kosovo Police just to name a few, were all very powerful and inspiring. The program is still available online. (http://globewomen.org/globalsummit/

We had one Japanese speaker, Haruko Nishida, who talked in the social entrepreneurship and nonprofits track about the activities at Women Help Women.(URL: http://impactjapan.org/women-help-women-whw/, FB: https://www.facebook.com/womenhelpwomen)This is an initiative started by Korean and Japanese female entrepreneurs who knew each other through GSW to support female entrepreneurs in Tohoku who were affected by the Great East Japan Earthquake by opening an online marketplace for their products, providing essential education and business-related information to enable women’s self-sufficiency, etc. Some GEWEL directors are also involved as organizers, and we brought products manufactured from Tohoku to showcase at a booth at the summit venue and also sold some of them right on the spot.

Women Help Women booth at GSW

Ms. Haruko Nishida and her presentation on WHW

We also voted for certain questions using voting devices during the sessions, and the below are some of the results.

Q: Are you an…
A) Entrepreneur 157, B) Corporate Executive 147, C) Government Leader 23, D) NGO Leader 43, E) Academic 29, F) Retired 11

Q: How old are you?
A) 20-30: 43, B) 31-40: 53, C) 41-50:130, D) 51-60: 106, E) 60+: 52

Q: Women should be better represented at senior levels of companies because A) It’s the right thing to do: 36, B) In today’s talent market it’s the only way to secure adequate top talent: 63, C) Companies are better off as a result: 37, D) Companies perform better when they are quantitatively and demonstrably: 181

Q: We can not get there without strong measures--e.g., mandatory quotas: A) Agree: 232, B) Disagree: 46, C) Don’t know: 11

Q: Have you been able to integrate work/life:
A) Yes: 248, B) No: 84

Results from the surveys

The closing dinner ended with a fashion show by local designers and the annual dancing among the participants.

Next year the Global Summit of Women 2015 will be in Brazil. As GEWEL is a Global Member of GSW, supporting members of GEWEL can also benefit from special rates for participation. We may organize a tour next year (though still a tentative plan) so that it’s easier for first timers to come. We hope to have a much bigger delegation from Japan next year—please let us know if you’re interested! (You don’t have to be a Japanese nationality to join of course!)

Scenes from the fashion show

Presentation on GSW 2015 by the Brazilian delegation

Closing

| Maki | D&Iイベント報告 | 09:27 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GSWパリレポート Global Summit of Women 2014 Report-Paris

杉田 典子 Sugita Michiko

 2010年に北京で行われた時に初参加したのに次いで2度目となるGlobal Summit of Women 2014に参加してまいりました。毎年場所を変えて開催される今回は6月5-7日、パリで開催されました。今年は82か国から1240名の女性達が集まり、日本からは28名が参加とのことでした。また多くはなかったものの、男性の参加者もいらっしゃいます。

 プログラムの詳細はGSWのホームページでご覧いただけます(http://globewomen.org/globalsummit/)が、OECDや米国通商代表部による世界経済の最新動向についてのセッションから大手企業のCEO達によるトークセッションであるCEO Forum、女性起業家達による起業体験とワークライフバランスについてのトークセッション、或いはクラウドファンディングによる資金調達手法やソーシャルメディアを使った自社製品のマーケティングについてのセッションなど、3日間で非常に幅広い内容が網羅されます。

 女性の政治家達によるスピーチも複数回あり、特にパリ初の女性市長であるAnne Hidalgo氏、若干36歳でフランスの女性権利・都市・青少年・スポーツ省の大臣であるNajat Vallaud-Belkacem氏、元コソボ警察で少将という南東ヨーロッパで女性最高位のランクまで務めた後バルカン半島で女性初の国家元首になった現コソボ大統領のAtifete Jahjaga氏などによるパワフルなスピーチに大変感銘を受けました。

Hon. Anne Hidalgo
Hon. Najat Vallaud-Belkacem
President Atifete Jahjaga

 日本からは唯一の発表者として出たのが、GEWELのメンバーも数人関わっているWomen Help Women(URL: http://impactjapan.org/women-help-women-whw/, FB: https://www.facebook.com/womenhelpwomen)という、「女性による女性のための東北支援」プロジェクトの発表です。東北の女性起業家達のプロダクトを展示するブースも設営、商品のプロモーションをするとともに一部販売もしました。

Women Help Women booth at GSW

Ms. Haruko Nishida and her presentation on WHW

 セッション中に会場に質問を投げかけ、投票端末を使って出た即時結果をみると、以下のような結果が出ました。

Q: 職業:
A) 起業家 157、 B) 企業人 147、C) 政府役人 23、D) NGO関係者 43、E) 学術 29、F) 引退している 11

Q: 年齢:
A) 20-30: 43、B) 31-40: 53、C) 41-50: 130、D) 51-60: 106、E) 61以上: 52

Q: 女性が企業でもっとシニアなポジションにつくといい理由について:
A) それが正しいから:36、
B) 今の人材市場で有能な人材を確保するにはそうするしかないから:63、
C) 結果的に企業のためになるから:37、
D) 企業は定量的で明確であることでパフォーマンスが上がるから:181

Q: クオータ制の導入などの強い手段を用いないと(シニアポジションでの女性の増加は)実現できない: 
A) 賛成:232、B) 反対:46、C) 分からない:11

Q: ワークライフバランスが出来ていると思うか:
A) はい:248、B) いいえ:84

Results from the surveys

 最後は地元フランスのファッションデザイナー達によるファッションショーなどの余興と参加者達が音楽に合わせて踊るところで会議は盛況に終わりました。

 来年はブラジルで開催決定です。GEWELはGSWのGlobal Memberで、GEWELの賛助会員も特別参加費で参加出来るようになっています。日本からの初参加者が参加しやすくなるように、来年はツアーを組んで行くのもいいと、仮の案ですが今内部で話しています。皆様も是非来年一緒に行きましょう!

Scenes from the fashion show

Presentation on GSW 2015 by the Brazilian delegation

Closing

| Maki | D&Iイベント報告 | 22:59 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
2014 USJC-ACCJ Women in Business Summit Report2

Reported by Ann Sado

As a new individual member of the ACCJ, I truly enjoyed the 27th Summit. Ambassador Kennedy truly thought the Japanese women had fought to get voting rights and implemented great social initiatives and changes up to now, so she was truly hoping that all women if they worked together can achieve even more. 

Prime Minister Abe received the commendation from the Catalyst, President and CEO, Deborah Gillis, for challenging women in business to reach even higher and to become the "catalyst" for change!

Here is the summary as written up in the ACCJ website. http://www.accj.or.jp/en

"The ACCJ proudly welcomed Prime Minister Abe and Ambassador Kennedy to a remarkable 2014 Women in Business Summit. The Prime Minister used the stage provided by ACCJ and our co-host the U.S.-Japan Council to emphasize that advancement of women in Japan's economy is an imperative of his Growth Strategy. In an address that clearly showed her deep commitment to the goals of the Summit, Ambassador Kennedy recalled the key contributions of women leaders over the years and challenged us all to increase the contribution of women to Japan's economy. In 12 breakout sessions during a packed full-day program over 70 speakers and panelists spoke to and interacted with the Summit's 740 participants.

The challenge now will be to keep the momentum going to truly empower women in the workplace in Japan. The Chamber wants all of you to join in that effort to continue and even accelerate the momentum from the Summit. Please check out the Prime Minster's speech, our website and Facebook page. And please keep thinking of ways we can all work together to realize change."

Some of the initiatives proposed to the Prime Minister Abe was for Japanese women to be able to sponsor nannies from abroad reported by Kumi Sato, CEO of Cosmo PR (former Chairman of ACCJ, 2011-2012) and to make sure more women were represented at the Board level by keynote speaker, Sakie Fukushima, President and Representative of G&S Global Advisors Inc.
and also vice chairman of Keizai Doyukai. A break-out session I attended was promoting more women, foreigners, and different values for decision-making in Japan at "Board Diversity: Experiences and Perspectives" with Izumi Kobayashi, Board Director of ANA and Suntory Holdings, Yoriko Goto, Global Board & Board Member, Managing Partner of Deloitte Touche Tohmatsu LLC, Michiko Achilles of Director & Vice Chair of the Board, NPO GEWEL and special advisor of Gender Equality Promotion for City of Yokohama with male moderator, Dan Konigsberg, Managing Director of Corporate Governance & Public Policy at Deloitte Touche Tohmatsu Ltd.

It was also interesting to see more Japanese spoken at this Summit despite the organizers were US Japan Council spearheaded by President, Ms. Irene Hirano Inouye, wife of the deceased Senator Daniel Inouye from the USA and ACCJ with simultaneous interpreting. Even Kathy Matsui, Managing Director of Goldman Sachs spoke in Japanese about "Womenomics" which she had invented!

http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/actions/201405/27wibsummit.html
http://japan.usembassy.gov/e/p/tp-20140529-01.html


| Maki | D&Iイベント報告 | 18:15 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
2014 USJC-ACCJ Women in Business Summit レポート 1

堀 玲子 (株)アンテリオ 理事

 5月28日終日ANA Intercontinental Tokyoにて開催された今年のウーマン・イン・ビジネスサミット(主催USJC-ACCJ)は、安倍首相やケネディ駐日大使、森まさ子大臣も出席し、70名のスピーカーが登壇するなど、740名の参加者は大いに刺激され、学び多い会となった。
(全体写真はACCJのFBへ https://www.facebook.com/The.ACCJ

 特に今年の印象は、昨年と違い、もっと等身大で、ミッドキャリアの女性にも競争優位性以外のダイバーシティの持つ意味や個人の成長へのパスであるという、基本的な考え方を、改めて体験できる良い機会であった。特に分科会で参加した2つのセッションについて感想を述べたい。

.咼献優后Εャリアの成長のためのダイバーシティの活用

 この分科会では改めて「日本におけるD&Iの定義ってなんだろう」「どうやってインクルージョンを意味づけたらいいんだろう」という素朴な質問から口火が切られた。
 「RESPECT」「VALUED」「WELCOME」「LISTEN」「SUPPORTED」「ACCEPTANCE」これらがキーワードとして挙げられていた。
 特に仕事場では、仲間のすべてが判っているかというと、全くそのようなことはない。氷山のように、目に見えて理解できるものはほんの10%だ。90%は現実には目に見えていない。これは本質的なものは実は、隠れたところにあるということだ。こういったことを念頭に置くと「Diversity Brain」を持ちながら(Diversityは実は目に見えないところに広がっているという思い)考えることがとても重要であるという点がシンポジストのジョルジュ・デブォ氏(マッキンゼー・アンド・カンパニー)より指摘された。

 また、バクスターの代表取締役兼アジア・パシフィック地域責任者であるジェラルド・リマ氏は、「特にアジア地域では、あきらめることなく継続したコミュニケーションが欠かせない」と述べていた。
 アジアでは1つとして同じ国はない。ビジネス上では、日本を含めてアジアまたはアジア・パシフィックと1つにまとめられがちだが、実は多くの民族・宗教・政治の違いで構成されており、その中でのダイバーシティ&インクルージョンをビジネスの舞台で生かすことが大変意義がある。単一の日本国での取り組みより少し時間はかかるが、少しでも進んだその先には、創造性豊かな、かつ革新的なアイデアが浮かんでくるはずだとの意見が述べられていた。
 大変興味深い話であり、リマ氏はご自身の体験から、また生業としているヘルスケア産業の観点からも、女性の活躍を期待する声を力強く発信していた。またシンポジストからは、実践的なビジネスで生かすには、自ら目に見える形でのコミットメントも必要だと締めくくられた。

⊆萃役会のダイバーシティがもたらす利点

 ここでは、欧州でのクォータ性が現実的に日本の取締役会でワークするのかどうか、どのような経緯や基準でボードメンバーが選ばれていくのかなど、少しハイエンドの話題ではあったが、40代での社長が出現している今、そう遠くない将来に向けて準備していくお話を聞くことが出来た。
 加えて、特に社外取締役の役割についてや、さまざまな能力をもつ女性がいるのに実は社外取締役として候補が挙がるのはいつも同じ人であり、少数の女性が何社もの社外取締役になっている現状もセッションの中で取り上げられた。

 また、ボードメンバーに女性を入れることのメリットとして、従来暗黙知として周知だった事柄が、素朴な疑問を上手に投げかけることで、結果ガバナンスも上昇し、よりオープンな組織へと変化していくことも示唆された。
 今後は、どうやってグローバルで生き残っていくのかを考え、さらに違った意見や違った発見を取りいれる必要性を浸透させないといけない。また社外取締役に適任な女性の発掘も同時に行っていくべきだといった見解も出ていた。

 いきなり欧州のようなクォータ制を導入するには、日本企業はまだ準備が出来ていないところも多い。クオータ制をターゲットにするのではなく、まずは身近な数値目標設定とそのPDCAを回していくことから始まるべきだというアドバイスがあった。そして「取締役は鍛えてもらって、育ててもらって成長していく」という実体験にもとづいた貴重なアドバイスがあった。

※安倍首相のスピーチ
http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/actions/201405/27wibsummit.html
※ケネディ大使のスピーチ
http://japan.usembassy.gov/e/p/tp-20140529-01.html


| Maki | D&Iイベント報告 | 13:39 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
ギアチェンジした日本の女性活躍推進 “gender balanced workforce”へ

駐日英国大使館主催セミナーレポート
「企業における女性の活用がもたらす経済・社会的メリット」
川合 昭子

2014年3月18日、駐日英国大使館主催で以下の標題でセミナーが開催された。
GEWELからも4名が参加。特に印象深かった点を中心に報告する。

日本語標題 企業における女性の活用がもたらす経済・社会的メリット
 日英ベスト・プラクティスの共有
英語標題  “Achieving a balanced workforce in the UK and Japan
      How a gender balanced workforce can create economic and social success”

 私が新鮮かつ強く感じたのは、日本の“女性活躍推進”が、“企業と社会の女性と男性の活躍推進”にギアチェンジした、ということである。

 女性の活躍推進が、明らかに経済と社会の成功につながるものであり、企業や企業で働く人達、経営者、行政、政府と、社会全体が真剣にアクションを取っていると感じられるものになった。またこの流れは、男性が家庭や社会で役割を担う権利を取り戻すことでもあることが確信できた。
 実行するためには、不名誉な世界最長の残業時間を減らし、フレキシブルな働き方ができるようにすることも大切だ。また、女性vs男性の対立を生まないことも重要なポイントである。英語標題にあるとおり“gender balanced workforce”という概念を基盤に据えることが必要だと思う。
 日本語の標題も、英語の標題のニュアンスに近づけた方が良いのではないだろうか。

◆セミナーは、駐日英国大使館公邸で行われた。天井が高く、肖像画が飾られたイギリスらしい落ち着いた雰囲気のなか、ティム・ヒッチンズ駐日英国大使が流暢な日本語で挨拶し、「安倍首相の公式な場での発言で、センチメントが変わりギアが入ったと感じている。私のところの職員は60%、ディレクターは50%が女性だ」などとユーモアを交えて話された。

◆英国外務省バーバラ・ウッドワード経済担当局長は、イギリスでは活躍推進は進んできたものの、まだ女性の昇進(promotion)が必要であることと、推進には単独の取り組みだけではなく、複数が必要であることなどを話された。必要なのは、賃金平等の保障、タレント人材のパイプライン、トレーニング、メンタリング、在宅のためのフレキシブルワーク、女性の役員就任、公けの場での討議、などである。

◆経済同友会人財育成・活用委員会委員長の橘・フクシマ・咲江氏からは、日本の厳しい現状やデータが示されたが、同時に“競争力強化の切り札として、女性管理職・役員の登用があると認識していること”や、多様性がイノベーションには必要だという考えの醸成、ジュニアリーダー研修などのフォローアップ等々、アクションを取っていることが示された。また、政府が旗を振る『2020年までにリーダーシップポジションの30%を女性に』を受けて、各社が努力すること、そのために目標値を自社で持つこと、)ステークホルダー(経営者、起業、女性、男性、行政、地域)がそれぞれアクションをとるようにと語った。

 また、ダイバーシティが成功するためには、“違いは個性だ”と思えるようになるマインドセットの変更が必要であること、真の男女共同参画には男性の育児権の保障と共育が含まれること(実際、6割の男性が子育てに参画したかったというアンケート結果もある)、企業トップのコミットが重要であることなどが述べられた。

◆Opportunity Now(英国NGO以下ONという。http://opportunitynow.bitc.org.uk/)理事のキャサリン・ノーロッキ氏からは英国の20年の取り組みが紹介された。
 ONは人材分野に責任を持ち、行政とのパイプも太く、180の企業・団体がメンバーになっている。道徳的観点からも企業は平等であるべきで、50%は女性になるのが自然だ。この20年で進んだが、まだ給与には男女間に10%のギャップがあり、女性の労働力は47%、FTSE100の取締役会には女性は20.4%しかいない。この男女間ギャップがあるにもかかわらず、実力で昇進昇格を決定していると言ってはばからない企業は女性の能力を侮辱しているともいえる。男女ともにフレキシブルワークが重要だ。また、ジェンダーバランスのとれた取締役会の方が経営状態が良いといわれている。

 現在ONでは“Project 2840”に取り組んでいる(第1子の出産年齢28歳からキャリアパスが確立する40歳までの24000人対象)。女性たちは野心的で、自信もあるが雇用主の理解がまだ十分ではない。例えばオフィスの机に座っていないと仕事をしていないという意識の改革(机でFacebookしていても仕事をしている?)、いじめやハラスメントへの対応なども雇用主への提案にまとめる。
 組織が透明でフェアであることも大切だ。2週間後にレポートができるので見てほしい。このほか、ロードデービスレポート(3年前と比較)の紹介もあった。
(参考)https://www.gov.uk/government/news/women-on-boards-2014-3-years-on

◆内閣府男女参画局局長、佐村知子氏からは、日本政府の取り組みが報告された。
 氏は、官邸で安倍首相から『女性が輝くチームを』と要請されたと語る。トップのコミットがあり、成長戦略として2030が位置付けられ、海外での見える化(1月20日のダボス会議で)も実行している。日本の成長戦略には、女性労働力率のアップ、女性リーダー増、長時間労働を減少が含まれている。日本でもっとも活用されていないリソースは女性だ。この夏には、成長戦略改訂を予定している。 

◆グラクソ・スミスクライン株式会社取締役人財本部長四方ゆかり氏からは、社員の声を元にした取り組みが紹介された。
 例えば、全社フレックス制度や泊りがけ出張にベビーシッター費の補助、公募制のPeople Project、女性MRを部下にもつ上司と女性MRとのイベントなど。採用の取り組みや目標を公言することなどでも良い循環が起きている。特に印象深かったのは、四方氏の次のアドバイスだ。
 「これからの女性は、一生の仕事を持つ覚悟を。結婚して出産するまでの腰掛の仕事ではなく、代替可能な補佐的な仕事ではなく、一家の大黒柱にならなければならない(男性も女性も)。」

◆株式会社LIXILグローバルブランド・CSR部Directorビッキー・ボーラム氏からは、ダイバーシティ宣言(人事、育成、ワークライフバランス、組織)とKPI(重要業績評価指標)の紹介があった。
 「まだ無意識のバイアスがあるのは事実だ。もっと社会のサービスを利用すると良いと思う」と語り、「日本は、『実質的なシングルマザー』の比率が最も高い国の一つだ。夫は単身赴任か、そうでなければ通勤時間が長く、長時間労働や付き合いで夜遅く帰ってくるから」という。
 現在、LIXILでは、女性に対するお客様の期待は大きく、今トップセールスは女性だそうだ。


| Maki | D&Iイベント報告 | 12:34 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
追い風ビュービュー

「WST女性のためのビジネスリーダーシップ塾〜しなやかに、一歩前に〜」20140116開催
川合 昭子

2007年にスタートしたWomen's Summit Tokyo(WST)、第6回は「女性のためのビジネスリーダーシップ塾〜しなやかに、一歩前に〜」と題し、御茶ノ水ソラシティにて開催した。

「企業で働く女性が活き活きとしなやかに働き続け、ビジネス成功のキーパーソンとして成長することを目指しその成長過程において一助となりたい」というWSTの精神のもと、リーダーとして期待される女性社員64名が参加し、ビジネスリーダーとしてのキャリア開発や、自分らしいリーダーシップスタイルの発見・強化に役立てる為の異業種交流研修を行った。

主催企業は、(株)あおぞら銀行、アサヒビール(株)、(株)NTTデータ、住友スリーエム(株)、日本ヒューレット・パッカード(株)、(株)日立製作所の6社、GEWELは共催。(一般募集なし)

多様でしなやかなスピーカーの皆様から様々なリーダーシップスタイルを学び、話し合い、参加者一人一人が色々な一歩を踏み出す手応えと頼もしさを感じた一日だった。異業種から集まった参加者同士のご縁を大切にこれからも交流を続け、「追い風がビュービュー吹いている」(経済産業省坂本里和氏)現在の機会を逃さず、前進していただきたいと思う。

スピーカーからの心に残った言葉をいくつか挙げておこう。
・私にとってのスポンサーやファンとそのご縁を大切にしよう。
・上司は私のお客様だと思って仕事をするのがコツ。何を望み、何をしたいのか、ではどう落とし込むのかと考える。常にプロであれ!
・「お前はパイオニアだ」と背中を押してもらい、不安はあるがせっかくのチャンス、やってみようと思った。失敗したとしても経験は無にならない。
・大きなゴールの手前に小さなゴールを作り、それができたら小さなガッツポーズをする。気づくと大きなゴールを達成できている。
・この仕事は何のためになるのか、考えることを大事にする。
・通勤電車の時間を有効に使おう。考えることはどこでもできる。
・ポストが人を作ることはある。傾向として女性は真面目なので、任せられるとやる。オファーされたら受けてみるとよい。

【プログラム概要】
・自己紹介とリーダーシップビンゴ
・基調講演 鳥海 智絵氏 野村ホールディングス(株)および野村證券(株) 執行役員
・パネルディスカッション(主催企業3社の女性管理職とゲストパネリスト)
  森田 由起子氏 あおぞら銀行
  原田 浩子氏 (株)NTTデータ
  佛圓 三和氏 日本ヒューレット・パッカード(株)
  坂本 里和氏 経済産業省 経済社会政策室長
 モデレータ 信田一栄氏 住友スリーエム(株)
・グループディスカッション 

基調講演
 自然体でここまで来たという鳥海さん、その言葉通りの飾らないお人柄で、ご経験と共にたくさんのヒントやアドバイスを話していただき、参加者からのたくさんの質問にも率直に回答していただいた。以下、簡単にご紹介する。
 鳥海 智絵氏
 私自身が女性だからということを余り意識してこなかったし、正直「なぜ女性の活躍なのか?」と思うこともあるが、半分(人口の)が参加するプラットフォーム作りは必要だし、男性も十分な競争がないと力を発揮できない。また、多数派の論理と既得権益では会社は成長しない。今は、意図的に作り出していく必要がある時期だ(今はまだ女性からやった方がよい)。女性に特化する必要がなくなるのはまだまだ次のステップ。

 私のキャリアを振り返ると、モチベーションは上下したが、これまでに「何かがわかった」「世の中が広がった」という実感を持つ時があった。それは、「〇伝箸澆分かった、投資銀行のことが分かった、▲肇奪廚了訶世分かった、7弍槌獣任分かった(色々な情報が入るようになって)」という4つ。毎日の繰り返しを積み上げていくと(なぜ?何?と好奇心をもってコツコツと)、ふっとつながる瞬間、何かわかる時が来るものだ。

 私にとって大切な要素は、何かあったときにサポートしてくれるスポンサーやファンだ。コンフリクトが起きて一度だけ辞めようとしたことがあったが、そのとき、何人かの人が動いてくれ、「このご縁を大切にしたい」と会社に留まった経験がある。その人たちがスポンサーやファンだと思う。上位の人がスポンサー、同僚や部下がファンだろう。それを得るためには、レベルの高い仕事を誠実にすること。私は、あえて周りにおせっかいもしたり、隣の課との間に落ちている仕事を拾ったりしている。

 「常にプロであれ」と仕事をしてきた。経験で得られないときは短期でキャッチアップするために勉強した。初めて課長になった時、転職してきた部下に「人を育てて何のメリットがあるのですか」と問われ戸惑った。同じ価値観の人が多い企業で「黙って背中を見てついて来い」という環境に慣れていたことに気づかされた。対話(会社、仕事の意味、目指すこと、だからしてほしいこと)や期待を伝えることの大切さを知った。
 小学校の頃、塾の先生に「女性はものごとを俯瞰するのが苦手。今は意味が分からないだろうけど、できないことではないから絶対思い出してほしい」と言われた。

 部下が増えそのときそのときの判断は部下の方ができることも多いが、ものの考え方はしっかり勉強した。立場があがればあがるほど範囲が広がるとともに死角も増してくる。それでもそこで判断して決めなければならない。この先生の言葉を思い出し、自分も確かに苦手かと思うが、意識してやってきた。そうすればできるようになる。
 選択肢の広がり方は女性の方が大きいと思う。枝分かれが出てきたときに、ご縁や運なども要素として、そのときどきで何がベストかを考えると良い。ロールモデルは一人ではない、人のいいとこ取りをし、付き合って、考え方に触れよう」。

パネルディスカッション
 「先輩方にキャリアの軌跡やリーダーシップスタイルを聞いて明日からのヒントを得てほしい」というモデレータの言葉で始まり、視野が広がった経験や大切にしていること、アドバイスなどを伺った。

 「子会社から本社の課長になった。辛かった。そのとき、自分一人が頑張っても無理、ひとり一人と話しチームとしてまとめて力を発揮できるようになることが自分の役割だと気づいた」「ご縁。お天道様は見ていると一生懸命やったことが7年経って活きた。仕事ぶりを見てくれていた人がいたから」「プロジェクトのトラブルを何とか解決したら延長契約を依頼された。赤字になるのが見えておりクローズしようと責任範囲を超えて提案し、信念を持ってやった。そこまで頑張ったのは自分が採用した優秀な人達を辛いまま残すのでなくはばたかせたいと思ったから。自分の中の自信になった」。
 「ひとつ、ふたつ上の目線で仕事をする習慣をつける、良いやり方を真似しながら」。
 「自分自身の変化がある。仕事には陽があたるものと地味なものとあるが、どんなミッションもポジティブにやれば課題が見つかる。想いを持ってやっていれば周りは助けてくれる」。
 「“まいっか”と、ときに思う。そういう姿なら目指そうかなと部下にも身近に思ってもらえる」。

坂本さんから
 「やりたいことをアピールすることも大事です。与えられた仕事を一生懸命やっているとチャンスが来ます。国際的にも日本は待ったなしで、追い風(女性活躍の)がビュービュー吹いています。

 ひるまず、ひがまず、(足を)ひっぱらず。国も本気です」。そして、3月3日にイイノホールで行われる「ダイバーシティ経営企業100選表彰式なでしこ銘柄発表会」と本「ホワイト企業」を紹介していただいた。

グループディスカッション
 お互いのリーダーシップ経験を披露し、先輩からのヒントをもとにリーダーシップについて話し合った。その後、ひとり一人の「これからの一歩」や「チャレンジ」に対してグループ皆で考え具体的なヒントや経験を伝え励ましあった。

 各グループからの全体共有では「リーダー達が自然体で気楽になった」「課長になれば時間を作れる、会社とプライベートの切り替えを」「その人にやらせようと思うからオファーが来る、チャンスは受けよう」「考えすぎるより進んじゃったほうがよい」「ダイバーシティは女性だけじゃない、でも今は女性活躍が必要と聞いて“もやもや”がすっきりした」「いろんなロールモデルがいた」「目的を忘れないでリーダーシップを発揮する」「こだわりを捨てて優先順位をつける」「子育てによって経験値が上がって自己成長している、自信を持って」「電車に一本早く乗れたら気になる本を買って、帰りの電車で読む」「ユーモア大切」などが発表された。

 その後、グループメンバー同士で「いいな、素敵だな」と思ったことをポストイットに書いて、お互いひとり一人にメッセージとして渡した。

最後に
 パネリストから「“一歩前に”の波が来ている、乗らない手はない。踏み出すとねたまれることもあるが“八方美人”は諦め“五方美人”にして、そのなかからファンを作ってはどうか。勇気が少しいるが選択する機会が与えられたときはもうすでに一歩前に出ているもの。会社に戻ったらまたもう一歩踏み出しましょう」とエールをもらった。最後に、参加者全員がそれぞれの「これからのアクションプランの元」を書いて、研修を終えた。
| Maki | D&Iイベント報告 | 23:04 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
若い世代が強い意思と多様性を身に着ける時代

女子大生向けのD&Iワークショップを実施しました。
堀 玲子 GEWEL理事・(株)アンテリオ Senior Executive

暮れも押し詰まった日に、群馬県立女子大学 国際コミュニケーション学部准教授、安斎徹先生の「現代社会と働き方」のゼミの中で「Diversity」について2年生と3年生の女子学生を対象にGEWELで1コマの授業を担当しました。当日は2013年度の最後のゼミということで、大学のある群馬県新町まで、代表理事藤井と伺いました。

大学は4年生の県立女子大、2学科(文学部および国際コミュニケーション学部)というこじんまりとした大学ですが、校舎はモダンで空間が広く、移動もしやすい雰囲気の大学でした。少数教育や海外留学生また地元の学生が多いせいか「群馬学」(多方面より自分の地元の特色を知る)といったユニークな教育方針があるようです。1時間半の授業の中でしかもまだ2年生といった若い学生も交えてどこまで「Diversity」について一緒に考えることが出来るか、我々にもチャレンジなものでした。

「ペンギンの島のクジャク」のビデオを見ながら、ペンギン王国に異質な動物たちが入って来た時に、なぜペンギンたちは自分達のテリトリーや習慣を変えようとせずにそれを守ろうとしたのか?、その結果どのようなことが起こったかなどについて4人ぐらいのチームに分けてディスカッションをしながら進めていきました。

中に3年生が何人かいて、現在就職試験準備の真最中。特に就職コンサルタントは、ペンギンのように行動することや他の人となるべく同じ意見をいう事が、成功の秘訣としてアドバイスしているようです。特にそういった学生からは“面接の極意”というところでこの映像と関連して、自分たちがペンギンのようにふるまう方が就活に有利と言われ、企業側も多様な人材を採用したいのかどうか?、Diversityとどうつながっていくのか疑問を感じた、というコメントがありました。

私はここ6年間に多くの就職面接試験に立ち会って来ました。現在では女性でも永く(定年まで)働くことが自然に当たり前になっており、面接のインタビューでも新入社員は、どこか他の人と違っているところはないかと一生懸命探していました。何かとがっているものや個性があれば、この人は将来どういった部署や役割が適しているのだろうとイメージが湧きやすいからです。

でも反対に、就職に成功する秘訣を教えているコンサルタントやエージェンシーの人達は、やはりまだ模範的な就活生であるような指導をしている傾向があるようですね。せっかく同じ大学でも当然ひとり一人違った4年間を過ごしてきたはずなので、これを就活のためになんとなく小さく自分自身をまとめ上げてしまうのは大変もったいないことです。でも現実は私のように企業にいる側からすると「何となく同じような人ばかり採用しちゃったね」という反省もあったりします。

また学生から「Diversity」という言葉だけは何となく知っていたけど、具体的にどういうことかわからなかった。このビデオを見て少しでも理解することが出来たといった感想ももらいました。

確かに「Diversity 」といっても、学生生活の中の多様性と社会に出たから直面する多様性とは異質のものも多くあると思います。社会に出れば、多くは違った年代の人達とチームを組むわけですから、まずこれが多様性の洗礼になります。さらに学生で現在の女子だけの環境から男女・上司とありとあらゆる多様性の荒波が押し寄せてきます。その中で自分の立ち位置が判らなくなってしまうことも多々あると思います。

質問の中にも就活などの活動を通じて自分が何者なのか、その軸がだんだんぶれていきそうになるといった考えを述べてくれた学生さんもいました。結論からいうと、軸は実は、色々な環境下で変化していくこともあると思います。自分の信念とか、どのような環境下でもぶれない軸を持っている人も世の中的にはもちろん沢山います。若いうちは、その軸が変化しながら本当の自分探しや他人との違い・影響を自分の皮膚感覚で感じてやっと成長していくと思います。

違いを認識することによって、初めは“少々の痛み”を感じるが、その壁を乗り越えることによってその違いが強みになる、ということを実感するまでにはいろいろな失敗があると思います。加えて、多様なグローバルな環境で働く・活動できる人間になるのは、まずそういった人間になろうと自ら意識していくことや、そうなるための自己シュミレーションは、前に進むために必要なのだと思います。

余談ですが、先日、サッカーの本田選手の英語インタビューを見て、子供のころからずっと世界で活躍したいと思っていたその強い意志を感じました。今までは1つの特技(スポーツ選手・音楽・その他の専門家)を持っていても、多様な世界であるグローバルで認められるのは非常に大変なことでした。これからはモノカルチャーの世界で生きていくことの方が珍しい時代です。強い意志と多様性を身に着けた若い時代の波がやってきた気がします。

これまでGEWELとして経験することのできなかった大学のゼミの中で“Diversity”を若い学生の皆さんと語りあうことが出来、有意義な1日でした。
今後も是非、色々な大学に出向いて学生さんたちと対話をしていこうと思っておりますので、どんどん声をかけていただければと思います。


| Maki | D&Iイベント報告 | 14:25 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GEWEL Open Forum Report 3

GEWELオープンフォーラムから
私が元気と勇気をもらったコメントを一部ご紹介します
杉田 典子


(つづき) ******
最後のグループディスカッションでは以下のテーマについて話し合い、その内容がシェアされました。



グループディスカッション内容
1. パネルディスカッションを聴いて、気づいたこと、共感したこと、疑問に思ったことなど自由にお話しください。
2. 明日から、自分としてどんな一歩を踏み出しますか?
具体的なアクションをあげてください

* 女性にとって昇進より認められ方の具体的なところが重要。「どういうところがいい?どうしていけばいい?」と女性自身が積極的に聞いていく姿勢が重要だと思う。
* 日本企業に勤めている人に多いようだが、上に行っている人が幸せそうに見えない。上にいる人間は、逆に自分がどうやったら楽しさを体現するかを考えるのも大事。
* 変わりつつあるが、今の働き方は専業主婦のサポートを得て仕事している男性が中心。30代男性は女性が働くことに、よりサポーティブなので、このように認識が変化することも前に進める一因となるのでは?

 会の最後には、漆先生ご紹介の、ほとんど男性ばかりの3万人セイノーホールディングス取締役社長の田口義隆氏がこのように発言されました。「ダイバーシティ=日本の国力を上げるために、社会の中にある女性というアセットをより有効に活用すること、という男性的な捉え方をしていた。パーソナルライフの充実という見方でみるという勉強が今日出来た。」

クロージングの前に以下のコメントを頂戴したので、ここに掲載させていただきます。

茅野氏:2月に社長室に呼ばれてサプライズ人事で執行役員になってくれと言われた時、猪口邦子先生の言葉を思いだした。女性は三つの「ひ」=ひがむ、ひるむ、ひっぱる。自分は頼まれたらひるむことはしないと決めていたので、「ありがたくお受けします」と即答した。心配はあったが、思いがけず、(心配のあまりか)周りがサポートしようという動きが出て、そんなに大変でもなかった。よく「チャンスは前髪しかなく、過ぎ去ったらもうつかめない」と言われる。今後もチャンスをつかんでいくし、皆様にもそうしてほしい。

漆氏:校長になって半年で心身の重圧でぎっくり腰や難聴になった。70代男性たちが言われなかったことを、自分は言われた。このままだといつまで働けるだろうという懸念からトライアスロンに。練習で予定をブロックすると逆にパフォーマンスが高まった。私が楽しく元気でいると学生たちはそんな自分を見て後に続くのだと今日再確認できた。

平井氏:Forbesの記事で紹介されていたが、米国の世論調査会社ギャラップ社が行った20数万人対象の調査で“仕事が楽しいか”ということに対し、中国では6%が楽しいと。日本もたったの7%。やはり楽しまないと。楽しみは与えられるものではなく、自分で見つけるもの。ジャッキー・ロビンソン(アフリカ系アメリカ人の野球選手)の映画『42〜世界を変えた男〜』を最近観たが、米国がダイバーシティで進んでいるというのは勘違い。日本も卑下する必要はないので、自信を持って進んで行って欲しい。

大変盛況に終わり、アンケート回収率は91%で、温かいメッセージが多かったです、ありがとうございました。当日参加者数103名、今回は開催日の約7週間前に定員に達し、テーマへの関心の高さが伺えました。

◆次回のGEWEL Open Forumは規模を広げて2014年11月7日に開催します。
乞うご期待!
| Maki | D&Iイベント報告 | 11:43 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
社会起業家とリーダーの出会いの場

ソーシャル・ビジネス・アイディア・プレゼンテーションを聴いて思うこと
藤井 幸子

11月30日午後、漆先生が校長を務めておられる品川女子学院講堂で、標記のイベントが行われました。
これは、ソーシャルビジネスプラットフォーム(SBP)(社会的課題を解決するアクションが持続可能なビジネスに発展することをサポートする組織。企業がパートナーになっている)が企画したものです。

第1部は、高校生の部、第2部が社会人の部で、社会的課題を見つけ、それを解決するようなアイディアを発表する場です。参加者の中には有名企業の経営者や講演会で講師としてよく見聞きする方々などもおられ、ソーシャルビジネスに対する企業の関心の高さが感じられました。

高校生の部では、下記のようなアイディアが発表されました。

・野菜の生産者と消費者をつなぐビジネス
 どんな想いで食物を作っているのかを知り、消費者とつなぐためのシステム。

・藻―ターバイク
 藻をエネルギーにし、バイクのタイヤも藻を原料にしたものができそう。

・土湯魅力創造プロジェクト
 福島の高校生が好適環境水を利用した海水魚の養殖、地熱を利用した南国フルーツの栽培をビジネス化する(すでにこれは実現化に向けて走っている。

・3.11による医療課題解決プロジェクト
コミュニティの崩壊による高齢者の独り暮らしの男性が社会的接触も少なく、病気の可能性が高いこと。かつ保健師の不足を課題としてとらえている。

・“じもプラ”:地元にプライドを持とう。
・トライジモン(地元に興味を持たせるトライアスロンのようなイベント)など。
地元への誇りが欠落しているために、地元コミュニティが崩壊しつつあるのでは?という危惧を感じた地元プロジェクト。

高校生でありながら、社会の課題をちゃんととらえていることに感心しました。
私たち大人は、既になぜかまで知っているような思い込みがあり、課題に正面から取り組もうという姿勢に欠けていたような気もしました。特に単身高齢者男性に問題がある。と男子高校生が分析しているところなど、すごい!と思います。

高校生の時から、ビジネスにつながるようなアイデアを考えている。それに対して大人たちがサポートできるものを考える場をつくるというのは素晴らしいですね。

他に社会人のセッションでは、カンボジアの女性たちが運営する、メコンブルーというブランドをマーケットアクセスを手伝っている方の発表では、カンボジアからその女性リーダーが会場に来て挨拶もされました。カンボジアの女性の自立のためのプロジェクトで、子供たちに学校教育を受けさせる、女性の自立などを目的とするものですが、その製品も素晴らしいシルク製品です。しかし、原料を買う資金がないため、予約販売のみだそうです。

石巻2.0という石巻復興プロジェクトは、石巻の外から来た人たちも入って、20ものプロジェクトを走らせているとのことです。ほかにも児童保護施設に入っている子供たちの大学進学支援など、大きな課題に取り組んでいるNPOの発表、支援依頼。亀田総合病院経営企画室の方の千葉県の安房の10万人計画が発表など。社会的課題をとらえたビジネスアイデアで、発表を聴いている企業の持つアセットで支援できれば実現可能なものです。想いをビジネスにつなげるために企業とのコラボができると素晴らしいですね。

SBPはセイノーホールディングスの田口社長がなさっているものです。経営者の方がこういう場づくりをされているのは素晴らしく、会場でも何かと気を使って運営に目配りをされていました。会場を学校にしたのもいいアイデアだと思います。

プレゼンターの詳細はSBP HPまで http://sbplatform.jp/archives/114
| Maki | D&Iイベント報告 | 11:06 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GEWEL Open Forum Report 2

GEWELオープンフォーラムから
私が元気と勇気をもらったコメントを一部ご紹介します
杉田 典子


(つづき) ******
・日本生産性本部のデータによると、女性社員の活躍推進の課題のトップは4年連続、8割がそうだと回答する「女性社員の意識」(昇進、昇格への意識が低い)である。女性はあまり昇進を気にしないようだが、なぜか?

茅野氏:男性は100点中50点の自信でも「やります!」の姿勢。女性は100点中80点でやっと手を挙げるなどの違いがあるのでは?昇進よりも自分のやりがいを重視しているように見受ける。 
元々自分もスペシャリストの立場から、マネジメントのラインに入るように打診された際、気が進まなかったが、昇進し、ラインに入ってから仕事が楽になり、その面白味も体験できた。

漆氏:今の中高生を見ると、スピーチコンテストの入賞者など、プレゼン系は女子が強い。留学志望者も女子の方が男子より多い。少子化の影響もあり、タフになってきている女子たちが社会に出ていくようになると構造が変わってくるかもしれない。

平井氏:弊社では今年、マネジメント階層を一つ減らし、事業部長か部長、どちらかの一階層にした結果、部長からスタッフになった者もいて反発にあった。だがこれからの組織は局面毎にサインで指示が出る野球型から、戦況の変化にリアルタイムで選手が適応しダイナミックにプレーするサッカー型であるべきだと思う。
社長が一番偉いわけではない、全部がフラットだ。実際自分は見積もり作成も出来ず、機械修理もできない訳で、社長も会社のなかのひとつの役割であり、弊社では役員会でも社長の意見が否決されることもある。

・上を目指そうという時の壁について、どんな壁があり、乗り越えるためにどうすればいいか?

茅野氏:既に上の立場にいる女性が女性を引っ張り上げることも重要。

平井氏:employee engagement=社員がいかに参画できるか、を根付かせることが重要。これによって男女とも壁を乗り越えられるのでは?ハイポテンシャルな若手女性社員対象のプログラムを20名弱で今年からスタートする。そこで、弊社に限ったことかもしれないが、女性の共通の足りないスキルが見つかった。情報社会の現代で、データ→インフォーメーション→インテリジェンスに変えて初めてビジネスが成立するが、弊社の女性社員はここが弱い。ばこんとインパクトの強いことは言えるが、データで示す、或いはエクセルシートからフレームワークに落とし込むプランニングスキルが弱いと感じる。よってこれに特化したトレーニングコースを強化しようとしているが、この傾向は弊社だけではないかもしれない。

また、やりがいがあったら楽しく、これをどれだけ持てるかが重要。2011年度に日本経営品質賞を受賞し、今年米国マルコムボルドリッジ国家品質賞25周年記念のクエスト会議に日本を代表して参加した。2012年にマルコムボルドリッジ賞を受賞したのは4組織:大企業、中小企業、病院、地方自治体。これら業種、地域が違う4組織がコーポレートカルチャー、タレントデベロップメント、エンプロイーエンゲージメントをこぞって大事だと挙げたのが印象的だった。

・壁を乗り越えたその先について、そうなった時、企業・社会はどうなっていくか?
漆氏:家庭のありかたが変わるのでは?現在は、年齢、職位、収入が同等の夫婦でも、保育園の送り迎えとも女性がやっているというようなケースがある。一方、夫婦が働いていて、男性が家族の生活費のほとんどを負担し、女性は収入を自分のために使うというケースも見受けられ、まだまだ「女性は好きで働いている」「男性は家事をしなくていい」という風習が残っている。夫婦ペアで昇進も家事も考え、ワークライフバランスをとるパターンができていけば新しい社会になっていくのでは?

平井氏:パーソナルライフが充実するのでは?男女とも仕事は自己実現の場としていくことで、パーソナルライフ(個人生活、家族生活、地域社会とのつながりなど)が素晴らしくなるのでは?

・そのような社会実現のために、何を具体的にやっていくのか?
漆氏:文化祭のクラス発表のテーマとして、中3のあるクラスがダイバーシティをかかげ、セクシャルマイノリティーの研究をした。きっかけはセクシャルマイノリティーの結婚をサポートする結婚式場のシステムをやっている人の話を聴いたこと。そこから研究が進み、その年の最優秀発表となった。さまざまなバイアスや思い込みをはずし、人間同士がみんなで働いていく社会を築くためにどうするかの一部として男女を考えていくと発展性があるのではないか?
また、サウジアラビアでは、70年後にオイルが枯渇した時、次の資源は人財となるということで、世界最大の女子大や女性のインキュベーションセンターを造っていてそれが国家戦略となっている。必要に迫られた形で日本も戦略的に考えるべき。

平井氏:テレワーク(在宅勤務)を安倍政権も推進しているが、弊社でも推進し、希望する社員には会社のオフィスで使っているものと同じIP電話機、ルータ、テレビ会議システムなどを提供している。こういう技術を使っていけば、これから介護をしていかなければならない男性社員にとっても有益だ。2020年までに指導的地位に女性が占める割合を30%に、という政府の目標があるが、女性で測るのではなく、育児休職をとった男性の人数で男女共同参画をはかっていく方が先進的かも。

茅野氏:働き甲斐のある会社にしていくのは社員。よく女性が「会社がどういうキャリアプランを用意してくれるか分からない」と言っているのを聞くが、どういう貢献が出来るのか、自分のキャリアを自分で提案することも大事だと思う。

その他、漆氏が、「ネズミの嫁入り」の物語を例に循環する人間関係の現象について触れ、力のない人間が周囲に手伝ってもらう形でリーダーシップを発揮できた経験について話されました。また、「フェミニストの母親に育てられた」茅野氏がジェンダー・ステレオタイプを測るテストで女性に対して厳しい傾向があった結果が出たことがショックだったという話など、経験にも基づいた興味深い話が尽きず、会場は聴き入っていました。

(つづく)
| Maki | D&Iイベント報告 | 11:42 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GEWEL Open Forum Report 1

GEWELオープンフォーラムから
私が元気と勇気をもらったコメントを一部ご紹介します
杉田 典子

11月8日(金)、御茶ノ水のソラシティでGEWEL Open Forumが開催されました。オープニングでは代表理事の藤井よりGEWELの活動紹介等がされ、その後パネルディスカッション、テーブルごとのグループディスカッションへと続きました。

GEWELは2003年、日本の女性ビジネスリーダーの育成という趣旨で女性リーダー3人の有志により立ち上げられ、今年で10年目となります。2011年にはさらなるDiversity and Inclusionの浸透へ対象を広げることを目的に起業家を新たに含めるなど、第2世代の理事メンバーへと組織変更され、現在に至ります。国内でのD&I活動に加え、姉妹団体のGOLDによるシンポジウムや、「女性のダボス会議」と言われ世界中の女性リーダーが1000名超集まるGlobal Summit of Women への毎年の参加が紹介されました。

Diversity & Inclusionとは:
多様な個性を持つ人々がそれぞれの強みを活かし、互いに連携しながら、組織や社会で活躍し成長している

その後のパネルディスカッションは以下の方々がパネリストで、モデレーターはGEWEL理事のアキレスが務めました。


【パネリスト】
 茅野みつる様 伊藤忠商事株式会社 執行役員法務部長
 平井 康文様 シスコシステムズ合同会社代表執行役員社長
 漆 紫穂子様 品川女子学院 校長

70分のパネルディスカッションの中、話題は広範囲に及び、それぞれ異なる背景のいろいろなお話を伺うことができました。

・ご自身の体験でD & I (Diversity & Inclusion)に触れるきっかけは?  あなたにとってのD & Iとは
茅野氏:米国生活が長く、25歳の時にカリフォルニアの訴訟弁護士に。通常25歳で裁判を担当することはなく、下調べなどが主な仕事となるが、1991年の当時は景気が悪く、訴訟が多かったことがあり、25歳で裁判を初担当することに。
それを知った米国のクライアント企業のトップが、若く初裁判のアジア人女性である自分を信頼してくれたことでD & Iの大切さを実感。

平井氏:以前、IBMに20年いた。そのうち3年はNYで勤務。
英語でコミュニケーションしていく中、言語だけではない、価値観の相違をお互いにどう受け容れわかりあうかで苦労した。ちなみにシスコでは(D & Iではなく) Inclusion and Diversityと表現しており、これは人事プログラムの一環でもなく、まさに経営戦略の柱。経営、組織、人財の品質を高めていく中で、これが肝だと思っている。

 漆氏:現在、曾祖母が88年前、女性の参政権がない頃に創立した女子校の校長をしている。家族みんなが働いていたので、朝は祖父がコーヒーを入れ、父が食事の準備をし、深夜遅くまで学校経理で忙しい母が最後に起きてくることもあった。高校は元男子校で、女子は1/4くらいしかいなかったが、発言に気を遣うこともなく、むしろ、女子生徒は大切にされていた。最初の洗礼は大学で、地方の名門男子校出身者が多いサークルに入ったとき。大切な相談事を女子抜きにされたことがあった。
また、20代後半で経営再建をするために学校に戻って、「女性だからということでうまくやっているのでないか」という言い方を外の人にされたこともあった。このとき、男性が多い企業に勤める女性の友人達が話すマイノリティー感が分かった。

・リーダーシップとジェンダーについて:リーダーシップの発揮の仕方に男女の違いはある?
漆氏:「ある派」:アメリカの女性のトップリーダーばかりを取材してきた友人の話だと、女性のリーダーは「出世欲がなく、周りを励ましたりしているうちに気づいたらチームごと上に行き、リーダーになっていた」、或いは、「好きなことを仕事にしてきた」と答える人が男性より比率が多い。卒業生の就職後を見ていても、出来ることより好きなことを選ぶことでうまくいっていると感じる。また、やはり女子生徒達を見ていると「人のために」というところでスイッチが入るようだ。

平井氏:「ない派(だった)」:オーケストラでチェロを弾いているが、ショパンコンクールでもチャイコフスキーコンクールでも男女一緒であるように、音楽や芸術の世界では違いはない。ヘンリー・ミンツバーグという、「MBAが会社を滅ぼす」を書いた経営学者が、「MBAで教えているのはファイナンスやマーケティングなど、サイエンス。だが、実際経営する時は右脳、直感をかなり使う。それとクラフトマンシップという、経験が必要」とも言っている。サイエンティフィックなアプローチも必要だが、最終的に経営の意思決定で重要なのはアートだと自分も思う。その意味でジェンダーにかかわらず企業経営においてリーダーシップ発揮は可能であり、アプローチ方法が異なるだけではないか?

茅野氏:「場合によると思う」:Amin Maalouf氏の “In the Name of Identity”という著書の中で、自分のアイデンティティーは、どれが表に出るかは周りに誰がいるかで変わってくるとある。実際、自分の場合、アメリカ時代は日本人としてのアイデンティティーが前面に、日本に戻って「日本初の女性なんとか」と言われるようになって女性としてのアイデンティティーが前面に出るようになった。
一方、MITの教授への女性の応募数が少ないことや、今の会社の内定会での男女の姿勢の違いが目につく。「徹夜してでもやります」とアピールする男子学生に比べ、女子はそこまで出来ない自分が入社してもいいのかと控えめな姿勢がみられる。
(つづく)

| Maki | D&Iイベント報告 | 17:52 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
第3回 GEWEL OPEN FORUM 速報

熱く盛り上がった3時間、オープンフォーラム開催しました

木枯らし一号が吹いた11月8日(金)夜、お茶ノ水ソラシティに97名の参加者を迎え、GEWELオープンフォーラム2013「リードする意思、成功へのアクション 一歩前へ、踏み出そう」を開催しました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

今回の参加者は、9割が女性で、男性は少数派としての経験してもらうこととなりました。終了後のアンケートでは、全体として「期待通り」が4割、「期待以上」が6割、(アンケート回収率は95%)と大変高く、手前味噌ですが、とてもうれしい結果となりました。



「全体的に満足。参加してよかった。気づきがあった」という多くの感想とともに、「誰かが変える決意をし、変えなければ変わらない。その努力を続けていくことを痛感した」「これからも働き続けることを改めて決意した!」と真摯に受け止めてくださった方もおられました。また、「多様性は楽しい、楽しさを広げていきたい」という旨のコメントをたくさんいただきました。

 

「ダイバーシティな人選がよかった」とお褒めいただいたパネルディスカッションでは、シスコシステムズ合同会社代表執行役員社長、平井康文氏は経営者、男性の視点から、品川女子学院校長の漆紫穂子氏は教育者の視点から、伊藤忠商事株式会社執行役員法務部長茅野みつる氏は女性役員の視点から、それぞれの人生と、リーダーとしてのお話を伺うことができました。
経験に裏打ちされたエピソードやメッセージは、深く参加者の心に響いたとみえ、「こんなにも元気と勇気をもらえたパネルはなかった」と絶賛する声もいただきました。

「仕事も人生も楽しもう、というメッセージが込められていた」、「自ら考え、提案すること。それぞれが乗り越えてこられた前向きの姿勢に刺激を受けた」と自分なりにメッセージを読み解き、明日からの自らの行動におきかえた感想を残してくださった方もおられました。

  

グループディスカッションは、8名のグループで、まとめ役の方による進行で行われました。まずパネルディスカッションを聞いて気づいたこと、共感したこと、疑問に思ったことなどを話してもらい、それぞれが共有し、さらに、明日からどんな一歩を歩み出すか、アクションを考えてもらいました。

「異業種、世代の違いなどいろいろな方と話すことはとても貴重なこと」「新たなネットワークができた。男性の参加者もよかった」とネットワーキングの場としての評価もいただきました。また、「多様な参加者、楽しい仲間、楽しかった」との感想から、心からリラックスして楽しんでくださった様子もうかがえました。

 * * * 
今、働く女性たちには追い風が吹いています。この機会を利用しない手はありません。より多くの女性たちが、一歩前へ、チャレンジするようになれば、海外から問題だとみられている、ジェンダーギャップ、日本の男女格差が小さくなると思います。
日本の女性が優秀なのは周知の事実。それを発揮できない、使える環境になっていないのは本当にもったいないと思います。

今後とも皆様が、D&Iリーダーシップを実践し、一歩前に進むことを、GEWELは応援していきます。
(パネルディスカッションの内容などは、次回以降GEWELメンバーが掲載する予定です。乞うご期待を!)

| Maki | D&Iイベント報告 | 16:02 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
経済産業省「なでしこ銘柄」の選定基準を公表

「なでしこ銘柄」選定基準説明会の開催のおしらせ

日時:2013年11月21日(木)10:00−11:30
場所:東京証券取引所2階 東証ホール(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
プログラム:
10:00−10:05 開催挨拶(東京証券取引所)
10:05−10:30 基調講演(北川哲雄 青山学院大学院教授)
10:30−10:55 基調講演(渋澤 健 コモンズ投信株式会社取締役会長)
10:55−11:05 「なでしこ銘柄」の選定の流れ(東京証券取引所)
11:05−11:25 女性活躍推進に関するスコアリング基準について(経済産業省)
11:25−11:30 閉会

参加費:無料
申込方法:
(東証HP)http://www.tse.or.jp/news/31/131111_a.html

詳細は経済産業省HPhttp://www.meti.go.jp/press/2013/11/20131111001/20131111001.html

【参考】昨年度の「なでしこ銘柄」について

東京証券取引所 ニュースリリース
http://www.tse.or.jp/news/31/130226_a.html

経済産業省「女性の活躍」で企業を視る「なでしこ銘柄」
http://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/nadeshiko.html

経済産業省「ダイバーシティ経営企業100選」
http://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/kigyo100sen.html
| Maki | D&Iイベント報告 | 14:05 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
2014年GSWの参加登録開始

Global Summit of Women 2014(GSW 2014)の参加登録が開始しました

女性のダボス会議と言われており、GEWELがGlobal PartnerとなっているGSW(Global Summit of Women)が2014年はパリで、6月5日〜7日の3日間開催されます。
フランスのオランド政権は女性大臣が半数と多く、パリ市長も女性という強力なバックアップ体制でパリでの開催が決定しました。

毎年世界中から女性リーダーが約1000名参加します。
来年はかなり参加者が多いことが予想されますので、参加希望の方は、早期登録がおすすめです。早期登録の場合は、(2013年年末までの登録)は早期割引が適用されます。

また、GEWEL賛助会員となっていただきますと参加費割引があります。
・企業からの参加は、参加費 900USDが800UDS 、
・NPOからの参加は、参加費 600USDが550USになります。


◆詳細HPは、こちらへ https://globewomen.org/globalsummit/?page_id=60
◆賛助会員の申し込みは contact@gewel.orgまでどうぞ。
| Maki | D&Iイベント報告 | 21:45 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
Diversity & Inclusion ワークショップを実施しました。

“ペンギンの島のクジャク”DVDを観て改めて考えたこと
藤井 幸子

ビジネスにおけるD&Iの必然性を理解してもらうために、“ペンギンの島のクジャク”というDVDを使い、それを見てどう感じたか、グループディスカッションをしてもらいました。“ダイバーシティ&インクルージョン”を実感してもらうために、学生さんも入った異年齢グループで行いました。(前にもご報告しましたが)

多くの読者の方々は既にご存知だと思いますが、ペンギンの島は、モノカルチャーの組織風土、完全なヒエラルキーの世界です。そこに新しい住民たちが来ます。彼らはマイノリティとして扱われ、ペンギンのように行動しろ、ペンギンの基準(ペンギンメーター)で測る、など、マイノリティの鳥たちは自分らしくいられないことにいら立ちがあります。そこにペンギンの島にとって想定外の変化が襲います。ペンギンたちのルールでは対応できず、新しい鳥たちが別の視点で、この危機を救う。興味のある方はこちらを参考にどうぞ。
http://www.ina-int.co.jp/goods/crmlearning/peacock.php



以下に、ディスカッションで出た意見をご紹介します。

【この寓話をどう観たか】
 ペンギンの島では、何が大切なのかがわからない。業績評価が不明確。業績よりも、協調性を重んじているようだ。好き嫌いで決めているように見える。
 自分たちと違うものを受け入れようとしないが、まとまりはあった。しかし、危機への早い対応はできなかった。
 ペンギンは飛べない鳥なので、自由に飛べる鳥たちにジェラシーがあったのでは。
 ペンギンたちは自分たちでいるときは、居心地がいい。既得権を持っているグループで、権力を継承する。
 ペンギン社会は日本の縮図。ねばならない。。という風潮。しばりが多い。迷惑をかけない。右へ倣え、ペンギンしか得をしない。
 ペンギンたちは今までの経験に自信があった。それによって、自分の枠から抜け出せなかった。

【自分はどの鳥だと思うか?】
 ハクチョウのような行動をすると思う:みんなの為に、危機がきたときに“おとり”になる。自己犠牲のもと、みんなの役に立つ行動をしたい。積極的に意見を言えない。
 クジャクのジャックやタカのターニャに近いという人は、ごくわずかだったことが、このグループに特徴的だと思った(ボランティア活動をしているためか)
 カケスの存在は意外と大事な役割だと思う。

【全体的感想】
 危機が来た時に、どう対応するかで、本質が見える。
 変革を求めるには、その先に光が見えることを示さないと、モティベーションが上がらないのでは?
 変わることにはエネルギーが必要。居心地は悪いが、生きるためには変化が必要だと思う。
 ゴールの共有に力をかけることが、リーダーには必要。
 今のままでいい。変化を求めない人もいる。安定が好き。
 リクルートスーツはなぜ黒か?と思った。
 歩み寄りのための、線引きが必要だと思う。
 ペンギン社会と、いまの親、学校の先生たちの社会も同じようなものだ。
 
私自身このDVDを使い、学生さんたちが混在したワークショップで、十分な時間を使ったグループディスカッションを実施したのは初めてです。企業の人達を対象にする場合とは異なる反応がありました。

「ペンギンは自由に空を飛べない鳥だからジェラシーが根底にある」という見方は新鮮でした。この話に出てくるペンギンは、マジョリティで、権力を持っている人たちの象徴です。部下が上司を超える能力を持っていたり、明らかに優れた能力を発揮する場合、その人をつぶすことや、故意に評価を低くすることがよくあります。明らかにパワーハラスメントに相当することですが、自分と異なるものを排除するだけでなく、自分の地位を脅かす人たちを排除することも、ありうることだと思います。

企業内での研修でも、世代を超えた異年齢グループで、このDVDを観て、グループディスカッションをすると、世代の違いによるGeneration Diversityの視点も見えてきます。同じような層の人を対象に実施するより、効果的なD&Iセミナーになると思います。

また、キーパーソン21のメンバーは、NPOで活動している人たちだからなのでしょうか。このようなワークショップのやり方にも慣れており、D&Iを知らなくても実際に実践しているので、いろいろな意見が出てくるのだと思いました。

| Maki | D&Iイベント報告 | 17:12 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GSW in KL2013 Report セッション報告CWDI2013とクォータ制に関するディベート

GSW2013 セッション報告その2-
Women on Boardに関するセッション
(CWDI2013とクォータ制に関するディベート)
藤井 幸子

GSWのPresidentのIrene(アイリーン)さんから、例年のようにCWDI(Corporate Women Directors International)レポートのアップデートが発表されました。いつも日本は経済大国でありながら、指導的な立場の女性の割合があまりに低いので、恥ずかしい想いをしています。

1.Corporate Women Directors International:女性役員割合の国際比較
フォーチュン200社の女性役員の割合では、全体で15%が女性。企業ランクでトップクラスはP&G、ドイチェバンク、WellPoint、BNPパリバ、ソシエテジェネラルなど、欧米(特にフランス、USAなど)企業が多く、日本のフォーチュングローバル企業では、女性役員のいる企業の数が極端に少ないことが明らかです。

また、これまではUSAの女性役員の割合がフランスより高かったのが、2012年のデータではフランスに越された(20.9% vs25.1%)ことが報告されました。

さらに、クォータ制を導入している国とフォーチュングローバル200社では、18.9% vs 15%とクォータ制の効果は出ていることが示されました。








2.クォータ制に関するディベート
クォータ制はターゲットを決めて強制するべきか?それとも自由意思に任せるか?パネリストがそれぞれをサポートする意見を闘わせました。

クォータ制を強制する立場の意見:
・EUでの動きをみるように、クォータ制での強制は効果が出ている。

クォータ制を支持しない(自由意思に任せる)立場の意見:
・役員の多様性は女性のみの問題だけではない(民族、年齢、文化など)
・既得権益を持った人たちがその地位を回しているようなもので、質が伴っていない。
・企業文化、風土を変える必要がある。
・マインドセットを変えない限り、数だけでは意味がない。

このディベートを聞き、確かに日本でもクォータ制、いやダイバーシティで女性を登用することに反対する意見は、同様のものだと思いました。
能力の伴わない女性が上に上がることは問題だ。女性たちは昇進を望んでいないなど。
日本でも能力の高い女性はすでに多いはずなのに、女性を昇進させるところで、すでにバリアがあることに気付いた企業では、男女問わずとなっていてもいいはずです。

最近読んだ「LEAN-IN」にも掲載されているように、ハーバード大学の実験で、同じ業績を出しているケースを説明し、その名前が女性の名前だと、評価が下がり、男性だと素晴らしいという評価が出るそうです。これこそ、無意識のバイアスです。
よほどの覚悟で、のぞまない限り、本来目的とする、組織の持続的成長には簡単にはつながらないものだと、改めて認識しました。

私自身は、クォータ制を導入する以上、リーダーとして有能に育成する仕組みやチャレンジできる機会を与えることは必須だと思います。また組織風土やマインドセットも変えることが前提でしょうし、クォータ制だけでうまくいくとは考えられません。

しかし、このようなディベートは大変興味をもって見聞きすることができました。GSWでは新しい試みだと思いました。



| Maki | D&Iイベント報告 | 01:15 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GSW in KL 2013 Report

GSW2013 セッション報告その1
経済動向予測と市場としての女性
藤井 幸子

経済の世界的な動きについて、クレディスイスのMaria Drewさんの講演がありましたのでかいつまんでご報告します。

1.世界経済は開発国からアジアやアフリカにシフトしている。経済成長や人口増加データによると、成熟した開発国では、高齢者が増加し、経済成長は縮小する。それに比べて、2030年には新興国市場は世界のGDPの63%に達すると予測されている。

2.新興国市場は、輸出から自国内の消費を原動力とする経済にシフトする。経済成長に伴い、給与水準が上がり、モノやサービスに金を消費する流れができる。そこで女性の購買力は大きな影響力を持つ。例えば、このところ世界で通用するアジアブランドの数が増加し続けている。高価なものや車などの消費が増加するだろう。

3.働く女性の数は、2030年には10億人に達する。労働市場、雇用、給与、昇進・昇格、ワークライフチャレンジなど男女共同参画を推進する国では、そのGDPは本質的に増加する。女性の企業リーダーの役割への道をつけるには、公の圧力や政府の施策が求められる。

4.さらに新興国では、都市への人口集中がおきるだろう。中国の都市では現在でも毎週100万人が増えており、今後25年増え続けるだろう。そのような中で、環境の維持(エネルギー、水、天候への大きな影響)に関して、女性の力は無視することはできない。

・次に、女性が経済にどれほど貢献するか、消費者調査をしたKaren Watsonさんから、“Think Big”というテーマで話がありました。

1.多くの女性は投資へのリスクを避けたいとはいえ、アジアパシフィックでは、投資に対する意欲は女性のほうが男性よりも高い。

2.携帯やスマートフォン、タブレット端末の所有もアジアパシフィック地域で高い。

3.購買の意思決定にSNSを使う割合は、アジアパシフィックが他の地域より有意に多く、かつ女性の方が男性よりも、月に10時間多く使うというデータを示し、オンラインストアのビジネスチャンスも高い。

女性は好奇心が強いためか、完璧な答えを求めたい傾向のためか、情報を集めて、より良い選択をしようということかもしれませんが、女性たちがお互いに情報を交換し合い、サポートしたり、教え合ったりする特性で、SNSの使用が男性より多いのかもと思いました。

| Maki | D&Iイベント報告 | 00:46 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GWS in KL2013レポート

経済活動における女性の一層の活躍を!
荒金 雅子 (株)クオリア 代表取締役

◇GSWは女性のエンパワメントを高める場
 GSWの特徴の一つは、女性のエンパワメントやシスターフッドの発揮により、グローバル規模での女性同士のネットワークや協力関係を深めることにある。GSWでの出会いがビジネスにつながったり、その後のキャリアに影響を与えた女性は多い。私自身も毎年この会議に参加し、素晴らしい女性達との出会いと交流により大きな勇気とパワーをもらっている。



昨年、私はメーカーで部長職にある知人女性を誘ってギリシャの大会に参加した。彼女は、非常に有能で実績もある女性だったが、男性社会のグラスシーリング(いや、それはアイアンシーリング=鋼鉄の天井ともいえるほど頑丈で手強いものだ)に悩んでいた。それを打開するヒントが得られればと考えて誘ったのだが、そこで出会った世界中の女性から(時には男性からも)多くのアドバイスとパワーをもらい、一皮むけた経験となったようだ。特に、大会2日目に偶然ランチをともしたフランス企業の女性役員は熱心に彼女の悩みに耳を傾け、日本にいる自分の知人をメンターとして紹介すると言ってくれた。

 帰国後、彼女はさっそくその某化粧品メーカーの女性部長とコンタクトをとり、今では素晴らしいメンターとして定期的にあっているという。彼女を取り巻く状況は決して好転したとは言えない。しかしともすれば会社の内側だけに目を向け視野が狭くなりがちだった以前に比べ、さらに大きな視点で自分のキャリアを考えるようになったのは、まちがいなくこの出会いのおかげだと思う。このような変化をもたらしてくれるのもGSWの素晴らしいところである。



〇意志をもって一歩前へ踏みだそう!
 女性がもっと経済の主役に躍り出て社会を牽引していく立場に立つこと。それはこの会議でも毎回叫ばれていることだが、今年ほどその勢いを感じた年はなかった。ちょうど、フェイスブックCOOのシェリル・サンドバーグの「Lean in」発売直後ということもあり、会場のあちこちで話題となっており、「一歩前へ」が合い言葉のようになっていた。経済にインパクトを与えるためには、女性自身が今一歩自分を高めていくことが重要なのである。分科会のテーマも昨年まで主流を占めていたワークライフバランスやメンタリングに変わって「エグゼクティブ女性を増やすにはクオータ制は必要か」というテーマや「自分ブランドを確立するための方法」という内容が主流を占め活発な議論が行われた。

 日本からは、神戸女学院の女子学生6名を含めJ-winメンバーなど過去最大の25名が参加。代表団としての席を設けられた。J-win代表の内永ゆか子さんの計らいで日本人の朝食会が設けられた。内永さんからは、このような国際会議の場で日本女性がさらにプレゼンスを高めることが大切というメッセージを頂き、自分の果たすべき役割を再認識する思いだった。

 遠くない将来、マレーシアに集まった72カ国1100人の意志ある女性達の想いは一つになり、マグマのようにこの社会を動かしていく力になるだろう。
私にとって、GSWはいつも自分の使命を再確認させてもらう場であり、この社会を変える礎として行動することを決意させる場でもある。来年は、フランス・パリ。日本から多くの女性達が参加することを願っている。
| Maki | D&Iイベント報告 | 00:38 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
ビジネスウーマンズサミットレポート

個性の違う2人の女性リーダー
シェリル・サンドバーグ(フェイスブック)X 南場智子(ディーエヌエイ)
アキレス美知子

7月2日、渋谷のヒカリエで、日本経済新聞社主催のビジネスウーマンズサミットが開催されました。
当日は850名強の参加者で会場は満員御礼。大変な人気で、応募したけど参加できなかった皆さんも多かったと聞きます。GEWELからは代表理事の藤井とアキレスが参加しました。

19時から約2時間半、基調講演とパネルディスカッションが行われました。パネルディスカッションも内容の濃いものでしたが、ここでは、基調講演のお2人のお話をご紹介します。



青いドレスで颯爽と登場したファイスブックCOOのシェリル・サンドバーグさん。
最初のキーノートスピーカーです。彼女はご存じのとおり、“LEAN IN”という本を出版し、全米そして海外でも時の人となりました。冒頭、「私の考えについては、もちろん賛否両論あるけれど、“LEAN IN”についてオープンに話し合うことが重要なのです」と切り出しました。30分ほど、、“LEAN IN”にある主張、エピソードを中心に話されました。男女の持っている無意識のバイアスや思い込み、同じ成果を上げても男女では周りの評価が異なること、女性は出世するほど組織の中では評判が悪くなること、男性がもっと家事や子育てにかかわるよう働きかけることなど、自らの体験とデータを織り交ぜながら語り、“Women help other women”の重要性を強調しました。話し方、表情などがとてもチャーミング。そして誠実な印象を受けました。



次にDeNAのファウンダーであり「不格好経営」の著者でもある南場智子さんが登場しました。彼女は冒頭、「アウェイ感」を強調し、ご自身が女性リーダーとしてキーノートスピーカーになったことに違和感をお持ちのようでした。男尊女卑の家庭で育ったこと、がむしゃらに働いて起業したこと、その中で、「女性として得をしたことはあっても損をしたことはない」「男女の違いではなく、仕事ができるかできないかだ」など、やはり自らの経験に基づいて率直に語ってくれました。印象的だったのが、南場さんが紹介した1枚の写真です。それはDeNAが最初にサービスを開始した時の従業員の様子を収めた写真でした。南場さんは愛しそうにその時の様子を語り、「チームの目標が達成された時の高揚感。これで経営していく」と締めくくりました。

サンドバーグさんと南場さんは、共に成功した女性のリーダーの代表格ですが、彼女たちのリーダーシップスタイル、ジェンダーイシューに対する立ち位置は大きく違います。サンドバーグさんは、「問題があることを認め、向き合い、1歩踏み出すために女性同士のネットワークと相互支援を進める」ことを提唱しています。一方南場さんは、女性という枠にはまらず、頑張ってチームと目標を達成していく、自分や人ではなく、「コトに向かう」ことの重要性を訴えます。

個性の違うお2人ですが、共通しているのは、1)自分のスタイルが確立している、2)自分の考え、思いを率直に語ることができる、そして3)人として魅力がある、の3点でしょうか。

いずれにしても、個性の違った女性リーダーが増え、成功し、発信していくことが、女性に対する無意識の思い込み(unconscious bias)や固定されたイメージ(stereotype)を見直すきっかけになり、男女を問わず、働き甲斐のある組織、社会の進展につながります。

GEWELでも引き続き、オープンフォーラム(11月8日開催決定!)などを通じて、様々なD&Iリーダーを紹介していきます。
| Maki | D&Iイベント報告 | 00:17 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
WST女性のためのビジネスリーダーシップ塾 フォローアップ研修レポート

「私のリーダーシップ磨き宣言」とピアフィードバック
川合昭子

 7月5日、日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)8階の広いカフェテリアの会場をお借りして「自分のリーダーシップスタイルを磨く」と題したフォローアップ研修が行われました。GEWELが幹事企業6社の委託を受けて実施したもので、幹事企業の女性社員52名の皆さんが、1月18日のリーダーシップ塾から半年ぶりに再会。上司や同僚から教えてもらった「ご自身への期待(強みと改善)」と考えてきた「お手本にしたいリーダー像」を持って集まりました。


 
最初に日本HP小出伸一社長から「社会は、猛烈に長時間働く階層型のシステムから創造性が求められるネットワーク型に変わりました。自分に合ったリーダーシップとフォロワーシップを、チームで/個性で/タスクで発揮してほしい」とお話があり、GEWEL鈴木理香さん(あおぞら銀行)のファシリテーションで研修がスタートしました。前回の研修内容を振り返った後、グループの皆さん同士で「チャレンジとアクションプランの中から自分の変化と「強みと改善ポイント」を含めて自己紹介。6か月のブランクがなかったかのような親しい雰囲気が出来上がりました。

 講義の一番手は藤井幸子さん。



データをもとに男女の行動傾向を示し「個性の違いに加えて、行動傾向の違いからみた男女の特性を知っておくと、違和感の背景が分かりコミュニケーションが少し楽になります。Gender Gap Index2012を見ると、ほかの国が改善しているため日本は下降傾向で101位。特に低いのはシニアリーダーに女性が少ないことです。しかし、21世紀のリーダーシップに求められている資質には共感力、横につなぐ人間関係、マルチタスクがあります。これらは女性の特性でもあります。今までとは違うリーダーシップスタイルで良いのです」と勇気づけました。
 次は、「自分を律する武器」Part Iの“こころ”編。



二人一組で実践します。「皆さんに『〜しなければならない』を『〜します』と言い換えてもらっただけで、明るく笑顔になりましたね。にぎやかで声のトーンも上がりました。ピグマリオン効果と言います。自分への影響が大きいだけでなく、周りにも影響しますよ」とファシリテータの鈴木理香さん。参加者の「私、すごい人みたい、やれる人みたい」という感想に会場もうなずいていました。さらに自分にけじめをつけ気分を変えたいときのアンカリング手法と「自分の行動を信じ、自分の心は自分で切り替えられる、唯一無二の自分を信じる」GEWELのセルフエンパワーメントも学びました。

 “こころ”の次は、“からだ”編。村松邦子さん((株)ウェルネス・システム研究所所長)のWell-beingの説明では、「身体的・精神的・社会的に満たされている状態が健康であることです。そのすべては影響し合っていて、仕事のストレスが身体を動かすことで軽くなることがあります。身体を動かすことは大切です」と分かり易く教えてくれました。



その後、武藤順子さん((株)ビーフィジカル代表取締役)が村松さんをモデルに運動のコツと理論を紹介。

全員が二人一組になって、楽しく実践しました。深く息を吐くことで自律神経をコントロールでき、リラックスします。肩こりにも効きますよ。スクワットなどのスロートレーニングを少し行えば、筋肉量と筋力量を確保でき、成長ホルモンも出て美肌効果も期待できます。早歩きやジョギングなどの有酸素運動をすれば、脳細胞が増え、鬱の予防や改善ができます。



 講義のあとは、グループワークです。お手本にしたいリーダー像を話し合いました。皆さんからのキーワードは、「ビジョンを示す、ビジョンを分かり易く伝える、方向性を示す、ぶれない、結果を出せる、結果にこだわる、個人を良く見る、共感力、ポジティブ、信念、判断、決断、ひっぱる、興味、観察、信じて見守り育てる、責任を取る、冷静な対応力、チームが気持ちよく仕事ができるように動く」など。
 まとめの講義は「D&Iリーダーシップ」です。



川合昭子から、ダイバーシティとインクルージョン(D&I)の意味を確認し、組織とD&I進化の関係を示しました。自律した“I”のある“We”の状態」が理想、そこでは異質な個による力の発揮だけでなく、個が刺激しあいチームが組織としての価値を生み出します。「あうんの呼吸」の危険性や意見を言わないでいると考えなくなってしまう危険もあること、多様なメンバーの組織での意思疎通のむずかしさや、個性を尊重することのむずかしさを、長すぎて息がつけない私の経験も含めて話し簡単ではないことを確認しました。D&Iリーダーは、目立たない人に光をあて自分と違っていることを重視し、変化を前向きに受けいれ、しなやかに対応します。建て前ではない本音の議論、絵に描いた餅ではないビジョンや目的を大切にし、具体的に繰り返しコミュニケーションをとります。組織とチームでのポイントに加え、ひとり一人が自分を信頼して、相手を信頼し尊重する覚悟をもつこと、そのためには相手に対する興味や自分の行動を少し変えてみることなどをお話しし、GEWELの理想とするD&Iリーダー像を紹介しました。皆さんはどのようなリーダーシップを理想とするのでしょうか。

 いよいよ参加者一人ひとりの「私のリーダーシップ磨き宣言」です。自分がめざすD&Iリーダーとそのために実行することを書きました。フィードバックをくださった上司や同僚の皆さんにそれを報告し、歯磨きのように毎日実践して習慣にしていってほしいと思います。

 最後に、4時間一緒だったグループの皆さん同士がピアフィードバック。研修の間に気づいた強みや良いところを一人ひとりにポストイット(住友3M 提供)に書いて渡しました。素敵なお土産です。
 研修の後は、スカイツリーが見えるおしゃれなカフェテリアで懇親会。



おいしい料理とワインやビールでネットワーキングです。おしゃべりを楽しみ、いつまでも話がつきない様子でした。
※【すぐラク野菜】の試食会も好評でした。
 
| Maki | D&Iイベント報告 | 17:25 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
男女共同参画社会づくりにむけての全国大会レポート

女性の活躍推進のカギは、制度とその徹底だ。
−個を活かす自由でフェアな制度と長時間労働、配偶者控除廃止を
佐々木真紀

「男女共同参画社会基本法」の公布・施行日が平成11年6月23日であることから
男女共同参画週間とされた6月23日から29日、各地の男女共同参画センターでは様々な催しが実施されました。みなさんは地域の参画センターにお出かけになりましたか。

今年は『今こそ女性の活躍を−みんなで考え、みんなで変える−』というテーマで、全国大会が6月28日(金)午後メルパルクホールにて開催されました。
アキレス美知子さんが内閣府から招待をされたのを受け、杉田典子さんと佐々木が参加してきました。

大会は、まず、森まさ子内閣府特命大臣の熱のこもったあいさつから始まりました。基調講演は、「女性の活躍が切り拓く日本の未来」元男女共同参画局長で昭和女子大学長、「女性の品格」の著者の坂東真理子氏でした。
パネルディスカッションは、評論家で中央大学客員教授の勝間和代氏をはじめ、サイボウズの社長青野慶久氏とNTT取締役島田明氏、授乳服を開発販売しているモーハウス社長、光畑由佳氏で、コーディネーターがNHK飯田香織さんでした。



14時半から16時まで1時間半にわたって行われた、パネルディスカッションの様子をご報告します。

勝間さんからは、まずはじめに「このままでは、2020年に女性管理職30%は達成できないと思う」とびしっと問題提起がなされました。

彼女は、女性活躍比率の高い国では少子化が解消されているという前提を図で示し、日本社会で実現するためには「長時間労働をやめ、週40時間労働を徹底すること」「配偶者控除をやめることだ」とし、今の管理職男女比のバランスは変わつことができると仮説を提案しました。

青野氏は、東証第1部上場企業の社長として初めて、今1歳と2歳の2人の子どもの育児休業を取ったことから「危険と隣り合わせの小さな子どもの面倒を、妻だけに押し付けるのは、大変すぎると思った」と語り、しかし現実には仕事と家庭の葛藤があることを告白しました。
その上で、退職後6年間は復職できる制度や副業OK、週3日勤務OKなど自由な働きかたをとりいれ、その結果面白い人が入社してくるようになり、イノベーションが起きていると、ダイバーシティの効果を語りました。
「当社では、もはや性別ではなく、個性だ。個性を活かそうと考えると、多様な働き方や多様な属性の人とともに仕事をするのが必然になる」と積極的に多様性のある働き方を推進しています。

光畑氏は、赤ちゃんが生まれても仕事ができるようにと、仕事場にも着ていけるかっこいい授乳服を開発しています。「職場に赤ちゃんを連れてきて、抱っこしながら、授乳服の販売店舗で仕事をする社員もいる。最も心配された百貨店の店舗でも一番の評価を得ることができた。今では一般とは逆に、子どもが生まれると入社し、子どもが大きくなったらやめるという現象が起こっているほど」と話され、子どもをもっても働くことが当たり前の社会が実現できていることを感じるお話でした。



NTTグループの島田さんからは、国内外に22万人の従業員を抱える大企業の一つとしてのやりがいと困難が語られました。まずダイバーシティでイノベーションを、と題したプレゼンテーションがあり、育児休業3年間、育児短時間勤務は小学3年生までなど手厚いワークライフバランスの制度を紹介されました。また「いかにいい制度があってもどう使うか、使えるかは男性の価値観の問題だ」として、「早い時間に家に帰らないと妻から離婚されてしまう」というプレッシャーが働き方を変えている米国人男性の事例を紹介しました。

オブザーバーとして参加した4人の大学生から、学生の意識調査の発表がありました。女子学生の96%が将来働きたいと考えていること、男子学生の58%がイクメンになりたいと答えていました。しかし71%の学生が仕事と家庭の両立が不安と答えており、意欲はあるが、不安も強い学生の心情をうかがうことができました。また、「学生たちからみると、大人の議論は、すでに終わったことを議論しているように感じる」との意見が出るなど、ここでも世代間ダイバーシティの面白さがでていました。

最後に勝間さんは、「これはリーダーシップと制度の問題だ」と言い、「意識や風土の問題と言っていてはなにも変わらない。そのためには評価制度をフェアにすることだ」と結論づけました。
さらに、「今の決定権者がいなくなる20年後には、自然と女性管理職比率が上がることはすでに自明のこと」とし、少しでも早く変化を実現するためには「長時間労働をやめること。まず、年5日しか休めない政治家と官僚から変わることだ」と希望をもたせて締めくくりました。



終了後、首相官邸にて男女共同参画社会づくり功労者ほかの受賞をお祝いする、表彰と懇親会が行われました。
明るいガラス張りの官邸と緑の美しい日本庭園、会場でのスナップをどうぞ。

スピーチする野中氏

佐々木かをりさんと大塚製薬 笠章子さん、アキレスさん
| Maki | D&Iイベント報告 | 02:41 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GSW in Kuala Lumpur

本質でコミュニケーションする世界で活躍する女性たち
武藤 順子 株式会社ビーフィジカル代表取締役 (GEWEL賛助会員)

私は体育科学博士を今年取得する予定の薬剤師です。現在、新しい仕事を準備中です。こんな私が、6月6日から3日間マレーシアで行われた世界女性会議に参加してきました。
この会議に参加して本当によかったと思っています。

参加者と名刺交換すると、政府関係者、大手企業のDiversity & Inclusion部門の方、企業の経営者、弁護士など、そうそうたる顔ぶれ、しかも流暢な英語を話す方が多い。
来る前から場違いなところだろうとは覚悟していましたが、せっかくこのような素晴らしい会議に参加するからには、と自分なりに3つの目標を持って臨みました。

同じテーブルの方々

1つ目は、世界で活躍している女性の面構えや物腰をこの目で見てみたいということでした。すぐれた女性リーダーを一人一人訪ね歩かなくても、この会議では一堂に会しているということは大きなメリットです。そして、私が受けた彼女らの印象は、「本質で話をする」ということです。英語だからダイレクトに話さないと通じないということもありますが、あまり意味のないへりくだりや、体面を取り繕うような言葉を耳にすることはありませんでした。

参加国の大統領や大臣

2つ目は、一歩引いてしまう自分を変えたいという思いです。このような国際会議では気おくれは禁物。私は英語が1/5ほどしかわかりませんでしたが、わかる中からなんとか推測して、少しでも持ち帰ろうと努力しました。隣に座った女性とは、なんとかコミュニケーションとろうと努力する。そういう中から、自分の前向きな気持ちを思い出しました。

3つ目は、今後の私の仕事の方向性を見つけるということです。この会議に参加している女性にどんな運動をしているかを質問したところ、ジョギング(またはマラソン)とヨガという組み合わせがもっとも多かったです。そして、多くの女性が、運動の大切さを知りつつも時間が作れなくて出来ないと答えました。私は大学院でストレスと運動と脳に関する研究をしてきました。この会議を通して、働く女性のストレスコーピングを運動の側面から応援する、という方向性に間違いないと確信できました。

 

参加することでしか得られないものをつかみ、女性としての生き方、仕事を再考して、気持ちを前向きにセットできる。これが、私が感じた会議の印象です。是非この会議の認知度を上げて、一人でも多くの女性が恩恵にあずかれるよう、私の体験を友人に伝えていこうと思っています。
| Maki | D&Iイベント報告 | 23:19 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
Global Summit of Women in Kuala Lumpur, Malaysia

Women: Creating NEW Economies
2013年global Summit of Womenがマレーシアで開催されました。
藤井 幸子

6月5日から8日の3日間、第23回Global Summit of Women(以下GSW)が、74ケ国から、約1100名が参加して、“女性が新しい経済を創造する”というテーマで、アジアで唯一クオータ制を実施しているマレーシアの首都クアラルンプールでマレーシアの首相夫人が全面的にバックアップして開催されました。日本からはこれまでより多い25名が参加しました。

神戸女学院大学の学生さんが6名(グローバルスタディの津田ヨランダ先生が引率)参加されたことは、画期的なことで、若い方がこのような機会に世界中の女性たちと交流し、刺激をうけるのは素晴らしい機会だと思います。南アフリカからはこのところ、起業している高校生達が政府のサポートで参加しています。GEWEL関係で、藤井と堀が参加、皆勤賞の荒金さん、田中さん、インドリームの長谷川さんをはじめ、賛助会員の方が3名、シスコから佐々木さん、吉澤さん、J-WINからは内永ゆか子さんをはじめとして、ANAの執行役員の河本さん、トーマツの林さん、日立の西岡さん、日立ソリューションの小嶋さん達が参加しました。



クアラルンプールの空港に到着すると、GSW参加者は別のラインで入国審査という特別待遇で、特別バスが用意されていて、会場となるシャングリアホテルへ直行。交通渋滞のため2時間近くかかりましたが、有名なクアラルンプールタワーやKLCCというツインタワーのすぐ近くでした。

6日はオープニングセレモニーに先立ち、“マレーシアとのビジネス”というセッションで経済産業省の大臣からマレーシアの現状についての説明がありました。マレーシアの経済にとって女性の存在が非常に重要であることから始まり、労働人口の半分は女性であること。成長著しい経済状態、かつ政情が安定していることを訴求し、椰子油の輸出やメディカル・ツーリズムに力を入れているとのことでした。日本からも退職後の第二の人生をマレーシアで送るため移住している人たちが増えているのも、政情や経済が安定しており、人々がとても親切だからでしょう。

ファーストレディスフォーラムには、マレーシアの首相夫人、ナムビア、ラオス、ザンビアの首相夫人が出席。女性の活躍がどれだけ社会に影響しているかと、それぞれの国の現状について話をされました。
オープニングセレモニーでは、マレーシア首相夫人が開会を宣言し、自国が多様な文化、民族からなり、女性が活躍していることに言及しました。彼女はイスタンブール、アテネで行われたGSWにも参加して、マレーシアにGSWを招聘した立役者です。受付でマレーシアの首相夫人のストーリーを書いた本をプレゼントされました。



そして、GSWの主催者である、Irene Natividadさんから、参加者の多い国を発表、モンゴル(82)、中国(77)、ベトナム(52)、南アフリカ(51)、USA(47)、ついで、次回開催国であるフランス、ポーランド、スペイン、フィリピン、韓国、日本と続きます。その後、ベトナムの副大統領(この方も6回目の参加です)からは、ベトナムの経済発展に女性が貢献しているが、女性はもっと自分の力に自信を持ってほしいというコメントもありました。

首相夫人、皇太子、アイリーン

セレモニーの最後には、マレーシアの首相から、男女共同参画へのこれまでの歩みと、トップ企業における女性役員を33%にするため政府と民間でクオータ制を強力に推進していること、そのための優秀な女性リーダー育成、パイプラインの充実にも政府が関与していることを話されました(国のトップがここまで、ちゃんとメッセージすることに感心すると同時に、メッセージをちゃんと伝えようとする姿勢に正直うらやましいとも思いました)。

その後、首相官邸でレセプションが開かれて(バスで1時間ほどの、新首都機能のために作られた新しい都市、プトラジャヤにあります。私たちのために、多くの警護の方が遅くまで仕事をしてくれていたことに感謝!)。

首相のあいさつ

翌日は朝食をしながらのネットワーキング。
全体会議の初めは、“経済予測と女性の市場性”について、クレディスイスの Marisa Drewさんが、これからの経済発展はアジアが中心であること、ブランド品もアジア発のものが増加している、developing worldでは富の30%を女性が握っていること、都市に人口が集中することがさらに加速されるなかで、女性の活躍によることがますます大きくなる、とのことでした。

Karen Watsonさんは、ニールセンの役員で、女性の方が情報収集力が大きい(スマホ、タブレット、SNSを使う割合は男性より多い)、これまでより国境を超えたビジネスをやりやすく、女性のチャレンジが目覚ましくなる、とのこと。

次はCEO-Forum:Matching Skills for the New EconomyでIreneさんからCWDI(Coorporate Women Director Index)レポートのアップデートがあり、Fortune500の企業の中で、USとフランス企業が女性役員の数が多いと報告されました。

その後、クオータ制についてのディベートがありました(次回のメルマガで報告します)。ランチョンは 起業家のためのフォーラムで、“テクノロジーを駆使してビジネスに革新を”でした。
午後はブレークアウトセッションで、リーダーシップ、企業風土を変える、起業
家、NGO向けなどいくつものセッションが展開されました。
夜のレセプションは、韓国のスンジュンキム氏がCEOのMCMがスポンサーとなり韓国の参加者のチマチョゴリが目立っていました。

内永氏の登壇

8日のプログラムも充実していて、新しい資金集めの方法、CSRのベストプラクティス、男女の収入格差についてのプレナリーセッション。
ランチョンの時に、Perak州の皇太子(マレーシアには各州に王様がいます)の挨拶の中に、日本の安倍首相が来て、「アベノミクスの経済発展のキーとなるものの一つに女性の活躍推進がある」と言われ、初めて日本について言及され、嬉しかったと同時に、日本の政府関係者がこういう場でメッセージを発信しないのか残念に思いました。考えてみると女性が多く集まる場でのメッセージ発信を真剣に考えていないように思います。

午後は前日に引き続いてブレイクアウトセッションでした。
最後は王妃主催のレセプションでした。王宮での晩さん会ということで、事前にドレスコードも厳しく言われて(腕や足を見せないように。ロングドレス、色もNGのものがあります)。迎賓館のようなところでの、晩さん会は素晴らしいものでした。初めてGSWに参加した方には、これが当たり前だと思わないでね。と言っておきました。マレーシア政府の強力なバックアップがあり、イスラム圏でも特殊なマレーシアへの注目が集まっていることによるものだと思いました。
セッションの詳細については、次回以後にお伝えします。

 ドレスコード
王宮レセプション参加のみなさん

GSWHPはこちら http://www.globewomen.org/summit/summit.htm
| Maki | D&Iイベント報告 | 16:35 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
The 3rd GEWEL Entrepreneurs Report

Two Dilemmas
Sanjeev Sinha.Director GEWEL.

Planning and dynamism are both very nice but not always in sync with each other. Similarly, entrepreneurship and being organization are both necessary for an economy but, again, at times in conflict with each other. We witnessed both of these dilemmas playing beautifully at our May 28th event of GEWEL Entrepreneurs.

We had a group of very high profile and accomplished speakers (prominent entrepreneur, author (ザ・チーム) and member of the board and young global leader at World Economic Forum Mr. William Saito (斉藤ヴィリアム氏); renowned women entrepreneurs of Japan Ms. Hirai Yukiko (平井由紀子氏) and Ms. Patricia Bader Johnston; pioneering venture capitalist, CEO of SARR, LLC, a founder and former CEO of Hokkaido VC, a former board member of Japan Venture Capital Association and also my Partner at Sun and Sands Group Mr. Matsuda Ikkei (松田一敬氏) and Managing Partner at Mitsubishi Estate and Founder and Head of Entrepreneurs Group for Growing Japan, Mr. Katsunori Tanaka(田中 克徳氏)) each of whom are regular public speakers at wide range of high profile events. It was really inspiring to see their dynamism to adjust the topic, contents, format and even the language of their speech in line with on-the-spot interaction with each other and the audience, which was beyond any planning exercise.



On the second aspect, during the panel discussion the speakers noted that Japan used to have a big spirit of entrepreneurship historically, like that of Mitsubishi, Panasonic and Sony, but as the country grew to become too organized, people became followers of the system and risk averse which dampened the spirit of entrepreneurship significantly. Diversity also plays a significant role here, which is a big underlying difference between United States of America and Japan, or India, in particular.

It will be another debate on what is the right balance among these, but let me leave it as food for thought until next time.
Looking forward to have another great session of GEWEL Entrepreneurs soon!
| Maki | D&Iイベント報告 | 12:14 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
Women in Business Summit

次世代の女性ビジネスリーダー像−参加報告
藤井 幸子

5月28日(月) US-Japan CouncilとACCJ(在日米国商工会議所)の共催で、東京アメリカンクラブで、2013 Women in Business Summitが開催され、300名ほどの参加者で熱気あふれるイベントでした。プログラムは2名のキーノートスピーカー(伊藤忠、コーポレートカウンシルの茅野みつるさん、経済同友会副代表のフクシマ咲江さん)が、日本の女性ビジネスリーダーの課題について話され、そのあと日米のビジネスリーダー5名のパネルディスカッションで、“成功の秘訣 ヒント”について、それぞれの方の経験に基づいたアドバイスがありました。

パネリストの一人にGEWELの姉妹団体GOLDの代表理事、建部博子さんが招かれていたため、GEWELからも5名参加させていただきました。USからの日系3世の女性リーダーは、モニ・ミヤシタさん(マッキンゼーの上級顧問、M&A担当)、デボラ・ナカトミさん(ご自身のPublicity Agentを経営、米国ガールスカウト協会の理事など)、ジャン・ヤネヒロさん(ジャーナリスト 世界大戦中の日系アメリカ人の強制収容問題を題材としたドキュメンタリーの司会を務めた。エミー賞などを受賞)。そして、日本生まれの女性リーダーとして、建部博子さん(GOLD代表理事、前カリフォルニア州第一勧業銀行の取締役兼副頭取)、道傳愛子さん(NHK解説委員)が登壇しました。

建部さんからは“自分の強みにフォーカスする”、“ネットワークを築き、お互いにサポートする”、”リスクをとることと休みを取ることを恐れないこと“、最後に「自分のパッションに従って正直にあれ」と結びました。

道傳さんからは”ビジネスにおける専門性を強化する(彼女の場合は英語を磨くために留学し、キャスターとしての情報発信力やグローバルネットワーク)“、”革命的・ラジカルな動きより、穏やかな動き(英語ではPeaceful movement rather than evolutional /radical movement)”,”男女のネットワークを結ぶ“。

デボラ・ナカトミさんは、”リーダーシップを磨く“、”恩送り“、”リスクをとる“そして、常にコミュニケーションの重要性、スキルを磨くこと。”セルフケア:身体と心のバランスを“、”周りの人をHappyにする“ことをヒントにしています。

ジャン・ヤマヒロさんは”恐れずに行動せよ“、”女性同士サポートしあう“、”自らと自分たちを軽視しない“ことをあげています。

モニ・ミヤシタさんは、”パッション“、”すべて一人ではできない、助けやサポートを頼む勇気“、”優先順位を持って、外部のリソースを有効に使う“、”強力なネットワークを維持し、信頼できるメンターを見つける“ことを挙げています。

5名のパネリストから成功へのヒントを聞いた後、各テーブルで、何が大切かディスカッションをしました。私のテーブルで、あと7週間で3人目のお子さんを出産するという女性が、「すごく頑張った人の話ばかりでなく、普通に働いているリーダーの話も聞きたい。」「道傳さんのようなPeaceful movementに共感する」と言っていたのが印象的でした。という彼女も、出産後の育児休職は規則よりずっと短く、3ケ月くらいで職場に復帰しているとのこと。そうしないと、変化のスピードについていけないと言ってました。
各テーブルから、何が大切かをシェアしましたが、パッション、ネットワーク、チャレンジ(自分の快適ゾーンから外に出る)、ポジティブな態度、などが共通のキーワードでした。

その後、“意見の相違に冷静に対応するコミュニケーションの仕方”“無意識の思い込み”について、日本語と英語のトレーニングセッションに分かれ、学びました。どちらもD&Iの基本スキルです。

閉会の時には、USJCの代表、アイリーン・ヒラノ・イノウエさんが、USJCの設立理念とトモダチ・イニシャティブ(3.11以後アメリカ側からの日本への人との恐竜を通しての支援)、ACCJのローレンス・ベイツからはACCJの2013年のテーマ(共就成長:共に成長する)のために、ビジネスリーダーの成長を促すことを強調されました。アメリカ大使ルースさんの奥様スーザンさんも参加され、アメリカ大使館後援のイベントであることを示していました。

このイベントに参加して、USサイドが日本の女性ビジネスリーダー育成にサポートしていることを強く印象付けられました。米国の女性ビジネスリーダーは身内に限らず、隔てなく女性リーダーを育てることが、普通のことのように、実践していると痛感しました。日本でもこのような風潮を育むことが大切だと思います。







| Maki | D&Iイベント報告 | 23:16 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
第3回 GEWEL Entrepreneurs Report

第3回 GEWEL Entrepreneurs スピーチのまとめ
杉田 典子(すぎたみちこ)

去る5月28日、第3回目となるGEWEL Entrepreneursのイベントを丸の内21Cクラブにて開催いたしました。昨年に引き続き、2度目のご講演となる平井由紀子氏からスタートし、続いて田中克徳氏、Patricia Bader Johnston氏、齊藤ウィリアム氏、松田一敬氏と5名のスピーカーの方々にご登壇願いました。



以下、簡単にそれぞれの方のメッセージをまとめましたのでご一読下さい。

○平井由紀子氏(株式会社セルフウイング代表取締役社長)
 平井氏からは、子供向けアントレプレナーシップ教育の現場からのご紹介がありました。各地域のプロの大人たちが子供たち(小学生〜大学生)の教育に当たっており、事業計画作成、ファイナンス計画、商品開発、製造、セールスプロモーション、販売、損益計算書の作成と売り上げ後の反省までするということで、包括的かつ内容も高度で驚きました。具体的には地域の技術力を生かした商品開発、農産物販売体験、企業の課題を受けた販促物の企画・制作等。一連の子供たちの様子を写真でご紹介、みんなの真剣な姿勢に対する平井氏の愛情を感じました。

以下、ポイントを羅列します。
・子供たちへ起業家教育をすることによって、10年経って社会に出る時に、「起業」が職業の選択肢に入るようになる。
・どんな仕事に就く人にも一般教養としての「アントレプレナーシップ」は大事だと考える。
・芸術もスポーツも学力も一流になるには低年齢からと言われるように、アントレプレナーシップ教育も子供のころから始めた方がいいのでは?
・「正解」がないのは現場、失敗してみよう。
・教育を通じ、不確実性への対応、実際経済への接点、失敗を恐れず挑戦する気持ちの育成などを狙う。

○田中克徳氏(三菱地所株式会社 街ブランド企画部 東京ビジネス開発支援室長)
 田中氏からはEGG Japan (http://www.egg-japan.com/)での「戦略的成長センタープロジェクト」についてのご紹介がありました。これは、アジア内での「東京」のステータスを上げ、まだ日本市場へ参入していない外国企業の誘致を図るものです。

以下、ポイントを羅列します。
・丸の内を海外との玄関口にすることは東京都も積極的に推進しており、中小企業でこれから海外進出して行く企業の入居も最近の増加傾向としてある。
・需要の増加に基づき、現在10Fにしかないスペースを9Fで新たに640岾板ネ縦蝓(2013年秋)
・2022年までに「国際ビジネスサポートセンター」スペースを33,000嵳儖佞垢觀弉茵

○Patricia Bader Johnston氏(inn|Health Inc. CEO, Silverbirch Associates KK CEO)
 Bader Johnston氏からは “Let's talk about success.”という題名での話がありました。「成功」の定義は人それぞれ違うもので、その定義によってそれぞれのゴールが変わってくるという話からスタート、ご自身のご経歴や大企業のポジションから起業へ「ジャンプ」する時のまさに「飛び降りる」ご経験等とてもパーソナルな話も伺えました。また、男女の性質や価値観の違いについてのMarilyn Waring氏(23歳でニュージーランド議会の最年少メンバーとなった女性)の著作もご紹介されたので、ご関心ある方はお読みになるといいと思います。和訳も出ているものの中に「新フェミニスト経済学」があります。



以下、ポイントを羅列します。
・来日は公務員としてスタート、そこから民間の大企業でのポジションを歴任、その後起業、社会起業と様々なキャリアを経験。
・“The current economic system is just a product of our imaginations”、つまり、「現在の経済システムは単なる私たちの想像の産物である」(David Suzuki氏の言葉の引用)。実際の「私たち」=「欧米の男性」
・男女の「成功」の定義づけの違いについて、男性は規模や売り上げを重視するのに対し、女性はもっと影響力や協調を重視するため、これからの時代での女性の活躍は重要。
・結婚、介護等人生の様々な段階で必要に応じた時のキャリアチェンジは恐れずにリスクを取り、チャンスをつかもう。

○齊藤ウィリアム氏(株式会社インテカーCEO, 世界経済フォーラム財団理事/ヤンググローバルリーダー)
 齊藤氏は米国カリフォルニア州生まれの日系人、10歳の時に商用ソフトウェアのプログラミングを始め、10年後に法人化。1998年にはErnst & Young, NASDAQ and USA Todayにより「アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれ、暗号や生体認証分野における技術開発で世界有数の権威として認められます。最近では、2012年10月号日経ビジネス「次代を創る100人」に選出されています。マイクロソフト社へ事業を売却した後、2005年に東京へ移り、VCであると同時にコンサルティングサービスを提供する株式会社インテカーを設立。ここでは革新的な技術を見出し、グローバルタレントの育成や起業家支援を行っています。また、世界各国政府のアドバイザーとしてご活躍の齊藤氏は日本では経済産業省、総務省、文部科学省、国土交通省や日本学術振興会、産業技術総合研究所、情報処理推進機構などのアドバイザーとして従事。

齊藤ウィリアム氏

 2012年日経BP社より出版されたご著書「ザ・チーム〜日本の一番大きな問題を解く」を2冊お持ちになり、会場との質疑応答の際に(日本語で)質問した最初の2名がそれを持ち帰りました。(深謝!)
以下、ポイントを羅列します。
・日本ではアントレプレナーシップという言葉がネガティブに捉えられる場合があるが、元の語源はフランス語から来ており、「アイディアを現実に変える」ということ。
・Twitterでの数々の発言が、国家戦略会議フロンティア分科会での繁栄のフロンティア委員を務める役に繋がった経緯について。

○松田一敬氏(合同会社SARR(京都)代表執行社 員、CCA(シンガポール)取締役、 IFUU & CO (香港)CEO、Sun and Sands Group (日印)パートナー)

 国内初の地域密着型VCの北海道ベンチャーキャピタルを設立、10社以上の大学発ベンチャーに投資・経営参画される松田氏。現在は合同会社SARRを通じて京都、東京、札幌、香港等を拠点に活動、研究シーズの事業化、メンタリングをされています。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)、JST(科学技術振興機構)、SCOPE(戦略的情報通信研究開発推進制度)の評価委員をされる一方、認定NPO法人地域産業おこしの会副理事長などご活躍は多岐に渡っていらっしゃいます。シリコンバレーと京都を結ぶことにもご尽力されています。

以下、ポイントを羅列します。
・日本でベンチャーが増えないのはサクセスモデルが(あまり)ないからだ。例えば「AKB48」のような成功は、起業と比べるとよほど成功の可能性が低いと考えるが、それでもタレント志望の女性が沢山出るのは、サクセスモデルとなっているからだ。
・今の出生率が続けば西暦3000年には日本人が消滅することになる。
・スピーカー達と会場参加型のパネルディスカッションでは様々な質問が相次ぎました。特に、日本の戦後はパナソニック、ソニーなどを輩出する強大なアントレプレナーシップ精神があったが、その後国が成熟するにつれ人々は組織化され、体制の追従者としてリスク回避型になり、結果としてアントレプレナーシップが影をひそめたという議論は興味深かったです。追従者というと言葉が悪いようですが、要は一致団結する必要にあわせて多様性が抑えられたのだと私は解釈しました。

会の最後に、3分プレゼンを2件、入れさせて頂きました。
一つ目はEdu Hatch (http://www.eduhatch.net/updates)という東京をベースにしたシンクタンクで、メンバーは8か国から来る17人の若手。今回発表しに来て頂いたイエシ・アルフェリナ氏は去年のGEWEL Entrepreneursに参加者としていらしていたインドネシア出身の優秀な女性で、当時「起業するにはどうしたらいいですか」とまっすぐな視線で聞いてきたのが昨日のことのようです。早くも具現化して発表出来るようになることは素晴らしいと思います。言うまでもなく、彼女にとっては外国での起業です。多岐に渡る文化を通じて東北の震災地域に新たな可能性を創りだすことを目的とし、活動は自国料理(インドネシア料理等)の炊き出し、外国文化紹介、南三陸Tシャツ作りの技術移転等。

二つ目は食卓応援便(http://www.shokutaku-ouenbin.com/)という、カット済みスチーム野菜の宅配事業を経営している、株式会社サステナブル・プランニングの福井全社長によるプレゼンでした。「働く女性を応援する事業をしています」と前日の夜の出会いでおっしゃっていたところから、急遽ご来場、プレゼンして頂くことになったにも関わらず、当日は参加者用に試食サンプルまで陳列して頂き、行動力に感服致しました。同じ起業家として見習うところが大いにありました。

次回は9月17日か24日を予定しております。全国の地銀と強力なネットワークをお持ちでベンチャーと銀行とのパイプ作りをされている企業の代表の方等のスピーカーを予定しております。GEWELは「組織や国境を越えたD&Iリーダーシップの浸透、連携」を目的としていますが、前述の平井氏がおっしゃったように、アントレプレナーシップ(起業家精神)は一般教養であり、全てのリーダーにとって重要な資質だと考えます。GEWEL Entrepreneursと銘打っているにも関わらず、今回の参加者には企業にお勤めの方々も少なくなかった点は非常に喜ばしく、これからも増えていくといいと思いました。

私たちの起業家のセクターでは日本と世界、また、意外に交わらない様々な色の起業家グループや、それをサポートする専門家集団(金融、法律等)、企業人、政府関係者など様々な立場の人々を結びつけ、ハブとなれれば光栄です。特に女性。今の時代に女性として存在出来ることはかつてない恵みだと思っています。今後間もなく女性が男性と同じくらいの割合で社会で活躍、貢献する時代がやってきます。これからも皆様の注目によってその実現をご支援ください、宜しくお願い致します。

記事へのコメント、ご意見、今後GEWEL Entrepreneursで実行して行って欲しいことなど、募集します。私sugita@gewel.org宛のメールを下さい。お待ちしております。 
| Maki | D&Iイベント報告 | 20:38 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
第5回GOLDシンポジウムReport3

D&Iの基本は、自分を信頼し、相手を信頼して、率直に対話を 
アキレス美知子

3月22日にロサンジェルスで開催されたGOLDシンポジウムにパネリストとして参加しました。
テーマは“Driving Change: Towards an Inclusive Organization”で、モデレーターはシスコシステムズのChief Inclusion and Collaboration StrategistのShari Slat氏、もう一人のパネリストはジョンソン&ジョンソンのChief Diversity OfficerのAnthony Carter氏でした。



GOLDシンポジウムの様子 動画はこちら

1時間ほどのパネルディスカッションの中で、特に印象的だったのは、組織にD&Iを浸透させていく上でどんな障害があるかについて話した時、組織文化が大変重要という点で意見が一致したことです。グローバルに展開する企業の多くは、D&I施策やポリシーなどはかなり充実しています。例えば、多くの企業はグローバルなタレントマネジメントシステムを通じて、国籍や性別に関係なく、有能な社員を発掘し、育成しようと試みています。日本でもこの数年グローバルレベルのタレントマネジメントを行う企業が増え、 育児休業や時短、介護休暇など働き続けられる制度も整ってきました。しかし、社員の意識や行動をみると、まだ十分浸透しているとは言えないようです。

米国でも日本でも程度の差こそあれ、組織の上に行くほど、男性社会の構造になっているのが実情です。私は、日本では自分は一歩引いて「遠慮する」ことに価値をおく風潮があることを指摘しました。この「遠慮」は特に女性の意識・行動に多く見受けられ、責任のある職務やポジションに自ら手を上げる際にマイナスに作用しているのではないか、結果としてチャレンジと成長の機会を少なくし、女性管理職、特に部長以上のリーダーが増えない原因の一つではないかと述べました。



偶然ですが、シンポジウム後に読んだSheryl Sandberg氏の“LEAN IN”という本は正にこの点が大きなテーマです。著者はハーバード大学卒業後、米国財務省、マッキンゼー、グーグルと渡り歩き、現在フェイスブックのCOOを務め、二児の母でもある氏は、幾度となくHOLDING BACKしている自分に気がつき、「キャリアに恵まれてきた私でさえそうなんだから、多くの女性はもっと引いているはず。遠慮しないで、会議では真ん中に座り、自分の考えを堂々と述べて、LEAN INしてほしい」と語りかけます。そして、LEAN INする女性たちを強力に応援する男性を職場でも家庭でも増やしていくことが不可欠と訴えています。

パネルでは、最後にD&Iが組織文化として定着していくためには、企業として何をするべきかを議論しました。まず、ビジョンと理念にD&Iの価値を取り込み、トップ層自らあらゆる場面でその重要性を語り続けること、そしてD&Iを体現するスキルを身につけてもらい、行動で表している社員をしっかり評価する人事制度が有効という結論に至りました。私はファイナルコメントとして、「信頼が最も重要。自分を信頼し、相手を信頼して、率直に対話できる関係を築いていくことが、D&Iを進める基本」と締めくくりました。



今回でGOLDシンポジウムに参加させていただいたのは4回目になります。毎回時流に合ったテーマで、気づきも多く、大変勉強になります。今回印象的だったのは、D&Iの中でも「女性」という切り口が改めて注目されていること、有能で魅力ある女性のリーダーたちが本音で語り始めたこと、そしてこの潮流は米国にとどまらず、アジア、ヨーロッパにも及んでいるということです。

おりしも先週、安倍総理が日本の成長戦略の柱の一つに“女性の活躍推進”を掲げました。個人的には「やっと日本政府も一歩踏み出してくれた」と歓迎しています。まだまだ抵抗論や批判があるものの、女性の活躍が男女平等の観点だけではなく、経済成長の優先課題に位置づけられたことは、大きな前進だと思います。GEWELとしても、今後のアクションを注視しつつ、後押ししていきます。
| Maki | D&Iイベント報告 | 23:32 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
WST Report 2

WST「女性のためのビジネスリーダーシップ塾」2013/01/18開催
川合 昭子 GEWEL理事

WST Report 1より続き
パネルディスカッション
WST後半のパネルディスカッションでは、リーダーシップスタイルやしんどかったこと嬉しかったこと、ターニングポイントなどを伺った。

印象に残った言葉を上げると、
・ゴールを示してやり方は任せる
・中間と最後にフォローアップする
・自分に制限を付けない
・部下に少し嫌われることも覚悟、あとで解る、それも愛
・忍耐
・両立には開き直りも。限界があることが前提だ。100点は無理、配分して精一 杯やっていることで良しとする
など。

さらに、経済産業省の坂本さんからIMFやAPECでのデータや意見を踏まえ「女性の活躍は経済の問題という認識。量と質で考えている。政府の取り組み課題として女性リーダーを各分野で増やさねばならない」こと、「ダイバーシティ経営企業100選」をベストプラクティスとして紹介し、裾野を広げ、財務良く女性投資に熱心な企業を『なでしこ銘柄』とする」などの施策を説明いただいた。

グループディスカッション
グループディスカッションでは、お互いのリーダーシップ経験を共有し、講演を踏まえて明日のリーダーシップについて話し合った。

その後、各自が選んだ「私のリーダーシップチャレンジ」に対し、グループメンバー全員が具体的なヒントや励ましなどのピアフィードバックを一人ひとりに渡した。
各グループの選り抜きのグッドアイディアを全体に共有したのち、各自が明日からのアクションプランの元を考え、研修を終えた。


研修終了後には、アサヒビール(株)のアレンジによるレストランでの懇親会で交流をさらに深め、「異業種交流により、刺激をうけた。このネットワークを大切にしたい」などのコメントが多くあり、充実した一日となった。




| Maki | D&Iイベント報告 | 10:38 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
D&I in Asia report 1影響のあるリーダー(Authentic Leader)が必要

Diversity & Inclusion in Asia 2012 (Hong Kong)に参加して(報告 その1)
堀 玲子

2年に1回、香港で開かれるDiversity & Inclusion in Asia 2012カンファレンスに11月6-7日の2日間参加した。今回は、特に経済的にもまた人材的にも、今後の可能性を大いに感じられるアジア地域での開催であり、カンファレンスは、多国籍企業におけるアジアを意識した実践的な話やケースが多く、大変有意義な2日間であった。

アジアを意識したD&Iは多くの可能性を秘めており、これを重点的に企業施策として実施していかなければ、今まで成功を収めてきた多国籍企業でも今後の継続的な成長は無いという決意もプレゼンターから聞かれた。

参加者は200人以上で、主にはアジアのリーダーとして働いている、または今後そのようなポテンシャルを持ち・関心が高い女性が積極的に参加していたようだ。その中で、アジア人以外(主にアメリカやヨーロッパ人)は1/3を占め、香港ベースのグローバル企業に働いているか、または本国からの参加者であった。
スピーカーは、アジアのリーダーの代表として、自分のストーリーや経験を語りさらにはその企業の取り組みを紹介した。

堀 玲子氏

プログラムは、基調講演以外にはいくつかのグループに分かれたディスカッション場や、テーマに沿ったワークショップを行った。特にアジアの中でのリーダーをどのように育成していくかまた女性ならではの特性をどのように生かし、強みに変えていくかという点もディスカッションのポイントとなった。

さらに、日本ではあまりなじみがないのが、LGBT(レスビアン・ゲイ・バイセクシュアル、トランスジェンダー)などの取り組みも紹介された。LGBTについては先日朝日新聞でも取り上げられ、ゴールドマンサックスやIBMの取り組みが紹介された。

【Power of Inclusion】要約
アジアは、特に多様性の集合帯地域の1つとして考えられる。その中で女性はクロスカルチャーD&Iに効果的な役割を果たし、またアジアのリーダーとして必要な存在である。誰もが、ビジネスリーダとして貢献できる。仕事場、市場、コミュニティの場それぞれで、インクリュージョンの定義がある。

1.Beth Brooke: Global Vice Chair,- Public Policy, Ernst &Young
女性でゲイであることを昨年、31年間働いている会社で打ち明けた。
現在は、1人のプロフェッショナルな人間として、活躍している。彼女は、現在は、D(Diversity)からIへ(Inclusion)へ動いている。これはD&I Journeyだが、自分の最も大きな気づきは、誰にとっても相違は気になることであり、誰もが自分自身でありながら成功したいと思っている。誰もがその中に包括されたいと思うとメッセージを伝えている。

2.Barbara So: Head of service management and Customer Charter Consumer、 Standard Chartered Bank( Hong Kong)
―香港ベースの銀行で障害者を対象とした顧客プログラム推進チームで、高齢化する香港において企業と顧客をどう繋いでいくかというプログラムを立ち上げた。これは7年間に立ち上げたD&Iのショーケースとして紹介され、新しいマーケットを開拓することが出来たと同時に働く社員のモチベーションを約束することが可能になったといったメッセージを与えてくれた。D&Iをより意識し、実践することがビジネスにつながるという例である。

3.Gillemo Aponte: president & General Manager, Coca-cola, Philippines
Coca Colaフィリピンで、小売店経営における女性サポートプログラムの実例、D&Iは、企業にとり持続可能なビジネス戦略である。
特にフィリピンでは、800,000件のパパ・ママストアが存在し、そのお店の経営は女性が重要な役割を担っている。コカコーラは、“Sunshine”プログラムを通じて、コカコーラの販売・消費者になってもらい、商品の流通の仕組、ビジネスの仕方アドバイスや少額融資をとおして、彼女たちのビジネスをサポート・改善し(自立支援)、結果として女性たちの能力を高め刺激を与えていく。

また彼女らがさらに色々なコミュニティで活躍することにより、経済的なツールとして動いてくれるというメリットも生まれる。加えてこれらのことはコカコーラという会社だけでは、物理的な援助は出来るが、政府からの技術的な援助や関わる女性の広がりも必要だと述べていた。

まとめ:
それぞれの人の“違い”には、目に見えるものもあれば、見えないものもあり、それぞれに価値があり、誰もが特別である。このような考えからインクリューションの力は生まれてくる。影響のあるリーダー(Authentic Leader)というものが必要とされている。




| Maki | D&Iイベント報告 | 23:40 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
D&I in Asia report 2 Gender Diversityを促進するのは気づき、ネットワーク、コミュニケーション

Diversity & Inclusion in Asia 2012 (Hong Kong)に参加して
分科会レポート:Including women at the top in Asia-what is going to take? 
堀 玲子

Including women at the top in Asia-what is going to take? 
*アジアの国々におけるシニアポジションにおいて、女性の代表として実際的に変化をもたらすことが必要か
*現在のGender Diversityの努力に対してのインパクトは単に時間の問題なのか?さらに加速する方法はあるのか?
*企業はこの努力を継続することが可能か、また、新しいアプローチはあるのか。
以上のテーマについて、以下の3点から3名のエグゼクティブから、その視点や経験をダイアログを通じて交換した。

1 まずは気づきが必要だ。経営陣の中には、トップのリーダシップになりうる女性がいるということをなかなか理解しがたい人もいる。

2 女性のネットワーク、例えば何かイベントを主催するなどして、外に出て行くことによって、女性にさらに自信をつけさすことが必要である。加えてリーダシッププログラムの実施。単純な質問を継続して行う。(このようなポジションがあるのよ。興味がない?)その後、具体的な例や経験を話すといったプロセスが必要。

3 早い段階でコミュニケーションを十分取ること。メンターやスポンサーシップの提供。(日本の企業ではスポンサーシップというものを所持している企業は少ないのではないか?)


 (ディスカッションの内容はこのようなイラストにまとめられました)

【Cross Asia Pacific】(例えばアジアの他の国への転勤など)
パイプラインも変化している、これは単に時間の問題だけではない。プラニングが必要。あなたはハイポテンシャルなのだと、ポジションへの準備をしていくことが重要だ。

【GENDER Diversity】
・女性の才能のプールがある。女性は消費者の要であるし、知識も増えてきている。56%は大学卒以上になっている。

・女性を外で教育することにより、さらに大きな人間になる要素が多くある。スキルセットの上達、生活の必要性、NGOや他の社会グループに参加することによって情報源をさらに多く得ることが出来る。

・多くの気づきが必要。特にカルチャー、リクルート、仲間と話すこと。

・特にアジアは新興経済で存在感を増している。その中でカルチャーの気づきが必要。



―Are you ready? I will support you. I will advocate you

個々に、それぞれのジャーニーを納得、確信させる。特にアジアのカルチャーの中においてそれは重要だというコメントがあった。

Q:Diversity of working place
アジアの中で、女性がどのように組織のカルチャーをサポートできるか。

・潜在的に女性の能力を引き出せるリーダーとしてのロールモデルを示す必要性

・ネットワーク、カウンシル、イベント、リーダシッププログラムを提供することでさらに女性がチャレンジしていける気持ちになるだろう。

アメリカンエキスプレスの例が説明された。
・シンガポールオフイス(Director /Vice president)の日本人女性採用のケース
日本で非常に有能な女性をシンガポールオフィスへ転勤(移動)させることを検討した。まず早期に良くコミュニケートをして時間をかけて会話する。働く場所が違うことは言葉の問題もあるし、移動といった場合でもプロセスを踏み時間を十分とること。仕事の期待を伝えること。さらにいろいろなサポートプログラムの活用が考えられる。

・シンガポール、タイ、日本、USAなど多くの場所を繋いで、定期的に話をすることが必要である。これらができるとオフィス間でのスムーズな移動も可能になるだろうし、女性でも十分やっていける。

・First-rising awareness, active role model, having conversations, asking question just a simple question.



Q:女性を、組織を越えてトップにするには?

・プランが必要、特にアジアについて働く場所が変わる場合は、(relocate)、問題をみつけ、解決に導くことが示唆された。

・GENDER diversityは、タレントプール、女性は消費の鍵を握っている。マインドセットが重要。責任をシェアする。組織は、柔軟性やさらに上質な人間になるために業務以外のトレーニングもサポートすべきであるということが述べられていた。

・加えて、組織の中でそのカルチャーを尊敬し、センシティブな部分の気づきなど、財政的な目的以外にも、さらにソフトな目的を作ることが大事だという点も語られた。そのためには役員会は多様性を所持しているべきだということも付け加えられた。



| Maki | D&Iイベント報告 | 10:14 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
GEWEL OPEN FORUM 2012 ご報告

GEWEL OPEN FORUM 2012は熱気に包まれ、盛会でした。
“Are You Ready?”― ManagementからLeadershipへの自己変革と成長を― 
藤井 幸子

11月16日金曜日、秋葉原のUDXビル、ギャラリーネクスト1で、GEWEL主催の、オープンフォーラムを開催いたしました。登録された参加者は100名以上で、役員クラスの方から、ミッドキャリアの女性、さらに男性も約1割でした。

プログラムは、GEWELの紹介を兼ね、日本におけるD&I推進の課題として、女性がさらにリーダーシップを発揮することが、日本再生のキーというオープニングで始まりました。



経済産業省経済社会政策室の坂本企画調査官から、これまでの日本の経済成長モデルと今後あるべき姿、そのために多様な人財を活かし、企業のパフォーマンスにつなげること。女性活躍推進はその試金石で、これまでの女性活躍推進を量から質にシフトする必要があること、海外での取り組み事例、経済産業省として取り組んでいる施策について話がありました。

 

次に、企業で部長を務める3名の女性リーダーがパネルディスカッションを通して、マネージメントだけでなくリーダーとしての自分がどう成長したか?どう自己変革をしたのか?を具体的事例を取り上げ、ご自身の言葉で語っていただきました。



一人のパネリストから、「女性は、自分の持っているビジョンや、野心を持っていることを発信しない傾向にあるので、リーダーの立場は自分のためだけでなく、部下のため、グループのためであることを認識して、前に進んだ方がいい」という重要なメッセージがありました。

経営幹部の男性リーダーを見ていて、どんなところが学ぶところか?という点では、「ポジションによって、視座が違うこと」、「会議などではストーリーをうまく組み立てて、他人を納得させる力があること」などがあげられました。

また、女性のネットワーキングの必要性について、「女性のリーダーは、年齢の開き、キャリアの開きなど、すでに多様な背景を持っているので、仕事やワークライフインテグレーションについて、一緒に話をすることは意味がある」ということが語られ、できればオフィシャルな女性のネットワーキングを持つといいという提言もありました。



参加者や若い世代の女性たちへの応援メッセージとして、
「今の流れをよくつかんで、自分なりに頑張るだけでなく、周りからの期待、何にどう貢献するかを意識した方がいい。あえて上司や周りに質問をすることも必要だと思う」。
「自分の快適ゾーンから一歩出て、自分よりレベルの高い人達と交流して、刺激をうけること」。「昇進できるチャンスがあれば、チャレンジした方いい。2倍くらい大変で、2倍くらい楽しいので、動かないと出会いのチャンスや変化が起きない」。



質を上げるという点で、ガラスの天井は女性自身が自分で作っているところもあるのでは?という女性に対する課題も投げかけられました。

最後の役員へのインタビューでは、日立ソリューションズ 執行役員、流通ソリューション事業部、事業部長の富永由加里様にGEWEL理事のアキレス美知子がお話を伺いました。

 

リーダーに求められるものは?
「以前はマネージメント主体でいかにプロセスを追うか?だったが、今は、夢を語れて、この人がリーダーだからついていく、ということが求められると思う」。



仕事のやり方が大きく変わったのは?
「部長になってから。徹底的に大きく違うのは役員になってから。それまでは部下の名前も全部知っている、顧客との接点もあったレベルでの判断力が求められたが、役員レベルでは、わからない情報をもとに判断しなければいけないこと。しかし、大きな規模でのビジネス判断となるので、将来も見据えた判断が可能になる」。

今後求められるリーダーシップでは?
「失敗を恐れない組織風土に変えることが大切」。

人事やD&I担当者へのメッセージとしては?
「制度は整っているので、権利として使うよりは、成長につながるように運用をうまくして、有効にD&Iを推進できるように、コミュニケーションに努力して頂ければいいのでは?」と言われました。

最後に、「社会的男女の役割意識(無意識の思い込み)にとらわれず、ある程度鈍感になって、自分自身を信じる力で自分の道を選ぶ覚悟をしてもらいたい。失敗した場合は、自分の行動を変えればいいのでは?」と自己変革と成長につながるメッセージを頂きました。

第2部では、グループ内で自己紹介や意見交換、そして、交流をしていただきました。皆さん活発に意見を交換し、時間が足りないようでした。



おかげさまで、2012年のGEWEL OPEN FORUMは盛会で、参加者の方からもインスパイアされたというフィードバックを多くいただきました。
| Maki | D&Iイベント報告 | 00:06 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
UN WOMEN事務局長 ミチェレ・バチェレ氏 Report

“UN WOMEN事務局長 ミチェレ・バチェレさんに聞く”に参加しました。
−Gender 平等と女性のエンパワーメントのために活動する国連機関 事務局長として初来日―
藤井 幸子

2010年までチリの大統領だったバチェレさんの講演会がありました。2010年のチリで行われたGlobal Summit of Women では圧倒的な存在感を示された大統領のバチェレさんがUN WOMENのトップになり、来日され講演ということで、国際的にみた、女性の平等、エンパワーメントという視点で、日本の女性へのメッセージを聞きたくて、参加しました。


写真:UN WOMEN Gallery’s photostreamより

始めに、ニューヨークはまだハリケーンからの復興中であること。3.11の東日本大震災での日本の経験から学ぶことがたくさんあるとのお話から始まり、そして、日本の101歳の詩人、柴田とよさんの詩“くじけない”を英語で紹介されました。

UN WOMENの推進する男女平等の面から、ひとにとっての安全に日本人の緒方貞子さんが大変貢献されたこと、そして、日本の神道には男女平等の原点があることも語られました。

「女性の力は、地球の持続性に不可欠なものである」。そのために、女性のエンパワーメントの面からは、意思決定レベルに女性が増えないと世界は変わらないことを強調されました。

例えば、紛争解決のための和平交渉にもっと女性が参加し、平和な社会へ導くこと。政治参加へのリーダーシップもグローバルな面から必要である。女性の参加によって、議論の仕方が変わってくる。OECDのデータでは、女性議員の数と社会政策の相関があるとのこと。社会生活やGenderの視点から考えられる女性議員の数が増えることで、予算の使い方や議論される政策が男性優位のところで考えられるものとは変わってくるということです。

UN WOMENの立場として、男女の異なる特異性を活かして、戦略的な考え方で、Gender sensitiveな課題に取り組んでいるとのことです。

「女性リーダーが能力を発揮していることが、目に見えるようなると変化が起きる」と言われました。そのロールモデル例として、フィンランドの前大統領、タルヤ・ハロネンさんの例とご自身がチリの国防大臣に就任した時のことを話されました。女性でもできるマインドを醸成することだそうです。日本のように、一時的に女性大臣を据えても、その次はまた男性ということでは、実績を見せる前に変わってしまい、変化が遅いのは当たり前ですね。

女性の政治やビジネスの意思決定レベルへの参加について、クオータ制やパリティ法(候補者を男女1:1で出す)を、特別措置としてとらないと、何も起きないとも言われました。

*クオータ制:「割り当て、分配、分け前」の意味。もともとは政治における男女間格差を是正するための暫定的な方策で、議員・閣僚などの一定枠を両ジェンダーに割り当てる制度を指します。クオータ制発祥の地であるノルウェーの指導者は「社会が人口の50%を占める男性にのみ指導的立場を与えるなら、その社会は残り半分の人口の才能を無駄にしている、人間の持てる潜在能力を活用していないことになります。それは、ビジネスコミュニティーにとって、競争力を失っていくということです。才能のある人は、それに適した立場に就くべきです」と言っています。

さらに、10月にあったIMFのラガルドさんの講演でも、世界的に女性がリーダーシップポジションをとり、経済機会への阻害要因を取り除くことを勧めているように、バチェレさんも女性が経済成長へ貢献できるポテンシャルがあり、Gender Gapはその国の経済成長要因と相関することに触れました。

先進国の男女の収入格差は17から19%であるのに対し、日本では、女性の収入は男性の3分の2であること。日本の女性就労者のM字カーブ現象、その原因として、日本文化、社会的通念の男女役割分担などにも言及されました。また、経済同友会の行動宣言には大いに期待されているようです。

さらには、女性への暴力についても。前の晩に東京タワーのパープルカラー・キャンペーンのイベントにも参加されたそうです。日本におけるDVの発生頻度がかなり高いこと。さらには公共の場におけるセクハラ、ストーカー行為などは人権という視点でみるべきで、日本のDV予防の施策を実行するときであるとも言われました。

お話は、UN WOMENの活動全般にわたりましたが、非常に良く調べられていると感心しました。講演も原稿を読みながらではないのです。キーワードはメモ程度にお持ちだったと思いますが、スライドも使わず、原稿を読んでいるというものではありません。さすがに世界的なリーダーとなる女性だと感心することしきりでした。

バチェレさんは滞在中に日本政府の高官とも会い、きっと国連としての勧告をしておられると思いますが、日本は国連に相当の支援金額を出しているので、まずは感謝されたようですが、男女平等、女性へのエンパワーメントという観点で、おっしゃりたいことはたくさんあったと思います。

尚、記者クラブでの会見の様子が、YouTubeで見ることができます。通訳付です。ご参考までに。
http://www.youtube.com/watch?v=ZM491dCC8mw
| Maki | D&Iイベント報告 | 01:08 | comments(0) | - |
NPO法人GEWEL
リンク:女性管理職・役員の登用・活用状況のアンケート調査結果:経済同友会

「意思決定ボード」の真のダイバーシティ実現に向けて

 〜女性管理職・役員の登用・活用状況のアンケート調査結果:経済同友会
http://www.doyukai.or.jp/policyproposals/articles/2012/121016a.html
| Maki | D&Iイベント報告 | 14:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
Diversity&Inclusion入門編ワークショップ

私の Diversity & Inclusion ジャーニー ワークショップを開催しました

GEWELでは、Diversity & Inclusionを理解し、実践する方が増えることを目的として、“私のD&I Journey ワークショップ”を企画、実施しています。
8月29日(水)は、セルフエンパワーメントとD&Iをテーマにワークショップを行いました。

D&Iジャーニーの意味を説明し、その第1歩として、自分は何者?を考えるワークショップとして位置付け、セルフ−エンパワーメント即ち自分自身の持つ力に気づくために行いました。前回はやる気スイッチをみつけるという目的で行ったものですが、再度、出来事とその時の自分の気持ちを思い出し、エネルギーレベルがどの位だったかのワークをしてもらいました。そのツールとしてライフチャートを書き、スイッチオフになった時の出来事とその時自分はどんな気持ちだったか?さらにそれはなぜか? また、スイッチオンになった時の出来事とその時の気持、それはなぜ?を質問していくと、自分のスイッチオンとスイッチオフ、そして自分がわくわくするのは何が要因になっているのか?を見つけることができました。

このワークをする中で、自分自身の思い込みに気づき、特にネガティブな思い込みは、視点を変えることで、少なくとも0か、うまくすればポジティブ(自己肯定感を高める)にもなりうると考えます。
セルフエンパワーメントという概念を、自分の中にいる龍(ブータンの王様が福島の小学校を訪れた時、話した龍の話*)を育てることと言い換えてみました。
私達は、自分の知っていることが基準だと考え、それが正しいことと“思いこみ”、異なるものに対して間違っているという感情を生み、他者を排除することにつながると思います。即ち、自分のコアとなる部分があれば、ほかの人も同じように、それぞれのコアを持っていると考え、自分を尊重するし、他人も尊重することにつながると考えています。それがDiversity&Inclusionを理解・実践していくことになると思います。

参加された方からのFBには、自分のスイッチがオンになる時、オフになる時を考え、気づいた。多くの方は、自分の存在価値が認められることが、オンになり自信につながる。別の視点、全く異なる世界に自分をおいたり、他のことを考えることが、落ち込んでいる状態から抜け出せるなど。ある程度共通した部分がありました。

*昨年ブータンの国王夫妻が福島の被災地を訪れ、小学生たちに話した、龍のはなし(以下はブータン首相フェローとしてブータンで働く日本人、高橋孝郎さんのブログからの引用です。)
“A dragon is nothing but our personality. A dragon exists and lives in the heart of each one of us. A dragon thrives bigger and stronger as one grows older and accumulates experiences, and one must always be in control of one’s own dragon. I tell the children of my country to feed their own dragon. I hope you will feed your own dragon, too.”
“龍というのは、人格のことです。ですから龍は、わたしたちの一人ひとり、誰の中にでも住んでいます。龍は、わたしたちが歳を重ねるにつれて、わたしたち一人ひとりの経験を糧にして、大きく強くなります。大切なことは、その龍をたえずコントロールすることです。
わたしは、ブータンの子どもたちに、自分の龍を養い育てなさい、と言っていますが、皆さんも自分の龍を養い育てて下さい。”

| Maki | D&Iイベント報告 | 14:08 | comments(2) | trackbacks(0) |
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APEC:バランスのとれた日本のイメージを伝えること

APEC女性と経済フォーラムに参加して
アキレス 美知子

6月28日(木)〜30日(土)の3日間、ロシアのサンクトペテルブルクで、APEC『女性と経済フォーラム』が開催され、太平洋を取り囲む21の国と地域から、官、民、NGO、学会関係者など約300人が参加しました。日本からは、横浜市長の林文子さん、大塚製薬常務執行役員の笠章子さん、NHKクローズアップ現代キャスター国谷裕子さん、イー・ウーマン社長の佐々木かをりさん、HASUNA社長の白木夏子さん、そして私も代表団の一員として出席しました。

インドネシア大臣と。

国際会議、特に女性関連のテーマでは、日本はよく「いかに遅れているか」の例として引用されます。「女性リーダーの数が先進国の中で最も少ない」とか「男性育児時間が週30分」など。確かにデータだけを見るとそのとおりですが、実際、企業人、起業家などいろいろな女性と接していると、彼女たちのパワーと活躍にはワクワクすることも多い。そこで今回参加にあたって、自分なりの方針として「日本の良いところもしっかりアピールする」と決めていました。

『女性と革新的な経済成長』をメインテーマに、3日間にわたって活発な議論が展開されました。私は初日のPPWE(女性と経済に関する政策パートナーシップ会議)のHuman Capital(人的資源)についての発言者として、そして2日目の分科会のWomen in Corporate Management(企業経営における女性)のパネリストとして参加しました。

パネルの様子。 PPWEでの様子。

日本の厳しい現状をふまえながらも、一例として資生堂の女性活躍推進の軌跡を紹介し、10年前に比べると、かなり女性リーダー比率が増え(5.3%から22.9%へ)、女性が少ない技術・科学分野においても、当社においては全研究者の約半数が女性であることなどを具体的に紹介しました。

また、パネルディスカッションでは、課題として部長以上の女性比率がまだ低いことをあげ、「執行役員の仕事は大変チャレンジングで、時には孤独ですが、成果をあげたときは大きな充実感があります。女性にもぜひ、リーダーとして上を目指してほしい」と発言すると、ロシアやアメリカのパネリストからも共感の声が上がりました。
会場からも、「一番活発なパネルで満足。本音トークが聞けて良かった」とのフィードバックがありました。パネリストは、ロシア3名、アメリカ1名、日本からは私に加え、モデレーターとして国谷裕子さんが参加し、素晴らしい采配で会を盛り上げてくれました。

エカテリーナ宮殿にて。
ロシア代表団と。

3日間を通して、他国の参加者から、「大変わかりやすくて良かった」との声を多くいただき、様々な交流ができました。これは私だけでなく、積極的に発言を行った日本代表団メンバーの存在が大きかったと思います。やはりアピールすべきところはきっちり発言し、バランスのとれた日本のイメージを伝えることが重要だと改めて感じました。

尚、このフォーラムの成果は、今年9月に開かれるAPEC首脳・閣僚会合(開催予定地:ロシア・ウラジオストク)にて報告されます。
| Maki | D&Iイベント報告 | 14:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
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GSW report No.5

Social Entrepreneurship:Doing Good and Doing Well-報告
藤井 幸子

Women Help Womenの活動方針を報告しました。
-Issues Track Social Entrepreneurship:Doing Good and Doing Well-

Global Summit of Womenの最終日、Break out Sessionの一つで、社会的課題にチャレンジする起業家のケースレポートでした。
始めに、フランスのHuman Global Reachという企業家や企業、研究所、NGOをサポートするインキュベーション団体の活動内容の紹介があり、起業家精神と持続性というキーワードで団体の支援を行っています。

次にChonchanok ViravanさんはBusiness Professional Women International(BPWI)の代表だった方で、タイ国内における社会的課題にどう取り組んだか?主として環境によい技術プロジェクトの紹介でした。Chanchanokさんはタイの女性リーダーのトップにおられる方で、男女共同参画に対しても大きな影響力のある、とても高いエネルギーを持った方です。
http://www.cs.purdue.edu/external_relations/alumni/alumni_in_the_news/Chonchanok%20Viravan.ReviewAsiapdf.pdf (Asia is talkingで彼女が取り上げられた記事です。)



最後は、日本から東北被災地の女性支援のプロジェクト“Women Help Women”のビジネスプランを西田治子さんが説明しました。被災地の女性たちがスキルを身につけて、自立できるようなスキームを考えています。
これは、原材料をフェアトレードで入手し、若手女性デザイナーにコンペで日本でも価値ある製品として消費者が欲しくなるようなデザインをしてもらい、被災地の女性たちが身につけたスキルで製品化したものを、市場にアクセスできる方法をサポートするというビジネスモデルです。原材料を生産する人にも、最終消費者のニーズがわかるように、すべてのシェアホルダーがWIN WINの関係になるといいと思っています。http://www.women4women.asia/

このプロジェクトのきっかけはGSWのキーパーソンの韓国のSun Joo Kimさんを中心とした、韓国の女性リーダー達からの基金を被災地の女性や子供たちに役立てたいということから始まりました。日本の女性としても韓国からの支援にこたえられるようなサポート体制を作らなければいけないとスタートしたものです。西田さんが発表した時、3.11の津波が町を押し流している写真、子どもが呆然として写真なども見せました。聞いていた人の中には、このビジネスプランにサポートが必要だったら、私に連絡して。。。というofferをしてくれた方が、何人かいらして、心強く感じました。

その中には、国連のUN−Women関連の事業をしている方がいて、フェアトレードとうまくつなげられたら、国境を越えて、Women Help Womenを具体化できるものになると考えます。


写真は西田さんと支援を申し出てくれた方達です。
| Maki | D&Iイベント報告 | 10:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
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GSW Report No.2

Global Summit of Womenの女性たち
藤井 幸子

6月初めのメルマガで書きましたが、5月末から3日間アテネで開催されたGSWのテーマは“Women, the engine for Economic growth”でした。
世界中で起きている経済危機を考えると、いま十分に能力を発揮できないでいるセグメントとして、女性の貢献が強く期待されていることは、皆様もいろいろな情報源でご存知と思います。
私がGSWで出会った、ビジネス女性3名をご紹介します。



デンマークのWomen Power Factory(カラフルなかわいい靴を作っています) を経営するUlla Hentzeさんは、今の夫は3人目、子どもは6人(自分の子供4人、アフガニスタンの戦争孤児2人)を育てた、大したお母さんです。初めの夫が芸術関係だったので、デザイナーになり、そのうちに靴を作るようになったとか? 昨年も会っている人で、笑顔の美しい、なんだかたっぷりした女性です。中国で靴を生産しており、初めはカンフーシューズを作っていたということです。布製の靴で楽しそうな製品をハンドメイドで作り、Webショップで販売しています。子供を6人も育てながら、仕事もして、確かにパワフルウーマンです。いつも楽しそうな笑顔だからこそ、多少のハードルは乗り越えられるというような女性です。



アイスランドのアーティストのGegga-Helga Birgisdottirさんは、SmilerというBrandを作っています。
“Be a SMILER and change the world”という本を書いており、「スマイルが、人生を世界を変える」と言っています。この写真の製品は口にくわえて、笑いをとる。。。為のものだそうです。自分はArtist, Creator&Smilerだと自己紹介していました。Geggaさんのサイトには、自分の信念や生き方についてのメッセージが書かれています。ちなみに彼女の前職は看護師、助産婦とあります。



インドから毎回GSWに参加して、自分のブースを開いているFarah Kahnさんは、Farah Shawlsのオーナーです。インド国内や国際的な展示会でブースをだし、いろいろな国の人とコンタクトを経験し、その人たちに合わせたデザインで、豪華な刺繍が施されたショールやカシミヤ、パシュミナなどおしゃれなものを出品しています。また、ファーラさんの製品はFairTradeで作られており、伝統的な織物や刺繍工芸の持続的伝承にも役に立っているそうです。

GSWに参加する女性たちは、おしゃれな人が多いためか、ファーラさんのブースはいつも盛況です。毎年出店していることもプラスに影響していると考えられますが。私もGSWに参加するたびに何枚か買っています。今年は今までになく、日本的なイメージのものも出していました。日本ではインドリームの長谷川さんとビジネスパートナーとなっています。また、東欧の女性ともパートナーシップを結んでいます。非常にビジネスマインドのある、かつタフな女性です。

皆さん、GSWのような機会を利用し、ネットワークを構築して、ビジネスにつなげています。個性豊かで、少しくらいのことではめげないし、ヒトとの関係性を作ることが上手な、感性に富む女性たちです。
| Maki | D&Iイベント報告 | 13:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
GSW report No.4

今必要なのは「メンタリング」それとも「スポンサーシップ」?
(株)クオリア 代表取締役 荒金雅子

日本でも、女性のリーダーシップ開発や管理職登用の施策として年々実施する企業が増えているメンタリングであるが、GSWにおいてもその関心は高く、毎回人気のセッションである。
今回のテーマは、「Mentoring vs. Sponsorship」
マクドナルド(米国)グローバルダイバーシティチーフオフィサーのPatricia Harrisさんはwebメンタリングについて、Swiss-Re(スイス)のNia Joynson-Romanzinaはスポンサーシップについて語ってくれた。



オラクル(スペイン)ヨーロッパ所長Gloria Lorenzoさんはクロスメンタリングをテーマに昨年に続き2度目の登場。オラクル・アメリカンエクスプレス・コカコーラの3社で共同実施している「Cross-Company mentoring」についての発表だった。内容は昨年とほぼ同じなので興味のある方は弊社のHPを参照して頂きたい。クロスメンタリングに取り組む企業は徐々に広がっているようで、昼食で同席したダノン(仏)人事担当副社長Muriel Penicaudさんも、IBMと共同でクロスメンタリングを実施していると語っていた。

スポンサーシップについては、ハーバードビジネスレビュー(HBR 2011年2月号)でも「メンタリングでは女性リーダーは生まれない」というテーマで特集を組まれていたホットな話題。HBRの内容は、真に女性のエグゼクティブを増やそうと思うなら、メンタリングではなくスポンサーシップこそ有効だというもの。
スイスの再保険会社「Swiss Re」でダイバーシティ部長をしているNia Joynson-Romanzina さんもその点を強調していた。メンタリングは、女性に勇気や自信を与え自律的にキャリア形成し、主体的な行動力を醸成するものとして一定の効果を発揮している。
一方で、エグゼクティブクラスの昇進や昇格では圧倒的に男性が多いという現実。Niaさんは、そこにメンタリングの限界があると言う。それはなぜか?彼女は、女性についたメンターは、キャリアを進めるために必要な組織的な影響力を持っていない傾向があると指摘する。また、より上級職になるにはスポンサーなしでは不可能だが、従来のメンターは女性メンティを引き上げることに消極的な態度を示すことが多かったという。
メンタリング制度は表面的に女性の昇進に取り組んでいる姿勢を示しているだけで、現実の数字を変えることには必ずしも役立っていないのでは、という問題意識のもと、Swiss Reでは「スポンサーシップ」を意識したメンタリングに取り組んでいるそうだ。

この点は、私も大いに共感するところだ。一般的に女性向けに適用されているメンタリング制度の多くは、組織の次世代リーダを育成するリーダシップパイプラインとは区別されており、メンティの明確な育成支援計画があるわけでもない。あくまでも、メンティのキャリア開発や社会・心理的支援に主眼がおかれたモノになっている。そのため、より上位職への意向をもつ女性には物足りない制度になっていることも少なくない。

NiaさんはAdvocate(擁護者)とMentorの違いを列挙し、スポンサーとしてメンティを支援する重要性を説いた。
スポンサーとメンターの役割の違いをみると次のようなことがあげられる。メンターはロールモデルとして見本となる。精神的な支えとなりフィードバックやアドバイスを行う。社内政治について教えキャリア開発を支援する。一方スポンサーは、メンティの昇進・昇格のために最大限の影響力を発揮しその実現を助けることにコミットする。積極的にキーパーソンに引き合わせたり、挑戦的なテーマを与えたり機会を提供しその成果を見える化させることを支援する。また、時には他からの非難や中傷から守る役割も果たす。

女性が上位職につくためには、本人の努力だけでは限界がある。組織の論理や仕組み、暗黙のルールを知り尽くした強力な支援者(スポンサー)が不可欠なのだ。昇進に関しては男性も同様だと考える人は多いかもしれない。しかし男性中心の職場で少数派である女性が上を目ざそうとしても、グラスシーリング(ガラスの天井)がその道をふさぎ圧倒的にチャンスが少ないことは紛れもない事実だ。

ダイバーシティ・女性活躍を推進している企業で構成されるNPO法人J-winの調査では、調査企業の80社の中で、女性課長職は7.9%、部長は4.2%、役員に至っては3.6%という少なさ(2012年ダイバーシティセンサスより)。これらの現実を考えると、制度的なスポンサーシップの導入は、ポジティブアクション施策として非常に有効だと考えられる。

ここ数年、メンタリングは女性のリーダーシップの大きなテーマだったが、今回「スポンサーシップ」に視点が変わってきたのは、それこそが成果に向けたより有効な取り組みだと考える企業が増えてきた結果だろう。
 現在、女性のキャリア開発やリーダーシップ開発を目的としてメンタリング制度に取り組んでいる日本企業も、今後は「スポンサーシップ」を意識した取り組みを検討する時期にきているのではないだろうか。
                                     以上
*Mentoring vs. Sponsorship セッションの詳細資料は、下記からダウンロード出来ます。
http://www.globewomen.org/summit/2012/Agenda%20with%20Presentations.html

| Maki | D&Iイベント報告 | 14:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
女性がもっとリーダーシップを Global Summit of Women 2012 @アテネ

速報 Global Summit of Women 2012 @アテネから
―テーマはWomen: The Engine of Economic Growth(女性は経済成長のエンジン)
藤井 幸子

今年のGlobal Summit of Women 2012は、5月31日から6月2日まで、経済危機まっただ中のギリシャはアテネで開催されています。世界70ヶ国、約900名の参加者(ほぼ女性)が一堂に介し、課題について話し合いをする、女性のダボス会議と言われているものです。今年はアジアからの参加者が目立ちます。マレーシア 70名、中65名、南アフリカ50名、USA 50名、ベトナム 48名、スペイン 40名、モンゴル 35名、コンゴ 25名です。日本からの参加者は13名でした。

オープニングに先立ち、ギリシャ発展担当大臣のYiannis Stournaras氏から “Business Opportunities in Greece and southeastern Europe”というタイトルで講演がありました。経済危機にあるのはギリシャだけではない。これはEU内部の南北問題である、という始まりでした。

EUに参加して以後、ギリシャ政府のしてきたことの反省(公務員を増やし、減らすことをしてこなかった、リーマンショック以後も競争意識が欠如していたことなどとともに、現在の経済状況についての話がありました。税率を上げたこと、賃金カット、企業が雇用を減らしていることなどです。ちなみに若者世代の失業率は50%とのこと。そして、対策の進行状況が遅れていること、変革しなければいけないことが山積みだということなど。どこの国でも同様に、強力なリーダーシップが見えない話でした。

そこで出てきたコメントは、「女性がこれだけ集まっているのだから、もっと積極的なことを話したらどうか」という意見や学生グループからは批判的なものが相当出てきていました。タクシーの運転者さんから、「ギリシャはヨーロッパの起源だから、EU各国はサポートするのが当たり前」という発言もありました。



開会式では、最近のデータでは世界の投資家のうち女性が40%を占めていることが紹介され、21世紀は、女性が経済成長のエンジンであることを強調していました。「この経済危機にあるときこそ、歴史をなぞるような男性たちに任せるばかりでなく、女性がもっとリーダーシップをとり、危機をチャンスと考えることができるのではないか」という提言から始まりました。

開催国ギリシャの大臣に始まり、継続して参加しているベトナムの副大統領からは、自国内の数字だけでなく、政治、経済でも女性のリーダーが増えることとは成長のカギになる。 環境への配慮や新しい道を切り開ける女性の能力をもっと使うことが望ましいとのコメントがあり、そのためには政府がインセンティブを女性に与えるべき(組織内でのポジションに対し)、起業家精神ともった女性リーダーを増やすことがキーとなると言われました。



女性のリーダーシップが国を安定させた例として、ルワンダが紹介されました。ルワンダでは、48%のビジネスは女性がオーナーで、国会議員の55%が女性という中で、政情、経済が安定してきたとのことです。

その後、ビジネスリーダーのパレードでは、参加者の中から女性のボードメンバーの自己紹介がありました。ナイジェリアのStandard Charter BankのCEO, MCM CEOなどに加え、日本からはプルデンシャルの深沢さんが紹介されました。

オープニング後のリセプションでは、同じテーブルにはスイスの男女共同参画のヘッドやデンマークから来た靴を作っている女性起業家、ノボノルディスクの女性といったメンバーが集い、いろいろな話をすることができました。

街を歩くと、「ほんとに経済危機か?」というくらい危機を実感することもなく、道路は清掃されて、10年前に来た時とは比べ物にならないほど、きれいになっていました。博物館では子供たちが自分たちのアイデンティテイを学ぶために、校外授業をしていますした。教育を通して、自分はどこから来たのかを知り、自信を持たせるようにしなければいけないという基本的なことが継続して実行されているそうです。その一方、このところ自殺が後を絶たないという悲劇も聞きました。

| Maki | D&Iイベント報告 | 13:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
Event Report 4.23 “GEWEL Entrepreneurs”

Launch Event for “GEWEL Entrepreneurs”
Michiko Sugita, Director, NPO GEWEL  

We launched our 1st GEWEL Entrepreneurs get-together event on April 23, 2012, at Egg Japan , situated on the 10th floor of the Shin-Marunouchi Building. We had 75 attendees, exceeding our target of 60, and it was a truly diverse mix, including 18 non-Japanese. Also, more than half of the participants were men, unprecedented for a GEWEL event in which typically, the great majority of the attendees are women. Although entrepreneurship is picking up speed in Japan and there are now quite a number of entrepreneurs’ groups, GEWEL Entrepreneurs will hold a unique position in that we target the creation of a platform where entrepreneurs engaging in global business can mix and network with female entrepreneurs and non-Japanese entrepreneurs —groups that tend to work independently but whom we believe can be true change agents for the Japanese economy through their unique perceptions. The attendees truly met the criteria, not to mention the many other participants, including government officials, university professors, bankers, investors and venture capitalists. Their varied participations truly were a nice surprise and a huge bonus. For the growth of true entrepreneurship, an ecosystem with many supporters in finance, the consulting world, and government, to name a few, is crucial, and we need more of that in Japan.

After the introduction of our NPO GEWEL and an explanation of our directors’ decision to launch GEWEL Entrepreneurs, our supporters spoke on what they do and why they care about what we are trying to accomplish together. Although their main job title is as shown with each picture below, many of them hold multiple roles in different organizations, practicing D&I (Diversity and Inclusion which is what GEWEL does) daily. For those who are interested in looking closely to what they do, please refer to their websites.

  
Mr. Katsunori Tanaka, Managing Partner, Supporting Unit for Creating New Business
Area Brand Management Dept., Mitsubishi Estate Co., Ltd.  http://www.tokyo21c-club.com/open/english/index_f.html


Ms. Yukiko Hirai, Representative Director, Self Wing
 (http://www.selfwing.co.jp/, http://www.future-labo.jp/)


Ms. Kyoko Spector, Representative Director, Spector Communications (http://www.spector.co.jp/company_en.html)


Andrew Silberman , President, AMT group (http://www.amt-group.com)



Presentations and networking

For future events, we are planning study groups and seminars focusing on certain topics, which we will crystallize after getting feedback from the attendees through our questionnaire. Our next GEWEL Entrepreneurs event is scheduled to be on Thursday, July 19th, 2012, and we welcome all who are interested!

End
| Maki | D&Iイベント報告 | 14:03 | comments(0) | trackbacks(1) |
NPO法人GEWEL
GEWEL Entrepreneurs レポート

第1回 “GEWEL Entrepreneurs” (Launch Event)開催しました!
藤井 幸子 

4月23日、GEWELとして起業家の方を対象とした、プログラムを展開するに当たり、初めてのイベントを実施しました。
グローバル化は日本社会にも変化をもたらしています。そんな中で起業家精神を考えるときに、自立、リーダーシップ、リスクをとる、革新的、などいろいろなキーワードが考えられます。ある意味ではリーダーシップを具体化している人達だと考えます。Globalな視野にたつ起業家精神を広めることを目的として、起業家(これから起業しようと考えている方)向けの活動も必要だと考えております。
第1回目として、当日の参加者は全部で75名(本当に多様な背景をお持ちの方が参加されていました)、起業された方、起業家のインキュベーション的役割の方をゲストスピーカーに迎え、ネットワーキングも兼ねた会を企画しました。GEWEL理事のシンハ、杉田から今後の提供プログラムの概要を説明し、ゲストスピーカーの方は新丸ビルにある日本創生ビレッジの責任者である田中克徳氏(三菱地所(株) 街ブランド企画部新事業創造支援ユニット)、子供向け起業塾をglobal/日本で展開しておられる平井由紀子氏((株)セルフウィング 代表取締役)、ご自身が起業するに至ったストーリーを話された京子スペクター氏(スペクター・コミュニケーションズ 代表取締役)、起業家に求められる3つのC とは?についてAndrew Silberman氏(AMT group代表)でした。最後は参加された皆さんが、終了時間過ぎまで熱気の入ったネットワーキングで交流されていました。

杉田 典子

2012年4月23日(月)新丸の内ビルの10Fにある日本創生ビレッジ(Egg Japan )にてGEWELの起業家セグメントのlaunch eventを開催致しました。
当初は60名の定員のところ、75名の方にご来場頂き、また、その内18名は外国籍の方で、更に半数以上が男性と、普段のGEWELのイベントとは少し違った参加者の様相でした。起業家機運が盛り上がる中で、さまざまな起業家団体が存在しますが、GEWEL Entrepreneursが他の起業家団体と違う点は、女性起業家+外国人起業家+グローバルビジネスに携わる起業家達が集い、互いが持っている情報共有をするプラットフォームであるという部分です。今回は正にこの趣旨にぴったりの集まりとなりました。
当日のプログラムはGEWEL理事によるNPO GEWEL及びGEWEL Entrepreneursの紹介の後、このlaunch eventや今後の活動をサポーターとして一緒に盛り立てて頂く方々からご挨拶を頂戴しました。それぞれのメーンの肩書きは写真に添えられている通りですが、皆様その他にも数々の役割を同時にこなされている、まさに常日頃からD&Iを自然に実践されている方々です。ご興味のある方はそれぞれのHPにてご確認ください。
  
 三菱地所(株)街ブランド企画部新事業創造支援ユニットマネージングパートナー 田中 克徳氏

(株)セルフウィング 代表取締役 平井由紀子氏 ( http://www.future-labo.jp/)

 スペクター・コミュニケーションズ 代表取締役 京子スペクター氏

President, AMT group Andrew Silberman氏

堀氏  シンハ氏 

  
 その他、プレゼンテーション風景、ネットワーキング風景

今後の活動内容は、テーマ別の勉強会やセミナー等の企画をする予定ですが、参加者の方々へのアンケートを元に、フィードバックを生かしながら内容を決めていきたいと思います。

次回は7月19日(木)に予定しておりますので、まだ起業されていない方も、起業するかどうかまだ分からない方も、内容にご興味あれば是非ご参加下さい。

| Maki | D&Iイベント報告 | 00:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
第1回 D&I journey ワークショップレポート

My D&I journey ワークショップ第1回目を実施しました。
藤井 幸子

3月28日第1回My D&I Journey、副題としてやる気Switch-onというタイトルでワークショップを実施しました。改めてその目的とすることをまとめてみたいと思います。

D&Iは、異なること、同質のことを認識し、お互いを尊重し、その中で自分らしく居られること、自分と周りの人の成長を通して、組織の持続性につながることが目的です。また、このワークショップを通じて、一人でも多くの方に“D&I journeyが異なるひと、文化などと接して、世界が広がり、わくわくするものであること”を体験してもらいたいと考えています。

D&I journeyの初めのステップとして、どんなプロセスを経たときに自分にSwitchが入るのか、さらに、環境や状況の変化を受け入れつつ、どうしたら自分らしさを保っていられるのか?を知ることをゴールに設定しました。
その方法として“自分のことを語りなおす”というセッションを、ペアインタビューで行いました。自分がつらかったこと、しんどかった体験を、思いおこしながら、その時の気持やそこからどうやって切り替えたのかを話し合ってもらいました。参加者のみなさんからは「話していく中で、自分のスイッチが何かに気づいた」、「自分の言葉で語りなおすことが大切だと感じた」などのフィードバックを頂きました。

自分のことを語るという行為を通して、自身のアイデンティティはどこにあるのかに気づきます。まず、誰の子どもなのか?、男性か女性か?、自分にとって大切な人はだれか?、家や職業、仕事に始まり(これこそ、Diversityの切り口です)、経験や文化に基づき自分にとって当たり前のこと(これも個人で違うDiversityの切り口です)は何かなどに気づくことにつながります。

私たちは、異なることに好奇心を持つことが、Inclusionの第一歩だと考えています。生きていく中では、つらいことや耐え難いこともあります。その時点では、一つのことに固執していたり、思い込みが強かったり、いろいろな視点で考えられないことが多いと思います。しかし、時の経過とともに、同じことを語ってみると、別の視点でそのことが見えてくるようになるのです。そこで、さらに掘り下げて、なぜそう考えられるようになったか?など、問題点が整理され、思い込みも払しょくされて、新たな見方が広がっていきます。
このようなプロセスを重ねていくことで、自分の中に多様性があることに気がつき、また、自分の“らしさ”を発現するSwitchがどこなのかを探すようになっていきます。自分が変化・成長していることにも気づくことができるようになります。

日常的に時間の余裕のない中で、一人で考えていると、違う視点でものを考えるのは容易ではありません。しかし、話す相手がいると、その人の反応により、別の視点が見えてくることがあります。ほかの人の話を聴いて、ある言葉に反応する自分に気がつくことがあると思います。それは自分と似たような経験や事象を話す、ほかの人の言葉に共感し、納得できるからだと思います。


生きていく中で、ひとからエネルギーを貰うことはよくあることですが、自分もほかの人に良くも、悪くもエネルギーや刺激を与えています。自分の言動が人に影響を与えていることに気づくことも、D&I journeyの過程で起きることだと思います。
第1回目のワークショップでは、自分の中のまだ見ぬ多様性に気づき、それを受け入れて、多くの引き出しを持ち、様々な状況に対応できる基礎力をつけ、自らを尊重できるようになることが目的でした。次のステップとしては、ほかの人への影響力に気づくセッションを開催したいと企画しています。ご期待ください。


| Maki | D&Iイベント報告 | 01:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
GOLDシンポジウム参加者レポ−ト

GOLD3Cシンポジウム参加者からレポ−トが寄せられましたので感謝をこめてご紹介します。シンポジウム全体レポ−トはこちらまで
 * * * *
変化を受け入れること、リスクの中に自ら飛びこむ勇気が必要
田中 由紀子さん((株)インテージ マーケティングイノベーションユニット 消費者情報開発部) 

■GOLDシンポジウムに参加して  
 周りはほとんど英語が話せる人ばかり、かつ世界各国の人が集まる大イベントとなっており、会場に入り、ちょっとびっくり・・・。 最初に同じテーブルの人に、国籍関わらず挨拶及び自己紹介をしてくださいとのアナウンスにまたまたびっくり・・・。
 ダイバーシティといっても、さまざまな解釈がありますが、午後の講演は、「いかに女性の活用をしていくか」ということでした。
 いろいろな人とお話する1日で、いつも机で黙々と仕事をしているのとは大きく違い、脳みその違うところを使った1日でした。

基調講演1 「危機こそチャンス:ダイバーシティへの新たなチャレンジ」黒川清氏   
 日本におけるリーダーシップの問題について言及されていたことが印象的でした。
 子供は興味・好奇心が旺盛なのに対して、大人になるとなぜクリエイティビティが失われてしまうのかは、日本の教育に問題があると指摘され、子供のころから、様々なバックグラウンドをもった人(=国を越えた)と接する機会を作るべきだとお話がありました。小さいころから、社会的変革に携わることや社会貢献、ボランティア活動などを通して、社会の役割を理解することが大事であり、学歴が高いばかりでレールが敷かれた上をただ進むような教育に問題があると訴えておられました。
 また、震災などにより、先が見えない今こそ過小評価されている”女性”の活用が重要であり、”女性”に注力するべき、そして、Connection(協働力)、Crieitivety(創造力)、Collaborate(人脈構築力)が大事であるということで、お話をしめくくられました。

「人材活用・開発の戦略的取り組み:実践と成果」住友化学(株)(株)資生堂、三菱東京UFJ銀行   
 三社の中では、住友化学(株)執行役員の高尾さんのお話と(株)資生堂執行役員アキレスさんの取り組みのお話が印象的でした。
 高尾さんからは、変革にあたり、評価の方法を変えたことについてお話がありました。今まで、できる人に仕事がつく傾向があったが、評価の方法を「職能」から「職務」に変更し、「人」ベースではなく「職務」ベースで評価することで、評価の統一性がはかれたとのことでした。また、評価軸に個人の行動「Behavior」を追加したことも重要な点として話されました。
 氏によれば、グローバルリーダーになるための最大の秘訣は、コミュニケーション力である。また相手の立場を分かって自分の信念を貫くことが大事であるとおしゃっていました。そのためには、会話力や相手を尊敬する気持ちが大事であると何度も繰り返し話されていました。

以下は、資生堂アキレス氏によるグローバルリーダーに必要な7点です。
1. 戦略的思考・・・ 先を見ることができる、アンテナが広いこと
2. コミュニケション力・・・会話ができること
3. 異文化対応力・・・相手の立場に立てること
4. リスクとバランス・・・変化の激しい中、採るべき内容のバランス
5. 実現力と結果責任・・・結果が出せること
6. バ−チャルチ−ム力・・・部下が国籍豊かな中、リ−ドできること
7. 勇気・・・行動をおこす勇気があること      
 ダイバーシティにおける資生堂の課題は、ロールモデルが少ない、キャリアについて相談できる上層部をつけること、いかにして上層部が手を引いてあげるか、支えてあげるかが課題であるとおっしゃっていました。
 
基調講演2 「新しい戦力となる女性リーダーへのメッセージ」ル−ス・ス−ザン氏  
 女性の職場進出は経済成長UPにつながるが、キャリアと家庭とが二者選択ではいけない。実際、いろいろな会社をみても、女性をサポートする機能があるところのほうが財務状況が良いという結果も出ている。今後、必要なことは、女性に対して、リーダーとしての能力を育成させることであり、カリキュラムを用意することが大切である。
 その中で、必要なことは7点あるとのお話がありました。
 1. リスクを自らおこすこと
 2. 良き助言者をみつけること
 3. 自己主張の正しい方法を学ぶこと
 4. 目標・夢をもつこと
 5. 働きすぎず、一番重要なことを見極めること
 6. 自分を支えてくれる夫を選ぶこと
 7. 変化を受け入れること   

■最後に   
 多くの刺激をもらう1日となりました。まずは、英語が話せないとコミュニケーション力どころではないですね。 変化を受け入れること、リスクの中に自ら飛びこむ勇気が必要・・(少し頭が痛いこともありますが)。  
 とてもパワフルな女性が多く、自身の課題が見えた1日となりました。
 来年もぜひ、多くの方にご参加いただけると良いと思っています。
| Maki | D&Iイベント報告 | 00:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
Women's Summit Tokyo2011を終えて

秋晴れの2011年11月17日(木)、Women's Summit Tokyo2011がNTTDATA駒場研修センターで開催されました。

第4回目を迎える今年の主催企業は、アサヒビール(株)(幹事企業)、(株)あおぞら銀行、(株)NTTデータ、日本ヒューレット・パッカード(株)、(株)日立製作所の5社。ちなみにNPO法人GEWELは共催団体として名を連ねています。
今回の参加者は、全国42社から約200名。今年から1割ほど男性の参加者もありました。テーマは「ベクトルパワーで違いを活かす −私からはじめるイノベーション−」です。

御手洗尚樹氏(株式会社日立製作所執行役常務)によるウェルカムメッセージからはじまり、午前は、泉谷直木氏(アサヒグループホールディングス株式会社代表取締役社長兼COO)の基調講演、GEWEL代表理事藤井幸子氏によるワークショップ、午後からは近咲子氏(GEヘルスケア・ジャパン株式会社)の講演とアキレス美知子氏(株式会社資生堂執行役員)モデレ−ションによるパネルディスカッションが行われ、最後に参加者同士のグループディスカッション、発表と、質量ともに充実した内容の一日となりました。





第1回目から関わってこられた川合昭子さん(元日本ヒューレットパッカード(株) D&I推進担当部長)からのコメントをご紹介します。
 * * * *
Women's Summit Tokyo (WST)を終えて
川合 昭子

初回からずっと思い、確信していることは、Womens Summit Tokyo (WST)の最大の魅力と価値とは、参加者の存在とグループディスカッションであるということです。

 WSTは、
・参加者が日本社会の異なる企業(ダイバーシティに積極的な)で働く女性中心の素晴らしい方々だということ。
・その皆さんがインプットをもとに本音で語り合い、アイディアやアクション案を全員で共有するということ。
・その成果物は参加者と幹事双方に明日からの行動にヒントとエネルギーをもたらす可能性があるということ。
・さらには参加企業にも良い変化が起きること。
と期待できるからです。

今回も、多くの参加者が口ぐちに「持ち帰って得たことを共有する、カラーエネルギーなど学んだことを実践する」と感想を話されていました。

今回は、「ベクトルパワー」というなじみのない言葉(幹事メンバーによる造語)がテーマだったので不安でしたが、講演してくださった方々がご自身で考えるベクトルパワーとご経験を話し、アドバイスをいただけたこと、さらに参加者の皆さんが納得できるまで考え、話し合い、ベクトルパワーの意味することが深まりました。結果としてベクトルパワーが生まれ、感謝と感動を覚えました。ありがとうございます。

幹事メンバーの準備段階でもまさしく同じことが起こっていました。「ああでもない、こうでもない」とぶつかり合う中からアイディアが磨かれていき、2011年度のWST企画へと結実していきました。全員がベクトルパワーを実感し、ダイバーシティとインクルージョンの深い経験ができたと思っています。それぞれが責任と意志を持ち、お互いの信頼と尊敬があって、同じ目標に向かって行ったからこそです。結果として、今は大切なネットワークになっています。

混沌として、環境や条件が大きく変わり、価値観も多様で変化し続ける今の世の中、参加された皆さんの色々な経験や考え、価値観、エネルギーという多様なベクトルとパワーを大きなベクトルパワーにして、時代を乗り越え、大変な中にも面白さを見出し、成果(貢献)と自分の成長を実感していっていただきたいと思います。

そして、今回得たネットワークを保ち、より良いものにしていけるよう、大切にしていただけたら嬉しいです。
サポートしてくださった企業の皆様、快く引き受けて素晴らしい話をしてくださったご登壇者の皆様、真剣に向かい楽しく元気に話し合ってくださった参加者の皆様に心から感謝します。

来年度以降も続いていくことを期待します。さて、次のテーマは?

| Maki | D&Iイベント報告 | 13:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
GOLDシンポジウム「戦略実践時代のリーダーに求められる資質3S」開催報告!

GOLDシンポジウム「戦略実践時代のリーダーに求められる資質3S(創造力、協働力、人脈構築力)」が開催されました。

GEWELの姉妹団体GOLD主催のシンポジウムが秋晴れの10月28日(金)、東京アメリカンクラブにて開催されました。
今回のテーマは、「戦略実践時代のリーダーに求められる資質3S(創造力、協働力、人脈構築力)」です。日米リーダーの懸け橋を目的とするGOLDらしく、スピーカーは米国から来日されたリーダーと日本のリーダーが約半数づつ、会場にはD&Iに関心をもつ日米200名を超す参加者が集いました。
 GOLD 建部博子氏

基調講演では黒川清氏(政策研究大学院大学教授)が「危機こそチャンス:ダイバーシティの新たなチャレンジ」と題したパワフルなスピーチで始まりました。「40年前は変革者だった人たち、ソニーやホンダ、ヤマト、ヨーカ堂などのリーダーがチェンジメーカーとして日本の新たな価値をつくってきた。今我々は日本株会社を超え、ダイバーシティを受け入れ、グローバルな課題、エネルギー、食糧、水、地域紛争などの解決に向けて行動しなければならない。言語や宗教、文化の違いを超えて、好奇心に富む次世代の創造性を引き出し、Big Picture を共有して実践しよう」と閉塞感漂う今に風穴をあけ、D&Iの可能性を感じさせる幕開けとなりました。

経営者対談では、三菱東京UFJ銀行、住友化学、資生堂での人材活用・育成の戦略的取り組みの実践とその成果について、各社ともに意気込みと本気度が示される報告がなされました。

 経営者鼎談
 ブリッジビルダー賞表彰(ジョンソン・エンド・ジョンソン)

分科会やパネルディスカッションは、D&Iにかかわる課題別に設定されました。グローバル化への創造的リーダー、ジェンダーダイバーシティ、人脈構築を資産へなど、基本的な考え方からノウハウまで、パネリストたちの身近な経験を通したさまざまなチャレンジのケースが話され、改めてD&Iが日米のみならず、世界共通の課題であることやその社会的意義、重要性、解決への道のりを再認識する機会となりました。



 パネルディスカッションの様子

ランチの時間やネットワーキングパーティーでは、個々の現場で日々悩みながら奮闘しているダイバーシティ推進を志す人たちが新たなつながりを得て、話が尽きない様子。
参加者たちは、「知的な刺激になった。今のこの想いを継続させたい」「今日はパワーと勇気をもらった、明日からの行動に活かしたい」と口ぐちに感想を話していました。

 
 ネットワーキングの様子
| Maki | D&Iイベント報告 | 13:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
報告 APEC女性と経済サミット

女性の能力を活かすことは成長戦略を遂行する上で重要な要素として、さまざまな障壁に対処する決意を表明
by佐々木まき

9月13日から16日にかけてアメリカ、サンフランシスコにおいて
APEC女性と経済サミットが開催されました。各国から女性と経済にかかわる幅広い分野の閣僚や企業の経営者、国際機関が参加し、全体会議のほか「女性と経済パートナーシップ」「ハイレベル政策対話」などの議論が行われ、今後取り組むべき内容、女性の資本へのアクセス、市場へのアクセス、能力構築、リーダーシップ開発の4分野について優先的に焦点を当てるとした「サンフランシスコ宣言」が採択されました。

日本からは政府(経産省、内閣府、外務省)、GEWEL理事であるアキレス美知子氏をはじめ、林文子氏、内永ゆか子氏、笠章子氏らが参加しています。

今回のサミットでは、2010年横浜でAPEC首脳らが表明した「女性の本来もつ能力を完全に活かせていないこと」「ジェンダー平等は経済発展の鍵」とする共通認識をもとに、経済成長に女性が貢献するためのより実効性の高い方策についての議論がなされました。

日本からは、指導的地位の女性割合を3割にする目標についてや経営者層の意識変革、メンター、ロールモデル提供のための取り組みをAPEC各国とのネットワーキングにて実施することなどを発表し、国際的な取り組みに積極的に参加することを表明しました。

注目すべきは、クリントン国務長官の基調講演。ゴールドマンサックスによるデータを引用し、女性の経済参加に対する障壁を取り除かねばいけない、すると「日本はGDPが16%アップする」。こうした女性への取り組みが、輝かしい未来への第一歩になると言っています。ぜひ全文を読んでみてください。

今後は、この宣言により、“女性の能力を最大限に生かすことは成長戦略を遂行する上で重要な要素”として、この提言を各国が持ち帰り、政策や法改正など具体的施策や行動にどう反映するかが課題となります。

各内容は以下の通りです。

・APEC女性と経済サミット 骨子
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/apec/2011/wes/pdfs/hlpdwe1109jpk.pdf
・女性と経済サミット 宣言 (英文)
 http://www.gender.go.jp/apec/pdf/final_sf_declaration.pdf
・APEC女性と経済サミットハイレベル政策対話 概要(内閣府対訳)
 http://www.gender.go.jp/apec/pdf/apec-wes_declaration_jpn.pdf
・クリントン国務長官の基調講演
 http://fpc.state.gov/172610.htm
| Maki | D&Iイベント報告 | 19:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
GEWEL Special Night開催

GEWELのリニューアルキックオフを記念して
Special Nightを開催しました
By藤井 幸子

9月9日、GEWEL Special Night ‐今輝くリーダーたちへ‐を開催し、72名の方にご参加いただきました。参加いただいた方は、以前からGEWELと一緒にD&Iを推進していた方、新たにD&Iを推進しようとされる方、起業家の方など多様な方たちでした。
GEWELの新体制をご案内するとともに、これからのリーダーに求められる人脈構築に必要なネットワーキングを楽しんでいただきました。



前代表理事の堀井さんのメッセージに始まり、GEWELの新体制はメンバー紹介、ロゴの紹介(多様性の木を育てます)、GEWELの意味(Global Engagement Wellbeing Excellent Leadership)とD&Iの推進に最も大切なリーダーの在り方について、藤井よりご紹介しました。GEWELのHPをご参照ください。



その後参加された方たちは活発にネットワーキングを楽しんでおられました。ご参加いただいた方からのフィードバックで、今後GEWELに期待することで多い順に、ネットワーキング、国内外のD&I関連団体との交流、D&I事例収集、ベンチマークリサーチ、セミナー・ワークショップの開催でした。

感想の中から、
大変なごやかで、WomenをWellbeingに変えて男性も参加できるようになり本当に良かったです。
・個人で参加できる良い会です。近々の次回をお願いします。
ネットワーキングのイベントを今後も定期的に続けていただきたいです。(同意見他3名)
海外とのネットワークづくりをぜひ積極的にお願いしたいと思います。(同意見他2名)
グローバルフレーバーのあるセミナー開催。
踊り場で次のステップを皆さん悩んでいます。D&Iの成功事例が欲しいですね。(同意見他1名)
などでした。

皆様の期待に沿えるよう今後の活動を展開していきます。
| Maki | D&Iイベント報告 | 11:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
GEWELセミナー レポート 21世紀リーダーに求められる資質

7月22日、六本木ミッドタウンカンファレンスRoom7にて、10月28日の3Cシンポジウムに先立ち、「21世紀リーダーに求められる資質とは?」をテーマにしたGEWELセミナーを開催いたしました。



まず前半は、ロサンジェルスのNPO GOLD代表建部博子氏の講演で始まりました。今、私たちに最も必要とされているリーダーの資質、3C(創造力、協働力、人脈構築力)について、グローバルな調査データをもとに、グローバルな流れのなかで日本のリーダーも変わらなくてはならないと説得力あるお話でした。行動するリーダーの必要性とグローバルリーダーの具体的イメージができたと大変高い評価をいただきました。

また、後半はアクセンチュアのパートナー吉田尚江様を招いたGEWEL理事とのパネルディスカッションを行いました。パネルにはGEWEL理事のアキレス美知子氏とスィンハ・サンジーブ氏、モデレーターは本井稚恵氏でした。
マネージングとリーディングの違いについての具体的な例やGEWELの考えるD&Iリーダーについてなど、身近な例をわかりやすく提示してもらえ、頭の整理ができたとほとんどの参加者から「とても参考になった」という声をいただきました。

最後は、ネットワーキングです。建部氏の「人脈は自らつくっていく貴重な資産である」との言葉もあり、積極的にD&I関連のさまざまな課題や取り組んでいることなど個々に情報交換するホットな場となりました。

3Cシンポジウムについてはこちら

参加者からグローバルな視点でのお話が好評だった建部博子さんのスピーチを動画でご覧ください。

【スピーチ】
http://www.youtube.com/watch?v=ZJuYXq3Md6A
| Maki | D&Iイベント報告 | 12:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
本音で語ろうWS 知識から行動へ

第8回本音で語ろうワークショップ報告
まず知ること、そして行動へつなげよう
By 佐々木まき

今回の本音で語ろうWSは、D&I企業の行動変化と個人の実践というテーマで2チームに分かれ、ワールドカフェ方式で意見を出し合いました。その中から、主なディスカッションから生まれた気づきをいくつか拾い上げてみました。

D&Iの根幹である“自分の価値観を過小評価せず大切にしたい”と自分自身を尊重する自尊感情を高めていく必要性が語られました。
D&Iはまず自分自身の意見をもつことから始まります。しかし、かつて受けてきた受け身的教育のため、異論があっても場を乱さないことを優先して自らの意見を封じ込めてきた経験などをシェアしました。

また、いまの閉塞感のある世の中を打破していくためにはまず、“「多様な意見」を言えるようにすることが大切だ”という意見が出されました。これはD&Iの最前提となる、“安心して意見を言える環境づくり”のことです。
WSでは主流派とは違う意見を言ったばかりに排除されることが日常生活でよく起こっていると、はれものにさわるようなモンスターペアレンツとの関わりなどさまざまな事例が語られ、身近なところにあるD&Iの課題として理解する場となりました。

そうはいっても、実のところ多くの人たちは「Diversity」を面倒に思っているのではないかという本音がぽろりとでたりもしました。
確かに、寄らば大樹の陰とか長いものに巻かれろというように、声の大きいほうに流されていくのは楽、という側面もあるけれど、大切なことまで流されていてはよくないのは自明のこと。D&Iを進めるには勇気とエネルギーが不可欠です。

D&Iは、まず自分自身を尊重することから始まります。そして、一人ひとりを尊重するために、安心して意見を言える場をつくり、多種多様な意見を促し、異論や反論を耳にふたをせずに傾聴し、不快な感情が沸き起こることがあることも了解し、互いに理解を深めていく。こんな感じです。

このプロセスを通して、
自分の価値観を信じる → SpeakUpする → 他者との違いを認識し、自身の考えや志向を再確認する → 自分に対する自信を深める → 決断、行動を起こす という好循環が生まれてくるのです。

ワークショップを通じて、だんだんとD&Iに対する共通理解が深まってきています。

アンケートより一部をご紹介 * * * * * * * *

1. 震災後の企業の社員に対する考えの変化はありましたか?

・ダイバーシティ推進部ができたときいているが具体的なことはわからない。

・個々の社員も、企業からの判断や指示だけでなく、自分で判断することをやっていく必要がある。企業もそれを認めてサポートすることが求められてくると思う。

・変わらなくてはいけないと思う方は多いと思います。次は行動に移す方法を考えなければならないと認識しています。

・今は一人ひとりの意見をもっと聞き、吸い上げて、いい方向にまとめてゆくこと。

・「Diversity」を面倒に思っているのではないか。 そこを改善しないと(いけない)と思うきっかけになった。

・3.11直後はリスクマネジメントの観点から大きく変わる傾向になるのかと感じましたが、3カ月たって大きく変わらないなと感じています。
緊急の場合に自分で決断して行動することが、より一層すべての人に求められると思います。

・企業も人なり。人を育て社会を作る視点。物をつくり、利益優先ではない価値観を育てる。

・The earthquake acted as a reset button for the way people in Japan should think about what is really important.
The thinking is very personal and provides a chance to think at an individual level-not about other out there, 
but rather how should I think about diversity.
| Maki | D&Iイベント報告 | 18:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
本音で語ろうWS 知識から行動へ 2

本音で語ろうWS アンケートより一部抜粋

2-1. 震災以後、
 (1)何を実践しますか

・いろいろな価値観を受け入れてどういう考え方が今後すすむべきなのかを意見していくことかと思います。原発はいるのか、いらないのか。水没した地域はどうあるべきか。

・ひと、モノ、カネと表される価値があるが、自分たちが本当に豊かで幸福な生活を送るために、まず“人”がたいせつにされなければならないと思う。自分と同様な考えや生活をしている人ばかりでなく東北の人たちも含めていろいろな思いを持っている人を大切にすること。まずは、存在を認めること。

・報道だけではなく、自分で触れて考えることをする。
被災された方の話や現地支援をした方の話を聞き、まだできることがあると思った。グループの話にも出てきた。「想像力」を大事に。まわりへの呼びかけや巻き込みを少しづつでも。

・まずは、相手、周りの人に関心をもつことが大切だと思います。周囲の人に興味を持つことで、人の考えをポジティブに受け止めることができ、自分の価値観についても考えるきっかけになるのではないかと思いました。

・まずは小さな行動に移すこと。さて何を? 取り急ぎは海外で勉強してこようと思います。

・自分の価値観を過小評価せずに大切にしたい。皆がこうだから〜ではなくて。

・自分できちんと考えて人の意見も聞き、Speak Upすることが重要だと感じました。

・いろいろな人々も震災について話すことを続けることが大切だと思います。

・自分の行動の背景にある自分の考え、価値観に気付くこと。

・D&Iの効果、効用を広めることが大切。例えば会議でモノが言いやすくなったとか、分かっていると思い込んでいた人の意外な面に気付いたとか、自分とはまったく違う考えを聞いて、自分自身の感情の揺れや反応に驚いたとか、なんでも気付いたことをメモして話していく。

人に寄り添う。想像力を働かせる。情報や実情を常に適切に入れておく。

(2)個人や組織の在り方はどう変わるべきだと思いますか?

・多様な意見をまず言えるようにすること。多様な意見をまとめられるようにすること。(最後は一つの方向にしなければいけない)

・今日の話し合いで、管理される生き方に流されない(ようにする)。

フレキシブルに。いろんな考え方や感じ方を受け入れる。一人でも声をあげる。

・組織としては日頃から裁量権を社員に与えることが大切だと思いました。

・権限委譲、クリエイティビティの創出。

・他の意見に対してまず、Yesと言おう。

・違う考え方をする人にも意見を言える環境を作って、きちんと議論して正しい方向性を目指すこと。

・直接被災していなくても、被災した方々の気持ちを考えること。但し、それと同時に普段の生活をおくること。

・思考は環境により変わる故、経営者が変わらずして部下は変わらない。DVと同様、研修ではだめ。演じ方上手になるのは変わったことにあらず

・客観的に物事を整理して、全体を概観し、場の空気に流されず、自分自身の腹をくくる。

・感情と事実を分けて、冷静に見るトレーニングや物事の奥にある真実を見分ける洞察力を身につける。

・今悲しみにくれる人がいつか希望をもてるときがくるまで自分自身を多様化(柔軟に対応できたり包括できる)させておく
| Maki | D&Iイベント報告 | 16:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
GSW report

GSW Report:Developing Programs that Meet NGO Mission
By Ann Sado

May 6, 2011 (Friday) 2-3:30 p.m.
Title: NGO LEADS: Developing Programs that Meet NGO Mission
Moderator: Ann Sado, Advisor, NPO GEWEL (Japan)
Presenters: Joan Kuriansky, Executive Director, Wider Opportunities for Women (USA)
Gulden Turktan, President, KAGIDER (Turkey)

This session turned out to be very interactive with Joan Kuriansky providing very good answers to the questions raised by the floor and providing guidance of what leading NGOs are required to do.

Gulden Turktan focused on the leadership aspect of leading an NGO and asked the audience what characteristics were necessary to be effective by defining the success of the NGO with the role of the leader, impact of the organization to build a sustainable organization. She mentioned that KAGIDER was mainly driven with execution of business proposals of entrepreneurs with 2 banks helping out.
The organization does alot of training and advice on business proposals. She was their Vice President but now is heading this organization. Now KAGIDER is like a Think Tank and advising what projects can they do more.

Then, Joan discussed the following.
- Building a Mission Driven Organization
- SMART
- Elevator Talk
- Concluding Remarks

Gulden drew from the audience the definition of leadership for an NGO.
1) Leader who has the Coach in her, who could point out what you are looking for and what you are getting within the NGO organization.
2) Leader who could definitely set the Vision.
3) Leader who had the Motivation and could motivate others.
4) Leader with Wisdom.
5) Leader who had the Collaboration of those who worked with her.
6) Leader with Influence to the society in terms of externally and internally expressing what difference can be made.
7) Leader who is Open-Minded and able to listen to others.
8) Leader with the Facilitation skills to achieve collaboration within the Vision and achieve results.
9) Leader with the Value-Driven Passion.
10) Leader with the Strategy and Roadmap to create the Vision/Mission/Objectives.
11) Leader who has not Greed but work hard to reach for the money required.
12) Leader with Charisma.
13) Leader with Communication Skills who can communicate externally and internally.
14) Leader with the Listening ability.
15) Leader with Authenticity.

All these characteristics are important because leaders MUST have followers.

Discussion then went into how to lead an organization after a charismatic leader is gone, since leadership is important for any business or NGO.

Joan advised that an NGO cannot be priced in terms of profit generation, but the issue is how much resources the NGO has rather than how much money. In the USA, some NGOs with little money but passion driven are very successful with good fit of staff and organization.
Then, she raised the issue of defining what we mean by success and definitely it is an organization that is sustainable.

She went into the 3 elements.
1) Vision of what you want the world to be like.
2) Mission which is driven with passion.
3) Niche which questions what are the resources available.

She also said that women can change the public perception by developing a good business and media plan, plan for raising money, and setting the motivation by achieving understanding among opinion leaders such as church, chamber of commerce, etc.

By looking at the individual needs of women, the public perception can be changed by developing objectives that are:
1) SMART (Specific, Measurable, Attainable, Reasonable, Time Bound)
2) Elevator Talks (Each table of participants asked to create 2 min. Elevator Talk on the NGO/NPO
they are involved in by discussing their mission, why is it important and why the supporters they are seeking should support their organization especially in 4 different categories of fundraising that can be considered.
(1) selling products like Girl Scout cookies or magazines.
(2) government support
(3) charitable support
(4) corporate support

Then, each table selected its representative and had each do their Elevator Talk.

Concluding remarks were that an NGO cannot be just done alone by the leader. There is the necessity of team building for each team/group to raise funds to achieve the mission, vision, and objectives of the NGO.
| Maki | D&Iイベント報告 | 09:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
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GSWレポート2011  分科会メンタリング

Effective Mentoring for Professional Growth
成長のために効果的なメンタリングとは?

荒金雅子(株)クオリア代表取締役 

GSWでは3日間で8つの全体セッションと13の分科会が開催された。とりあげるテーマは大きく分けると女性のリーダーシップ、起業、小規模企業経営、NGO活動、ユース(未来の女性)支援などがある。私は毎回リーダーシップの分科会を中心に参加しているが、その内容は、メンタリング、戦略的コミュニケーション、ワークライフポリシーと日本でもなじみの深いものばかりだ。
特に私が現在力を入れて推進しているメンタリングは見逃せないセッションだった。今回のテーマはEffective Mentoring for Professional Growth(成長のために効果的なメンタリングとは?)というもの。

スピーカーはソデクソ(米国)D&I担当のRohini Anand さん、T-Systems(南アフリカ)常務Mardia van der Walt-Korstenさん、オラクル(スペイン)ヨーロッパ所長Gloria Lorenzoさん、アメリカンエキスプレス(スペイン)テレセールス担当部長 Julia Lopezさんの4名。
オラクルのGloriaさん、アメリカンエキスプレスのJuliaさんからは、アメリカンエクスプレス・オラクル・コカコーラの3社で共同実施している「Cross-Company mentoring」について発表があった。プログラムの目的は女性の能力開発と革新を創り出すことである。たとえば、スペインで行われているケースでは、役員クラスの女性をメンターに、潜在能力の高いトップタレント女性をメンティに、各社3〜5人を選抜し、重要人材のVIPプログラムとして実施されている。2010年に実施されたその内容は、1年間に5〜10回にわたる面談ミーティングを行うというもの。異なる企業が共同することで社外の文化を知り、視野を広げメンティのさらなる能力開発を行うことが出来るのだ。このような業界を越えたメンタリングは、ロールモデルの少ない日本企業にとっても関心の高いプログラムではないだろうか。

日本で現在展開されているメンタリングは主に組織の中の年長者(メンター)が未熟なメンティ(主に女性や若手社員)を対象に行うものが中心。いわゆるTraditional mentoringだ。しかし、今回発表企業では Reverse mentoring(下位者が上位者のメンターとなるもの)やPeer mentoring(課題を共有する者同士によるメンタリング)、buddy mentoring(同僚・仲間によるもの)、E-mentoring(webを活用したもの)など、多彩なプログラムが展開されていた。個人的成長やジェンダーバランスへの配慮、知識の世代継承や異文化への理解などその目的も様々だ。メンタリングは第一に、メンティにとって最も効果があるものだが、当然メンター、組織にとっても利益がもたらされなければならない。ここで強調されていたのは、とりわけメンターにとってのメリットである。
メンターにとってメンタリングとは、自らのリーダーシップ力の促進、後継者の育成、ネットワークの強化、偏見への気づきを高める機会でもあるのだ。

メンティのキャリアの成功のためには複数のメンターを持つことが重要と説くのは ソデクソ(※)のRohiniさん。(※)ソデクソは世界80ヶ国で主に病院や企業の社員食堂などフードサービスや管理運営を手がける従業員380,000人(世界)のグローバル企業。
ソデクソUSAでは、「Spirit of Mentoring」プログラムを展開している。これは対象を3つの層に分類し、メンティをサポートするもの。管理職・専門職女性は基本的に非公式に行うが、次世代リーダーとなる女性には公式なマッチングを行い早期に育成する仕組みとして機能している。目に見える成果としては、離職率の低下、生産性の向上、従業員満足の向上がある。さらに、目に見えない効果としては、メンター・メンティ双方にコミュニケーション力や仕事満足度、組織貢献意欲の向上などが見られたという。

また、ソデクソEuropeが行っているのは「Reciprocal Mentoring(相互メンタリング)」だ。これは執行委員会のリーダーがメンターとなるもので、メンター・メンティ相互の恩恵をより強調した内容になっている。メンティは、キャリアへの洞察や組織文化への認識、課題への挑戦の機会が与えられ、それにより自信や変化の機会、組織への共感が生まれる。
メンターにとっては「組織の中の目の見えない障がい」に気づくきっかけとなり、改善のためのアイデアや変化を生み出すよい機会となっている。メンターからは「メンティは、より効果的なリーダーシップを発揮するための新鮮な視点を私に与えてくれた」「メンタリングを通して、前提を持たず忍耐強く協働していく手法を学んだ」「メンタリングは女性に対する私の不安を払拭させた。より挑戦的な環境を女性にもどんどん与えていきたい」といった声もあがっているという。

日本企業でもメンタリングへの関心は高まっており、(財)日本生産性本部実施の「コア人材としての女性社員育成に関する調査」でも育成施策としてメンター制度を導入している企業は16%、検討企業は6割に上る。一方でメンター制度導入がどれだけ個人や組織の成長・成果につながるのか、疑問視する企業もいまだに多く見受けられる。単なるOJTの延長やメンティ(女性)支援だけを目的に展開している企業では、組織に与えるインパクトが弱く本来の成果につながりにくい結果となっていると考えられる。
メンタリングは、メンティ・メンター双方の成長を促すとともに、それが組織によい影響を与えることで戦略的な人材育成プログラムとなりえるのだ。そのことを改めて確信したセッションであった。
| Maki | D&Iイベント報告 | 23:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
21回Global Summit of Women(イスタンブール)レポート 

第21回Global Summit of Womenが開催されました。
By 藤井幸子

2011年5月5日から7日の3日間、第21回Global Summit of Womenが、81ケ国から、約1000名が参加して、“女性が21世紀の課題解決の橋渡しをする”というテーマで、ヨーロッパとアジアにまたがる、歴史上の戦略的地点であるトルコ、イスタンブールにて開催されました。

オープニングは、ベトナムの副大統領、そしてトルコ、マレーシア、ナムビアのファーストレディ、トルコの女性と家族担当大臣のスピーチから始まりました。



3つの国のファーストレディたちは、自国の抱える女性問題を解決すべくプロジェクトを推進していることが、素晴らしいと感じました。女性が地球を救うために団結して知恵をだし、行動することが大切であること。また、まだ多くの国で存在する男女差別の撲滅や女子教育に力を入れていること、ドメスティックバイオレンスが問題であることに言及していました。

マレーシアのファーストレディが自ら、2013年のGSWをマレーシアで開催したい旨を宣言しました。
ベトナムの副大統領は選挙の真最中であるにもかかわらず、50名あまりのベトナム女性リーダーと共に4回目のGSWへの参加で、初めて英語のスピーチをしたことに好感を持ちました。ベトナムでは3月8日のInternational Women’s dayはとても大切な日として認識されているそうです。女性の力に大いに期待している国という印象です。

参加者が多かったのは、中国、ベトナム、マレーシア、韓国、モンゴルとアジア勢がそれぞれ50名程度、ヨーロッパではスペインからが最も多かったということでした。日本からの参加は3.11の影響もあり、登録していた人がキャンセルし、合計9名というこの5年ほどでは最も少ない人数でした。
あとで知ったことでしたが、このGSWの直後にFourth UN Conference on the Least Developed Countriesが同じイスタンブールで開催されたこともあり、日程的に続けて参加できることから、今までよりも多くのファーストレディや大臣級の参加が多くなったようです。

歓迎レセプションは4世紀に建てられたビザンチン教会跡で行われました。韓国、モンゴル、中国の代表団の方に、東北の災害支援をいただいたお礼を申し上げておきました。

Global Women’s Leadership Awardの様子

全体のプログラムは、
経済活動への世界および地域のインパクト:新興国の成長、地球規模でのSustainability、教育などへ、女性の果たす役割は非常に大きい。

CEO フォーラム 21世紀の働く場は?:マレーシアのHyrax Oil Sdn Bhdの創立者のDato’ Hazimah Zainuddin さんは、Trust(直観に基づく信頼)とConfidence(理性・証拠に基づく信頼)が人を動かす原動力になるという言葉から始まり、社内へのコミュニケーションを最も大切にしているとのこと。CEOがこのような意識で人に対するEmpowerment について考えていることを言葉にするのは大切なことです。

Globalでみたボードメンバーの多様性
女性が意思決定の場に増えてきてはいるがまだまだ十分ではない。2010年のCWDIレポートによると、地域的にはEUで11.9%、アメリカで9.9%、アジアパシフィックで6.5%、中近東、北アフリカで3.2%となっている。Quata制を取り入れている国はかなり進んでいる。USではDiversityはCSRに取り入れなければいけない。オーストラリアは女性の割合(%)をすべてのレベルで記載し、不十分な場合はなぜか?その証拠を求められることになっているとのことです。日本では男女共同参画とはいうものの、取締役会のような意思決定のレベルに女性が参画している企業はまだ少ないのではないかと思います。

スペインの男女共同参画担当の大臣は、女性はまだ意思決定の場には少なく、equal access to managementになっているかは疑問というコメントでした。とはいえ、スペインの議会の40%の候補を女性にするという法律のおかげで、女性議員の割合は36%になったとのこと。しかし経済界では?がこれからの課題とか。EC内の他の国では、ドイツテレコムは2015年までに、ビジネスを成功させるため、女性取締役の割合を30%にすると決定したそうです。スぺインでは2007年に250人以上の企業に対して、数字目標を設定させ、インセンティブを作り実行をしているとのこと。その結果の一例として、ブルーチップは2007年に4%だった割合が、2010年には10.8%まで増やしたそうです。ECでも2015年までに少なくとも取締役会の30%、2020年までには40%を、女性にするというターゲットを設定したそうです。問題はそのようなRequirementsを満たせる女性がいないという言い訳を作らせないために、女性の教育、その後の労働市場への参画を促すことが肝要であると結んでいます。

USのインテルでは、ボードメンバーの33%が女性であり、何%が適切かはわからないが少なくとも、多くなってよくなったという。ちなみにフォーチュン500社の平均は15.2%である。Intelではそのための改善努力として、取締役候補の人材プールを作ること(取締役候補の15%は女性にする。会社は女性を雇い、そのキャリアを支援し、スポンサーすること)。多様な人材確保にコミットする。シニアレベルの女性をスポンサーにする。そのアプローチは、CEO自らがDiversity & Inclusionの戦略を実行し、KPIを測定する。という実例を話してくれました。

3日目の全体会議
水、21世紀の石油そして女性というテーマで、地球のsustainabilityを保証する行動は女性がその多くの役割を担う。韓国ではGreen Growthというプロジェクトを2008年から開始している。そこには、”This is more than an environment policy or an energy program. Green Growth is a new paradigm of progress for generations to come. It is about changing people’s behavior and way of thinking.”と書かれています。日本でもこの度の災害から、経済を追求するあまりに無理が生じた部分を見直す。資源の使い過ぎに気が付いた人が多いと思います。お隣の韓国では、大統領主導でこのようなプロジェクトが進んでいます。

CSRのセッション
・Sung-Joo KimさんがMCMの例(Women’s initiative, NGOへの投資、彼女自身の財団でも社会を変えるという信念で途上国支援などを行っている)、
・ドイツのQiagenの例(子宮頸がん診断のサポート)、
・Turkcellの例(トルコの携帯電話の会社。SnowdropというプロジェクトがトルコではCSRの代名詞になっているくらい認知度の高いもの。年1万人の奨学金を出している。まだ教育を受けられない子供たちが多いため、非常に高い評価をされている)が紹介された。

最後のGlobal Women’s Leadership Awardは男性として初めて、国連の潘基文事務総長が受賞した。
国連内部の意思決定ポストに女性を登用することで、国際機関からの変革をした事務総長の話を聞いた。既得権を持つ男性たちの相当な抵抗にあった例、女性が世界の平和、経済活動に貢献できることをもっと証明したいという想いがある。昨年UN-WOMENの部門を作り、女性関係の世界的な課題を取り上げる統合部門とした。Glass CeilingならぬIron Ceilingがある、これを引っ張りおろそうという、心強いコメントでした。
| Maki | D&Iイベント報告 | 10:08 | comments(2) | trackbacks(0) |
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本音で語ろうWS 大震災で感じたこと リーダーシップ

東日本大震災で感じたこと2、D&Iで組織の変化対応能力を高める時本音で語ろうDiversity & Inclusion workshopより

4月13日D&Iワークショップ“本音で語ろうD&I”を開催し、「東日本大震災でD&Iについて感じたこと、考えたこと“価値観の変化”と”リーダーシップ”」をテーマに話し合いました。

未曾有の被害を生んでいる東日本大震災。一口には語れないさまざまな体験から、多くの気付きがありました。ワークショップでは、ワールドカフェ方式で、本音で心に残る思いを口にし、今D&Iがなぜ必要なのかを語り合いました。参加者の了解を得て、ワークショップで出た意見をシェアしたいと思います。



テーマ:政府や企業の対応を見聞きして、D&I的リーダーシップを実践していると感じた例(もしくは逆の例)がありましたか?

東電の正社員と非正規社員(協力会社、下請け会社の社員)の差別はD&I的に問題ではないか?

原発の推進が経済産業省、政治家、電力会社の三者間だけで行われてきたことに問題がある。安全神話を作り、推進した結果、本来はリスクを伴うものでありながら、そこを見せないようにしてきた、これまでの過去の歴史も我々は知るべきでは?(これまで知らなかったことが、我々の生活にこんなに影響を与えるとは考えてもみなかった)。

リーダー不在について

・海外メディアに対する情報発信に問題がある。外国でこの度の震災が東京でも同じように起きていると思われたこと。原発事故についての情報開示が場当たり的で、判断しにくいことばかりだった。その結果、外国の大使館の対応として、日本を出国した外国人が多かった(そこにも多様な背景がある)。また、成田着の飛行機が、ソウルやシンガポールなどで、外国人クルーから日本人クルーに交代して、かつ関空に着陸する例が多々あった。

会社でのこと。責任者が大事な日に海外逃亡した。当日夜にでも出発すればよかったのに。今後日本人社員からの信頼は?だと思う。でも本人には言わない日本人)。

外国人が日本に滞在しにくい状況を作ってしまった。これは日本政府のリーダーシップに問題があるのでは?

(同様なことがあなたの国で起きたら?という質問に対して)詳細がわかるような情報を流す。コミュニティの中では好き嫌いを別にして、助けあう。

自分の国では基本的に権力を持つ人の言うことは信用しない

危機管理の際のリーダーシップに問題ありだと思う。

(政治家は)折角リーダーシップを発揮できるいい機会なのに、リーダーが不在で残念だ。

分かりにくい。リーダーはコミュニケーションするときに、物事をわかりやすく説明できることが求められる。

・被災地のリーダーに女性の視点が入ればもっと良くなると思う。

私たちは今こそ、Diversity & Inclusionのもたらす価値が、変化への組織の対応能力であることを認識し、行動を起こすべき時だ。

企業のリーダーシップについて

・ソニーのような大企業が3億寄付と先に言ったら、同程度の会社は右へ倣えだった。孫さん、柳井さんの寄付額はダントツの金額。大企業の経営者や政治家が超法規的に寄付をすることも考えたらどうか?

・ローソンの新波社長はいち早く京都の工場でおにぎりを作り、運ぶ手段に困って、自衛隊を動かした(前例にならっていたらありえない話)。

・伊藤園は地震発生後3日で60万本のペットボトルを被災地に提供。これは水が人間が生きる上で必須のものだから、非常時には救援物資になるもの、その時には現場の社員の判断で在庫を救援物資として直ちに提供するように日頃から社員教育をしているとのこと。その後本社からも追加支援で計100万本を支援物資として被災地へ運んだとのことです。これも社員を信頼して、現場対応の裁量権を与えているリーダーがいるということ

ダイバーシティ&インクルージョンを実践している組織であれば、想定外のことに対しても対応できることができると思う。
今回学識経験者、専門家といわれる人たちから想定外だから仕方がない。。というコメントを多く聞きました。一方科学者がそんなことでいいのか?そして、エネルギーを使うには覚悟がいるものだというノーベル賞受賞者の益川さんのコメントがあった。

| Maki | D&Iイベント報告 | 00:28 | comments(2) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
本音で語ろうWS 東日本大震災で気付いたこと

ひとりひとりの東日本大震災 今こそD&Iが必要とされる時
4月13日D&Iワークショップ“本音で語ろうD&I”を開催しました。
今回のテーマは「東日本大震災でD&Iについて感じたこと、考えたこと“価値観の変化”と”リーダーシップ”」です。

未曾有の被害を生み拡大している東日本大震災。家族の安否がわからず不安の中にいたり、自分の無力感をひしひしと感じていたり、あまり知られていない被災地域を支援していたり、あっという間にスーパーから食品や飲料水が消えたことなど、一口には語れないさまざまな体験から、多くの気付きがありました。WSでは、本音で心に残る思いを口にし、今D&Iがなぜ必要なのかを語り合いました。



今回は、ワールドカフェ方式で2つのテーマに関する話を2時間かけて参加者同士でたっぷり聴いて、話しました。
「いままでの継続はあり得ない。これからの日本にはD&I的なリーダーが不可欠」、また「日本にはまだ眠れる資源がある。それはD&Iで人を最大限に生かすこと」という力強い意見も出て、参加者は大いに励まされました。
参加者の了解を得て、ワークショップで出た意見をシェアしたいと思います。

震災体験からの経験、学び:

人とのつながり・絆を生むD&I
それまで、隣近所と話をしたことがなかったが、地震という共有の経験を通して、隣近所と話をするようになった。特にとなりの一人暮らしのおばあさんが、声をかけられてとても喜んでくれて、、良いコミュニケーションができるようになった。

・若い人や子どもたちが、積極的に高齢者を助けて、声をかけているのを見て希望が持てた。

通勤難民や外国人の強制帰国などの経験を通して、一人一人が抱えている状況が異なることを体験した。(家族を思って何時間も歩いて帰った人。外国人で地震に対する耐性が全くないため帰国した人。海外に住む家族が状況がわからず、とにかく帰って安心させる必要があったなど)。

究極の状態にいる人たちが、今日一日を生きるために、他人とのテンションさえ感じる余裕がないなかで、それでも他人をケアしていることに感動。

・やはり、家族を大切に生きていきたいと思った。

・都会にはない、東北には昔ながらのコミュニティが残っていたことがよかった。みなが声を掛け合っている。

ダイバーシティ理解の重要性
・世界的な企業の生産に影響を及ぼしているのを見て、改めて日本(特に東北地方)の中小企業の力のすごさに注目した。

・情報が歪曲化されている。特に海外に発信されている情報が誤解を生んでいる。

・安全で大きな変化が起きるとは想定していなかった多くの日本人がどうしたらいいのか混乱している。これまでのシステムやプロセスは機能しなくなっている。だからこそさまざまな視点の意見を聞き、決断をするというD&Iを実践できるリーダーが必要だ。

・共感することの大切さとともに、思いこみや過度の配慮が自粛につながる。
画一化された報道により、異なる言動や意見を排除するようなNationalismに移行する恐れを感じる。

新たな社会づくりの原動力としてのD&I

・これから新しい社会を創造していく。
・一色に染めたがるカルチャーやエスタブリッシュな硬直した組織の崩壊。
私たちは今こそ、Diversity & Inclusionのもたらす価値が、変化への組織の対応能力であることを認識し、行動を起こすべき時だ。
・日本にはまだ眠っている資源がある。地震の翌日にも変わらず仕事に取りかかる多くの人をみた。こういう忍耐強く努力する人々がそう。この力をダイバーシティを正しく理解して、生かすことがもっとも重要な課題だ。
(次回につづく)
| Maki | D&Iイベント報告 | 00:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
International Women’s Day 

International Women’s Dayってご存知ですか?

世界では女性たちにプレゼントしたり、お花を贈ったり、女性たちがデモ行進をしたりと、女性の日として恒例行事が行われている国際女性デー。
そんな3月8日(火)、アクセンチュア(株)でInternational Women’s Dayのイベントが開催されました。

今年6回目を迎えるこのイベントは、参加者も年々増え、全国から全女性社員を招待して実施されました。
会を主催するWomen's Initiativesのメンバーのひとり、高久真理子さんは、
「女性社員全員が参加してほしいという社長の強いリーダーシップもあり、全社で極力参加できるよう努力した結果、約8割の女性が参加しました。また、今年から若手の男性管理職も参加しています」と話していました。



今年のテーマは、“違った自分、再発見。” というもの。
新しい自分を発見し、できる限り広い視野をもってほしいとの思いが込められています。
オープニングでは、 女性シニアエクゼクティブが10名に増加したこと、
2010年からアドバイザリーボードが創設されたことなどが報告されました。

女性社員のパネルディスカッションでは、さまざまな背景をもつ先輩たちが、悩んだ経験をシェアし、結婚や出産というイベントを経ても、ともに働き続けようというメッセージが伝えられました。
特に子どもを持ちながら、パートナーに昇格したリーダー女性の「仕事と子育ての不安を乗り越えた経験談」や転職、再就職女性らの「キャリアの転機」の話には、みんなうなずきつつ、共感の表情で聞き入っていました。
最後に「一人で悩まず相談してほしい」、「女性は人生のフルコースを楽しめる。チャレンジしてほしい。」「多様な価値観を生かして」と若い女性社員たちに向けて、エールが贈られました。



また、「ビジネスシーンで活用できる美容法・化粧品についてのTalk Session」 では、日頃忙しく働いている中でも、女性らしくあってほしいと、崩れない化粧法や簡単に華やかになる化粧直しの工夫が紹介されました。



最後に、武田副社長からメッセージがあり、「今はビジネスの転換点。ソーシャルネットワークなどコミュニケーションスタイル、価値観の変化がみられる。女性の良さ、強さをぜひビジネスに生かしてほしい」と女性自らが女性生かす企業風土をつくっていってほしいと締めくくられました。
| Maki | D&Iイベント報告 | 00:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
みんな違ってみんな良い 横浜市中区での講演から

横浜市中区でダイバーシティ&インクルージョンの講演をしてきました。
By 堀井紀壬子

さる1月27日、横浜市中区のご依頼をうけて、横浜の開港記念館で「 みんな違ってみんな良い社会の実現 ―インクルーシブな職場や社会で、 もっとイキイキ働こう― 」と言う題名でダイバーシティ&インクルージョンについて1時間半の講演をしてきました。知名度の無いわたしの講演で、なおかつテーマが「ダイバーシティ&インクルージョン」などというさらに認知度の低いものですから、集客を大変心配したのですが、中区の担当者の皆様の熱意、キワニスクラブの仲間の応援、親戚のみびいきと、さまざまな方たちのご支援を得て、なんと約200名の参加者がわたしの話を聞いてくださいました。ご参加くださった方、応援してくださった皆様有難うございました。



GEWELの研修を受けたことのある方なら、おなじみの「ペンギンの国の孔雀」のアニメをいれてダイバーシティの考え方を説明し、さらに進んでインクルージョンの大切さに触れました。また、わたし達がいつも言っている、ダイバーシティ推進のためには、個人の価値観や人生の目的の確立が必要だと言うこと、それに関連して、自己肯定感についての日米比較調査結果など、盛りだくさんの内容でしたが、皆さん熱心に聴いてくださいました。この講演会には手話の通訳の方がお手伝いくださり、早口の、また英語の多いわたしの話に遅れず手話通訳してくださったのは感激でした。

中区のご担当者からの連絡では、『「ダイバーシティ」を聞いたことがなかったという人が6割を占めていますが、講演後「十分理解できた」「ある程度理解できた」という人があわせて8割となっております。』ということです。

行政でもダイバーシティへの関心が高まっていることを実感し、またよりD&I推進の実践への課題を強く意識した機会でした。

| Maki | D&Iイベント報告 | 20:06 | comments(1) | trackbacks(0) |
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Diversity & Inclusion in Asia2010 Report 2

アジアのD&Iの課題 ワークショップ
By 堀井紀壬子

2010年11月10日の全体セッションは、セリア・ヤングという香港生まれ、台湾育ち、現在アメリカで活躍中の組織開発コンサルタントから、「アジアの世紀を迎えて、ダイバーシティをすすめよう」というスピーチがありました。アメリカ中心のダイバーシティをいかにアジアに根付かせていくのか、またしてもChange Agentたる人材の重要性を考えるセッションでした。そのあとの分科会、私はLGBTのパネルに参加しました。LGBTの人々に対して、会社の規定作りを超えたインクルーシブな職場環境の構築が議論されました。

最後の全体会議は、全員参加で、アジアのD&Iの課題で典型的な4つのケースを、その問題の当事者が発表し、参加者は自分の興味ある課題のグループに入って、解決策を話し合うというワークショップでした。

<4つの課題>

1.視覚障がい者の香港の大学生が、企業に応募したが、面接の連絡が来ない、自分は視覚以外はとても優秀なのだが、この会社に応募するのはやめようか? 

2.日本人女性。上司から昇進の打診があったが、家族の問題、より重い責任への恐れなどで、昇進を断ろうと思う。上司はどう思うだろう? 

3.カナダから香港に就職してきたゲイのカップル。会社の規定では、ゲイのパートナーに対する配慮もされているが、周りの目は好意的でなく、パートナーは仕事も見つけられず、香港を離れるほうが良いのでは?

4.マレイシアのイスラム教の女性。職場でヒジャブを着用することを禁じられた。宗教は自由のはずだが、納得いかない。

以上、障がい、ジェンダー、LGBT、宗教の課題が提起されました。


(ステージ上の私は4人のケース発表者と一緒です。)

そのうち、昇進を断る日本人女性の役を不肖私が演じました。ステージ上で自分のケースを話すのはそれほど大変ではなかったのですが、(とは言うもののA41ページの英語のせりふを覚えるのは結構大変で、内容が伝わればよいとだいぶ原案とは違うことをしゃべっていました。)、問題は、そのあとのディスカッション。私の課題は3テーブルで活発な議論が交わされ、私はさらに役柄の人物になりきって、質問に答えなければならず、こちらは苦労しました。

印象的だったのは、3テーブル全てで、「あなたは本当にキャリアアップしたいの? 自分のキャリアをどう考えているの?」と質問されたことです。まさにGEWELでいつも言っているセルフ・エスティームを高く持つことを、アジアのほかの国の人から指摘されたような気になりました。


(グループからの質問に答えているところです。)

この最後のセッションは大変好評だったということですが、私も役柄を楽しんでしまいました。

 * * * *

2日間、さまざまな出会いを通して、アジアがより活発に動いていることを再度確認し、日本の未来を考えながらもどってきました。 そこに、11月20日、The Economist の日本特集―Japan’s Burdenがでて、ガツンとやられた気分です。
「世界で始めて、急激な高齢化、人口減少時代を迎える日本が再生することが可能か? とても大変だ」という趣旨です。内容は皆さんご存知のデータや調査ですが、「やはり、日本企業の体質が変わらなければというならない。もっと世界に目を向けて、活発に世界と対話すべきだし、そのようなことが出来る人材を採用せよ」と、いつもGEWELを通して申し上げていることと同じ提案もあり、私達がやってきたことは方向的にはただしいのだと再確認しました。

詳しくは11月20日版のエコノミストをご覧ください。
| Maki | D&Iイベント報告 | 16:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
Diversity & Inclusion in Asia2010 Report

香港で開催のDiversity & Inclusion in Asia2010に参加してきました。 By 堀井紀壬子

 11月9日10日香港で開催された、香港のNPO Community Businessの会議に参加してきました。この会議には、私は2005年、2008年につづき3回目の参加です。2008年にはGEWELが行なった日本のビジネスパーソンの意識調査を私が分科会で発表し、その後のCommunity Businessが行ったGender Diversityの調査、障がい者雇用の調査、高齢者雇用の調査などに、日本側からの情報提供を行うきっかけとなりました。

 これまで、この会議では日本企業の参加がほとんど皆無であり、参加者も少なくさびしい思いをしていましたが、今回は富士通ユニバーシティの中尾成克取締役が、日本企業の女性活躍推進について、「Tracking Women’s Progress in Asia」 の課題の分科会で3人のパネリストの一人として発表してくださり、「日本人初の快挙」で、大変うれしかったです。

 会議に先立って、11月8日にはCommunity Businessとさまざまな協力関係にあるNPO、大学関係者、コンサルタントなど20団体が集まり、各自の活動、2011年の活動計画、今後の連携関係などについて話し合いました。20団体の活動領域もジェンダー、障がい者雇用、高齢者雇用、LGBT支援などの多彩で、アジアにおけるダイバーシティの課題の広がりを実感しました。私は一応ジェンダーのグループに入り、メンタリングプログラムや、ダイバーシティのベンチマーク測定のための調査などに関して、グループ内で話し合い、次に全員で「来年こんなことをやるので、このような助けがほしい」という発表も行いました。まさに、ネットワークを通して、お互いの力を活かして、より大きなリソースにしていこうという試みであり、GEWELを含め、日本の組織団体もより活発にこのようなネットワークに参加すべきだなと、そうしないとアジアの活力に取り残されてしまうと実感した会議でした。

 11月9日のD&I in Asiaの会議は、香港のホリデイイン・ゴールデンマイルホテルで開催され、参加者は200名。 Community Businessの会員企業や、アジアのコンサルタント、NPO, 欧米のコンサルタントが参加です。同種の会議に比べると男性が多いのも特徴です。スポンサー企業はグローバル企業7社で、これらの企業がアジアでの成長に注目し、この地域で優秀な人材を採用し、定着させるために努力していることがよくわかります。日本でも企業のグローバル進出が叫ばれていますが、このような会議に日本企業が出てくることはほとんど無く、ましてやスポンサーなどにはなっていないことは、日本企業のグローバル経営戦略、コミュニケーション戦略の課題では無いかと思いました。



 9日の全体会議は、これらのスポンサーのうち、プラチナスポンサーのシスコ・システムズ、シェル、スタンダード・チャータード・バンク、ウォルト・ディズニーの4社の代表による各社のダイバーシティ戦略のパネルディスカッションです。ここでは、「Diversity beyond HR」 がメインテーマで、ビジネスの成長の源泉としてダイバーシティ&インクルージョンをいかにして経営戦略に取り組むかなどのディスカッションが行われました。Supplier Diversityもいよいよアジアで一般化してきたようですし、どの企業からもInclusiveな職場環境の実現の重要性が語られていました。

その後は分科会で、ジェンダーの問題、ジェネレーションの問題などのパネルディスカッションが行われました。詳細は、富士通ユニバーシティ中尾様の感想をご覧ください。http://blog.gewel.org/?eid=135357

9日の最後は、ロンドンのプレイバックシアターの女優であり、トレーナーでもある ベロニカ・ニーダの「Face」 というワークショップでした。香港生まれで中国人の祖母と暮らした彼女が父の祖国イギリスで女優を志し、自分自身のアイデンティティーを常に探し続けた自分史をパフォーマンスで演じます。 また、そのあと、会議の参加者が職場で感じた課題を、パフォーマーが表現するプレイバックシアターのワークショップも行われました。面白かったのは、このワークショップで自分の葛藤を語ったのが、インド人と西欧人で、中国系の参加者がステージに上がることが無かったことです。 自分の家族や、個人的な葛藤に関してオープンに語ることについて、アジア人のなかでも価値観に差があるなと翌日も朝食会で話題になっていました。

(続く)
| Maki | D&Iイベント報告 | 23:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
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Diversity & Inclusion in Asia 2010 Conference 分科会発表

Diversity & Inclusion in Asia 2010 Conference に参加して
By 中尾 成克氏(FUJITSUユニバーシティ 取締役)


Tracking Women’s Progress in Asiaという分科会で富士通のダイバーシティ推進状況を発表しパネルディスカッションを行ってきました。4回目を迎える同Conference史上で初めての日本企業による発表ということもあって多くの質問や意見が寄せられ、事前の予想を上回る大きな反響がありました。

同分科会はアジアの女性活躍の進展を扱う場であり、アジアの異なる国々でそれぞれどのような状況なのか、アジアの働く女性にとって何が重要な課題なのか、アジアとして何をすべきで何をゴールと定めればいいか、を議論しました。冒頭で香港、米国そして日本(富士通)の3社が状況を発表し、
その後参加者からの発言を交えたパネルディスカッションという構成でした。



私の発表は、まず日本社会が抱える課題について概説してから富士通の状況を説明するという順序としました。前半で少子高齢化の進展、仕事と余暇に対する意識変化、そしてMカーブやGEM指数に示される女性活躍の低迷、職場の男性優位、働く女性のセルフエスティームの低さといった日本の社会と企業が抱える共通課題を概説しました。次に富士通のダイバーシティ推進取り組み状況を現状の優先課題の一つである女性活躍に焦点をあてて、一部データを添えて現状や課題、そして取り組みを説明しました。そのなかで施策として女性に対するロールモデルの提示や、女性社員が上司とペアで参加するキャリア開発研修などが高い効果を挙げていることを紹介しました。



パネルディスカッションでは柔軟な労働時間に向けた制度などが取り上げられました。また私の発表に関連して、日本の働く女性が仕事上の夢や目標をもっと持つにはどうしたら良いか、日本の大学や政府は女性活躍を高める策として何をすべきか等々の話題が参加者から寄せられました。分科会終了後もネットワーキングレセプションや翌日に私の発表を聴いたと熱心に話してこられる方が何人もおられました。




しかし、こういった大きな反響は決して喜んでばかりもおられないとも思いました。アジアをはじめ海外で日本のダイバーシティ関連情報が少ないことも背景にあると推察されるからです。会議の参加者の多くは中国、インド、香港、シンガポールなどアジア各国の人事、ダイバーシティ担当マネージャでした。彼らはグローバルな視点からアジアが世界経済のなかで大きな位置を占めて行くことを見据え、使命感を持ってアジアの人々が担っていく役割に備えようとしています。ダイバーシティはそのなかで必須のテーマなのです。今回のような場を通じて日本の情報をタイムリーに発信し、グローバルな議論に加わっていくことが今こそ求められていると強く感じました。
| Maki | D&Iイベント報告 | 23:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
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APEC 2010 Women Leaders' Network (WLN) Conference

APEC 2010 Women Leaders' Network (WLN) Conference [Sept. 19-21]
By Ann Sado

My interest in this conference was piqued after participating in the Asian Women Entrepreneurs Conference (AWEC) in 2009 held by the support of the Korean government and the Korean Women Entrepreneurs' Association in Seoul last fall. My speech titled "Competitive Excellence with Diversity Strategy" was well received with strong interest by the delegates for the animation film I presented called "The Peacock in the Land of Penguins." The challenge of overcoming a mono-culture to be more competitive with diversity created a strong impact among the Chinese, Vietnamese, and Korean delegates. The focus was more on the APEC 21 member nations, but other nations such as Mongolia, India, Sri Lanka, and Pakistan were included at AWEC.

From this event, I was able to reunite with some of the keynote speakers like myself from Australia, Korea, and Thailand in Japan.
We discussed how we could continue to leverage what the Korean Women
Entrepreneurs Association had started at AWEC and decided that funding to stage such huge conferences was limited in resources so that we could focus on just one theme and decided that financing to empower women doing business at all levels was still an issue that required more progress. We can then maximize our proposals to APEC by working with WLN. We promised to meet again in San Francisco a year from now.

Comparing this to the Global Summit of Women (often called the DAVOS for Women) where delegates from 80-some countries participate, I felt the scale was smaller and the discussion tracks for break-outs,which usually encompass leadership development, entrepreneurial, and microenterprise did not address the specific issues but only to showcase the successful companies. One Japanese woman made a comment to the panelists of the plenary session, "Strategy for Women's Initiative in Economy (or Business)" that the issues addressed did not take into account smaller companies like hers. In the break-outs, I noticed each panelist really provided in-depth information of how they succeeded, which gave some hints for women wanting to grow their business.

I especially enjoyed the presentation of Ms. Hua Hong, Vice General Manager, titled "Market Trend of China" of Cino Monitor International, Inc. at one of the break-outs. She wore her Chinese outfit for the presentation. However, I also noticed fewer women were dressed in their national costumes even at the receptions. All the ladies appeared to be westernized, including the Japanese women.


下記は、英文を日本語で要約したものです。

私がAPEC 2010 ウィメン・リーダーズ・ネットワーク会合に関心を持ったきっかけは、昨年の秋、韓国政府と韓国女性起業家協会のご招待で、アジア女性起業家会議にて基調講演者として、「ダイバーシティ戦略で優位な競争力」をご提案し、「ペンギンの国の孔雀」と言うアニメを見せ、「モノカルチャーのもたらす危機をどのように乗り越えたら良いか」と言う内容で講演をしたのがきっかけです。このアニメとプレゼンは、中国やベトナム、韓国のデリゲートに大きなインパクトを与えました。もちろんAPECの21カ国が主体でしたが、APECのメンバー国でないモンゴリアやインド、スリランカ、パキスタンの国々も参加していました。

今回の日本での会合で、オーストラリアや韓国、タイの基調講演者の数人と又再会出来たので、昨年開催された会議を、さらに、どのように突き進めていく事が出来るかを話し合いました。

大きな会議ではリソースが限定されますので、テーマを絞って話し合う事にしました。女性がどのレベルのビジネスでも、一番必要となるファイナンスについて、どのように力を持つかに絞り、WLN会合で集まる機会を活かし、APECへ提案できるプロポーザルが重要と判断しました。そして一年後のサンフランシスコで開催されるAPEC 2011 WLN会合で、又会う事を約束しました。

今回のAPEC 2010ウィメン・リーダーズ・ネットワーク(WLN)会合を“女性のダボス会議”と称されるグローバル・サミット・オブ・ウィメン(GSW)と比較してみますと、今回は21ヶ国からの参加者なので、GSWの80余の国々からの参加者と違い、スケールが小さく感じました。

また、分科会の内容も、GSWでは女性のリーダーシップ開発、起業精神とマイクロエンタープライズと、3つのテーマに掘り下げて話し合いますが、今回の会合では、成功している会社のみをショーケースしている感じがありました。このことについて、ある日本人女性参加者が二日目の全体会議の中で、自分が経営している小さな組織の会社のニーズに応えていないと勇気を持って発言していました。
但し、分科会では多少なりとも、より成功するための奥深い情報が話され、事業を伸ばしたい女性たちへヒントがあったのではないかと観察しています。

中国の市場トレンドを発表した、Cino Monitor International Inc.の副ジェネラル・マネージャーのHua Hong氏は中国服を着て、とても面白いプレゼンをしてくださいました。服装に関しては、レセプションでも民族衣装を纏っている女性がGSWに比べて少なかったこともあり、大勢の21カ国加盟国の女性(日本も含んで)がもう西洋化された印象を強く感じた会合となりました。

| Maki | D&Iイベント報告 | 21:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
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APECWLNに参加して:市民レベルのネットワーキングがもっと必要と痛感

第15回 APEC WLN(女性リーダーズネットワーク会合)に参加して
By 藤井 幸子

今年11月にAPECが横浜で開催されます。日本がホスト国になれるのは、20年に一度です。その前に9月19日から21日まで、APECのサブMeetingとして女性リーダーズネットワーク会合が開催されました。

APECは21の経済圏が参加する経済会議ですが、APEC経済圏は、世界の人口の約4割が住み、世界の貿易比率も4割という影響力の大きな地域です。今回の会合は、内閣府の男女共同参画局が開催の元締めでしたが、J-WINの内永さんが運営委員長として活躍されていました。

全体のテーマは“Creation of New Global Economic Activities by Women -Realization through People, Nature and Culture-“, focusing on women and economy.となっていましたが、プログラムの流れは必ずしもテーマに沿ったものとなってはいないように感じられました。エネルギーレベルの高い女性たちが約600名も集まっており、刺激を受けました。
WLNのサイトへいくと、動画で会合のメインの部分を見ることができます。http://www.apecwln2010.jp/

オープニングで、“菅直人首相”や“岡崎トミ子 男女共同参画担当大臣”が挨拶をされ、歓迎リセプションには、蓮舫行政刷新担当大臣が挨拶に来られました。それなりに政府からも力を入れていることを示したものだったのではないかと思います。主催者側は前日まで決まらず、ひやひやものだったそうです。

初日の基調講演では、UNIFEM(国連の婦人開発基金事務局)のモエズ・ドレイド氏から、国連でもUN―Womenが事務総長の直結組織として、新たに作られ、WLN当日に前チリ大統領のミシェル・バチェレット氏がそのHeadとして任命されたことを報告していました。昨年のGlobal Summit of Womenは、チリのサンチャゴで開催され、オープニングのリセプションは大統領官邸で開かれ、紫色のスーツを着たバチェレット大統領がご挨拶されたことを思い出しました。国連でも、女性問題を扱う機関が複数になり、その横のつながりがうまく機能できていないこともあるのかと思いました。そのために事務総長の直属でUN-Womenが作られたのでしょう、このように世界的にもまだまだ女性問題はいろいろありますね。

ご参考までに国連で定めた“女性のエンパワーメントのための7つの指針”をご紹介します。企業のトップがこの指針にサインをするという動きもあるようです。皆さんの会社でも社長にはこの指針を理解してサインをして、具体的行動計画をたて、実践してもらえるといいですね。

女性のエンパワーメントのための7つの指針
1. ジェンダー平等に向けた企業経営者のリーダーシップ構築
2. 職場でのすべての女性・男性の公平な待遇−人権尊重と差別撤廃への理解と支持
3. すべての女性/男性従業員の健康、安全、福祉の保証
4. 女性のための教育、研修、専門性開発の促進
5. 女性のエンパワーメントにつながる事業開発、流通、マーケティングの実践
6. 地域社会の主体的活動と啓発による平等の推進
7. ジェンダー平等達成への進捗状況の把握と公表


初日の基調パネルは、APECにおけるWLNの役割と今後の課題でした。どの国でもまだまだといわれていた女性のエンパワーメントでしたが、中には日本政府は女性のエンパワーメントにどれだけコミットしているのか?という意見が出たくらい、日本政府の女性問題に対するメッセージ性を疑問視されていたと感じました。

海外からみると、日本には、各都道府県に男女参画センターがあるということは、力を入れているということともとれるようです。しかし、箱物そして縦割り行政の中で、“女性のエンパワーメント”を行政が横軸を通して推進してくれると、もっと我々国民にも目に見えるような、そして具体的なものとして伝わってくるかもしれません。それ故に市民レベルのネットワーキングがもっと必要なんでしょうね。

韓国の女性起業家団体のリーダーの方から、世界金融危機への政策対応の中に、女性起業家のために資金提供をするというところまでは残念ながらいかなかった。今後WLNの位置づけを強化して、APECの経済圏における女性のエンパワーメントのために、APEC Business Advisory Councilのメンバーに女性を入れることを提言の中に含めたいという意見には共感しました。その結果、最終日の提言には、この項目が含まれました。

2日目の女性たちによる経済活動創造への挑戦のパネル(2日目以後の各セッションは、参加女性団体の企画プログラムで、これは日本BPW連合会による企画です)で、その中で横浜市長の林史子さんは“自治体の長の職は女性に向いている”なぜなら“生活者目線でものをみることができるから”といわれたこと。また、自らが車の営業をしていたときの話で“人は感情でものを買う”ため、“女性の共感力と信頼の強み”を生かすべきということばが印象的でした。

ニュージーランドの女性問題担当大臣のパンジー・ウォンさんは、とてもエネルギッシュな話し方で、NZにおける女性の活躍について話されました。彼女は上海生まれでNZに移住し、アジア系女性で初の閣僚になった人です。
“金融危機の時に経営危機を乗り越えることができた企業の多くは、女性がボードメンバーに一人でもいた企業であった。もっと女性をボードメンバーにしておけば金融危機を乗り越えられたかもしれない”という発言をされました。
NZでは優秀な女性リーダー3000名のデータベースを女性省として持っている、ということでした。また、NZの首相や株主連合のサポートで、より多くの女性を企業のボードメンバーに入れようという動きがあり、現在の14%を30%まであげる計画だそうです。

3日目の女性の起業力というパネルセッションでは、国別の女性による起業の実態を話されており、中でも、台湾の女性起業のパワーが大きくなっている背景には、2008年から4万人の女性を対象としたフェニックスプログラムというものがあり、起業資金の貸し付けをするフェニックス・ローンがあるそうです。成功した起業家がこれからの人をサポートする(spiritual mentorとして、経験を分かち合う、シングルマザーに機会を与える。メンターがロールモデルとなる)という女性の強みを生かしたシステムを作っています。

また、開発途上国の女性たちに起業支援をしているUSのキャピタルシスターズ・インターナショナルの創設者の、パトリシア・フォレイ・ハイネンさんは、最後にグラミンバンクの創設者ムハマド・ユヌス氏の言葉を語り、女性のリーダーシップは利他へ働く、自分だけのことを考えているリーダーではない、女性のエンパワーメントにより、社会問題/課題を解決するための社会的事業を起業し、“Funding”を循環させることが必要だ、とまとめました。

その他、ランチタイムやリセプションでのアトラクションでは、女性会議ならではの、日本文化の紹介(踊り、和太鼓、着物ショーなど)があり、海外からのお客様には喜ばれていました。

パネリストの発表資料は下記までどうぞ
http://www.apecwln2010.jp/data/ja.html
| Maki | D&Iイベント報告 | 22:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
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第三回D&Iワークショップ開催しました&感想

本音で語ろうD&Iワークショップ第3回目は、米国のD&Iトレーニングで好評を得ている“キリンとゾウのお話”のDVDを使い、参加者のみなさんとともに作り上げる会となりました。
ワークショップでは、排除する側、排除される側の立場に立って、グループディスカッションを行い、両者お互いの視点に立つことから見えてくる気づき、その重要性などが語られました。
また自分自身の経験に置き換えてみたり、現実の組織で起こっていることなど、新たな視点が得られたという声もありました。

シーメンスジャパン(株)佐藤様からD&Iワークショップに参加した感想を寄せていただきましたので、ご紹介します。

 * * * *

ありがとうございました。

改めて、Diversityとは難しいものだと考えるようになりました。
自分もキリンになってしまうかも。というより、すでにキリンなのかも。。思い悩みます。。
せめて、「自分の世界だけになっていないかな?」ということを気づきたいです。

そして、一番初めに拝見した、馬を探す絵。
目立つものしか見えていないんだ!と再確認させられました。
他の方が言って見えるものや、人が言っても見えないもの。
まさしく「今」がそうなんだろうな。と、またもや帰宅後考えていました。

今まではただ時間を過ごすだけでしたが、悩み、考える時間が出来るようになり、少し成長(遅ればせながら)しているのかな。。とちょっとうれしく思います。

次回の会も楽しみにしています!!

皆様ありがとうございました。

シーメンスジャパン(株) 
佐藤香織

* * *
D&Iの旅は、日常の一こま一こまにある、D&Iの課題に気づき、いままで気付かずにいた行動や言動をほんの少し変えていくことから始まります。

次回の第4回本音で語ろうD&Iワークショップは
下記のとおり開催予定です。
日時:2010年10月12日18時半から
場所:東京ウィメンズプラザ (表参道)

参加希望の方は、mail@gewel.orgまでご連絡ください。

| Maki | D&Iイベント報告 | 14:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
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さまざまな気づきを得られる場“本音で語ろうD&I”WS報告

第2回“本音で語ろうDiversity&inclusion”ワークショップを実施しました。
By 藤井 幸子

GEWELでは個人個人がD&Iをどうとらえているのか?働く個人を対象に募集し、4月19日と6月21日にワークショップを行いました。参加人数は1回目が20名、2回目は16名とこじんまりした会でしたが、参加された方は、テーマに沿ってワールドカフェ方式で全員とディスカッションを行い、さまざまな気づきを得られたというフィードバックをいただきました。
この場でのルールは、/佑琉娶を否定しない。∀辰靴討い襪海箸暴乎罎垢襦の2点です。

このような企画を行った背景には、D&Iの旅は個人個人の背景、経験などに基づき、それぞれに異なるものであり、組織内で推進されているD&Iだけでは、十分話し合う機会が少ないのではないかという考えがありました。参加された方は、組織内で働く方、起業家、非正規社員、ワーキングマザーなどさまざまです。

2回目のフィードバックの主なところをご紹介すると、
D&Iの良いところは、異なる考えに触れて視点が変わってくる。これが革新的なアイデアにつながる可能性がある。組織として、企業として持続的成長につながるのではないか?
個人個人で外見だけでなく、感じ方のDiversityがあることに気がついた。
相手を受け入れないと、D&Iのプラスの面につながらない。異なることでExcludeすることは、組織にとってマイナスになる可能性が大きいのではないか?
その人が出来ることにフォーカスして、役割を持ってもらうことが一人一人を生かすことにつながる。
存在を認めることから始まる。
グローバル化にフォーカスしすぎると、globalに触れていない人を除外することに気がついた。
人と会ったときに同質がみえると安心する。似たもの同士だと落ち着く。(comfortable zone)
相手が異質なことをいうと心地よく感じない(理解できないと怖い、不安→自己防衛本能、予測不能)。よって排他的になっていく。
その人と自分が違っても否定する理由にはならない。自分とは違うのね!ということだけ。

「明日からやってみようと思うこと」をいくつかをご紹介します。
・会う人全ての中で、最低自分と共感するところを見つけ、より深いつながりを確立したいです。
・自分が大切に思うことを大切にする自分でいることを心掛けます。
・笑顔をたやさない。人にやさしさをもつ。
・思い込まない。押し付けないを意識すること。
・未知に飛び込む。(体験することでD&Iは理解できる)
・自分自身もインクルーシブされるように努力する。・
・相手の良いところを見つけること、自分の価値観を押し付けないこと。
・自分を無理に変えようとしない。相手も。
・やはり企業の一員である以上D&Iをビジネスの成長に結びつける視点が必要だ。明日から自らこの点を考えてみたい。

次回は 
22年8月26日(木) 18:30分から20:40分まで
 @表参道 東京ウィメンズプラザで行います。
 ぜひご参加ください。

いろいろな考えを述べ、他人の考えも聞くことで、具体的な例を話し合い、自分だけの視点で考えていたD&Iへの理解が深まったと考えられます。参加者の中で、このWSから得た新しい気づきをお寄せいただきました。

http://blog.gewel.org/?eid=122604

どうぞご覧ください。
| Maki | D&Iイベント報告 | 02:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
GSWレポート メンタリングセッション

What Makes for Successful Mentorship?
メンタリングの成功に必要なものは?

(株)クオリア代表取締役 荒金雅子
MCM代表 SUNG−JOO KIMさんと

日本でも近年、ダイバーシティ推進の中心的施策として広まっているメンタリングプログラム。マイノリティ、特に女性のキャリア開発やリーダーシップ開発には欠かせないプログラムであり、その効果はメンティの成長にとどまらず、メンターのヒューマンスキルの開発や組織の活性化などにもつながっている。GSWでも毎回セッションに組み込まれる重要なテーマだ。今回のモデレーターはGEWEL副代表理事の佐渡アンさん。スピーカーは、デル(米国)の人材開発部長のKate Bishopさん。マクドナルド(米国)グローバルダイバーシティチーフオフィサーのPatricia Harrisさん。そしてErnst&Young(米国)中国担当のBin Wolfeさん。3人ともユーモアと機知に溢れ、そしてなにより女性を支援する熱い想いをもった素敵な女性達だった。

モデレータのアンさんは着物姿で


共通して伝わってきたのは、メンタリングがより高いポジションに女性がつくためのリーダーシップ開発として機能していることだ。マクドナルドのPatriciaさんは自社のメンタリング制度について、.ャリア開発 機会の提供 8柩儼兮海裡海弔了訶世ら取り組んでいると説明した。特に伝統的な組織では女性は無意識に排除される傾向があり、意識的にメンタリングを行うことは重要なことなのだという。Ernst&YoungのBinさんはリーダーシップパイプラインの一貫としてメンタリングを実施し、高い能力を秘めたメンティを勇気づけ励まし、行動を支援することでより高い地位に就くことができるよう支援していると紹介。デルのKateさんは、最も大切なことは女性(メンティ)が自分は何をしたいのか(Want)、何を大事にしているのか(Value)を理解し、自らのプロとしてのネットワークを構築することだという。発言することを恐れずに手を挙げる大切さ。自分自身と深くつながり自律的なオーナーシップ意識を持つこと。そしてメンターという外部の支援者を持つことで、個人のリーダーシップブランドが確立されていくのだ。
日本でメンタリングを支援していて気になるのは、メンターの助言やコメントに頼りすぎたり自分の意見を表明することをためらうなど、消極的な態度をとる女性達が少なくないことだ。大事なことはメンティ(女性)の自律性と自発性、そして行動力。よいメンタリングには女性自身の意識改革も欠かせない、ということを改めて痛感した次第。

会場からは関心の高さを物語るようにかなり詳細な質問が飛び交った。
「外部のメンターを活用しているか?その際の注意点は?」「メンタリングの期間はどれぐらいが適切か?」「オンラインメンタリングの注意点は何か?」「マッチングはどのようにすればよいか?」「メンタリングの評価軸は?」「チームメンバーなど周囲の人へのケアはどうすべきか?」「コーチングとメンタリングの違いは?」などなど。Patriciaさんは、「オンラインメンタリングは黒人メンティにとってやりやすい」という。電話やEメールだと一見コミュニケーションが取りづらいようにも感じるが、顔が見えないということで(特に)男性メンターの持つ無意識的な先入観や固定観念が排除されるため、よい支援関係が確立されるようだ。

今回質問にたったのはアメリカや中国、スペイン、韓国など様々な国の女性達。メンタリングは今や女性やマイノリティがエンパワメントするための強力なツールとして世界中に広がっている。日本ではどうだろうか。確かにその言葉は浸透してきたようだが単に名称を使っているだけだったり、綿密なプログラム設計がされていないケースもあり、その効果はまだまだ不十分だといえる。微力ではあるが、今回のセッションで得たことを日本に持ち帰り、本当に機能するメンタリングプログラムの普及に向けて少しでも貢献したい。その想いを強くしてくれたセッションだった。

| Maki | D&Iイベント報告 | 22:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
速報! Global Summit of Women 2010 in Beijing

NPO GEWELがグローバルパートナーとなっている、Global Summit of Women 2010 が中国北京で開催されました。

今年のテーマは” WOMEN AT THE FOREFRONT OF CHANGE”です。
場所は、中国 北京。
日程は5月20-22日の3日間です。



この世界女性サミットは、北京女性会議以降、女性が力をつけて、ビジネスや政治の分野でリーダーシップを発揮し、女性同士お互いに支援しあおうという目的で毎年世界の各都市で開催され、今年は記念すべき20回目となります。毎回世界中からの参加者が増え続け、1500人を超えるほどとなっています。



今年は、日本の緒方貞子さんがGSWアワードを受賞されることもあり、日本からの参加者も多く、GSWプランニング・コミッティーメンバーのフクシマ咲江さんや坂東真理子さんをはじめ、パネリストとして参加されるアクセンチュアから本井さん、Julieさん、岩本さんの3名、錚々たる面々の起業家のみなさん、GEWELからは分科会のモデレーターを務める佐渡アンさん、藤井幸子さんと佐々木の3名が参加し、総勢20名超の参加となりました。



また、全体ではモンゴルやUSAから100名を越す参加者があるなど、世界80カ国を超える国々からの参加者1200名強で、会場のマリオットホテルは、英語、中国語、スペイン語が飛び交う、エネルギーあふれる場となりました。世界の人々が中国に多大な関心をはらっていることを示しています。
今回は企業スポンサーも多く、グローバル企業や中国企業あわせて30社を超す勢いです。





北京人民大会堂で開かれた歓迎レセプションでは、ホスト国中国のHong Cheng(Deputy Mayor Beijing)氏からの開会の挨拶をはじめ、スウェーデンの経済相やベトナムの副首相、タンザニアのファーストレディなどの各国のVIPのスピーチが続きました。
リーダー紹介では、あおぞら銀行のアキレス美智子さんが9月に東京で開催されるAPEC女性リーダー会議の紹介とご案内をされました。

GALAディナーでは、日本からの参加者の有志は、着物を着て緒方貞子さんの受賞を祝いました。着物姿が珍しいのか、目立つこともあり日本チームの存在はかなりアピールできたようです。





主な内容や参加者などは下記のHPにて、GWSの詳細や画像が見られます。

http://www.globewomen.org/summit/2010/2010%20Summit%20Brochure%20Booklet.pdf

参加者によるGSWレポートは順に掲載予定です。ご期待ください!

By ささき




盛りだくさんな3日間のプログラムは下記のとおりです。

MAY 20, 2010 (THURSDAY)
8:00 a.m. – 4:00 p.m. Summit Registration
9:00 a.m. – 3:30 p.m. MINISTERIAL ROUNDTABLE: Leading Change for Women Through Partnerships
3:00 p.m. – 4:00 p.m. Doing Business with China
4:30 pm Buses depart for Great Hall of the People
5:30 p.m. – 7:00 p.m. Opening Ceremony
7:30 p.m. – 9:30 p.m. Welcoming Reception and Dinner

MAY 21, 2010 (FRIDAY)
8:00 a.m. – 9:00 a.m. Networking Breakfast
9:00 a.m. – 10:00 p.m.   Global Megatrends Post Crisis: P
          An Update Regional Megatrends
          Global Trends in Board Diversity
10:00 a.m. – 11:00 a.m. CEO Forum: Leading Corporate Change
11:00 a.m. – 12:00 p.m. Vice Presidents Forum:
         Leading Government’s Reach to Women
12:00 p.m. – 12:30 pm Break
12:30 p.m. – 2:30 p.m.
Luncheon Program: New Media and its Ability to Extend Markets
Breakout Sessions
2:45 p.m. – 4:15 p.m. Entrepreneurial Track: Finding New Markets
Microenterprise Track:Using Technology for Microenterprise Growth
Leadership Development Track: What Makes for Successful Mentorship?
IssuesTrack:
LinkingBusiness/Government/NGOsSuccessfully
4:30 p.m. - 6:00 p.m.
Entrepreneurial Track:
Branding Effectively Using New and Old Media
Leadership Development Track:
Developing Visibility Internally and Externally
Issues Track: Beijing +15 and Women’s Economic Futures
4:30 p.m. – 6:00 p.m. Special Session:
YOUTH FORUM: Exploring Entrepreneurship
6:00 p.m. -- 7:00 p.m. Break
GALA DINNER
7:00 p.m. – 8:00 p.m.
Women Mayors: Leading Change for Women Through our Cities
8:00 p.m. -- 9:00 p.m. Dinner
9:00 p.m. -- 10:00 p.m.
Global Women’s Leadership Award
China Women’s Leadership Award
Ministerial Best Practices Awards
Ministerial Introductions

MAY 22, 2010 (SATURDAY)
8:00 a.m. - 9:00 a.m. Networking Breakfast
9:00 a.m. – 10:00 a.m.
Leading Corporations to Improve our Communities:
The Future of Corporate Social Responsibility
10:00 a.m. – 11:00 a.m.
Leading the Way to Energy Renewal: Why Women Should Care
11:00 a.m. – 12:00 p.m. Working Effectively With Men
12:00 p.m. – 12:30 p.m. Break
12:30 p.m. – 2:30 p.m. LUNCHEON PROGRAM
Leading Diversity from the Top: The CEO Perspective
2:30 p.m. – 2:45 p.m. Break
Breakout Sessions
2:45 p.m. - 4:15 p.m.
Entrepreneurial Track: Financing Your Business for Growth
Microenterprise Track: Developing Sustainable Markets for     Microenterprise Products
Leadership Development Track: Managing the Difficult Business Conversation (or Resolving Workplace Conflict)
4:30 p.m. - 6:00 p.m.
Entrepreneurial Track: Building Your Business Through New Media
Microenterprise Track:
Funding and Managing Risks In Microenterprise Development
Leadership Development Track: Trends in Work/Life Management
Issues Track: Leading Global Giving: Women and Philanthropy

6:30 p.m. – 7:30 p.m.
Closing Ceremony: Leading Cervical Cancer Prevention
Formal Close
7:30 p.m. -- 9:00 p.m. Closing Reception
| Maki | D&Iイベント報告 | 06:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
日系三世のリーダーとのBreakfast Meetingレポート

日系三世のリーダーとのBreakfast Meetingレポート
By 佐渡アン

5月13日木曜日、外務省とUS-Japan Councilの企画で、ホテルパシフィック東京にて日系三世のリーダーとの和食のBreakfast Meetingが開催されました。

Debra Nakatomiさんをはじめ、Patricia Kinagawaさん、Susan Eichorさん、Dianne Fukamiさんと数名の男性リーダーと来日された機会に設定された非公式な会議です。
日本からの参加者は、GEWELから堀井、藤井、佐渡、女性起業家として高井さんと杉田さんです。大変有意義な話し合いになりましたのでご報告します。

以前、上記と同じ外務省とUS-Japan Councilの企画でトヨタUSAのCFO、Tracey Doiさん、ご自分のPR会社の社長及び初日系三世のブロードカスターとしてEMMY賞受賞者のJan Yanehiroさん、カリフォルニア大学副学長のJudy SakakiさんとLAで高級住宅供給会社KPホーム副社長兼法律顧問のWendy Shibaさんとお目にかかった時は表参道のCafe Anniversaireへ土曜日の午前中でしたので、Accentureの初女性Executive Partnerの本井さん、日産のDiversity推進室長の高橋さん、GE Healthcareの人事取締役の山下さん、BP蠅凌融デイレクターの長浜さん、みずほ銀行のDiversity推進室長の絹川さんと同銀行のシニアクレジットアナリストの寺澤さんが私と参加してくださいました。その時はどのようにアメリカからの女性リーダーがBamboo Ceilingを乗り越えて、今の自分達がいる事及びアメリカのD&Lの現状を皆様でインフォーマルに話し合いました。

米国からの参加リーダーをご紹介します。
Patricia Kinagawaさんは、弁護士として、ご自分の弁護士事務所を2年前に始められました。まだアジア系アメリカ人女性Prosecutor(判事)は珍しいので、裁判の時に翻訳担当に間違えられた事があったと話されていました。セクハラ問題ほか様々なケースを企業クライエント側で扱っておられます。またDV被害者やDisabilityを持つ女性を支援する会にもかなり力を入れているとも伺いました。彼女はロスとパサデナにオフィスを開いています。1時間で別な用事が入ってしまって、9時でお別れでした。

Susan Eichorさんは、ハワイ出身で、エンジニア系の仕事をなさっています。今500人近くの男性エンジニアを使うaoiという会社の社長とCOOです。知り合った若い日本人女性が大変優秀で、色々お話をするのを楽しみにしていたところ、彼女が子供を出産すると、姑の意向で仕事をやめ、家に引っ込むとあっさり言うので、とてもびっくりしたと話していました。日本の環境も少しづつ変化してきてはいるが、このように考える日本女性がまだいる事は確か。日本が女性労働力を活用しなくてはならない場合、どのようになるのかという事が興味の対象でした。

Debra Nakatomiさんは、Asian Pacific American Women's Leadership Institute(APAWLI)より私同様奨学制度でGallup Leadership Institute等で色々学ばせていただいた卒業生社会人でした。PRや広報関係の仕事が主ですが、Girl Scoutの活動にも力を入れており、日本から来た東京支部のガールスカウトのピースパックというプログラム内容がアメリカでも認められたという話をしておられました。ガールスカウトは、私も資生堂の岩田さんとご一緒に評議員を務めていますので、大変面白くお話を聞かせて頂きました。従来からのクッキー販売やキャンプ、クラフトづくりなどから、リーダーシップへとフォーカスが変化してきています。特に100周年を迎えるアメリカでは、キャンペーンや目標が以前とは変わりつつあると話していました。日本でも今年は90周年を迎えて、女性のエンパワーメントが大きなキーワードになっています。彼女は二人の男の子の母親でもありますので、どのくらい息子達がフェミニストでいる事が自分の育て方を実証すると述べていました。

Dianne Fukamiさんは、CBSのニュースルームのトップにもなった時期があり、ご主人よりもサラリーが高い事もありましたが、二人のお嬢様が大学ともう働きに出ており、今は自分のペースでビデオやフィルム、テレビの製作番組等のプロデュース、監督やスクリップト作成をHome officeでなさっており、収入は今やご主人の方が多いが、過去のサポート役でまだ家事の手伝いをしてくださるので、助かるというお話も感銘しました。
Debraさんは、忙しい女性は皆奥さんが欲しいのではないかと言い、笑いの場面も。

今後もぜひ連絡を取り合って行く事を約束して、次回の建部氏によるGOLDのシンポジュームが開催される18ヶ月先(来年の日本での開催が10月頃)になっているので、全員でこれを目標に会いましょうとお別れしました。Tracey Doiさんの一行にも連携を取り、次回の再会。

今回は多くの方の参加が難しかったので、日本からは起業家の女性二人にも入って頂きました。その一人、杉田さんは翻訳会社で英語やフランス語、中国語も出来、お話も大変興味深く聞かせていただきました。彼女は早稲田大学卒業時に就職をせず、中国がまだ共産主義国だった頃に留学されました。今はライセンスの契約等のお手伝いをなさっております。結婚と子育て可能になるよう自分の事業を起こしたが、アメリカからの女性たちが言っているように、Work/Lifeを全部自分のものに出来るのかをDebraさんとDianneさんに聞いていました。お二人からの返事は、やはり多少の犠牲が伴うということでした。

もう一人の起業家は、IT関係のコンサルタント会社を営んでいる高井さんです。エンジニアリングの科学系のコロラドの大学を出て、さまざまな企業を経験し、GEWELの藤井さんと同じNovartis Pharma時代はDiversity推進の仕事もお手伝いした経歴を持っています。
今、外資系企業では、このような技術系の女性を上層幹部へのHeadhuntingのポジションにという話があるので、日本での女性幹部登用への可能性は早まって来ているのではないかというご意見も大変面白く聞かせて頂きました。
| Maki | D&Iイベント報告 | 00:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
自分にとってのダイバーシティとは?個人向けWS報告

第1回“本音で語ろうダイバーシティ&インクルージョン”を開催しました。
By 藤井幸子

4月19日にダイバーシティ&インクルージョンに興味を持っている16名の方が集まり、東京ウィメンズプラザで一緒に考えようというイベントが行われました。参加者の背景は、国籍、海外経験、年齢、経験など本当に多様で、様々な意見が交わされました。

初めに、GEWELで実施した働く人の意識調査日米の比較について:「ダイバーシティという言葉の認知度が8%」と、思っているより低いこと。日本人の「自尊感情の低さ」などが異なること。また、「仕事をするうえで、常に自分なりに努力している割合が80%強」と日米で同じであることが発表されました。

“本音で語ろう”というタイトルにした理由は、組織への呼びかけで話し合うと、会社としての立場などの関係で、本音がなかなか言いにくいのでは?ということで、あえて個人を対象にと考えた企画です。

人の話をじっくり聞く、自分の考えを思いきり話すために、ワールドカフェ方式で、“自分にとってのダイバーシティ”というひとつのテーマについて、参加者が3つのグループで入れ替わり、話し合いをしました。その中からどんな意見が出たかをご紹介します。

アンケート結果からは、皆さん組織の考えからなかなか抜け出ることができなかった。もっと具体的な例が出てきたら、分かりやすかったかもしれない。など。次回への課題が出てきました。

自分にとってのダイバーシティ
まず人に興味を持つことで、“異なることに価値を見いだす”というダイバーシティの考えに納得できるのではないか?
多様性は一人ひとりがいろいろな角度で物事を見ることができるようになり、自己成長につながる。
長い間仕事をする中で、正社員にならない選択をした。それが自分の好きな仕事を続けるためでもあった。しかし同じ仕事でありながら、上司によって、扱われ方や情報の共有が異なるのには納得できないことも。 
大企業の方がD&Iができていないのでは?中小企業は人を活かさないとやれないので。
ダイバーシティの定義がいろいろある(個人の背景や転職経験、留学経験などで違うのでは?)
企業のDNAがあわないと溶け込めない。日本企業は特にそう。
(転職ができない人たちが自分たちにムラ社会を守ろうとするから閉鎖されている。ほかにも女性に対して、一般職という仕事を選んだのだから、OKでしょう、という意見も)。
上層部もダイバーシティを勉強するべき。本当の意味を理解していないかも。
日本文化そのものが歴史的に、外国の文化などダイバーシティをとりいれてやってきた。
一人ひとりを活かしていかないと日本の明日はないという危惧がある。
人体の抗原抗体反応に似ている。外部から異質の抗原が入ったときに、それを生体が受け入れて抗体ができ、収まり共存できるようになる。
アウトサイダーが楽しい経験だった。ポジショニングをかわることで、いろいろできるし、場面に応じて変われておもしろい(Diversityを楽しんでいる人の意見)。
一つの会社だけで過ごさなかったことが良かったと感じることが出来、私にとってのダイバーシティかもしれない。
自分の知らない文化・思想・人格を知ること。短気だった自分が変わって無駄に怒らなくなった気がする。

今後期待するテーマとして
ー分とは異なると思われる人とどう折り合いをつけることができるか?
日本社会にD&Iが受け入れられるには?どうしたらいいか?
Diversity & Inclusionの考えがなぜ個人にとって必要か?

次回は、
6月21日(月曜日)18時30分より
東京ウィメンズプラザで開催予定です。
参加ご希望の方はcontact@gewel.orgまで、ご連絡ください。
| Maki | D&Iイベント報告 | 00:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
GOLDシンポジウム“TUNAMI” 速報

3月22日、GEWEL姉妹団体であるGOLDの第三回シンポジウム“Leading and Navigating TUNAMI Culture Across the Pacific”がロサンゼルスで開催されました。

 GOLD 代表建部博子さん

このシンポジウムは、“日米のリーダーたちが集まり、グローバリゼーションの連鎖から影響される津波カルチャーを乗り切っていけるリーダーシップを身に着け、お互いにダイバーシティ&インクルージョンなどに関する知見を交換し合いながら、今のボーダーレスな経済状況を打ち破る新たなコラボレーションをつくろう”とするものです。

まずはざっと会場の雰囲気などをおつたえします。
快晴の22日、TVカメラが何台もはいったセンチュリーシティ、インターコンチネンタルホテル1Fの会場は、朝8時半から参加者が続々と集まり、活気にあふれていました。全体で約200人、日本からも25人の方が参加しました。



プログラムのメインは、ロジャー・クロフォード氏。氏は、ユーモアを交えながらご自身の体験をもとに、チャレンジすることの大切さを熱く語りかけてくれました。
大学時代、四肢のすべてに障害を持つテニス選手としては初めて、全米大学体育協会のトーナメントに参加。その後プロ・テストに合格し、プロ・コーチとなったロジャー。そんな体験から「どんな玉も、うとうと思わないと打てない」など氏ならではの言葉で、語りかけてくれました。




詳細はまた後ほどご紹介いたしますが、彼には手指が3本で足指3本、一本の足は義足です。そしてテニスのプロです。聞いてはいたものの、本人を目の前で見るとすごい・・・。驚きと尊敬の念を抱きながら、会場全体が水を打ったように静かに彼の言葉に聞き入っていました。偉大なお母様の言葉にほろりとさせられる場面も多々ありました。

氏の著書は日本語でも“「こんな『きっかけ』を待っていた」自分の人生が不思議なくらい開ける本” として三笠書店(2006年5月)から出版されています。

CEOセッションでは、、ユニオン銀行頭取兼最高責任者田中正明氏とIBMマリリン・ジョンソン氏との対談、次に、日米の架け橋に貢献したとして、個人部門では元メリルリンチ日本証券社長の小林いずみさん(現世界銀行)が、企業部門ではユニオン銀行と三菱東京UFJ銀行が表彰されました。






分科会では、GEWELの堀井氏やあおぞら銀行取締役のアキレス美知子氏もパネリストとして発表しました。
「アメリカの人たちが海外でトラブルなくうまくやっていくには?」
という質問ではアキレス氏が「日本人はアメリカ人とうまくやっていくために、まず英語を勉強します。アメリカの方もおやりになるといいのでは?」とやんわり皮肉も。

最後に迫力あるNBC/Universal,ダイバシティ最高責任者(CDO)、Paula Madison氏の基調講演でしめくくられました。

 パネリストのアキレス美智子さんと近咲子さんといっしょに

会場は、とても意欲の高い参加者の活発な質問や発言で一段と深められ、ひとつひとつの講演が終了するたび、スタンディングオベーションがわきおこっていました。

カリフォルニアの青い空の下、中庭のガーデンでいただいたヘルシーなランチ。LAらしくとても爽快な風が吹いていました。



次回からの詳細レポートをお楽しみに。

BY SASAKI

| Maki | D&Iイベント報告 | 00:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
ウィメンズサミット東京から報告

ウィメンズサミット東京から報告
By 藤井 幸子


2007年にHPさんがスポンサーとなって開催された異業種のミッドキャリア女性たちを対象として、「Managing your career」が契機となって、複数企業が主催会社となり、実行委員会を組織して、継続することになりました。GEWELは協賛団体として仲間に入れてもらっています。

2008年には「Managing my career−キャリアの歩き方」として、NTTデータさんが幹事会社で200名以上が参加、主催企業のダイバーシティ推進担当者の男性も一部参加し、どうやって自分のキャリアを築くか?について、そして目玉の異業種ネットワーキングができました。2009年はInspired the nextの日立製作所さんが幹事会社となり、「Inspire your career―ビジネスに生かすソフトパワー」をテーマとして新しいタイプのリーダーシップを考えよう。ということになりました。また、生物多様性を重要視して、WSTの持続的な発展を考え、2009年度は主催企業から12名の部下を持つ男性が参加しました。
いろいろな方のお話から、ソフトパワーに関するキーワードをご紹介します。
NTTデータの人事部長の寒河江さんは「人間力をベースとした影響力を与えられる異なるリーダーシップスタイルが求められる」とし「人脈は財産」なのでサミットのネットワーキングは大切に!というウェルカムメッセージでした。



幹事企業の日立さんの常務の江畑さんは、ダイバーシティを「優秀な人材」からなる「自然」な組織・会社という言葉で表現され、また、「違う人から学ぶ」ダイアモンドの輝きともいわれました。ソフトパワーの源泉は1.実力・実務・努力、2.相手の立場に立てる 3.人間的魅力・度量 4.情熱とコミュニケーションであるといわれました。長い海外勤務の経験から、日本の現状をみると「もっと良い(好い)加減に」して“のりしろ”を考えた方がいい」とのメッセージも。

カラーエネルギー別のコミュニケーションスキル:ソフトパワーを使おうというテーマで、GEWELの藤井がワークショップを行い、ユングの心理学に基づいた心理傾向を4つの色(赤、黄色、緑、青)に分け、自分はどの色をトップカラーとしているか?4つの色をどんなレベルで使っているのか?を知ること(それがなりたい自分、期待されている自分、役割で求められている自分の姿)。また、コミュニケーションする相手の色のタイプをその特徴から推定し、相手を変えることはできないので、自分のコミュニケーションの仕方を5%変えるだけで、より関係構築がうまくいくと紹介しました。
カラーネルギー別行動戦略やストレスの原因を知り、相手を不安にさせないこともソフトパワーにつながります。



午後は松永真理さんの特別講演で、これまでの経歴の中でどんなソフトパワー、ハードパワーを使って実績を上げたのか?を話して下さいました。リクルート時代に就職ジャーナル編集長になった時に、一人では何もできないことに気づき、人とのネットワークがいつも助けになった。とのことでした。また、どこかで数字で示さないと、リスペクトされない。実績があって初めてソフトパワーが生きるとも。
影響力とは”熱“を帯びてそれが伝搬することがソフトパワーとも。危機感がアイデアを生む。チームの熱で危機感から脱したことが何度もあるも言われていました。ソフトパワーは自分との戦い、自分でテーマを見つけられる力とも考えられるが、多くの男性は過去との比較があり難しくなかなか自分ではできないが、女性は過去がないので比較のしようがなく、自ら見つけるしかない立場にある。人の力をお借りする真摯な態度になれるかどうか自分への問いかけであり、チームで仕事をすることは、自分の魅力が上がる(チームの中の自分に気づくことで客観的になれる)とのコメントもありました。
まとめとして“角を立てずに波風を起こす”という表現もされました。



その後のパネルディスカッションでは、パネリストの方たちがたくさんのキーワードを出されました。
すごいと思った人として、過去の上司で任せてくれたひと(信頼にこたえていい仕事をしたくなる、認められた、代わりにリスクをとってくれた)。傾聴して決断してくれるひと(社内ネゴをしてくれて、リスクをとり決断してくれた)。緊張を解くために笑いを取る人、威張っていない人、余裕のある人などがあげられました。
ソフトパワーとして、ポジションでしかものを言わない人には、正論で立ち向かわない(その場で反応しないほうが得)。その人が最も気にしていることが分かったらそのことに気をつけて、自分のアイデアをとおすためのアプローチに徹するなど。相手に逃げ場を作っておくなど。
ソフトパワーとして、ともに良くなるという女性の感覚の方が良いリーダーシップではないか?男性の多くは陣地意識が強いのでは?という意見も出ました。


| Maki | D&Iイベント報告 | 15:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
推進室長の会 渥美由喜氏講演感想

By 堀井紀壬子

テーマ:「在宅勤務(テレワーク)」
講師:渥美由喜氏(東レ経営研究所ダイバーシティ&WLB研究部長)

GEWELが主宰している勉強会で、ワークライフ・バランス(WLB)の研究や企業のWLB導入のコンサルティングのご活躍の東レ経営研究所、ダイバーシティ&WLB研究部長の渥美由喜さんのお話をじっくりうかがう機会を頂きました。
お願いしたテーマは在宅勤務(テレワーク)でしたが、渥美さんも公私共にお忙しい中、この日のためになんと71枚のスライド資料をご用意くださり、ご自身のフルタイム・テレワーカーとしての経験や、これまで600社以上での国内外の企業のヒアリングを通して得られた知見を熱心にお話くださいました。当日の渥美さんのお話をレジメ風にまとめてご紹介いたします。

自己紹介―ご自身の研究スタイルなど
テレワーク(TW)とは
(1) WLB/Diversity(Div)の経営数値上の効果
(2) WLB/Divの定性的効果
(3) British Telecomの事例
(4) テレワーク実践のために組織が取り組まなければならないこと
TWの課題と対応策
(5) 職務記述書の必要性
(6) 評価基準の重要性
(7) 情報共有のノウハウー数値化
(8) マニュアルの共有
フルタイムTW
(9) ご自身のスタイル
景気低迷下での企業の現状
(10) 不(11) 況期こそWLB&Div
(12) WLB先進企業の考え方
TWとDiversity

涙あり、笑い有りのお話を通じて、私が感激したのは、渥美さんのプロフェッショナリズムでした。ご自分の価値観や生き方に忠実に真摯に生きていらっしゃり、仕事の面では、他の人が真似できないデータの可視化を実践されています。

私もこれまで企業のお手伝いをするとき、「経営に関わるメリット・デメリット」などを定量的に把握してくださいと申し上げていても、こちらからきちんとした方法論を展開していなかったことを恥ずかしく思うとともに、今後、渥美さんのような研究者からもっと学び、企業でWLB&Divの導入や実践に苦労されている方たちを応援するツールを作っていかなければ行けないなと、思いを新たにしました。

自分たちの実感としてダイバーシティ&インクルージョンの推進が「腹落ちして納得しない」方々に対し、より説得力ある事例や調査、わかりやすく可視化したデータの提供など、まだまだやらなければならないことは多いと思います。
志を同じくする人々と少しずつ進んでいければうれしいです。

| Maki | D&Iイベント報告 | 00:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
管理職層に女性が増えていくきざしを感じたWST

最後のグループディスカッションが女性のソフトパワーを発揮していた!
by 佐渡アン

今回のWSTには、プログラム最後のグループディスカッションからの参加でしたが、会場に入ると、熱気が凄く高い中、各テーブルで猛烈な勢いでテーマ毎に話し合いが行われていました。

ディスカッションのタイトルは「ビジネスに活かすソフトパワーの使い方」です。一グループ6人の構成で、20チームほどに分かれ、4、5社からの女性社員たちに、中には一人男性社員が加わっているところもありました。前段での藤井幸子さんによるインサイツ・タイプ別カラー診断や、松永真理さんらによるパネルディスカッションの話の内容を受けて、目に見えにくいが効果の高い「ソフトパワー」に対して、権威や力などわかりやすい「ハードパワー」をどのようにバランス良く実践していくと良いか、などの課題について真剣な眼で取り組んでいました。

各グループを回りましたが、ソフトパワーを誰に対して発揮したいか、については、1)上司、2)同僚、3)部下、4)他部署、5)お客様、6)取引先、7)その他が挙げられ、部下と上司、他部署を選んだチームが多かったようです。まとめ方もそれぞれユニークで、想像力やイノベーションを意識している事を感じました。

 

発表の段階では、誰が一番に発表するかというファシリテーターのNTTデータ人事部ダイバーシティ推進室課長の中西円佳さんから声がけに対して、一斉に全テーブルの手が上がったのは驚きでした。1回目、2回目と比較して、参加者が非常に前向きで、恐れずに発表をしたい意欲が伝わって参りました。

全テーブルからの発表は、戦略的に上司や他部署やその他対象層にどのようにソフトとハードパワーを使い分けて良い職場環境を作るかという事にとても参考になる意見ばかりでした。一番印象に残ったのは第2回目の発表で、「女性社員は絶対泣くことをやめよう」という内容が発表されました。またその中で、一人の若い女性が言った「自分達がドンドン上に行けば最後には上司がいなくなる」という、自分たちがトップに立つことを視野に入れた頼もしい言葉でした。ソフトパワーを発揮することに女性達が自信を持ち始めたしるしだと思いました。管理職層に女性が増えていくきざしを感じた次第です。

フォーチュントップ100社の女性取締役・役員の割合がアラブ諸国より低い日本ですが、今の1.4%しかない数字が2ケタ台になると、必ず近い将来に伸びる事を実感し、若い女性管理職候補者たちや第一線で働いている女性たちにとても励まされました。

終了後、急いで日経ウーマン、ウーマン・オブ・ザー・イアーの表彰式に駆けつけましたが、そこでもお言葉を述べた松永真理さんがWST講演で話したソフトパワーとハードパワーに触れていました。
「21世紀は女性の時代」と言われていますが、日本にも「女性の時代」が到来した事を実感する一日でした。
| Maki | D&Iイベント報告 | 14:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
第3回「Women's Summit Tokyo 2009」開催速報

女性社員を対象とした異業種交流イベント
第3回「Women's Summit Tokyo 2009 Inspire your career 〜ビジネスに活かす"ソフトパワー"」が開催されました。

12月4日、ダイバーシティ・マネジメントに積極的な企業45社の女性社員ら約180人が集結しました。
(株)日立製作所、(株)あおぞら銀行 、(株)NTTデータ、日本ヒューレット・パッカード(株)の4社は、NPO法人GEWEL の協力のもと、女性社員を対象とした異業種交流イベント「Women's Summit Tokyo 2009」を開催しました。

 

このイベントは、企業で働く女性のさらなる活躍を支援するために、さまざまな業界から女性社員が集まり、グループディスカッションやワークショップなどを通じて交流する機会を提供するものです。2007年に日本HPの主催で第1回が実施され、今年で3回目となります。

今回は、主催4社をはじめ、女性の活躍支援、ダイバーシティ・マネジメントに積極的に取り組む日系・外資系企業45社から約180名の女性社員が参加しました。
「Inspire your career 〜ビジネスに活かす"ソフトパワー"」をテーマに、午前中は、(株)日立製作所江幡誠氏(執行役常務)による基調講演やGEWEL藤井幸子氏による”カラーで分かるコミュニケーション・スタイル”ワークショップ、ネットワーキングランチが行われました。



午後からは(株)バンダイの松永真理氏(社外取締役)の特別講演と(株)あおぞら銀行アキレス美知子氏(常務執行役員)がモデレータを務めるパネルディスカッション(パネリスト日産自動車(株)ダイバーシティディベロップメントオフィス 室長高橋美由紀氏,日本ヒューレット・パッカード(株)金融営業統括本部本部長藤田弥門氏、松永真理氏)が行われ、ソフトパワーの効果や使い方などについて本音の意見が出されました。また最後に参加者全員が今までの話を聞いてのグループディスカッションとグループ発表が行われました。



Women's Summit Tokyo 2009の開催概要について

1. 開催の目的
  企業で働く女性が、活き活きとしなやかに働き続け、ビジネス成功のキーとなる役割を、今まで以上に担っていく一助とすること

2. テーマ 「Inspire your career 〜ビジネスに活かす"ソフトパワー"」
3. 日時 2009年12月4日(金) 10:00〜17:30
4. 会場 東お茶の水ビル2F 株式会社日立製作所 大会議室
    東京都千代田区神田淡路町二丁目29番地
5.参加者 約180名 (内約9割が女性、1割男性です)
| Maki | D&Iイベント報告 | 01:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
日本GE(株)バリアー・フリー・ネットワーク総会より

日本GE(株)バリアー・フリー・ネットワーク総会より
By 佐渡アン

11月9日(月)、日本GE蝓⊃融部の安藤美智子様のご招待で、バリアー・フリー・ネットワークの第一回年次総会(Barrier Free Network 1st Annual Meeting 2009)、「ダイバーシティと共に成長する」に参加しました。
その中で、ゲストスピーカーセッションでの日本IBM蠅寮川智恵子氏(東京基礎研究所フェロー工学博士)のお話が大変感動的でしたのでご報告いたします。
浅川氏は、現在日本IBM蠹豕基礎研究所アクセシビリティ・リサーチ担当として勤務されています。

浅川氏の業績は、パソコンのキーボードで点字入出力が出来る技術やホームページを音声で読み上げるソフトを開発し、障害者や高齢者など誰もが情報にアクセスでき、ソフトウェアを利用しやすくするという考え方「アクセシビリティ」普及に貢献されました。
2009年6月、IBMで技術者の最高職位「フェロー」に任命され、日本人としては5人目、日本人女性としては初めてとなります。

浅川氏は、中学時代にプールでの怪我により、視力を失われました。85年にIBM入社されて以来キャリアを伸ばしてきている背景は努力の賜物としか言えません。一人でアメリカへ出張したりはもちろん、お嬢様も立派に大人に成長され、今では一緒に買い物に付き合う事が楽しみとの事。またワインに興味を持ち、出来ればソムリエ位の知識を持つことが趣味と言われます。毎夜に体を鍛えるため腹筋を150回すると聞き、多くの男性参加者が、びっくりしている様子が感じられました。

続いて、岡本明氏からの視覚障害の色々な種類の説明も大変勉強になりました。
岡本氏は、現在筑波技術大学障害者高等教育支援センター(視覚障害、聴覚障害のある学生のための国内唯一の高等教育機関)教授で工学博士・社会福祉士です。
そのほか、GE内での障害を持つ2名の方々からの話も、努力と忍耐また感謝の心が本当に素晴らしかったです。
分科会では、心のバリアをどのように取り除いていくかや、いかにしてもっと受容出来る職場環境を作っていくかなどの検討が行われ、大変参考になる内容でした。
また会場では、手話を使い、聴覚障害者にも分かるようにていねいな説明がありました。
最後まで参加することが出来なかった事がとても残念に思われる会でした。
| Maki | D&Iイベント報告 | 18:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
Legacies of Women Forum参加者レポート 1

GSW in Japanへの期待
By 荒金雅子 (株)クオリア 代表取締役


グローバル・サミット・オブ・ウィメン(GSW)を主催するアイリーン・ナティビダッド氏が来日し、「The Legacies of Women Forum」が11月9日東京・銀座で開かれました。
このフォーラムは、活躍する女性社長の経験談を通して、若い世代にビジネスやキャリアに関する具体的な知恵やアドバイスを提供する場として、ナティビダッド氏が新たに各国で開催するもので、これまでにアメリカ、メキシコ、南アフリカ等で実施されています。
5月のチリでお目にかかって以来、久しぶりに見るアイリーン氏は相変わらずパワフルで、まだまだ力を発揮し切れていない日本女性の現状を鼓舞するようにメッセージを送ってくれました。その後、橘・フクシマ・咲江さん(コーンフェリーインターナショナル蝓代表取締役社長)、大河原愛子さん(JC-COMSA蝓代表取締役社長)、小笠原有輝子さん(ジャパンタイムズ蝓代表取締役社長)を交えてのフリートーク。
それぞれのキャリアの軌跡や仕事に対する想い、メンターからの支援、ワークライフバランスについてなど、多岐にわたる内容はどれも興味深いものでした。特に心に残ったのはメンターについて。橘さんは夫がメンターであり、大きな決断をするときには必ず後押しをしてくれたと言います。また大河原さんにとってはお父様がメンター的存在だったといます。「You Can Do It!」そう励まされることで勇気をもらいチャレンジし続けることが出来たそうです。小笠原さんは、幼少期よりアメリカ暮らしが長く、日本に戻りビジネスをするに当たって価値観や文化の違いに苦労したそうですが、そんな時大河原さんによきメンターとして相談にのってもらったり助言をいただきとても心強かったと話してくれました。自分を見守り、励まし、勇気づけてくれるメンターは女性がキャリアを積む上では必要不可欠な存在なのだと改めて感じました。
また、女性にとって悩ましい問題はワークライフバランスを如何に充実させるかということですが、3人に共通していたのは、「ワークライフバランスは自分がどうありたいかということが出発点。自分らしいワークライフバランスとはなにかを考えることが重要」というもの。今回の参加者は30代前後の女性が多く見受けられ、彼女たちにとって大きな励ましになったのではないでしょうか。
リーダーとして様々な困難な場面を乗り越えてきた方達だからこそ、その言葉に重みと情熱が感じられるのでしょう。

ナティビダット氏の主催するGSWは、各国ビジネスリーダーや政府関係者、非営利組織運営者や学識経験者などが集結する世界的な女性のリーダー会議として知られています。規模の大きさや取り上げる様々な問題の多様性、世界各国からの参加メンバーがビジネスや政治といった各分野のリーダー的立場を占めている点から、女性版ダボス会議とも呼ばれています。
私は、2006年以来毎年参加していますが、世界のトップレベルにある女性リーダーと間近に接し、世界中の女性とリーダーシップやキャリア開発、女性の起業などについて話し合い共感する「場」。そのような機会は得ようとしてもなかなか得られるモノではありません。文化や価値観や環境は違っても「女性」のもつ課題は万国共通です。GSWは、私にとって新しい視点を手に入れる貴重な機会であると同時に、行動する勇気と元気をもらえる大切な「場」でもあります。たとえ言葉が通じなくとも想いは必ず伝わります。その「現場」にいるからこそ感じられる熱い空気と情熱。それは間違いなく心のエンジンを動かす原動力となるはずです。日本の女性は十分、知識や経験を身につけています。今必要なのは、グローバルリーダーとしてその力を発揮することではないでしょうか。

来年は、記念すべき第20回大会が中国・北京にて開催されます。近い将来、日本においてGSWが開催されることを期待し、来年の北京には沢山の女性達と参加したいと思っています。ぜひ、あなたもご一緒にいかが?日本女性のパワーを世界の女性達にも知ってもらおうではありませんか。

(株)クオリア
| Maki | D&Iイベント報告 | 13:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
Legacies of Women Forum参加者レポート 2

Legacies of Women Forumに参加して
By 長谷川峰子 (株)インドリーム 

早いものでGlobal Summit of Women に初めて参加してから、もう5年半となる。ソウルに始まり、メキシコシティー、カイロ、ベルリン、ハノイ、そして、今年5月のサンチャゴと6カ国を訪れたことになる。初めての参加は、GEWELの皆さんに強く勧められて、軽い気持ちでの参加だったが、そこで運命的なビジネスパートナーとの出会いがあり、今の仕事にいたっている。

ベンチャー企業転職後、ワークライフバランスに悩んでいた私はGEWELのセミナーで自分ブランドを再発見し、目標に向かって進むという勉強をさせていただいた。その集大成とも言える旅行がGlobal Summit of Womenへの参加だった。韓国で開催されたことも幸いして、軽い気持ちでも参加できた。専業主婦時代だったら、会うことを夢見ることさえなかったような遠い国の大臣の女性や、大企業の幹部、政府高官、NPOの人々などがすぐ隣に座り、フレンドリーに話しかけてくる。生まれも育ちもまったく違う女性たちだが、抱えているワークライフバランスの問題は世界共通。共感できる部分も多く、しかも様々なパターンがあり、大変勇気付けられた。企業の女性たちにとっても悩みは共通であるから、いろいろな解決の糸口が得られる。GlobalSummit of Womenはそんな身近な問題を全世界規模で討議する貴重な国際会議だ。

前置きが長くなりすぎたが、今回のLegacies of Women ForumはそんなGlobal Summit of Womenのセッションを日本で体験できるすばらしいフォーラムだった。Summit PresidentのIreneさんはさすがにこういう議題の司会になれているので、的確な質問で出席者の真の姿を聴衆に伝えた。出席者と直接歓談できる場もあり、出席できたわれわれは本当に幸せだった。来年の北京でのGlobal Summit of Womenでは経済成長著しい中国でさらに女性たちの古くて新しい問題がクローズアップされるであろう。もちろん私も参加する予定である。 

(株)インドリーム
| Maki | D&Iイベント報告 | 12:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
The Legacies of Women Forum参加者レポート3

第9回ウーマンズフォーラムに参加させていただき、
大変ありがとうございました。

By 咲花 昌宏 (ソンジュD&D 日本支店代表)

私は男性ですが、各業界で御活躍されている皆様のご成功のお話を伺って、非常に刺激を受け、また、これからの日本の経済の発展には、女性の感性によるビジネスが最も重要であると痛感した次第です。



今回、ドイツMCMブランドの日本責任者として、皆様に弊社の商品をご紹介できたことも併せて感謝いたします。


このフォーラムの今後のますますのご発展を期待しております。

| Maki | D&Iイベント報告 | 12:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
Legacies of Women Forumの報告

Legacies of Women Forumの報告
By Ann Sado



 Legacies of Women Forum presented by Global Summit of Women with the Association for Women in Finance (AWF),Foreign Executive Women (FEW), and Global Enhancement of Women's Executive Leadership (GEWEL)

More than 90 women and a few men in the audience gathered at the seminar room of Pasona K.K. right in Yurakucho/Ginza on Nov. 9th evening. Door opened to the delicious catered food and drinks by "To the Moon and Back" at 7 p.m. for the Networking Reception. The Forum by Ms. Irene Natividad, president of Global Summit of Women and 3 CEOs opened with Laura Younger, president of AWF giving credits to all those who helped to organize the evening.

Then, Ms. Natividad introduced one by one in an interview style as the moderator after introducing the Global Summit of Women with its 20th anniversary Summit next year in Beijing on May 20-22nd.
The Legacies of Women Forum focus on the CEOs of each country to
provide inspiring role models for the younger generations of women
in business. She spoke of her visit to South Africa a month before
and in December to Paris in order to stage the same Forum.

First, Ms. Merle Aiko Okawara, Chairman of JC-Comsa K.K., spoke how
difficult as a woman it was to get loans from the Japanese banks to
start her business, so for sometime her father was the piggy bank.
However, she said if she did not succeed in her chosen business of
introducing western food and lifestyle like pizza and the ingredients
to the Japanese society, the whole family would have gone under to pay for her debts so she knew she had to grow her business despite the difficulties of being a woman entrepreneur and a foreigner at that.
Many men/women told her no woman could list her company on the
Tokyo Stock Exchange but her father's "Can Do" spirit just like
President Obama's slogan, "Yes, we can" drove her to succeed.
Second speaker introduced was Ms. Sakie Fukushima, Chairman and Managing Director of Korn/Ferry International Japan, who started out in the teaching field but switched to management consulting and to head up an executive search firm. Her Japanese-American sansei husband, Glen Fukushima, always encouraged her when she hit a wall or hesitated to challenge even higher in her career, so she was able to get an MBA and advance her business.
She advised women to get this degree and not wait if they really wish
to study and further their career in business. She feels everything that she did in the past added to her experience in whatever stage she was at in her career.

Third speaker, Ms. Yukiko Ogasawara, CEO of the Japan Times still in
her 40's spoke about coming back to Japan and thinking of returning to the States after a short stay, but after she started out as assistant general manager of the family owned Nifco K.K. and advanced in the ranks, she was asked to take over as CEO of her father's newspaper company. Her background was in the arts, as well as her older brother in music, so they were raised in the USA and never thought of being involved in business. However, she found working directly with the reporters and management at the newspaper company, attending their meetings had really given her insights into this business, which she wished to sustain.
The creative management of the business kept her in Japan.
All three spoke frankly and honestly about their businesses, inspiring and moving many of the younger women in the audience with the struggles they went through. Each of them said that being a CEO was facing crisis everyday in their business but meeting the challenge to overcome and go beyond was exciting and worth the effort. They also spoke of the role models they had along the way.

Venue sponsorship was generously supported by Pasona K.K.through the introduction of Ms. Michiko Achilles, Managing Executive Officer/Head of Human Resources of Aozora Bank Ltd. Also both Ms. Irene Natividad and AWF provided wonderful books for the drawing, and Ann Sado, Vice President of NPO GEWEL, invited Mr. Masahiro Sakuhana, general manager of MCM Japan for the drawings of their beautiful white leather handbag and wallet. His Chairman/CEO of MCM Worldwide under Sungjoo Group, Ms. Sung-Joo Kim is one of the advocates of the Global Summit of Women.


| Maki | D&Iイベント報告 | 11:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
女性の方が経営トップのカルチャー変革に向いているのでは

女性の方が経営トップのカルチャー変革に向いているのでは?
「ノルウェー女性エグゼクティブ育成プログラム “Female Future”とその効果」より
By 海野みずえ

●変わる世界、変わらない経営層?
政権が交代し、日本の政治が変わり始めている。自民党の支配があまりに長すぎたために、構造が膠着し過去に成功してきたやり方を変えられなくなってしまった日本。本当に成果が出せるのかはこれからだが、ともかく新しい政権が古い体質にメスを入れている。

こうした体質は政治に限ったことではない。日本企業の経営トップにも、多かれ少なかれ古い体質が温存している。日本航空のような官民癒着企業ばかりではない。ステレオタイプに言うと、「共同体的な風土を反映した男中心のモノカルチャーな経営層」だ。

仕事はオトコがやるものであって、女性は本当に経営に向いていないのだ
ろうか?
私にしてみれば愚問でしかないこの問いの答えをいちいち説明して回らなければならないのならば、日本の将来は暗い。しかし私は希望を失ってはいない。そういう経営者は、自民党崩壊と同じ運命をたどるだろうから。

●ノルウェーの女性エグゼクティブ推進策
北欧諸国は女性の社会進出が進んでいることで有名だ。なかでもノルウェーは、上場企業での女性エグゼクティブ(取締役と役員)比率を40%以上にするという法律が2004年に制定され、それを達成している。欧米の上場企業は取締役会の過半数が社外であり、その点女性がトップに入りやすいという点が日本とは異なるが、それにしても管理職レベルで5%もいかない日本企業からみると、驚異的な数字だ。小国だからできるのさ、という状況もあるが・・・。

これには政府も支援策を講じてきており、先日その育成プログラム”Female Future”についてのセミナーがあった。女性が働くことに理解のあるお国柄とはいえやはり看護師や保育士、教師といった職業が多く、民間企業のリーダー的立場となるとわずかしかいなかったそうだ。そこでトップの育成が必要と考え、日本の経団連にあたる経営者連盟がプログラムの推進を担っている。

女性役員を増やそうという理由は何なのか?
ノルウェーだけに画期的な答えが返ってくるかと思ったが、優秀な人材をひきつける会社風土をつくり、異なる視点を経営に取り込んだダイバーシティを進めることが、これからの成功する企業像ということであり、これ自体に
真新しいことではなかった。プログラムの実施を通してその成果が確実にあがっていると実感しているそうだ。

特にセミナーでは、このプログラムに参加した後ノルウェーのIT企業のCEOに抜擢されたカールセンさんのお話が実経験に基づいており、非常に説得力があった。彼女は何度も「ノルウェーでも企業トップは男社会で、女性役員はとても少ない」といっていたし、「女性は男性よりもたくさん成果を出さないと認められない」というあたりも、ただ単に社会が女性の受け皿をつくったのではなく、努力しなければ認められないことが伝わってきた。また彼女のご主人は子供が出来た後、育児休暇を取って交代で仕事を続けたそうだが、ノルウェーであっても特異なケースなのだそうだ。日本に「できない」状況などどこにもなく、私たちが最初から難しいと思っているだけだと思えてくる。

●「変える」要素をもっている女性
そして日本の現状は・・・。
続いて日本企業で活躍する3人の執行役員(JT、リクルート、日産自動車)を含めたパネルディスカッションに。3人とも社内では女性役員は一人という立場だ。「女性が入ったことで、経営層の意識が変わった」という実例に期待したいところだ。

なかでも日産自動車の星野朝子さんの話がおもしろかった。
ゴーン社長から、男ばかりの役員会に違った視点を切り込んで欲しいと直接誘われ、2006年から役員を務める。彼女の立場から、積極的に発言していることが伺えた。今では役員が彼らの後継者を選ぶにあたって、必ず女性候補を入れることが慣例になっているそうだ。

一人でも変えられるが、それは根本的でない。会議では少数意見であれば尊重される。しかし説得力があっても、一人の発言は所詮「個人の」意見でしかなく少数意見にすらならない、と星野さん。恐らく日産の役員内部に変化が生まれているだろうが、まだまだなのだ。

日本の社会は、大方がYES(またはNO)という雰囲気を感じ取って、それを自分も意見として表明するという風潮をよしとしてきた。これを調和というのだろうが、変化の激しい今日の社会でビジネスをし続けるには外界の変化に適応できる変革力が必要だ。それには個の違いを認めることから始まるのだが、そもそもオトコ社会では「違う」と意思表示することすら敬遠されていたので、そんな人材は組織からはずされていった。独立の眼で発言できる有能な男性をサラリーマン社会から見つけるのは難しいかもしれない。

それを考えると、むしろ女性の方が経営トップのカルチャーに変革をもたらすのに向いているのではないかとすら思う。私自身、上場企業の社外取締役を経験してそれを実感した。当然ながら女性一人だったが、そういう立場にはこだわらず経営を外の眼からみて毎回の取締役会で発言するようにしていた。

現経営層の男性は「女性が経営を変える要素をもっている」と自信を持って
いわないが、若手の間からはそんな意見もみられる。

「女性と社外取締役とコーポレート・ガバナンス」
http://www.corporate-governance.jp/opinions/opinion-fy200908-1.pdf
これからの経営は過去の同質化した成功モデルから生まれるのではなく、社外の眼や個を尊重し違いを取り込むカルチャーをもてるかどうかがカギになるだろう。

この文章は下記よりご本人の許可を得て転載させていただきました。http://www.sotech.co.jp/csrreport/csrr/vol67.html
| Maki | D&Iイベント報告 | 11:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
AWEC 2009(アジア女性起業家会議2009年)レポート

AWEC 2009(アジア女性起業家会議2009年)に基調講演者として、韓国のソウルに9月16日から19日まで招かれ、4年ぶりのオフィシャルな訪問となりました。
By 佐渡アン


ソウルは見違えるように近代化が進んでいました。初日の夕食にGEWELのアドバイザー、Yunsook Lee様と国際ゾンタのお仲間および小林みゆきさんとご招待されましたが、Samsung Townは本当に東京丸の内近辺と変わらない一角となっておりました。飛行場の高速道路の両脇は4年前には何もなく、非常に寂しい印象でしたが、今では片側は高層ビルが聳え立っておりました。飛行場はTransitで飛行機待ちのお客様のためにハブとなり、ちょっとしたお買い物や見学ができるように企画されていることが後でわかりました。



"Competitive Excellence with Diversity Strategy"の講演は好評でした。
“環境にやさしく、アジアの女性が可能なビジネス”がテーマでしたので、各国々の報告を聞いて、やはりアメリカや日本が15〜20年前に既にイニシアテイブをとったBiodegradableのプラスチック袋やその他が現在中国で導入、徹底されている情報等は各国々の事例報告の場で発表されておりました。そのような状態の国々もパキスタンやインド、中近東でもまだ同じ状態ですので、Diversity&Inclusionのコンセプトは初耳で、大変注目されました。


会議は17日から始まり、19日の韓国国立美術館のエクスカージョンで終了しました。心こもったもてなしはKorean Women Entrepreneurs Association (KWEA)を韓国の政府(中小ビジネスアドミニストレーション)が全面的にバックアップしているおかげで実現し、本当に見事なコンフェレンスが300人の参加者のために繰り広げられました。

女性のリーダーと男女の太鼓チームからブラスバンドの若い男子学生の演奏、ジャズの演奏と盛りだくさんなイベントが会議と基調講演者、パネリストやセミナーの間を挟んで、盛り上げておりました。各国からタレントショーでは、お国自慢の芸を見せるスポットが与えられ、オーストラリアからは2名の、Waltzing Mathildaの合唱にアメリカから基調講演者と私が加わったことなどは、笑い一杯で楽しい思い出になりました。


基調講演者の中で一番若手の28歳のMrinalini Tandon氏(インドから招かれたコミュニケーションとブランドのコンサルタント)の講演がインドの成功例をわかりやすく、セミナー形式でプレゼンし、大成功でした。

テーマは「Creative Industry Enhancing Green Growth - a Challenging
Career for Young Women Entrepreneurs」で、Consortium of Women Entrepreneurs of Indiaを代表しての発表でした。
いままで伝統的に行ってきたプロセスを別の角度から、環境を重視して提案して行く事例の中には、家庭のコンポスト・ユニットやエコ建築に関して間違った情報や思い込みをなくすためのウェブサイト構築などがありました。より環境にやさしい建築方法等の案内と中小事業者を支援する内容については、大変面白く全員が聞いておりました。

このセミナーのもう一方は「Australian Women in Franchising - Strategies to Green Your Business」で、Penelope Grandy氏がSpaビジネスで成功したフランチャイザーのお話をされ、非常に具体的な内容で好評でした。

スピーカーに用意されておりました朝食やランチ、ディナーには韓国のGENDER EQUALITYの大臣、国会議員等の方々も列席され、歓迎の場でもありました。

参加者の皆様が毎年開催国を変えて会議が設定されているAPECのWomen Leaders'Networkに参加している方々とも理解を深めることができました。そのため、多くの女性達は「来年はAPECのWomen Leaders'Networkが開催される東京で会いましょう」と声をかけてくださり、イスラム国の方々は、9月15日に終わるラマダン後に会議が設定されると参加しやすいので、よろしくなど、メッセージをいただきました。

| Maki | D&Iイベント報告 | 00:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
AWEC2009 (アジア女性起業家会議2009)に参加して

メッセージがきちんと伝わるプレゼンテーション
  - AWEC2009(アジア女性起業家会議2009)に参加して

By こばやし みゆき


今回は、会議そのものに興味があったわけではありませんが、佐渡アンさんが基調講演をするというのと、アジアの元気な女性起業家たちとの交流を楽しみに参加を決めました。

5年ぶりに訪れた韓国はまさに国際都市ソウルにふさわしいプラスのエネルギーに充ちていました。この5年での変貌ぶりには目を瞠るものがありました。3日間という短い期間でしたが、たくさんの『感動』がありました。

韓国の人がとても丁寧で親切であること。−同じアジア人の持つ共通の自慢できる特質のひとつだと思います。

国がこういった中小企業の女性起業家たちを全面的にバックアップし、この会議のスポンサーとなっていること。−韓国女性は、実社会はまだまだ男性社会だと嘆いておりましたけれど・・・。

美しさと強さを兼ね備えた韓国女性のエネルギーにも感動さえ覚えました。ボランティアの学生を含め、韓国の若い女性たちはみなさん英語が上手でした。ボランティアの中には海外生活経験がないという学生もいましたが、流暢な英語で対応してくれました。韓国の多くの大学はTOEIC700点以上を取らないと卒業できないのだそうです。



韓国だけでなく、世界の元気な女性にたくさん出会えたことなど、多くの刺激を受けた3日間でした。

その中でも、『プレゼンテーション』については、いろいろ考えさせられました。こういった国際会議には何度か参加していますが、そのたび思うのがプレゼンテーション力の大事さです。日本人が国際会議という大舞台で英語のスピーチをする場面も何度も拝見してきました。さすが国際会議で基調講演を依頼されるような人たちですから、知識、英語力ともに申し分ないはずです。でも心に響くプレゼンテーションができる人はどのくらいいたでしょうか? 

もちろん、内容が大事なのは当然のことですが、どんなに素晴らしい内容の講演であっても、プレゼンテーションが悪いと、聴衆は一気に興味を失います。特に同日に何人ものスピーカーがいるような場合はそれが顕著です。

わたしは初日、ベトナムからの参加者と同じテーブルでしたが、彼女たちは英語を話さないため、通訳のイヤホンを使っていました。通訳を通すと、どんなに準備された通訳内容であってもなかなかスピーカーの講演の間のとり方や、感情表現までは100%伝わりにくい部分もあるでしょうから、それだけでも注意持続時間 を保つのは大変だと思います。案の定、いつの間にかわたしのテーブルではベトナム語でおしゃべりが始まってしまいました。

日本からはGWELの副理事、佐渡アンさんが基調講演で招待されていましたが、彼女のプレゼンテーションスタイルは他のスピーカーのいいお手本となりまし た。2日目のランチ前、会場はやや、ざわつき気味で、空席も目立ち始めていましたが、アンが講演をはじめてしばらくすると、会場はシーンと静まり返り、いつの間にかみなアンの講演を熱心に聞き入っていました。さすがトーストマスターズで訓練されたプレゼンテーション力がいかんなく発揮された場面でした。

アンは持ち前のポジティブで高いセルフエスティームを持って、堂々とこの基調講演を成功させ、大きな拍手で壇上をおりました。
"Asian Women & Green Growth"がテーマだったため、スピーカーの多くが、グリーンエコに関する内容のスピーチ、およびリーダーシップに関するスピーチ、と比較的ありがち なトピックであったのに対し、アンからの提案は、GEWELが進める『ダイバーシティとインクルージョン』という分野であり、また多くのアジアの女性たち にとって、新しい分野でもありましたが、途中アニメのショートフィルムを見せたり、GEWELの推進した、ダイバーシティの具体的成功事例を紹介するなど、メリハリのある、よりわかりやすい内容で、メッセージは正しく印象的に伝わりました。

果たしてこういうプレゼンテーションができる日本の女性がどのくらいいるでしょうか?
何もアンのスタイルと同じである必要はありませんが、グローバル化の進む中、世界を相手にきちんとメッセージが届くプレゼンテーション力が求められると思います。

今や英語ができて当たり前、英語を使ってメッセージを発信する人たちが育っていかなくてはいけません。

わたしは教員という立場で学生たちとかかわっていますが、これからは英語教育のみでなく、こういった国際舞台できちんとプレゼンテーションのできる人材を育てることも急務であると痛感した3日間でした。

| Maki | D&Iイベント報告 | 00:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
GWS 分科会レポート ”女子中高校生が理系に進むためには”

Global Summit of Women 2009分科会からの報告
”女子中高校生が理系に進むためには”
By 田中幸子(日本女性技術者フォーラム)

 日本女性技術者フォーラム(JWEF)の使命のひとつが将来の日本を担う技術革新の分野での女性進出及び待遇改善です。そのため国や地方自治体が主催する『女子中高校生向けの理系に進もう』というプログラムに可能なかぎり支援を行っています。しかし、規模は極めて小さいものです。

 私がGlobal Summit of Women 2009で最初に参加したトラックは、『どうすれば若い女性や女子中高校生に理系に進んでもらえるか』というセッションです。

 このテーマは日本だけの課題ではなく、世界各国の持続のために必須となる多様性への取り組みであり、多くの挑戦が試みられています。ここでは政府レベルの取り組みを代表して、メキシコ労働省の副大臣が、また企業を代表して、ドイツの最大企業ドイツテレコムのCSR担当役員がそれぞれの取り組みを紹介し、最後にIBMチリの担当者が現在チリで展開されているIBMの取り組みを説明しました。


1.メキシコ政府労働福祉省パトリシア・トーレス副大臣
 パトリシアは、政府の女性担当大臣だった時にGSWをメキシコで実現した実績も持つ、GSWの政府との連携では大変大きな貢献を行っています。メキシコの若い労働人口の42%は女性、8%の失業率です。
 一方、情報技術の急速な発展に伴い、メキシコ国内でのICT技術者の大量の不足が深刻な問題となっています。このギャップを埋めるために労働福祉省が主導権をとって、業界も巻き込んでキャンペーンを行い、若い女性達に確かな技術を持たせ、業界では積極的に技術を獲得した女性を採用する、という一連の流れを作り上げ、現在もこの仕組みが機能しているといいます。(この詳細について関心がある方には資料を提供できますので下記までご連絡ください。)

2.ドイツテレコム マウド・パジェル多様性推進担当役員
 ドイツテレコム(DT)はドイツ・ボンに本社を置く世界を主導する通信、情報産業の一社で、26万以上の社員が50ヶ国以上で活動をしているます。DTが現在そして今後、多くの異なる市場の要件を理解し、文化、独特の背景を持つ沢山の人々の期待に応える製品やサービスを提供するためには多様性が必須であるという強い信念を持ってその実現に取り組んでいます。
 パジェル取締役はDTグループ全体の多様性推進活動の最高責任を持つ取締役であり、同時に長年に亘りGSWの実行委員として、幅広い貢献をしてきました。今回はDTが2006年に開始したJump in MINTと言うプログラムについて紹介をしました。MINT『Mathematics & Information Technology』は14、5歳の女子中高校生を対象にしたプログラムで、MINTの分野の知識を積み、能力をつけ、自信を持たせる、そして、この分野で学ぶことの楽しみを植えつける会社全体のプログラムです。
 DTの子会社も含めてドイツ全体で活動を行い、特に4月末の国の行事で、110ヶ所以上で開催されるGirls` dayではDTのプログラムに4000名以上の女子学生がMINTに参加しています。技術革新は国の経済発展を支配する最も重要な課題であるとして、国のインフラ事業の責任を持つDTは全社を挙げて対応し、10代の女子学生達に科学への面白さを目覚めさせ、将来への夢を抱かせる努力を行っています。(MINTについて関心がある方は下記までご連絡ください。)

3.IBM Chile デニス・エバンスさん
 メキシコ、ドイツの大規模な取り組みの紹介の後、エバンスさんはIBMのDiversityへの取り組み、特に70年代に始まった女性雇用のプログラム、技術分野での女性進出支援の紹介をした後に前線、つまりチリで実際に行っているプログラムの説明を行いました。
 組織として若く規模も小さい、限られた予算・人材のIBMチリでは、IBM本社が準備する多くの多様性プログラムの中からチリとして最適なものを選択し、言語や文化面でのローカル化の作業を本社の支援を受けて行っています。又実施に当たっても豊かな経験者の指導や支援を受けています。現地、IBMチリの役割は、この国の教育制度や労働市場、国民性などをできるだけ正確に把握・分析して、本社にある既存のプログラムをどう活用するか、そして、その成果を正しく評価し、この国でのIBMビジネスの成長、そして国の技術レベルの向上に貢献することです。

まとめ
三者の発表の後、多くの質問が聴衆より出されました。特に開発途上国からは、a.女性の労働市場での位置付けの低さ、b. 理系技術職の給与が金融、医学などの職種に比較し大幅に低いため技術者に進む、つまり技術系の学校に進む人が少ない、という問題点が挙げられ、これに対し、三者からの提言がありました。この問題は日本でも顕著であり、3Kとまで言われるICTの労働条件、地道な技術獲得が必要となる分野などは若者、女性から敬遠されているのは否めないことです。
 メキシコ政府の国家プログラム、DT, IBMのプログラムのような大規模のものは日本からは生まれていない。今後若い人、これまで注目されなかった若い女性、女子学生への積極的な取り組みが必要になる、と痛感しました。

資料などの請求先
E-mail:nrk30241@nifty.com 田中幸子宛
| Maki | D&Iイベント報告 | 22:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
“Diversity & Inclusion in Asia”フォーラムの報告

“Diversity & Inclusion in Asia”フォーラムの報告

アジアの女性たちがさらに社会や組織で責任ある立場に就くために、私たちはどんな支援をすればよいのでしょうか?と題して、“Diversity & Inclusion in Asia”フォーラムをメリルリンチ日本証券本店セミナールームにて開催いたしました。
2009年6月17日(水)当日は、予定を大幅に超える参加者100名弱を得ての開催となりました。

  

第1部は、NPO Community BusinessからKate Vernonさんを迎え、2009年3月に発表された「Gender Diversity Benchmark for Asia」 の報告がありました。
アジアの女性たちは、上級職に就く割合がとても少ないことから、”漏れているパイプ”に例え、それをもとにどこの国のどの部分で一番漏れが大きいのかを測定したベンチマークが示されました。
アジアの国々の中では、大きく分けて、中国、シンガポールとオーストラリアでは女性の登用がすすんできており、インドと日本はまだまだ遅れているとして、調査結果が示されました。また、結果から、日本の女性は、上級職に就きたいという意識が低いのではないかというコメントもありました。

詳細は当日のPPデータをご参照ください。
http://www.gewel.org/G-D-Benchmark_kv_0609.ppt

また第2部では、アメリカン・エクスプレス社からベンチマークサーベイに携わっているBianca S.K.Stringuiniさんが「社内外の女性を元気にする試みについて」というテーマで、アメリカン・エクスプレス社でのダイバーシティの取り組みの具体例についてお話しいただきました。



・最後のパネルディスカッションでは、上記2人とともに日本ヒューレットパッカードから川合昭子さん、三井住友銀行から浅山理恵さんを迎え、アジアの女性、とくに日本の女性が「意思決定の責任を担うために」なにが必要かについて活発な議論が行われました。

Q&Aでは、会場からたくさんの質問がありましたが、長時間労働と子育てとの両立など、ワークライフバランスをどう解決しているかについてや、女性同士のネットワーキングの重要性、男性による逆風への対応などが議論され、アジア各国とも、日本と同様のジェンダーダイバーシティの課題に苦慮している様子が伺え、世界共通の問題だと改めて認識したという声もいただきました。

特に、Kateさんからの力強いメッセージとしては、「長時間労働は、働く女性にとって大きな障害です。長くオフィスにいなくてもいいシステム構築をしないといけません!」とエールが贈られました。

またビアンカさんからは、「ダイバーシティの進捗度を明確に計測できる指標として女性を基準としています。マネジメントレベルの女性が男性より少ない現状では、まだまだジェンダーダイバーシティへの取り組みの必要性が高いと判断して、男性50:女性50になるまで取り組みを推進します」ときっぱり。そして、トレーニングや研修の重要性を語りました。



川合さんからは、HPでの取り組みとして、新入社員オリエンテーションで必ず実施している「ダイバーシティを自分のこととして考える2時間ケーススタディー」の報告や障害者雇用などの話のほか、女性たちにいいたいこと、として「できないことより、できることにフォーカスしよう。遠慮なくリーダーとして活躍し、後輩たちにお返ししていくことが大切」と語りかけました。

浅山さんからは、「ダイバーシティ推進担当者として、欧米のお手本ばかりをみて、できていないと感じていたが、アジアの視点でみるとそんなに悲観しなくてもいいかもしれないと思った」と前向きに語り、また「女性は5割近くになってきている。数は力だと実感している」と話しました。

最後に、Kateさんから3つの重要ポイントとして企業、女性リーダー、女性へのメッセージが贈られました。

企業は、指標作りが重要。また、改善するためになにをどうやっているのかを見えるようにすることが大切。また女性リーダーは、後輩たちのロールモデルになること。自らの経験をシェアし、不安を払拭し、女性に自信をつけさせることが大切。
女性自身は、まず、チャンス、機会を逃さないこと。常に自信を保つ努力をすること。そして自分自身に対して「ワタシはできる」と言い続けること。

最後に、ファシリテーターを務めた堀井さんから「ダイバーシティは男女の問題ではなく、年齢や国籍などを含めた一人ひとりの問題なんだということを理解してほしい。これはビジネスパフォーマンスを挙げることなのです。個人のバックグラウンドに関わらず、企業の環境を良くしていこうとすることなんだということをトップに理解してもらいたい」と語りました。

ネットワーキングパーティーでは、ダイバーシティ&インクルージョンを日ごろ推進している多数の方々にご参加いただきました。ありがとうございました。

| Maki | D&Iイベント報告 | 02:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
GWSレポート チリのマイクロ企業家支援

Assessing Microentrepreneurship and Its Impact on Women
マイクロ企業家としての評価と女性に及ぼすインパクト

By Ann Sado     

Representing GEWEL from Japan at the Summit this time, I was asked to be a moderator for a panel for 3 specialists on the theme as above.
今回はサミットで日本のGEWELを代表して、3人のスペシャリストに対して、上記のテーマでパネルのモデレーターを依頼されました。
It was the first time for me to moderate a panel in English through interpreting from Spanish, which was a major challenge but most interesting!
今回は初めてスペイン語で話す3人のパネリストを、英語でモデレートをしました。かなり挑戦的でしたが、通訳が良かったため、大変興味深い体験となりました。

* * * 
May 16, 2009 (Sat.) Break-out on Microenterprise Track at 4:30-6:30 p.m.2009年5月16日(土)16:30〜18:30 in Santiago マイクロエンタープライズに関する分科会

Maria Beatriz Orlando is the senior economist at the World Bank from Chile for the region and gave us an overview, showing that Chile was one of the leading countries in successfully providing opportunities for women in microentrepreneurship with statistics.
マリア・ベアトリス・オーランド氏は、ワールドバンクのシニアエコノミストです。彼女は南米に関する概要をもとに、チリが女性に対するマイクロ企業家創出に関して、最も進んでいる国であると報告しました。



Isabel Infante, Managing Director, FINAM (Chile) is working in a non-profit organization helping many women with families to start up their microenterprise business. What stood out the most was these ladies after gaining confidence with each step in their business really enjoyed the creative and flexible work they can do and mentioned that they would not want to go back to fixed wages by the hour. They felt they could include their family members in the microenterprise, which made it even more fulfilling.
イサベル・インファンテ氏は、FINAMというチリの特定非営利活動法人の取締役として、家族を持つ女性たちにマイクロ企業の立ち上げ支援をしています。彼女の話のなかで一番興味深かったのは、女性たちがマイクロ企業家としてクリエイテイブ、かつフレキシブルに事業を立ち上げ、ステップ・バイ・ステップで仕事をするようになると、自信が生まれ、今までのような時給で働く長時間労働にはもう戻りたくないと言うという事でした。また、家族の手助けも得られるなど、仕事すること自身が満足度を高めてくれると語っていました。



Cristina Orellana, Managing Director, SERCOTEC (Chile) is working for this government organization to assist women to become microentrepreneurs but she gave us statistics that what they offered
was a WIN-WIN situation, providing women many opportunities for skillsets to start up successful businesses. Their next step is to help these microenterprises to become the level of small/medium enterprises by offering networking, union support, and skill training.
クリステイナー・オレラーナー氏(チリ政府の機関SERCOTECの取締役)のレポートでは、女性のマイクロ企業家をデータに基づき育てており、大変WIN-WINなよい状況を生み出している事が報告されました。
ビジネスを立ち上げる支援は、女性たちに大変よい機会を与えており、多くの女性がSERCOTECのサービスを求めている。大変意義ある支援だと思われていると話していました。
また、次のステップとしては、成功するマイクロ企業をSME(中小企業)として伸ばしていくため、ネットワーキングや組合のサポート、スキルトレーニングなどに発展させたいと語っていました。

During the Q&A session, one lady who had worked with SERCOTEC really told the audience that the networking opportunities and knowledge about the union support really helped her.
質疑応答では、SERCOTECの支援を受けた女性が、ネットワークの機会や組合のサポートなどの知識が本当に大切であり、マイクロ企業家として自立するためには不可欠と話していました。

After a very active Q&A with many microentrepreneurs in all different fields as beer brewery, manufacturing, retailing, etc. the session showed how microentrepreneurship was having a strong impact
on Chilean women and their families.
大変活発なQ&Aで、さまざまな分野のマイクロ企業家(地元ビール事業、製造業、小売業など)の方々の話から、マイクロ企業家になることが、女性たちに強いインパクトを与え、またこの3つの機関がチリの女性と家族に素晴らしいチャンスをもたらしていることを実感しました。


| Maki | D&Iイベント報告 | 13:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
GWS分科会レポート 効果的なコンフリクトの解消

Global summit of Women 09 の中で、5月16日に行われたブレイクアウトセッションの模様をレポートさせていただきます。
  By(有)サイズ・コミュニケーションズ 高見 真智子


●テーマ:Leadership development Track: Effective conflict Resolution in the work place
仕事の場における効果的なコンフリクトの解消について



モデレーター&スピーカー
Tomas Leal(Director, Global Diversity and Inclusion Microsoft/USA )
Luz Maria Jaramillo (Country Managing Partner, Ernst & Young Colombia)
Elena Gil Garcia (CEO GECESA Caja Madrid Group /Spain)


●内 容
 コンフリクト解消のプロセスや手段を想定していましたが、有効に解決に導くための思考や視点に関する情報がその中心であり、コンフリクトだけでなく、様々な場面に応用できる考え方を共有することができました。(特に(4)Power of focus frameについて)以下、当セッションで紹介された対立解消についてのポイントを簡単にご紹介します。

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(1)R Factor 「E+R=O」 Event + Response = Outcome
上記の式は、「出来事」に対しどのように「対処するか?」最も重要で、その対処:Rによって、「もたらされる結果」が変わることを表している。私たちに「出来事」をコントロールすることは当然不可能。同時にもたらされる効果についても直接的にコントロールすることは不可能である。唯一できるのは、「どのように対処するか?」という点のみ。対立をより良い結果へと導くため、「いかに対処するのか?」を十分に検討する必要がある。

(2)Press pause between the E and R
有効な対応を実現するために、重要なのは行動を起こす前に「立ち止まってみること」。即座に、感情的に対応するのではなく、事前に一旦冷静になり、「どのような状況なのか? 私はどのような解決結果を望んでいるのか?」「もっとも有効な対処の選択肢は何か?」を考える。効果が薄い対応は、期待している結果が手に入らないだけでなく、更に深刻な状況を作り出してしまう。(あわせて深刻な対立に発展する前の対応が重要な点も紹介された。対立の芽を発見たら、日頃から避けたり、感情に任せた対応をせずに、常にプロアクティブに対処すべき)

(3)Make the connection
また、対立と向かいあう場面では、コミュニケーションに十分に注意を払い、相手との関係性を作っていくことも非常に重要である。慎重に向かい合い、注意深く聴き、効果的にメッセージをする、などのコミュニケーションのポイントが紹介された。

(4)Power of focus frame
もっとも、強調されたのは「フォーカスフレーム」についてであった。私たちがとらえている状況は、把握しておくべき事柄の全体像でないことが多く、全体の一部を切り取ってそこに集中し、その枠の中で考え解決策を見出そうとしていることが非常に多い。
われわれが持つ文化やジェンダーを背景とした「ものの見方の癖」に気づくことにより、対立の全体像を忠実に把握し、その上で、広い視野から選択肢を検討することが可能となる。ここでは偏った思考を「Closed Space Thinking」、自分の持つ思考の枠ぐみにとらわれず思考することを「Open Space Thinking」と表し、「Open Space Thinking」は「Response」の因子の拡大を可能にすることを、強調していた。

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この後、用意された事例をもとに、ディスカッションをテーブル単位で行い、対立解消のポイントを確認しました。








| Maki | D&Iイベント報告 | 20:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
GWS 分科会レポート ”女性への暴力廃絶へ”

「女性への暴力廃絶」行動こそが変化の引き金にBy 荒金雅子(株)クオリア 代表取締役)

 GWS最終日のLuncheon Programは「Combating Violence Against Women(女性に対する暴力への戦い)」をテーマとしたパネルディスカッション。ランチを食べながらにしては少々重いテーマだ。だが、そんな思いは、ジョディ・ウィリアムズのスピーチが始まるとすぐに吹き飛んでしまった。とにかくパワフル!自分の生い立ちから地雷禁止キャンペーンへの関わりやノーベル平和賞受賞、そして現在取り組んでいるNOBEL WOMEN’S INITIATIVEの活動まで、少しもとどまることなく右へ左へ動きながら、強い意志を含んだ目で語りかけてくる姿に圧倒され、食事をとるのも忘れるほどだった。



平和和活動家である彼女は、1992年から地雷廃絶国際キャンペーンのコーディネーターとして活動、わずか6年で1000団体が参加する一大組織に成長させ、123カ国が参加する「オタワ条約」(対人地雷全面禁止条約)の成立に尽力した。その功績により地雷禁止国際キャンペーンとともに1998年にノーベル平和賞を受賞した。100年以上の歴史を持つノーベル賞にはこれまで800名弱の受賞者がいるが、その内訳は男性が754人、女性はわずかに35人。その中の12名がノーベル平和賞に輝いている。(2008年現在)

ジョディがノーベル平和賞を受賞した5人の女性とともに2006年に立ち上げたのが、「NOBEL WOMEN’S INITIATIVE」http://www.nobelwomensinitiative.org/だ。
 NWIの設立について彼女はこう語る。「ノーベル平和賞はとても名誉な賞。けれどそれは大きな責任でもあるのです。私たちには世界中の女性の権利、平和、暴力の廃絶のために行動することが求められています。NWIはノーベル平和賞を授賞した私たちの責任感から設立されたのです。」そしていたずらっぽく言った。「これまでノーベル賞を受賞した男性はたくさんいたけれど、力を合わせてこういう団体をつくった男性達はいないわよね」
NWIのビジョンは明確だ。非暴力的世界の構築、すべての人の平等と幸福、平和な社会を実現すること。とりわけ「暴力」はあらゆる問題の出発点であり平和を脅かす重大な問題だ。NWIは女性に対するあらゆる暴力と戦い、対話と連帯によって平和な社会の実現に向けて様々な行動をしている。ジョディは私たちに力強く語りかけた。平和な社会を構築するためには、女性達があらゆる分野(特に経済において)決定権を持つ場に参画することが重要であり、そのための行動を起こしていこう、と。

スピーチの最後は、1991年のノーベル平和賞受賞者、アウンサンスーチー氏の解放を求める強い抗議メッセージだった。GSWにおいてこのような政治的な話題がでることはあまりないのだが、このときばかりは全員総立ちで割れんばかりの拍手がおきた。想いが共有されつながった瞬間だった。

彼女の話を聞いていると、勇気がもりもりわいてきて何でもできそうな気になってくる。
一人の力はとても弱いものだけれど、意志あるところに必ず人は集まり、歩んでいくその道を共に歩む仲間となり、そしてその意志は大きな岩をも動かす力になりうるということを感じずにはいられない。私たちは、無力ではない。無力だと思い込まされているだけなのだ。まずは自分を信じて、自分にできることから一歩踏み出すことで、世界は変わっていくのだろう.
| Maki | D&Iイベント報告 | 17:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
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GWS モデレーターレポート ”キャリアやワークライフバランスについて”

Global Summit of Women 2009に参加しました!
Participation at the Global Summit of Women 2009!


By 佐渡 アン By Ann Sado

Global Summit of Women 2009 in Chileに参加してきました。
I just came back from participating in the Global Summit of Women 2009 in Chile.

毎回朝食のネットワーキングテーブルコーデイネーターを英語圏の参加者
のために頼まれ、またモデレーターも毎年必ず依頼されています。
Every year I have been participating and I am requested to be the breakfast networking coordinator for English speaking attendants, as well as a moderator of a panel session.

今回は5月15日の朝食が皮切りで午前8時〜9時ファシリテーターとして、
一人一人座られた方々の自己紹介を先ず自ずからして、例を見せます。
今回は英語で話す方が少ないので、ドイツテレコムのシニアバイスプレジデント、Maud Pagel氏とご一緒にファシリテートすることになりました。
テーマは企業の管理職女性には女性のキャリアを昇格させるための効率よい戦略と起業家の女性達にはそれぞれの国でビジネスをどのように伸ばすかの二つでした。
My first breakfast was on May 15th from 8 - 9 a.m. where I would show by example my self-introduction and ask each lady to do the same. This time there were fewer English- speaking attendants, so Ms. Maud Pagel, senior vice president of Deutsche Telecom and I decided to share this task and asked each of the ladies at both tables to sit at one. The theme for women in corporate management was to consider an effective strategy in women’s career advancement and for entrepreneurs, the business growth in each of their country.

しかし、20代から60代に渡るラテンアメリカや他の国々の女性と話し合いが始まり、20代のアルゼンチンP&Gのマネージャーの「昇格してチリに赴任したがワークライフバランスについて先輩に質問がしたい」という発言により、全員でこのテーマを話し合う事になりました。
However, for women from the 20’s to 60’s among Latin America and other nations, when we started discussing, a manager of P&G from Argentines in her 20’s had been promoted and sent to Chile raised a question on work/life balance, which she wanted the more experienced ladies at the table to give her advice. Everyone agreed to this theme of work/life balance.

職業としては、IT会社のCEOの女性、夫と建設会社を興した女性、シェフで、家族とホテル経営をしている女性、チリの大蔵省にあたる政府関係の管理職女性、セラピストでノルウェイで開業しているが、息子家族がチリに赴任したため、チリに永住を考えている女性、P&Gや他大手のチリの企業に勤めている管理職の女性、スイスで建築設計会社を興し、夫が財務をサポートしている女性、ドイツのテレコミュニケーションの重役を務める女性、と私のように日本のNPO代表としてきている女性と様々でした。
The professions of the ladies were varied such as the CEO of an IT corporation, an entrepreneur who started a construction company with her husband, a chef who ran the family hotel business, woman management from the Ministry of Finance in the government, Norwegian therapist with her own clinic, who was considering emigrating to Chile, after her son and family were posted to Chile for sometime, women management in P&G and other major Chilean corporations, Swiss entrepreneur who started her own architectural design company with her husband supporting her in the financial department, senior executive of German telecommunications company, and someone like myself who represented an NPO/NGO.

P&Gの管理職の彼女の悩ましい質問は、長年付き合った彼氏に一緒にチリに来て欲しいとお願いしたところ、女性にリードされているように回りから見られるから、一緒にチリには行けないと断られたとの事で、どうしてよいか分からず、みんなに質問を投げかけました。
そうすると南アフリカでIT会社の経営者であり、息子が3人の40歳前後の白人系アフリカン女性が自分の例を話しながら、先ず二人で将来のライフビジョンをシェアリングしていないとこのようなケースは、実現が難しいとアドバイスしました。互いの仕事やライフビジョンについて話し合っていれば、交互に昇格のチャンスを勝ち取る事が出来、フェアに付き合うことが出来る。また、いずれ彼と結婚して、子供が生まれると女性は少しペースダウンしないとならないから、そのときは男性がリードして昇格の道を選ぶという事もできる。こうした事柄を話し合えば、比較的問題なく解決が出来るのではないかとアドバイスしました。
彼女に聞いて見ると、非常に前向きであっけらかんとした女性ですので、彼とは別れて、自分はまだ若いので、もっとライフビジョンをシェア出来る相手をチリで探すというところに話が落ち着いたのでした。
The manager from P&G quite frankly discussed her problematic relationship with her boyfriend of many years, whom she had asked him to join her in Chile. However, she was refused, because he would be considered by his friends, colleagues, and family that she was leading him and he was following. She asked what she should do? The South African CEO said that unless they had discussed their career future and life vision together this sort of request would be most difficult. However, if they had discussed their life vision, she could have told him that after they married, the time would come that she would have children and may need to pace down her career so it would be a case of each of them alternately taking the opportunity to be promoted. When she had to pace down, he would have to take the lead by becoming promoted. If alternately they would grab the opportunities, their career advancement would be fair for each side. I asked her what her decision was. She was a very positive, future-minded lady so she said without being sentimental that she had already broken up with him. Because she is young, she will find a man with whom she can discuss such a life vision together here in Chile.

又、スイスの女性も娘がいるが、スイスの金持ちの友人が遊びに泊まった時、母親と妻がCEOとして仕事で飛びまわっている事に娘や夫の立場から少し批判的であった事を話していました。スイスでは、女性の投票権を獲得したのも1990年代とのこと。このように世界の国々と比較して大変遅れているため、いまだに母親が家にいないと近所の女性たちからドアをノックされ、「娘さんが可愛そう」と言われる事も多いと言います。
そのような状況に対して、南アフリカのCEOは、仕事と家族生活のバランスをとるためには、先ず自分自身の満足がないと常に罪悪感に駆られてしまう。男性も同じで、父親として、家族を振り返らないと言われ、どのようにしたら良いか、忙しい男性のCEOから学んだ事を発表していました。
先ず自分のゴール設定は、会社のため、仕事のため、そして必ず自分のみの時間のためのゴールや自分と家族が必ずするゴールを一年に2,3項目設定し、実現する事が秘訣だと言います。
Moreover, the Swiss CEO has a daughter, but when her rich friends came and stayed, seeing her dashing about as CEO doing the architectural design and sales appointments when she was also mother and wife, they were a bit critical much to her surprise, standing in the shoes of her daughter and husband. Actually Swiss women only got their voting rights in the 1990’s and were quite behind compared to other nations, so if the mother did not stay at home, other mothers in the neighborhood would come knocking on her door to criticize that her daughter is quite lonely without her. In order to have a balance of work and family, South African CEO said that everyone needs to feel satisfied; otherwise, they always feel guilty, and this is also true of male CEOs also who are too busy to spend more time with the family. She learned from one busy male CEO the secret. Besides company and work goals, one must always set goals for just for oneself, as well as the family. About 2-3 goals for sure in a year must be achieved!

彼女の場合は、自分だけの時間は、ボディマッサージとエステには必ず行く時間を作っている事。又子供達と家族で楽しめる旅行や子供の学校関係の行事を楽しむ事が家族全員の満足度につながっていると話していました。
そして、サファリに息子3人と母親のみで出かけて得た満足についてや、彼女もスイスの女性と同様に回りからの批判を経験したので、息子たちに「家にいる母親でいて欲しいか」と聞いたところ、息子たちは「ママが家にいつもいると教育ママになり、自分達の自由時間がなくなり、学校とは別なカリキュラムでぎっしりプランされてしまうので、働いていてもらった方が良い」と言われた話をしたので、皆が微笑んだりしました。
For herself, she always makes time for her own pleasure body and facial massage. For her children and family a trip to be enjoyed by all and activities that are revolving around school would be always set aside. This way everyone feels great satisfaction and something to remember by. Last year her 3 boys and she went on a wonderful safari, which they still talk about. Also like the Swiss CEO, she was also criticized by other mothers, and she had asked her sons if she should be a stay at home Mom. However, her sons said, “If you are here Mom, you will always tell us what to do and not to do and plan all our extracurricular activities besides school, so we would have no freedom to enjoy our own time. Please continue to keep working!” All of us smiled at what she said.

こうして、あっという間に1時間のデイスカションが終わり、全体会議のアナウンスで、名刺を交換し、終了となりました。
The one hour zipped past us and after the plenary session was announced, we ended by exchanging business cards.


| Maki | D&Iイベント報告 | 23:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
GWS 分科会レポート ”リーダーシップ”

Global Summit of Women 2009 in Chileの参加者による分科会レポートを
掲載します。

●5つの力でリーダーシップを身につけよう

By 荒金雅子(株式会社クオリア代表取締役)


企業関係者が多く集まるのはリーダーシップセッションだ。毎回、エグゼクティブ女性の体験談やスキルアップの手法などが紹介される。今年の内容も、Taking Risks and Its Role in Career Growth Understanding and Developing an Effective Leadership Style Effective Conflict Resolution in the Workplace. Becoming Comfortable with Negotiating など日本の働く女性が直面する課題と共通するテーマばかりだった。

(画像をクリックすると大きな画像が見られます)。

その一つ「Understanding and Developing an Effective Leadership Style」は、マッキンゼーUSAのJoanna Barsh と同ブラジルのManuela Artigas による女性のリーダシップ開発に関するワークショップだ。
GSWの分科会は基本的にパネラーのスピーチと会場とのQ&Aで構成されることが多く、資料やレジュメが配布されることはめったにない。しかし、このセッションでは分厚いワークブックが手渡され、ワークをしながらグループディスカッションするという内容。それだけで得した気分だ。(笑)
女性のキャリアを考えるとき、その出発点における差はそれほど大きくはない。教育、知性、仕事への意欲等々。だが、エグゼクティブやトップリーダー層になると圧倒的に男性の独壇場、その差は歴然としたものになる。キャリアのプロセスで何があるのだろうか。そんな問題意識から、マッキンゼーは2004年から世界各国85人の女性リーダーにインタビューを行った。さらに同社で働く女性社員へのヒアリング、心理学や組織行動学、生物学などの学術的調査などを統合し、そこから見えてきた相互に関係するリーダーシップスキルの5つの課題を抽出した。その内容を2008年「Centered Leadership」モデルとして公開、若手リーダー育成に活用している。今回のWSは、そのリーダーシップ開発プログラムを体験するというもの。

リーダーシップの5つの要素とは、Meaning(核となる強みを見つける)、Framing(自分を知り楽観的になる)、Connecting(強力なネットワークを構築する)、Engaging(自己依存、自分との関係を再構築する)Energizing(エネルギーを与える)。この5つの要素にそってワークを進めるのだが、自分のコアバリュー(強み)を書き出したり、日頃のモノの見方や人間関係を見つめ直したり、恐れや不安とのつきあい方を考えたり・・・と、一つひとつは特に目新しいものではなく、日本でもおなじみのワークばかり。ただ、テーマごとに世界中の女性リーダーのインタビュー映像が流れ、そのテーマにまつわるエピソードを語る姿は説得力があった。(この面々がすごい人ばかり。映像だけでも相当パワーをもらいました!)ネットワーキングの重要性や恐れや不安との立ち向かい方、自分を勇気づける言葉など、自分達がどのようにキャリアを築いてきたかをリアルに語る映像はインパクトがあった。このようなインタビューができるのもマッキンゼーならではだろう。
理論をきき女性リーダーの言葉に納得し、ワークを通して各国から参加したメンバーと話し合うことによって、5つの要素が統合されることで女性リーダー育成の力になるのだということを再確認することができた。
 
同じテーブルのチリ人女性は、「失敗すると思うとなかなか一歩踏み出せないのよね」と話していた。GSWの参加者はパワーとエネルギーにあふれた人ばかりだと思うのだが、その彼女たちでさえ、このようなワークから勇気と行動力を得ているのだ。いわんや日本の女性達は・・。
働く女性の多くはいくつもの困難を抱えている。男性より成功することへの不安。
仕事と家庭のバランスという挑戦的な課題。ジェンダーバイアスによる感情の起伏。
Centered Leadershipプログラムは、私たちが潜在的に持っている(持たざるを得ない)
ネガティブな感情を肯定的にとらえ直し、力に変える仕掛けだといえそうだ。
| Maki | D&Iイベント報告 | 20:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
GWS 分科会レポート 交渉術 ”Negotiation’s 4p”

Global Summit of Women 2009 in Chileの参加者による分科会レポートを
掲載します。

Leadership Development Track:
Becoming Comfortable with Negotiating



By 野村るり子(Hopes.inc 代表取締役)

<Panelist>
Moderator:
Trudy Fahie, Vice President, Financial Services, Wal-Mart Canada
Speaker:
Celina B. Realuyo, College of International Security Affairs, National Defense University (U.S.A)/Carola Schemidt, Managing Director, Compania de Alimentos, CC S.A. (Chile)/Victoria Cardenas Simons, Managing Director of the Boyden Institute (Chile)

ハーバードビジネススクールで交渉術を学んだMs. Realuyo、および大手企業のマネージャーのMs. SchmidtとMs. Simonsの主張の核となる部分は同じであった。そこで、今回は、共通していた部分をエッセンスとして紹介する。

Ms. Realuyo, the HBS graduate and Ms. Schemidt and Ms. Simons, a manager of a large corporation stressed the similar points to be covered during a negotiation.

交渉を「準備段階」と「実施段階」とに整理し、おのおのの段階で必要なポイントを整理する。
Dividing a negotiation into two stages, ‘preparation’ and ‘during the preparation and closing’, I list the important points accordingly.

準備段階  Preparation:
・交渉の目的を明確にしておく。
 Clearify the objectives.
・交渉相手について調査しておく。
 Research what you are about to negotiate.
・ロールプレイ(練習)をしておく。
 Role play in advance.
・自己のニーズとウォンツを明確にしておく。
 Distinguish your Needs and Wants.
・自分が相手に提供できるものを明確にしておく。
 Define what you can offer clearly.
・交渉域を決定しておく。(例:「上限、○○円までならOK!」)
 Define your limit.
・代替案を考えておく。
 Prepare your alternative plan or plans.

交渉最中の注意事項と交渉の終わり方
During the negotiation and the closing:


・感情と切り離し、冷静に話す。
Separate your emotion and objectively state the facts.
・言語のみならず、非言語も取り入れてコミュニケーションを取る。
 Verbal communication and non-verbal communication are equally important during a negotiation.
・両者がWin−Winになるよう心がける。
 Make sure the Negotiation is Win-Win.
・最終目的を基準に、どこまで交渉が進んでいるか確認する。15分、15時間、15日地点・・・。
 Once you set a long term goal, you need to check how far you have come periodically; after 15 min. 15 hours. 15 days, and so on.
・常に自己の目的が、ぶれないようにポイントを再確認しながら進む。   Restate your visions and goals.
・どのような結果に終っても、印象よく相手と分かれる。次につなげる上で重要。A successful negotiator leaves the site professionally. Make connection for the future.

最後に、重要なことを交渉の4Pで整理します。
If there are too much to remember, remember negotiation’s 4p.

1. Preparation ・・・準備する。
2. Practice・・・練習する。
3. Poise  ・・・均衡点を考える。
4. To Prevail・・・上手く終える。

女性リーダーに特化することなく男性にとっても大変有益な情報であった。This session covered highly valuable messages not only for woman leaders, but also for men.



| Maki | D&Iイベント報告 | 19:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
Global Summit of Women 2009に参加しました!

Global Summit of Women 2009 in Chileに参加してきました。

今年のテーマは” A Resounding Success”
Setting New Paradigms for Business and Political Leadership
です。場所は、Santiago, Chile、日程は5月14-16日の3日間です。

 
このサミットは、北京女性会議以降、女性が力をつけて、ビジネスや政治の分野でリーダーシップを発揮し、女性同士お互いに支援しあおうという目的で毎年世界の各都市で開催され、今年で19回目となります。毎回世界中からの参加者が増え続け、1500人を超えるほどとなっています。
今年は、世界経済の落ち込みや新型インフルエンザの影響もあり、参加者数の減少などが懸念されましたが、世界50カ国を超える国々からの参加者570名で会場のシェラトンホテルは常に満席状態、スペイン語が飛び交う熱気あふれるサミットとなりました。


ホスト国チリの大統領 Michelle Bachelet 氏からの開会の挨拶をはじめ、
お隣ペルーのMinister of Justiceのスピーチ、前開催地ベトナムの副首
相へのQ&Aコーナーなど政治リーダーの参加が目立ったサミットでした。
また、ヨーロッパからの参加者が少なく、チリ、アルゼンチン、ペルーら
ラテンアメリカ諸国からは多くの女性が参加していましたが、以外の途上
国からの参加者が多いのも特徴的でした。特に目立ったのは、アフリカ諸
国(南アフリカ(含高校生)やナミビア、ナイジェリアなど)からの参加者と次回開催
国中国の70名、ベトナムから50名の女性たちの参加です。日本からは、往復に大変時間がかかることから、今年の参加者は少なく、GEWEL3名を
含む、総勢8名の参加で、なんとか存在をアピールしてきました。



プログラムは、多彩な内容で、全体会では、ラテンアメリカ女性の現状分析と課題の提示がおこなわれ、また政府と企業のパートナーシップのあり方やグローバル企業の社会的責任、破綻後の世界経済といった時事問題が話し合われました。参加者やラテンアメリカ事情を反映して、スモールビジネス起業に関する課題やマイクロクレジット、女性弱者への支援、10代女性の起業支援などのテーマについて各国からのパネリストがディスカッションし、経験のシェアが行われました。
3日間のプログラムは下記のとおりです。

Thursday, May 14
8:00 a.m. - 4:00 p.m. Summit Registration
9:00 a.m. - 4:00 p.m. < Pre-Summit Ministerial Roundtable> “Public/Private Sector Partnerships: Advancing Girls and Women’s Economic Opportunities”
3:00 p.m.- 4:30 p.m. Pre-Summit Session: Doing Business with Chile
5:30 p.m.- 7:00 p.m. Opening Ceremony
7:30 p.m.- 9:30 p.m. Welcoming Reception and Dinner

Friday, May 15
8:00 a.m. - 9:00 a.m. Networking Breakfast
9:00 a.m. - 10:00 a.m. <Plenary Sessions >
Megatrends in the World’s Economy Post-Meltdown;
Profile of Latin American/Caribbean Women
10:00 a.m.- 11:00 a.m. Vice Presidents’ Forum: Defining a New Political Leadership Paradigm
11:00 a.m.- 12:00 p.m.
Ministerial Best Practices in Business and Government Partnerships Advancing Women
12:00 p.m.-- 1:15 p.m Luncheon Networking
1:15 p.m.- 2:15 p.m. <Luncheon Program>
Dialogue with Women Entrepreneurs
2:15 p.m. - 2:45 p.m. Break
2:45 p.m.- 4:15 p.m.
1. Entrepreneurial Track: Second Chance: Overcoming Fear of Failure
2. Microenterprise Track: Microenterprise Sales and the Internet -; Do’s and Don’ts
3. Leadership Development Track: Taking Risks and Its Role in Career Growth
4. Issues Track: Engaging Young Women and Girls in the Technology Industry
4:30 p.m. - 6:00 p.m.
1. Entrepreneurial Track:
Is Social Responsibility Separate From Entrepreneurship?
2. Leadership Development Track :
Understanding and Developing an Effective Leadership Style
3. Issues Track :
Media and How it Defines Women in Business
< Special Session: YOUTH FORUM>
8:00 p.m. - 10:00 p.m.
Global Women’s Leadership Awards and Gala Dinner

Saturday, May 16
8:00 a.m. - 9:00 a.m. Networking Breakfast
9:00 a.m. - 10:15 p.m. <Plenary Sessions>
Best Practices in Corporate Social Responsibility
10:30 a.m. - 12:00 p.m.
Women CEO Forum: Lessons from the Global Corporate Crises for the 21st Century Economy
12:15 p.m. -1:15 p.m. Luncheon Networking
1:15 p.m.- 2:15 p.m. <Luncheon Program>
Combating Violence Against Women -; Public and Private Sector Initiatives
2:15 p.m. - 2:45 p.m. Break
2:45 p.m. - 4:15 p.m. < Breakout Sessions>
1. Entrepreneurial Track: Gauging Your Business’Export Readiness
2. Microenterprise Track: Scaling Up: Moving Microenterprises to Mainstream Business
3. Leadership Development Track: Effective Conflict Resolution in the Workplace
4.Issues Track :
Women and Wealth Creation: Women’s Investment Funds
4:30 p.m. - 6:00 p.m.
1. Entrepreneurial Track : Exit Strategies for Business Owners -When is the Right Time to Sell?
2. Microenterprise Track : Assessing Microentrepreneurship and
its Impact on Women
3. Leadership Development Track: Becoming Comfortable with Negotiating
4. Issues Track: Business Ethics: Moving Beyond the Bottom Line
6:15 p.m. -7:15 p.m. Closing Ceremony
7:15 p.m. -8:45 p.m. Closing Reception

主な内容や参加者などは下記のHPにて、GWSの画像、CNNなどで放映
された映像が見られます。
http://www.globewomen.org/summit/Summit.htm

各参加者による分科会レポートはのちほど掲載予定です。ご期待ください!

By ささき
| Maki | D&Iイベント報告 | 20:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
Report:仕事の質を上げる”カネ、情報、感情”

仕事の質を上げる”カネ、情報、感情”
ILO創立90周年・日本ILO協会創立60周年記念特別シンポジウムに参加して
By 小西ひとみ

4月27日(月)13時から国連大学ウ・タント会議場(UNハウス)で、
ILO創立90周年・日本ILO協会創立60周年記念特別シンポジウムが
「ディーセント・ワークへの挑戦-世界経済危機の下で人間らしい仕事
と職場を求めて」 というテーマで開催されました。

ILO(International Labour Office)は国連機関の一つで、政府、使用者、
労働者の三者代表が結集して、政策や計画を共同で策定したり、国際労
働基準を策定し、監視する役割を担う国際的な組織です。
そしてILOが現在推進している「ディーセント・ワーク」は「働きがいの
ある人間らしい仕事」と日本語に訳されています。ディーセント・ワーク
とは、個人の能力開発と社会的統合、および人々が自らの不安を表明し、
自らの生活に影響する決定に団結して参加する自由へのよりよい展望を
意味しており、それはすべての男女に対する機会と待遇の平等を実現する
ものであると表明しています。

今回の記念特別シンポジウムは、祝辞、現在までの活動、基調講演、パネ
ルディスカッションが行なわれました。
基調講演は、伊丹敬之氏(東京理科大学総合科学技術経営研究科長教授)
の「日本企業の人本主義経営 ―人に着目した経営・雇用のあり方―」
でした。
その中で「仕事の現場に流れるものは、カネ、情報、感情の三つの
流れが不可避的に同時に発生している。仕事の質を問う時、三つの流れ、
それぞれの質を問う必要があり、その三つの合計が本当の仕事の質である」
と話されていたのが印象に残りました。また「現在は”カネ”に偏りすぎ
ているのではないか」と強く訴えておられました。

この三つの中の「感情」が、D&Iと関わりがあるのではと思いました。
多くの仕事の現場では、いろいろな人たちとともに仕事をしています。
気の合う人もいれば、意見が対立する人もいますし、ネガティブな考えの
人や、ジェンダーの違いもあるでしょう。そんな中ではお互いの感情や考
えは、分かりあえると考えるよりも、むしろ感情を抑えて行動しているこ
とが多いと思います。でも、それでは「本当の仕事の質」は得られません。

「よい感情の質」とは、つまり人間としての尊厳が確保され、互いに信頼
できている心の状態のことです。そんな仲間と仕事が出来るとしたら仕事
の質は向上するに違いありません。
そのためには、個人の違いを認め、その違いをプラスのベクトルに変えら
れる「心の受け止め方」や「物事の捉え方」を学んでいく必要があります。

今までの価値観や観念に束縛されない自由な発想も、D&Iから生まれて
くると思っています。ILOが推進する”ディーセント・ワーク”と”D&I”の目的は、大きなところで 一致しているのです。

ILO駐日事務所 http://www.ilo.org/tokyo

伊丹 敬之 
「デジタル人本主義への道―経営の未来を見誤るな―」
日経ビジネス人文庫(2009)

| Maki | D&Iイベント報告 | 11:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
GEWEL Housewarming and Networking Party was a great success

GEWEL Housewarming and Networking Party was
a great success with many flowers, bottles of
wine, and cakes/cookies delivered to our new
office by many of the participants. At the
Spanish restaurant, Cervantes, over 100 people came
and celebrated with all the directors of GEWEL.

by Ann Sado

After a quick welcome speech by Kimiko Horii,
a dynamic Toast was made by our advisor,Takashi Kiuchi.
After delicious dishes of Spanish food ending in a huge pan
of paella, our director, Nobuo Udagawa,was introduced to
speak briefly about the Survey on the Consciousness of Businesspersons, which had over 10,000 samples.
Many issues could be addressed from this survey concerning
Diversity & Inclusion.

One of the next steps that required further study was
the definition of Inclusion to clarify the understanding
of how diversity could be implemented in the most effective
way. We believed after reading "The Inclusion Breakthrough,
Unleashing the Real Power of Diversity" by Frederick A.
Miller and Judith H. Katz, that in many cases D&I in Japan
is still "Diversity in a Box" which is not fully developed
and understood.

GEWEL decided that we had to "Walk the Talk" by having
our code of conduct
after several meetings by members of
the Inclusion Study team of Sachiko Fujii, who spearheaded
the committee with Hitomi Konishi, Maki Sasaki, and myself,
Ann Sado, as members. J&J after certain review of their
business practices implemented their Credo that is put up
on the wall of the corporate entrance. The same could be
said of our advisor, Masanori Kanda's ALMACREATIONS K.K.,
which has the Credo posted in each of their office with
all the employees reciting the Credo daily and changing
any line of the content if new issues came about that
necessitated such a change.

We believe that in order for GEWEL to achieve our Vision,
we have to practice ourselves what we preach! Our code of
conduct is simple but has been decided as below.

* Let us treat others as we would like to be treated.
Let usbe open-minded.
* Let us greet each other with a true smile.
(This is the most basic step when we work with other people.)
* Let us be interested and have concern in people.
* Let us convey clearly our thought and what we would like
to say. (Secure and safe work environment is a must!)
* Let us listen until the very end what another says. (Let
us be aware of the authentic and true intent of another.)
* Let us make sure that no one is excluded. (Let us be aware
of the reason if exclusion is taking place.)


For our Slogan, we found the following quote.
* We are like all people: As human being,
we share similar needs and wants - to experience joy
and love,to be safe, etc.
* We are like some people: We share culture and experience.
* We are like no other people: We are each unique unto ourselves.

As for Inclusive Behavior as defined in "The Inclusion
Breakthrough, Unleasing the Real Power of Diversity"
by Frederick A. Miller and Judith H. Katz, we have quoted as
below, which was instrumental in creating our Code of Conduct.

* All individuals must learn to greet others authentically.
* In a truly inclusive environment misunderstandings are addressed and disagreements resolved as soon as possible.
* Team members must take the time to listen, listen, listen,
and respond when people share their ideas, thoughts, and perspectives.
* Everyone must communicate clearly, directly, and honestly.
* Everyone on the team needs to understand the group's
tasks and how each task relates to the mission of the
organization.
* Every person on the team has a contribution to make,
so make sure ALL voices are heard.
* Ask other team members to share their thoughts and
experiences, and accept all frames of reference.
* Notice the behavior of each person on the team, and
speak up if you think people are being excluded.
* Make careful choices about when the team will meet and
what it will work on.
* Be brave.
| Maki | D&Iイベント報告 | 01:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
ハウスウォーミングパーティー開催!

桜がちらほら咲き始めましたね。
3月27日(金)GEWELの新オフィス移転記念とお花見をかねて
ハウスウォーミングパーティを開催しました。

19時からフューチャー500代表の木内孝さんの挨拶。
「いま日本は待ったなしのところにいる。
いまこそみなさんの出番です!」にみんなで乾杯♪



100名を超える人たちが参加くださいました。
ダイバーシティ&インクルージョンへの関心が高まっているのを
実感します。


ともにD&Iに関心を寄せる人たち同士、ネットワーキングに
花が咲きました。


会場のスペインレストラン”セルバンテス”は新オフィスの近くのスペイン文化センターの7階にあります。熱気が伝わってきます。




皆様とともに、日本社会にダイバーシティ&インクルージョンの
風を起こしましょう。乾杯!



| Maki | D&Iイベント報告 | 22:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
NPO法人GEWEL
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